介護福祉士になるには?資格取得の方法から国家試験合格後の流れまで解説!

資格・試験 2020/08/05
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「介護福祉士になるにはどうすれば良いのか?」と疑問に思っている方は少なくないでしょう。こちらでは「介護福祉士の資格を取得するには何から始めるのか?」「費用はどれくらいかかるのか?」とよく分からずにいる方のために、介護福祉士になる方法から試験の概要、かかる費用、資格取得後の手続きまでを詳しく解説します。介護福祉士を目指している方は、ぜひ参考にしてみてください。

【目次】


介護福祉士になるには
どのルートがおすすめ?
介護福祉士ってどんな資格?
介護福祉士の試験の概要
介護福祉士になるための費用
試験に合格したその後は…
まとめ

介護福祉士になるには


介護福祉士になるには、国家試験に合格する必要があります。
しかし、国家試験を受ける前に受験資格を満たさなくてはなりません。
介護福祉士の受験資格を満たす方法は、大きく分けて3つ。いずれかの受験資格を満たして国家試験を受験しましょう。

実務経験を積む


介護福祉士の受験資格を満たす1つ目の方法は、実務経験を積むことです。
特別養護老人ホームや介護老人保健施設、デイサービス、病院などで、実際に介護職員として働いた経験が3年以上(540日以上)あることに加え、実務者研修を修了していれば、介護福祉士の国家試験を受けることができます。
この場合、福祉系の学校や養成施設を卒業していない方でも、資格を取得することが可能。
なお、正社員だけでなく、派遣やパートとして働いた経験も実務経験として認められます。
介護職員として実務経験を積んだ上で国家試験を受験し、介護福祉士の資格取得を目指すので、実技試験は免除されるのが特徴です。

養成施設を卒業する


介護福祉士の受験資格を満たす2つ目の方法は、養成施設を卒業することです。
高校や大学を卒業後、養成施設として指定を受けた福祉系の専門学校などに入学し、規定の年数を修了することで、受験資格を満たせます。
養成施設の入学資格は高卒以上。通学期間は、一般の高校や大学を卒業した場合は2年以上になります。
また、福祉系の大学または社会福祉士や保育士の専門学校などを卒業している場合は1年以上。卒業した学校の種類によって、養成施設に通う期間が変わるのが特徴です。

福祉系高校を卒業する


介護福祉士の受験資格を満たす3つ目の方法は、福祉系の高校を卒業することです。
福祉科や介護福祉コースなどがある高校や特例高校を卒業すれば、受験資格を満たすことができます。
高校に通いながら専門的な知識や技術が身に付き、実技試験も免除されるのが特徴的。筆記試験に合格すれば、早い段階から介護福祉士として活躍できるでしょう。
なお、特例高等学校の場合、卒業後に9カ月以上の実務経験を積んでからでないと国家試験を受けることができません。
また、特例高等学校の卒業者は、受験申し込み時に実技試験の有無を選択できます。実技試験を受けないと、介護技術講習の受講が必要になるので注意しましょう。

出典:厚生労働省「介護福祉士資格の取得方法について」(2020年7月31日)

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どのルートがおすすめ?


介護福祉士を目指すなら、上記で紹介した3つの内、どのルートを選べばいいのでしょうか?
こちらでは、目的に合わせてどのルートを選べばいいのかをご紹介します。

働きながら介護福祉士を目指すなら


働きながら介護福祉士を目指すなら、実務経験を積んでから国家試験を受験する方法がおすすめです。
介護職員として働きながら介護福祉士を目指す方法は実務経験ルートと呼ばれ、最もスタンダードな資格取得方法と言えます。
実務経験ルートの場合は実務経験が3年以上必要とされているので、未経験から国家試験を受けて介護福祉士になるには、最短でも3年間はかかるでしょう。
その間に実務者研修を修了しておくといいかもしれません。
また、介護福祉士は自治体や施設で資格取得を支援するために補助金や助成金が支給するところが多いので、資格取得にかかる費用を抑えられるというメリットもあります。

介護福祉士への最短ルート


介護福祉士になる最短ルートは、養成施設を卒業することです。
すぐにでも介護福祉士になりたいのなら、養成施設に通えば最短1年で卒業と同時に受験資格を得られます。
介護系の学校を卒業していなくても、最低でも3年はかかる実務経験ルートと比べると短期間で資格取得を目指せるでしょう。実技試験を受ける必要もありません。
ただし、養成施設として指定を受けた福祉系の専門学校などは費用が高めなので、金銭面や期間を考慮した上で資格を取得する方法を選びましょう。

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介護福祉士ってどんな資格?


介護福祉士とは、社会福祉士及び介護福祉士法によって定められた国家資格です。
介護のスペシャリストを目指す上で欠かせない資格で、超高齢社会の日本において非常に注目を集めています。
ご高齢者の心身のケアだけでなく、喀痰吸引や経管栄養といった医療的ケアもでき、介護職員に対する教育や指導などを行うリーダーとしての役割も期待されているのが特徴です。
介護福祉士を保有していると、高度な専門知識と介護技術を有していることを証明できるので、就職や転職時に有利に働くでしょう。

度重なる受験資格の改正


介護福祉士の受験資格は、介護人材の資質向上を図って何度も改正されてきました。
これまで実務経験ルートは、3年以上の実務経験があれば介護福祉士の国家試験を受けることができましたが、2017年から実務者研修の修了が必須となったのです。

養成施設も、これまでは卒業できれば国家試験を受けずに介護福祉士の資格を取得できましたが、2016年から国家試験を受けなくてはならなくなりました
ただし、2026年までに卒業する方は、卒業後5年間は国家試験を受験しなくても、不合格になっても介護福祉士として暫定的に認められるようです。
5年の後にも資格を保持するためには、暫定期間の間に国家試験に合格するか、卒業後5年間続けて介護の仕事に従事すれば介護福祉士として働き続けることができます。
しかし、2027年以降は、養成施設を卒業したら必ず国家試験を受験し、合格しなければ介護福祉士になれないようです。

ヘルパー2級からでも介護福祉士は目指せるのか


ヘルパー2級からでも、介護福祉士を目指すことはできます。
しかし、ヘルパー2級と実務経験だけでは介護福祉士の資格は取得できません。
ヘルパー2級は介護職員初任者研修と同等の資格と見なされるため、ヘルパー2級を持つ方が介護福祉士を取得するには、実務経験ルートの受験資格を満たし、国家試験に合格する必要があります。

出典:社会福祉振興・試験センター「介護福祉士国家試験 受験資格」(2020年7月31日)

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介護福祉士の試験の概要


介護福祉士の国家試験は、年に1回行われています。
筆記試験と実技試験があり、筆記試験は1月下旬。実技試験は3月上旬に実施されます。
試験を受けられる場所は幅広く、32都道府県で受けられますが、実技試験は東京都と大阪府でしか受けられません。
理由は、受験資格を満たせば実技試験が免除になる場合が多いため。筆記試験で合否が決まる方がほとんどなので、実技試験を実施する地域が少ないようです。
筆記試験は11科目から125問出題されます。出題形式は選択形式で、試験時間は220分。
実技試験は介護に関する専門的技能についてテストされます。
合格発表は3月頃に行われ、郵送か、厚生労働省や社会福祉振興・試験センターのWEBサイトに掲載されます。

筆記試験の合格ライン


筆記試験の合格ラインは、総得点の60%が基準とされています。
総得点は125点なので75点ほど正答できれば合格できるでしょう。
2019年の合格ラインが72点、2020年が77点と、その年によって合格ラインは前後していますが、計画的に受験対策をすれば介護福祉士の取得はさほど難しくありません。
また、筆記試験は11科目すべてに得点がなくてはいけないので注意が必要です。
1つの科目で満点を取っても、別の科目で0点を取ってしまうと合格できないので気をつけましょう。
各科目で最低1問は正解を出し、60%以上の結果を出せるよう対策することが大切です。

出典:
厚生労働省「第32回介護福祉士国家試験の施行について」(2020年7月31日)
厚生労働省「第32回介護福祉士国家試験合格発表(改訂版)」(2020年7月31日)

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介護福祉士の受験資格って改正されたの?ポイントは実務者研修

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介護福祉士になるための費用


介護福祉士の資格取得にかかる費用は、働きながら取得を目指すか、養成施設に通うか、福祉系高校に通うかによって異なります。
働きながら取得を目指す実務経験ルートの場合は、10万円前後が相場のようです。
実務経験ルートでは実務者研修の受講費用も必要となります。
養成施設に通う場合は、およそ100万円から200万円の学費が必要になるようです。
福祉系高校の場合は、通常の高校を卒業するまでの学費と同等の費用が必要になります。

費用が一番安いのは…


介護福祉士の資格取得は、実務経験ルートが一番安くなります。
養成施設のように入学費や実習費がかかることはなく、自治体や施設から支援金を得られる場合もあるので、一番お得です。
試験に合格し、その後も働き続けるならキャッシュバックを行っている施設もあるので、少しでも費用を抑えたいのなら実務経験ルートをおすすめします。

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試験に合格したその後は…


介護福祉士として働くには、資格取得後に介護福祉士登録申請が必要です。
国家試験に晴れて合格しても、介護福祉士の登録を済ませないと、介護福祉士と名乗ることはできません。

登録申請の流れ


1.必要書類を簡易書留で試験センターに郵送する
必要な書類は、以下の通りです。

・登録申請書
・登録免許税9,000円 (収入印紙)
・登録手数料3,320円 (振替払込受付証明書)
・介護福祉士養成施設などの卒業(修了)証明書
・戸籍抄本、戸籍の個人事項証明書、本籍地を記載した住民票の写しのいずれか1通


2.試験センターから登録証が届く
登録証が届くまでには、通常1カ月ほどかかります。
合格発表後は登録手続きが立て込むため、登録証の交付までに時間がかかる可能性があるので、介護福祉士として早く仕事に就きたい方は、必要書類を早めに準備しておきましょう。

出典:社会福祉振興・試験センター「新規登録申請について」(2020年7月31日)

▼関連記事
介護福祉士のやりがいとは?仕事内容やメリットもご紹介!
介護福祉士の年収はどれくらい?給料の実態と収入が上がる可能性とは

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まとめ


介護福祉士になるには、受験資格を満たし、年に1回行われる国家試験に合格しなければなりません。
試験の難易度はそれほど高くなく、働きながらでも取得が可能。取得後は介護の専門職として幅広い場所で活躍することができます。
また、介護福祉士になることでさらなるキャリアアップが目指せるので、介護業界で活躍をし続けたい方は取得を目指してみてはいかがでしょうか。

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