介護福祉士の勉強法とは?合格するコツや勉強時間の目安

介護の資格 2021年10月8日
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本を開いてペンを持ち勉強している画像

介護福祉士は、実務経験を3年以上積み、かつ実務者研修を修了することで受けられる国家資格です。合格率は毎年70%前後ですが、試験対策は欠かせません。そうは言っても、「学生以来、試験勉強なんてしていなくてどう対策したらいいか忘れてしまった…」という方がほとんどなのではないでしょうか。そのような方のために、この記事では介護福祉士国家試験の対策や合格するコツなどについてご紹介します。介護福祉士を取得して、介護職としてさらなるレベルアップを目指しましょう!

目次

介護福祉士国家試験とは

介護福祉士は、介護系で唯一の国家資格です。介護福祉士を取得するには、毎年1月下旬ごろ実施される介護福祉士国家試験を受験し、合格する必要があります。合格率は毎年70%前後です。

介護福祉士国家試験の受験資格を得るための方法は、大きく分けて主に3つあります。

1つ目は介護現場で3年以上働いて実務者研修を修了する「実務経験ルート」。2つ目は福祉系の専門学校など卒業する「養成施設ルート」。3つ目は高校の福祉コースなどを卒業する「福祉系高校ルート」です。全国の受験者数は毎年7万人~9万人前後ですが、ほとんどが実務経験ルートで受験資格を得た方です。

筆記試験の科目は全部で13科目11科目群。

(1)人間の尊厳と自立、(2)人間関係とコミュニケーション、(3)社会の理解、(4)介護の基本、(5)コミュニケーション技術、(6)生活支援技術、(7)介護過程、(8)発達と老化の理解、(9)認知症の理解、(10)障害の理解、(11)こころとからだのしくみ、(12)医療的ケア、(13)総合問題の中から約120問出題されます。

合格するには「全体の約60%は得点すること」と「全科目において得点していること」が必要です。筆記試験では幅広い分野の理解力が求められ、1つでも0点の科目があると合格にはならないので満遍なく対策する必要があります。ただし、人間の尊厳と自立・介護の基本、人間関係とコミュニケーション・コミュニケーション技術は、2科目を合わせて1科目群として加点を判断されます。

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介護福祉士国家試験対策は3パターン

介護福祉士国家試験対策は、一般的に「独学」「通信講座」「通学(スクール)」の3パターンです。それぞれメリットデメリットがあるので、自分に合った方法を選ぶことが大切です。

独学の場合

メリット

  • 費用がテキスト代のみとほとんどかからず節約できる
  • 自分で勉強のスケジュールを立てられる

デメリット

  • モチベーション維持が難しい
  • わからないことを質問できない

独学のメリットは、なんと言っても費用がかからないことでしょう。参考書や問題集は高くても3,000円程度であり、インターネットやアプリを使えば無料で対策することも可能です。介護福祉士国家試験を受けるには、受験手数料として18,380円かかる(※)ため、できるだけ節約したいと考えている方にはおすすめです。また、自分で学習計画を立てられるので、忙しい介護職にもぴったりです。

ただし、自ら机に向かう必要があるので、ある程度の意志の強さが必要です。

※実務経験ルートの場合

通信講座の場合

メリット

  • プロの講座で効率よく勉強できる
  • スマホやPCがあれば手軽に受講できる

デメリット

  • 費用がやや高くなる
  • モチベーション維持が難しい

通信講座は、自宅でプロの講師の解説を聞きながら勉強できます。わからないことがあれば、メールやチャットで質問できるのでひとりで抱え込むという心配もありません。また、パソコンやスマホがあればどこでも受講できるので、隙間時間に勉強することも可能です。

ただし、独学よりは費用がかかってしまうのはデメリットの1つでしょう。サポート内容にもよりますが、2万円~5万円ほどかかるようです。また、通信講座もひとりで勉強することになるため、モチベーションの維持が難しいという側面もあります。

通学の場合

メリット

  • わからないことがあればすぐ質問できる
  • モチベーション維持ができる

デメリット

  • 費用が高い
  • 日程調整が難しい

通学の受験対策講座は、通信講座同様、プロの講師による授業を受けられるため、効率よく勉強ができます。また、わからないことをその場で聞くことができるのも大きなメリットでしょう。また、同じ目標を持つ仲間たちと同じ教室で勉強することでモチベーションも続きやすいです。

ただし、サポートが充実している分、独学や通信に比べると費用がかかってしまいます。短期講座で3万円~7万円前後、長期講座では20万円弱かかることもあります。また、授業の時間が決まっているため、働きながら通う方は予定を調整しなくてはいけません。

介護福祉士国家試験に合格するための勉強法

こちらでは、介護福祉士国家試験を受験される方に、一発合格するための勉強法をご紹介します。

まずは過去問を解いて傾向をつかむ

介護福祉士国家試験に合格するには、まず過去問を解いてみるところから始めましょう。参考書を1ページ目から読み進めたり、勉強ノートをまとめたりするよりも、過去問を繰り返し解き、試験にどんな問題が出てくるのかを実感することが大切です。

最初は間違える解答が多いでしょうが、それで問題ありません。間違えた問題の解説を読んで、次の問題を解く、間違えたら解説を読む、というサイクルを繰り返しましょう。

なお、解説を読んで理解できなかった時は、いつまでも間違えた問題にこだわらず、なるべく早く最後までやりきるのがポイントです。

何度も繰り返し解く

問題集が最後まで終わったら、もう1度最初から過去問を解いて、間違えたら解説を読む、を繰り返しましょう。2周目は1周目よりしっかり解説を理解できるように努め、3周目は間違えた問題を中心に解いていきましょう。

何度も間違えている問題があるなら、解説を声に出して読んでみたり、参考書を読んだりして正しい答えを導き出せるようになるまで何度も反復し、知識を自分に定着させましょう。

模擬試験を受けてみる

試験日本番は、緊張感で実力が出しきれない可能性もあります。できれば、本番形式の模擬試験を受けて、緊張状態でどのくらい集中できるのか試しておきましょう。

実際に会場に足を運んで受験するほか、自宅で受けられる模擬試験もあるので、自分のライフスタイルに合わせて選ぶことができます。

介護福祉士国家試験の勉強時間の目安

介護福祉士国家試験対策を独学で進める場合、半年前~3か月前くらいから始め、1日当たり毎日1時間~2時間程度勉強するという方が多いようです。

また、毎日コツコツやる方もいれば、休日にまとめてという方もいます。自分が一番続けやすい勉強方法を見つけるのが、合格への近道です。

まとめ

介護福祉士国家試験は、介護系唯一の国家資格である「介護福祉士」を取得するために受ける試験です。勉強法は主に独学、通信講座、通学の3パターンあります。

独学で勉強する場合は、過去問を繰り返し解くことで知識を定着させましょう。また、勉強時間の目安は、半年~3か月前から、1日2時間~3時間です。合格するには、自分に合った方法を見つけることが重要です。

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監修者

  • 小森 敏雄

    合同会社小森塾代表 介護講師

実務者研修等資格取得講座の運営兼講師。介護アドバイザーとして各施設にて研修実施。「現場を変える小森塾」オンラインサロン運営。著書「介護のプロを育てたい」出版。YouTube随時配信。「小森敏雄」で検索。

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