
この記事のまとめ
- 第38回(2025年度)介護福祉士国家試験の合格率は70.1%
- 介護福祉士国家試験の合格基準は60%で、合格点は問題の難易度で決まる
- 介護福祉士試験の合格に効果的な勉強法は、「過去問を解いて対策する」など
「最新の介護福祉士の合格率は何%?」と気になる方もいるのではないでしょうか。2026年1月実施の第38回介護福祉士国家試験の合格率は70.1%です。近年の合格率は70~80%前後で推移しています。この記事では、過去10年の介護福祉士国家試験の合格率をご紹介。合格基準や難易度も解説します。新しく導入されたパート合格の制度や、効果的な勉強法も説明するので、介護福祉士を目指す方はご一読ください
介護福祉士とはわかりやすくいうとどんな資格?取得方法や試験概要を解説!目次
第38回(2025年度)介護福祉士国家試験の合格率
厚生労働省の「第38回介護福祉士国家試験合格発表について」によると、2026年1月25日に実施された第38回介護福祉士国家試験の合格率は70.1%です。受験者数は7万8,469人、合格者数は5万4,987人でした。
以下の表に、年齢別の合格者数と合格者に占める割合をまとめました。
| 年齢 | 合格者数(割合) |
|---|---|
| ~20歳 | 3,702人(6.7%) |
| 21~30歳 | 1万5,727人(28.6%) |
| 31~40歳 | 1万43人(18.3%) |
| 41~50歳 | 1万1,970人(21.8%) |
| 51~60歳 | 1万927人(19.9%) |
| 61歳~ | 2,618人(4.8%) |
参考:厚生労働省「第38回介護福祉士国家試験合格発表について:参考(p.2)」
同ページの「参考(p.2)」によると、合格者の年齢層は21~30歳が最多の1万5,727人で、全体の28.6%です。また、41歳以上の合格者が全体の46.5%で、40歳を超えてから介護福祉士の資格を取得する方も多くいます。
出典
厚生労働省「第38回介護福祉士国家試験合格発表について」(2026年3月18日)
働きながら資格を取る方法教えます
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第38回介護福祉士国家試験の条件別の合格率
ここでは、第38回介護福祉士国家試験の合格率を、「受験資格」「外国人の在留資格」ごとの条件別にご紹介します。
受験資格別の合格率
厚生労働省の「第38回介護福祉士国家試験合格発表について:参考(p.2)」によると、第38回介護福祉士国家試験の受験資格別の合格率は以下のとおりです。
| 受験資格 | 受験者数 | 合格者合格者数数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 介護福祉士養成施設 | 7,824人 | 4,603人 | 58.8% |
| 社会福祉施設の介護職員等 | 4万8,612人 | 3万3,893人 | 69.7% |
| 訪問介護員等 | 9,706人 | 7,985人 | 82.3% |
| 介護老人保健施設、介護医療院の介護職員等 | 4,892人 | 2,989人 | 61.1% |
| 医療機関の看護補助者等 | 5,355人 | 3,631人 | 67.8% |
| 福祉系高等学校(専攻科を含む) | 2,024人 | 1,839人 | 90.9% |
参考:厚生労働省「第38回介護福祉士国家試験合格発表について:参考(p.2)」
最も合格率が高かったのは福祉系高等学校ルートで、受験者の90.9%が合格しています。一方、介護福祉士養成施設ルートの合格率は58.8%で、ほかのルートで受験資格を得た方より低い結果でした。
介護等の実務経験で受験資格を得るルートでは、「訪問介護員等」の合格率が最も高い82.3%です。訪問介護員(ホームヘルパー)は、関わる利用者さんの幅が広い傾向にあったり、資格を取得してから現場で実務経験を積んでいたりするため、介護福祉士に必要な知識が定着しやすいのかもしれません。
外国人の在留資格別の合格率
第38回介護福祉士国家試験における在留資格別の合格率は、特定活動(EPA)が31.8%、特定技能1号が33.0%、技能実習が43.9%でした。受験者数と合格者数は下記のとおりです。
| 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
|---|---|---|---|
| 特定活動(EPA) | 1,196人 | 380人 | 31.8% |
| 特定技能1号 | 1万406人 | 3,435人 | 33.0% |
| 技能実習 | 517人 | 227人 | 43.9% |
参考:厚生労働省「第38回介護福祉士国家試験におけるEPA介護福祉士候補者の試験結果(p.2)」「第38回介護福祉士国家試験の受験者・合格者の推移」
在留資格別の介護福祉士国家試験の受験者数は、「特定技能1号」の方が増加傾向にあります。第37回試験における特定技能1号の受験者数は4,932人でしたが、今回の第38回試験では1万406人と、1年で2倍以上に増加しました。
特定技能1号の合格率は33.0%(前回33.3%)とほぼ横ばいですが、母数となる受験者数が増えたことで、合格者数も1,643人から3,435人へと倍増しています。
また、「特定活動(EPA)」は、日本とインドネシア・フィリピン・ベトナムの経済連携協定に基づく枠組みで、受験者は1,000人前後の年が多いようです。
出典
厚生労働省「第38回介護福祉士国家試験合格発表について」(2026年3月18日)
介護福祉士国家試験の過去10年の合格率の推移
厚生労働省の「第38回介護福祉士国家試験の受験者・合格者の推移」をもとに、介護福祉士国家試験の過去10年の合格率の推移を以下にまとめました。
| 実施回(年度) | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 第38回(2025年度) | 7万8,469人 | 5万4,987人 | 70.1% |
| 第37回(2024年度) | 7万5,387人 | 5万8,992人 | 78.3% |
| 第36回(2023年度) | 7万4,595人 | 6万1,747人 | 82.8% |
| 第35回(2022年度) | 7万9,151人 | 6万6,711人 | 84.3% |
| 第34回(2021年度) | 7万8,469人 | 5万4,987人 | 72.3% |
| 第33回(2020年度) | 8万4,483人 | 5万9,975人 | 71.0% |
| 第32回(2019年度) | 8万4,032人 | 5万8,745人 | 69.9% |
| 第31回(2018年度) | 9万4,610人 | 6万9,736人 | 73.7% |
| 第30回(2017年度) | 9万2,654人 | 6万5,574人 | 70.8% |
| 第29回(2016年度) | 7万6,323人 | 5万5,031人 | 72.1% |
参考:厚生労働省「第38回介護福祉士国家試験の受験者・合格者の推移」
近年の介護福祉士国家試験の合格率は、70~80%前後で推移しています。
前回の2024年度第37回試験は、受験者数7万5,387人、合格者数5万8,992人で、合格率は78.3%でした。2025年度の第38回試験では、受験者数が前年度より3,082人増加しましたが、合格率が低下して合格者数は4,005人減少しました。
出典
厚生労働省「第38回介護福祉士国家試験合格発表について」(2026年3月18日)
介護福祉士国家試験の合格基準
ここでは、介護福祉士国家試験の合格基準をご紹介します。2025年度の第38回試験から導入された「パート合格」の合格基準も解説するので、チェックしてみてください。
全パートの総得点の合格基準
厚生労働所の「第38回介護福祉士国家試験の合格基準及び正答について(p.1)」によると、介護福祉士国家試験の合格基準は下記のように決められており、2点どちらも満たす必要があります。
- 総得点125点に対し、60%を基準に補正が入った点数を得点する
- 11科目群すべてで得点する
合格基準点を超えても、得点がない科目群があると不合格になるので、バランス良く対策しましょう。
なお、2025年度の第38回介護福祉士国家試験の合格基準点は64点でした。125点の60%は75点なので、補正により合格基準点が引き下げられたことが分かります。合格基準点が低いことに加え、合格率が近年のなかで低かったことから、第38回試験は問題の難易度が高かったと考えられるでしょう。
パート別の合格基準
第38回介護福祉士国家試験から「パート合格」が導入されました。基本的に初回受験では全科目を受験し、上記でご紹介した合格基準を満たせなければ不合格となりますが、パート合格が認められると再受験しやすいでしょう。
介護福祉士国家試験のパート合格とは、試験科目をA・B・Cの3つのパートに分けて合否を判定する制度です。パートの合格基準点以上を獲得し、パートを構成するすべての科目群で得点があれば、そのパートの合格が認められます。
以下で、第38回試験のAパート・Bパート・Cパートの合格基準点と、各パートの合格者数を確認してみましょう。
| Aパート | Bパート | Cパート | |
|---|---|---|---|
| 合格基準点 | 32.23点/60点 | 20.43点/45点 | 11.33点/20点 |
| 合格者数 | 3,935人 | 1,509人 | 6,181人 |
参考:厚生労働省「第38回介護福祉士国家試験の合格基準及び正答について(p.1)」「第38回介護福祉士国家試験合格発表について」
上記の合格基準点は、すべてのパートを受験した全受験者の各パートの平均得点の比率と、全体の合格基準点から計算された点数です。試験年によって合格基準点は異なるので、参考程度にご覧ください。
パート合格は2年間有効で、再受験の際は、合格したパートの解答を翌々年まで免除してもらえます。たとえばCパートでパート合格をした場合、再受験の際にA・Bパートの科目の勉強に注力できるでしょう。
パート合格についてさらに詳しく知りたい方は、「介護福祉士のパート合格とは?受験の仕組みは?試験科目や合格基準をご紹介」をチェックしてみてください。
出典
厚生労働省「第38回介護福祉士国家試験合格発表について」(2026年3月18日)
介護福祉士の資格取得の難易度は?
介護福祉士国家試験では、介護に関する専門的な知識が問われるので、合格するには十分な学習が必要です。ここでは、介護福祉士国家試験の難易度を解説します。
ほかの国家資格より取得を目指しやすい
介護福祉士国家試験の合格率は、福祉系の国家資格のなかでは比較的高い水準です。社会福祉士の過去5年間の合格率は過去5年間で30〜60%程度で推移しているのに対し、介護福祉士は70〜80%前後と高い合格率で推移しています。
一方、精神保健福祉士の過去5年間の合格率は65~78%で、直近2025年度の試験では介護福祉士の合格率を上回りました。しかし、社会福祉士や精神保健福祉士の国家試験を受験するには、大学や養成施設の卒業が必須です。
介護福祉士は「実務経験3年+実務者研修」という、現場で働きながら受験を目指せるルートが確立されています。試験自体の門戸が広く、しっかりと対策を立てれば着実に合格を目指せる点から、介護福祉士は社会人が取得に挑戦しやすい資格といえるでしょう。
出典
厚生労働省「第38回社会福祉士国家試験合格発表」(2026年3月18日)
厚生労働省「第28回精神保健福祉士国家試験合格結果を公表します」(2026年3月18日)
「介護福祉士は誰でも受かる」は間違い
介護福祉士国家試験の合格率は約70%前後と高いですが、約30%の人が不合格になっていることから、誰でも受かるとはいえません。
介護福祉士の合格に必要な勉強時間は250時間程度といわれており、合格には十分な対策が必要です。簡単だと油断していると不合格になってしまう可能性があるので、しっかり対策して試験に挑みましょう。
資格取得の難易度の感じ方は人それぞれ
介護福祉士の資格取得の難易度をどのように感じたかについて、レバウェル介護(旧 きらケア)が独自調査を行った結果を以下にまとめました(回答数:179名、調査時期:2023年11月)。

介護福祉士の資格取得が「簡単だった」「そこそこ簡単だった」と回答した人の合計は36.8%、「どちらともいえない」は34.6%、「そこそこ難しかった」「難しかった」の合計は28.5%でした。
人によって資格取得の難易度の感じ方は異なります。受験資格を得るルートや勉強時間をどの程度確保できるのかといった状況も人それぞれなので、一概に難易度が高いとも低いとも言い切れません。
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介護福祉士は簡単すぎって本当?合格率や受験資格から取得の難易度を解説
介護福祉士国家試験に落ちる人の特徴
介護福祉士国家試験は、国家資格の試験のなかでは比較的合格率が高いものの、毎年受験者の30%前後が試験に落ちています。以下で、介護福祉士国家試験に落ちる人の特徴を紹介するので、失敗例をチェックして同じミスをしないように意識しましょう。
- 誰でも受かると油断している
- 勉強時間が足りていない
- 過去問を解いていない
- 実務経験者は勉強しなくても受かると過信している
- 問題の出題形式を理解していない
- 解けなかった問題の見直しをしていない
合格率の高さから、「誰でも受かるだろう」「経験者だから受かるだろう」とあまり勉強せずにいると、落ちてしまう場合があります。試験に合格するには、合格基準や出題形式を把握して対策することが欠かせません。
介護福祉士国家試験に落ちる人の特徴については、「介護福祉士国家試験に落ちる人の特徴は?合格率や受かるコツ、勉強法も解説」の記事でも解説しているので、気になる方はご一読ください。
▼関連記事
介護福祉士試験に落ちたら?考えられる原因と合格に向けた勉強方法を解説
介護福祉士国家試験の合格に効果的な勉強法
介護福祉士試験は年1回しか実施されず、不合格になると次の年度まで資格取得のチャンスを待たなくてはなりません。介護福祉士は給与やキャリアに関わる資格のため、「一発で合格したい」という方もいるでしょう。
下記では、介護福祉士国家試験に合格するための勉強法を紹介するので、「勉強法や対策を知りたい」という方は参考にしてみてください。
自分に合った勉強法を選ぶ
働きながら介護福祉士を目指す場合の勉強法として、「独学」や「通信講座の利用」があります。自分のペースで勉強を進めたい方は「独学」、人に教えてもらったほうが分かりやすい方や、独学ではモチベーションが保てない方は「通信講座の利用」が向いているでしょう。
レバウェル介護(旧 きらケア)が「介護福祉士を取得するために資格スクールを利用しましたか?」というアンケートを実施したところ、利用した方が30.7%、利用しなかった方が69.3%と、独学で学習している人のほうが多い結果でした(回答数:179名、調査時期:2023年11月)。
この結果から、「試験に合格するために通信講座やスクールに通わなければならない」ということはなさそうです。介護福祉士国家試験に合格するためには、自分に合った勉強法を選ぶことが重要といえます。
無理のないスケジュールで勉強を進める
合格点を超えていても、得点のない科目群があれば不合格となってしまいます。すべての科目群で得点するためには、しっかりと学習スケジュールを立てることが大切です。「短期集中で勉強する」「長期的に毎日コツコツと勉強する」など、自分の性格や仕事との兼ね合いを考慮して決めましょう。
レバウェル介護(旧 きらケア)の同調査における学習スタイルのアンケートでは、「毎日のスキマ時間でコツコツ勉強した」と回答した方が44%(79名)で最多でした。休日にまとめて勉強するのではなく、毎日少しずつ計画的に勉強を進める方が多いようです。
解説が充実した問題集を選ぶ
問題集や参考書を選ぶ際は、「解説が充実しているか」「最新のテキストであるか」を確認しましょう。解説が充実しているテキストであれば、効率的に理解を深められます。
また、介護福祉士国家試験は、社会情勢を受けて問題が変化したりカリキュラムが更新されたりする場合も。介護保険制度は基本的に3年に1回以上見直しが行われるので、最新の情報が反映されているか販売年などをチェックすることも、参考書を選ぶ際の大切なポイントです。
過去問を繰り返し解いて対策する
過去問を解き、つまずく分野があったら重点的に復習します。繰り返し解くことで、理解を深められるでしょう。
時間をかけて徹底的に対策するなら、問題集から苦手な分野や問題だけを抜き出し、自分だけのオリジナルノートを作るのもおすすめです。苦手な箇所は忘れやすい部分でもあるので、完全に定着したと思うまで何度も復習しましょう。
スキマ時間に無料の学習ツールを活用する
介護福祉士国家試験の対策として、スマホアプリの学習ツールを活用するのもおすすめです。通勤時間や休憩時間など、スキマ時間に勉強する際に役立てられます。無料で利用できるものもあるので、自分に合ったものを探してみましょう。
介護福祉士国家試験に活用できるアプリが気になる方は、「介護福祉士アプリのおすすめ2選!活用するメリットと勉強方法のポイント」を参考にしてみてください。
適度に息抜きしながら学習する
試験に合格するためにコツコツ勉強を積み重ねることは重要ですが、学習を継続するには適度な息抜きも大切です。音楽を聴いたり、時間を決めてテレビを見たりするなど、リラックスする時間もあったほうが負担に感じにくいでしょう。集中力が切れていると感じたら、一度外に出て散歩をしたり買い物をしたりすることで、気分転換になるかもしれません。
やる気が出ない日は、勉強の後に好きなものを食べる、映画を見るなど、自分にとってのご褒美を作るのも良いモチベーション維持の方法です。
▼関連記事
介護福祉士国家試験の勉強方法とは?効率の良い受験対策と合格するコツ
介護福祉士国家試験の概要
ここでは、介護福祉士国家試験の概要を紹介します。受験資格や試験内容、スケジュールなど、介護福祉士国家試験を受けるなら必ず知っておく必要のある内容なので、目を通してみてくださいね。
受験資格を得る方法
介護福祉士国家試験の受験資格を得る方法は4つあります。

ここでは、養成施設ルート・実務経験ルート・福祉系高校ルート・EPA(経済連携協定)ルートの4ルートの詳細をそれぞれ説明します。
養成施設ルート
養成施設ルートとは、介護福祉士養成施設に通学し、卒業の年や卒業後に介護福祉士国家試験を受験するルートです。最終学歴が高卒の場合は最低2年、福祉系大学や社会福祉士養成施設などを卒業している場合は最低1年の通学が必要となります。
実務経験ルート
実務経験ルートでは、受験資格として「介護等の実務経験3年以上」と「実務者研修の修了」を満たしたうえで、介護福祉士国家試験を受験します。
「介護職員基礎研修と喀痰吸引等研修の修了」も要件の一つですが、介護職員基礎研修はすでに廃止されているため、これから資格を取得して介護福祉士を目指す方は、実務者研修を修了するのが基本です。
受験資格として認められる実務経験については、「介護福祉士国家試験の受験資格である実務経験とは?対象の施設や職種を解説」をチェックしてみてください。
福祉系高校ルート
福祉系高校ルートでは、福祉系高校に入学し、卒業の年や卒業後に介護福祉士国家試験を受けます。通学期間は3年です。
EPA(経済連携協定)ルート
EPA(経済連携協定)ルートとは、EPAの要件に該当する外国籍の方向けのルートです。条件を満たすには、EPA介護福祉士候補者として3年以上の実務経験を積む必要があります。
各ルートについて、詳しくは「介護福祉士の受験資格を得るルートを解説!必要な実務経験や試験概要は?」で紹介しているので、気になる方はご覧ください。
試験内容
ここでは、介護福祉士の試験内容を説明します。これから受験する方は試験対策のためにも確認しておきましょう。
試験形式
介護福祉士国家試験は筆記試験のみです。試験はマークシート方式で、5つの選択肢から1つの正解を選ぶ五肢択一式で行われます。複択問題や論述問題がないため、比較的解答しやすいでしょう。
なお、以前は一部の受験者が対象の実技試験がありましたが、現在は廃止されています。詳細が気になる方は「介護福祉士国家試験の実技試験は廃止された!最新の受験制度について解説」の記事をご覧ください。
出題科目
試験は、「人間と社会」「介護」「こころとからだのしくみ」「医療的ケア」「総合問題の」領域から125問出題されます。

参考:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「試験科目別出題基準」
介護福祉士国家試験は、介護の実践に必要な知識を網羅する13科目から構成されています。制度の理解から具体的な介助技術、認知症ケアまで幅広く出題されるのが特徴です。
出典
公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「[介護福祉士国家試験]出題基準」(2026年3月18日)
試験のスケジュール
介護福祉士国家試験は、例年おおむね以下のような日程で申し込み受付や試験が行われます。
- 申し込み期間:8月上旬~9月上旬
- 筆記試験:1月下旬
- 合格発表:3月中旬~下旬
公益財団法人 社会福祉振興・試験センターの「[介護福祉士国家試験]試験概要」によると、第39回介護福祉士国家試験は、2026年8月上旬から9月上旬に受験申し込み受付、2027年1月下旬に試験が行われる予定です。受験する場合は、自分が受ける年の開催スケジュールをしっかり確認しておきましょう。
出典
公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「[介護福祉士国家試験]試験概要」(2026年3月18日)
▼関連記事
介護福祉士国家試験の合格発表はいつ?日程や登録手続き、合格基準も解説
合格後の手続き
試験に合格したら、必要な書類を期限までに提出し、資格の登録手続きを行います。合格しただけでは介護福祉士として働けないので注意しましょう。
合格後の手続きについては「介護福祉士国家試験に合格したら手続きが必要?資格登録申請の流れを解説」で解説しているので、あわせてご覧ください。
介護福祉士国家試験の合格率に関してよくある質問
ここでは、介護福祉士国家試験の合格率についてよくある質問に回答します。
第37回介護福祉士国家試験(2025年実施)の合格率はどうだった?
厚生労働省の「第37回介護福祉士国家試験合格発表について」によると、2025年1月実施の第37回介護福祉士国家試験の合格率は78.3%です。最新の第38回試験の合格率は70.1%で前年より低い結果でした。
合格率の推移はこの記事の「介護福祉士国家試験の過去10年の合格率の推移」で紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。
介護福祉士国家試験の合格点を過去10年分教えて!
厚生労働省の「介護福祉士国家試験合格発表」をもとに、過去10年分の介護福祉士国家試験の筆記試験の合格点を以下にまとめました。
| 介護福祉士国家試験 | 筆記試験の合格基準 |
|---|---|
| 第38回(2025年度) | 64点 |
| 第37回(2024年度) | 70点 |
| 第36回(2023年度) | 67点 |
| 第35回(2022年度) | 75点 |
| 第34回(2021年度) | 78点 |
| 第33回(2020年度) | 75点 |
| 第32回(2019年度) | 77点 |
| 第31回(2018年度) | 72点 |
| 第30回(2017年度) | 77点 |
| 第29回(2016年度) | 75点 |
参考:厚生労働省「介護福祉士国家試験の合格基準及び正答について(第38回、第37回、第36回、第35回、第34回、第33回、第32回、第31回、第30回、第29回)」
介護福祉士の筆記試験は125点満点で、上記の合格基準点を満たし、各科目群で得点のある方が合格となります。過去10年の試験の合格基準点は64~78点で、直近2025年度は合格基準点が低かったようです。
まとめ
2026年に実施された「第38回介護福祉士国家試験」の合格率は70.1%です。ここ5年で一番合格率が低く、合格基準点も低めに設定されていることから、試験問題の難易度は高かったと推測できます。
介護福祉士国家試験に合格するには、総得点が合格基準点を上回ることに加えて、11科目群すべてで得点することが必要です。第38回試験から「パート合格」が導入されたため、再受験による合格を目指しやすくなりました。
介護福祉士国家試験の合格率は、ほかの国家試験より高い傾向にありますが、誰でも受かるほど容易ではありません。合格するには、合格基準や出題形式に合わせて対策することが大切です。無理のないスケジュールを立て、問題集や過去問を繰り返し解き、継続的に学習すると良いでしょう。
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働きながら資格を取る方法教えます
執筆者

「レバウェル介護」編集部
お役立ち情報制作チーム
介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点


