
この記事のまとめ
- 介護福祉士国家試験に合格したら、資格登録の申請手続きが必要
- 介護福祉士試験に合格後、登録内容に変更があれば手続きをしよう
- 介護福祉士国家試験に合格後、登録証を紛失したら試験センターに請求できる
「介護福祉士国家試験に合格したら何をしたら良いの?」と気になっている方もいるのではないでしょうか。介護福祉士国家試験に合格しても、資格登録を行わなければ介護福祉士として働けません。この記事では、介護福祉士国家試験に合格したあとに必要な手続きを解説。登録申請に必要な書類や手続きの流れなどもまとめました。介護福祉国家試験を受験した方や受験予定の方はチェックしてみてください。
介護福祉士とはどんな資格?取得方法や受験資格、試験の概要を解説目次
第38回介護福祉士国家試験の合格発表日と確認方法
介護福祉士国家試験における合否の確認は、公益財団法人社会福祉振興・試験センターのWebサイト、または郵送される「結果通知」で確認できます。
公益財団法人社会福祉振興・試験センターの「介護福祉士国家試験」によると、2026年1月25日に実施された第38回介護福祉士国家試験の合格発表は、2026年3月16日午後2時にWebサイト上で発表予定です。結果通知は、2026年3月19日に発送されます。
結果通知は受験者全員に送られますが、合否によって、そのあとの手続きが異なるため、到着後は必ず内容を確認しましょう。
なお、見込みで受験した場合は、証明書類の提出と確認が完了するまで結果通知は発送されません。書類の提出が必要な場合は、期限に遅れないよう早めに発送を済ませておきましょう。
出典
公益財団法人社会福祉振興・試験センター「介護福祉士国家試験」(2026年2月17日)
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介護福祉士国家試験に合格したら資格登録が必要
介護福祉士国家試験の合格後は、介護福祉士としての登録申請が必要です。介護福祉士国家試験の合格者には、結果通知書とともに「登録の手引」や「登録申請書」が届きます。登録の期限はありませんが、未登録のままだと介護福祉士として働くことはできないため、早めに登録申請を済ませると良いでしょう。
介護福祉士の資格登録に必要なもの
介護福祉士の登録申請には、以下のものが必要です。
- 登録申請書
- 登録免許税(9,000円)として収入印紙の原本
- 登録手数料(3,320円)として振替払込受付証明書の原本
- 「戸籍抄本の原本」「戸籍の個人事項証明書の原本」「本籍を記載した住民票の原本」のいずれか1通
上記の書類のほか、登録申請書にマイナンバーを記入した場合は、「マイナンバーカードの両面コピー」または「マイナンバー通知カードの両面コピー」の提出が必要です。
外国籍の方は、「国籍等を記載した住民票の原本」もしくは「パスポートなどの身分証明書のコピー」が求められます。
そのほか、「喀痰吸引行為を申請する場合」や「介護福祉養成制施設を卒業した場合」などは、追加書類の提出が必要です。状況によって準備する書類が異なるため、手元に届いた「登録の手引」などを十分に確認し、不備がないように余裕を持って準備を進めましょう。
出典
公益財団法人社会福祉振興・試験センター「資格登録」(2026年2月17日)
受験資格「見込み」の方が合格発表前に提出するもの
実務経験や実務者研修修了を「見込み」で受験した方は、期限までに必要書類を提出しなければ、試験は無効となってしまいます。実務経験証明書や実務者研修修了証明書などの必要書類を用意し、忘れずに提出しましょう。
出典
公益財団法人社会福祉振興・試験センター「介護福祉士国家試験」(2026年2月17日)
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介護福祉士の資格登録方法と手続きの流れ
ここでは、介護福祉士の資格登録方法と手続きについて解説します。事前に流れを把握しておくことでスムーズに手続きを行えるので、ぜひチェックしてみてください。
必要書類を簡易書留で提出
「介護福祉士の資格登録に必要なもの」で紹介した書類を、簡易書留で試験センターに郵送します。提出書類一式が揃い次第、速やかに手続きを行いましょう。
試験センターによる審査・登録
書類が試験センターへ到着すると、内容を確認したうえで登録作業が行われます。書類に不備があると受付されないので、注意が必要です。
提出から約1ヶ月半後に登録証が交付
書類を提出してから登録証交付までにかかる期間は、1ヶ月半ほどです。もし1ヶ月半以上経過しても登録証が届かないときは、書類を提出した際に受け取った簡易書留郵便物受領書を用意したうえで、試験センターへ問い合わせるようにしましょう。
出典
公益財団法人社会福祉振興・試験センター「資格登録」(2026年2月17日)
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介護福祉士試験合格後に必要書類を紛失した場合
もし、「登録の手引」や「登録申請書」を紛失してしまった場合は、試験センター登録部に再請求できます。再請求の際は、任意の用紙に以下の必要事項を記入し、封筒に入れて郵送しましょう。再請求に必要な情報は以下のとおりです。
- 書類の送付先の住所
- 生年月日
- 電話番号
- 氏名(合格時の氏名と現在の氏名が異なる場合は旧姓も記入)
- 請求理由(紛失理由など)
- 「国家試験合格者」もしくは「養成施設卒業者」のいずれかを記入
上記を記載した用紙と封筒に、「介護福祉士登録の手引<新規登録用>請求」と記入します。封筒には、赤字で書きましょう。
詳細な送付先や最新の注意事項については、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターのWebサイトに掲載されています。紛失に気がついたら、早めに手続きを行いましょう。
出典
公益財団法人社会福祉振興・試験センター「資格登録」(2026年2月17日)
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介護福祉士資格の登録内容を変更したい場合
登録証に記載された「氏名」や「本籍の都道府県(または国籍)」のいずれかに変更が生じたときには、登録内容の変更が必要です。ここでは、登録事項の変更手続きについて解説します。
登録内容の変更に必要なもの
介護福祉士の登録内容の変更手続きは、必要書類を揃えたうえで公益財団法人社会福祉振興・試験センターへ郵送します。
なお、必要書類や手数料は登録証の再交付を希望する場合と、希望しない場合で異なるので注意しましょう。以下では、変更した登録証の交付を希望する場合の必要書類を紹介します。
- 登録事項変更届出書
- 「戸籍抄本の原本」もしくは「戸籍の個人事項証明書の原本」のいずれか1通
- 手数料(1,200円)を振り込んだ際の「受領証(受領書)の原本」または「振替払込受付証明書の原本」
- 登録証の原本
- 「マイナンバーカードの裏面と表面のコピー」または「 マイナンバー通知カードの表面と裏面のコピー」(マイナンバーを記入した場合)
外国籍の方は、「国籍等を記載した住民票の原本」もしくは「パスポートなどの身分を証する書類のコピー」が求められます。
登録内容の変更手続きの流れ
必要書類を揃えたら、公益財団法人社会福祉振興・試験センターへ簡易書留で郵送します。不備などなければ、1か月半程度で新しい登録証が届くようです。
送付先や注意事項は、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターのWebサイトにも掲載されています。変更手続きを行う際は、事前に確認しておくと良いでしょう。
出典
公益財団法人社会福祉振興・試験センター「資格登録」(2026年2月17日)
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介護福祉士登録証を再交付したい場合
介護福祉士登録証を紛失、紛失した際は、公益財団法人社会福祉振興・試験センターへ「再交付申請」を行いましょう。ここでは、介護福祉士登録証の再交付に必要なものと手続きの流れについて解説します。
登録証再交付に必要なもの
介護福祉士登録証の再交付には、以下が必要です。
- 登録証再交付申請書
- 「戸籍抄本の原本」「戸籍の個人事項証明書の原本」「本籍を記載した住民票の原本」のいずれか1通
- 再交付手数料(1,200円)を振り込んだ際の「受領証(受領書)の原本」または「振替払込受付証明書の原本」
- 「マイナンバーカードの裏面と表面のコピー」または「 マイナンバー通知カードの表面と裏面のコピー」(マイナンバーを記入した場合)
- 登録証の原本(再交付理由が汚損の場合)
資格登録証の内容変更と同様、外国籍の方は「国籍等を記載した住民票の原本」もしくは「パスポートや身分証となる書類のコピー」が必要です。
汚損による再交付の場合、新しい登録証が届くまでの間に、就職活動や受験などで登録証が必要になることもあるでしょう。その場合は、登録証を提出する前にコピーを取っておき、新しい登録証が再交付されるまで保管しておくのがおすすめです。
登録証再交付の流れ
再交付までの流れは、登録内容の変更手続きと同じです。必要書類が準備できたら、封筒に入れて簡易書留で郵送します。再交付の場合も、書類に不備がなければ約1ヶ月半で新しい登録証が届くようです。
出典
公益財団法人社会福祉振興・試験センター「資格登録」(2026年2月17日)
介護福祉士の国家資格を活かせる仕事
介護福祉士の国家資格を有していると、利用者さんの生活のサポートやご家族への助言、現場スタッフのマネジメントなど、さまざまな業務を担当できます。現職でのキャリアアップをお考えの方はもちろん、「ほかの職種にチャレンジしたい」「介護の現場以外の職種を視野に入れたい」と考えている方も、ぜひ参考にしてみてください。
ホームヘルパー(訪問介護員)
ホームヘルパー(訪問介護員)は、自宅に訪問して利用者さんの生活をサポートする職種です。食事や排泄、入浴介助といった身体介護のほか、通院などの際、利用者さんの自宅から病院までの車の乗降を介助することもあります。
訪問介護事業所でホームヘルパーとして働く場合、「介護職員初任者研修」「介護福祉士実務者研修」「介護福祉士」のいずれかの介護資格が必要です。ホームヘルパーの仕事内容については、「ホームヘルパー(訪問介護員)とは簡単にいうと?仕事内容や資格要件を解説」で詳しく解説しているのでチェックしてみてください。
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レバウェル介護の資格スクールサービス提供責任者
サービス提供責任者は、訪問介護現場のリーダーとして、訪問介護計画書の作成やホームヘルパーの指導・育成などを担う職種です。利用者さんが自分らしい生活を送れるよう、ケアマネジャーとホームヘルパーをつなぐ架け橋としての役割も果たします。
厚生労働省の「訪問介護・訪問入浴介護(改定の方向性)(p.6)」によると、サービス提供責任者として勤務するためには下記のいずれかの介護資格が必要です。
- 介護福祉士
- 介護福祉士実務者研修
- 介護職員基礎研修
- 訪問介護員養成研修1級課程(旧ホームヘルパー1級)
「介護職員基礎研修」と「訪問介護員養成研修1級課程(旧ホームヘルパー1級)」はすでに廃止されている資格です。これからサービス提供責任者を目指す場合は、「介護福祉士」か「介護福祉士実務者研修」の資格を取得する必要があります。
サービス提供責任者の仕事内容については、「サービス提供責任者とは?仕事内容や給料、必要な資格と取得方法を解説!」で詳しく解説しているのでチェックしてみてください。
出典
厚生労働省「第230回社会保障審議会介護給付費分科会資料」(2026年2月17日)
ケアマネジャー(介護支援専門員)
ケアマネジャー(介護支援専門員)は、利用者さんがより良い介護サービスを受けられるようにケアプランを作成する職種です。ケアマネジャーの仕事は、管理業務や連絡調整など。介護福祉士の仕事と比べてデスクワークが多い傾向にあります。
ケアマネジャーになるには、「介護支援専門員実務研修受講試験」への合格と「介護支援専門員実務研修」の修了が必要です。介護支援専門員実務研修受講試験の受験要件は、「介護福祉士などの国家資格を有したうえで、実務経験を5年以上(かつ900日以上)積むこと」などが求められます。介護福祉士の資格を活かして経験を積めば、ケアマネジャーへのキャリアアップが目指せるでしょう。
ケアマネジャー(介護支援専門員)の仕事内容については、「ケアマネジャーの役割とは?具体的な業務や支援の内容を解説」で詳しく解説しているのでチェックしてみてください。
介護福祉士養成施設の教員
介護福祉士養成施設の教員は、介護福祉士を育てる学校で教育を行う職種です。
e-Gov法令検索の「社会福祉士介護福祉士養成施設指定規則第5条5項」によると、介護福祉士養成施設の教員になるには、介護福祉士としての実務経験を5年以上積むことが要件の一つとなります。
人を育てることにやりがいを感じる方は、教員を目指すのも一つの選択肢でしょう。
出典
e-Gov法令検索「社会福祉士介護福祉士養成施設指定規則」(2026年2月17日)
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福祉系高校の教員
福祉系高校の教員は、文部科学大臣または厚生労働大臣から指定された、介護福祉士養成教育を実施する高等学校で教育を行う職種です。福祉系高校の教員になるには教える科目によって異なる要件を満たす必要があります。
たとえば、「介護福祉基礎等の科目の教員」のうち1人は介護福祉士の国家資格を有していることに加え、資格取得後5年以上の実務経験があること、または文部科学大臣・厚生労働大臣が定めた研修を修了していることが要件です。全員ではないものの、介護福祉士の資格を取得し、ある程度の実務経験を積むことで、目指しやすくなるでしょう。
出典
文部科学省「福祉系高等学校等の教員要件」(2026年2月17日)
初任者研修や実務者研修の講師
初任者研修や実務者研修の講師は、初任者研修や実務者研修で講習を行う職種です。
初任者研修や実務者研修の講師になるには、各都道府県が定める講師要件を満たす必要があります。講師要件は教える科目ごとに細かく規定されており、医療やリハビリなどの専門領域をすべて一人で網羅するのは容易ではありません。しかし、介護福祉士として5年以上の実務経験があれば、専門性の高い一部の科目を除いた幅広い科目を教えることが可能です。
実務者研修の講師を目指す場合には、実務経験に加えて「実務者研修教員講習会」を修了することも必須要件の一つとなっています。ご自身の経歴を活かし、後進の育成に携わるための重要なステップといえるでしょう。
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福祉用具専門相談員
福祉用具専門相談員は、福祉用具を利用される方やそのご家族が、安全に暮らせるように、福祉用具の選び方や使い方をアドバイスします。介護福祉士の資格や経験があれば、利用者さんやご家族の状態や悩みを把握しやすく、適切な提案ができるでしょう。
職業情報提供サイト(job tag)の「福祉用具専門相談員」によると、福祉用具専門相談員になるには、「福祉用具専門相談員指定講習」を修了する必要があります。しかし、介護福祉士の資格を持っている場合は、講習を受けずに介護保険の指定福祉用具貸与・販売事業所における福祉用具専門相談員の業務を担当することが可能です。
「福祉用具専門相談員」の詳しい仕事内容などについては、「福祉用具専門相談員とは?仕事内容や資格要件、指定講習の概要について解説」で解説しているのでチェックしてみてください。
出典
職業情報提供サイト(job tag)「福祉用具専門相談員」(2026年2月17日)
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介護福祉士国家試験の合格後に関するよくある質問
ここでは、介護福祉試験合格後に関する質問に、Q&A方式でお答えしていきます。介護福祉士国家試験を受験予定の方や受験した方は、参考にしてみてください。
介護福祉士の合格証書はいつ届く?
介護福祉士の合格証書は、例年3月下旬に発送されます。第38回(2025年度)介護福祉士国家試験の結果通知は、2026年3月19日に発送される予定のようです。合格していた場合、合格証書と登録申請書などが同封されているので、早めに確認しましょう。第38回介護福祉士国家試験の合格発表については、「第38回介護福祉士国家試験の合格発表日と確認方法」もご確認ください。
介護福祉士の登録申請書はダウンロードできる?
介護福祉士の登録申請書は、ダウンロードはできません。合格通知と一緒に届く、登録申請書などの必要書類を試験センターに郵送して、登録申請を行います。介護福祉士の資格登録については、この記事の「介護福祉士国家試験に合格したら資格登録が必要」をご覧ください。
もし、登録申請書を紛失したときは、試験センターに再請求しましょう。再申請の手続きについては「介護福祉士試験合格後に必要書類を紛失した場合」を参考にしてみてください。
介護福祉士登録証に携帯用サイズはある?
介護福祉士の登録証に携帯用のサイズは作られていません。交付される介護福祉士登録証は、現時点ではA4サイズのみです。介護資格の登録証に携帯サイズはありませんが、「介護職員初任者研修」や「介護福祉士実務者研修」などの修了証には携帯サイズが存在します。介護福祉士登録証については、「介護福祉士登録証とは?申請方法や必要書類、更新手続きを解説」の記事をご覧ください。
まとめ
介護福祉士国家試験に合格したら、資格登録をする必要があります。合格証書と資格登録の関連書類が届いたら、申請の手続きを行いましょう。登録証の交付は書類提出から約1ヶ月半ほどかかるので、事前に資格登録の準備をしておくのがおすすめです。
介護福祉士の登録内容に変更があったときは速やかに変更手続きを行う必要があります。登録証を紛失・汚損してしまった場合、試験センターに申請することで再交付が可能なので、必要書類を用意して再交付手続きを行いましょう。
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働きながら資格を取る方法教えます
執筆者

「レバウェル介護」編集部
お役立ち情報制作チーム
介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点


