介護福祉士試験に必要な実務経験証明書とは?入手場所や作成の仕方まとめ

介護の資格 2020年6月1日
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書類に判を押している画像

実務経験証明書は、実務経験ルートで介護福祉士試験を受験する際に必要な書類です。当記事では、この実務経験証明書について、その入手方法や、対象となる事業・職種、詳しい従業期間・従事日数、見込みで申し込む場合の注意点などを解説します。
「介護福祉士試験の受験を考えているけど、実務経験証明書のことがよく分からない」という人は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

「実務経験証明書」とは?

あごに手をあてて考える女性の様子

介護福祉士試験を受験する際に、3年以上の実務経験が必要となりますが、これを証明する書類が実務経験証明書と呼ばれるものです。

実務経験ルートで介護福祉士試験を受ける場合に必要

介護福祉士の受験資格を得るには、以下のいずれかの条件を満たさなければなりません。

・養成施設を卒業する
・福祉系高校を卒業する
・介護職員実務者研修修了+介護の実務経験3年以上

養成施設や福祉系高校を卒業していない場合、必然的に実務経験ルートでの取得を目指すことになります。
そこで、介護の実務経験を3年以上行ったことの証明として、実務経験証明書の提出が必要になります。

実務経験証明書の入手場所と記入方法

介護福祉士試験の受験申し込みを行うにあたっては、「公益財団法人社会福祉振興・試験センター」にて「受験の手引」を請求する必要があります。実務経験証明書は、この受験の手引の中に同封されています。

受験の手引には、受験に必要な書類が入っているほか、書類の記入方法や受験の際の説明、提出期限などが記載されているので、しっかりと確認しておきましょう。

実務経験証明書が足りなくなった場合は、公益財団法人社会福祉振興・試験センター「実務経験証明書、従事日数内訳証明書の様式と記入方法」のページからダウンロードすることが可能です。記入方法も載っていますので、こちらを参考に必要事項を記入しましょう。

また、実務経験証明書は、受験申込者本人による必要事項記入だけでなく、証明者による必要事項記入も必要になります。証明者は、自分が勤務している(していた)介護事業所の代表者など、証明権限を持つ人です。
受験者が記入する欄が埋まったら、事業所の代表者などに渡して必要事項の記入をお願いしましょう。

出典:公益財団法人社会福祉振興・試験センター「実務経験証明書、従事日数内訳証明書の様式と記入方法」(2020年5月22日)

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実務経験証明書が証明する実務経験の範囲

ミニチュアの介護車両の画像

受験資格の対象となる職種や従事日数などについても確認しておきましょう。

受験資格の対象となる事業および職種

受験資格の対象となる事業の範囲は、厚生省社会局長、厚生省児童家庭局長通知等により定められています。該当する事業は以下の通りです。

・児童分野
・障がい者分野
・高齢者分野
・その他の分野
・介護等の便宜を供与する事業

具体的な職種としては、以下のようなものが挙げられます。

・介護職員
・介護従事者
・介護従業者
・保育士
・介助員

詳しくは、下記の厚生労働省「指定施設における業務の範囲等及び介護福祉士試験の受験資格の認定に係る介護等の業務の範囲等について」のページに掲載されています。

出典:厚生労働省「指定施設における業務の範囲等及び介護福祉士試験の受験資格の認定に係る介護等の業務の範囲等について」(2020年5月22日)

受験資格の対象となる期間(従業期間・従事日数)

受験資格である「実務経験3年以上」は、「従業期間3年(1095日)以上、かつ従事日数540日以上」と定義されています。つまり、介護に関わる事業所に3年以上在籍し、540日以上働くことが条件ということです。

1日の勤務時間は指定されていないため、1日の業務の中で少しでも介護業務を行っていれば、従事日数にカウントすることができます。ただし、複数の事業所を掛け持ちして働いており、同じ日に介護等の業務を行なった場合も、従業期間・従事日数は1日として扱われます。研修や出張などで介護業務を全く行っていないという日は、従事日数にカウントされません。

また、転職した場合でも、受験資格の対象となる事業および職種であれば、従業期間および従事日数は合算することができます。

「実務経験見込み」とは?

申し込み書類に記入している様子

受験の申し込み手続きは、例年1月からの試験に先立ち、前年の6月下旬ごろから開始されます。受験申し込み時に実務経験3年に満たない場合でも、試験を行う年の3月末までに実務経験3年を満たす見込みがあれば、受験資格があると認められています。

実務経験見込みで申し込めるケース

たとえば、平成29年3月12日から介護職員として勤務している人が、令和元年8月25日に実務経験証明書を作成する場合。この時点では、実務経験約2年半ほどなので、条件を満たしていません。実務経験3年以上を満たすには、少なくとも、令和2年3月10日まで勤務する必要があります。
しかし、年度末まで介護職員として働き、「従業期間3年(1095日)以上、かつ従事日数540日以上」の条件を満たせるのであれば、「見込み」として申し込み、試験を受けることが可能です。

実務経験見込みで申し込む際の注意点

実務経験証明書を「見込み」で申し込んだ場合は、その要件を満たした時点で、再度、実務経験証明書を作成・提出しなければなりません。
期日までに提出されないと受験資格が無効となってしまうので、注意しましょう。

実務経験証明書を見込みで申し込む場合の記入方法については、前述した受験の手引もしくは、公益財団法人社会福祉振興・試験センター「実務経験証明書、従事日数内訳証明書の様式と記入方法」のページから確認することができます。

事業所を掛け持ちしていた人は「従事日数内訳証明書」も必要!

角印を押す人の手元の画像

同じ期間に複数の事業所で働いていた場合、実務経験証明書に加えて、「従事日数内訳証明書」の提出も必要になります。

同書類は、各事業所の証明権限者が必要事項の記入を行わなければなりません。受験申し込みを行う方は、働いている(働いていた)事業所の代表の方などに、証明に必要な期間を伝え、作成をお願いしてください。

介護福祉士試験の受験に必要な書類を確認しよう

必要書類を確認している様子

最後に、実務経験ルートで受験申し込みを行うために必要な書類を確認していきましょう。以下の書類は、公益財団法人社会福祉振興・試験センターから「受験の手引」を請求することで入手できます。

受験申込書

養成施設卒業、福祉系高校卒業、実務者研修を修了+実務経験3年以上のいずれのルートで受ける場合でも必要になる書類です。

受験手数料振替払込受付証明書貼付用紙

受験申込書と同様、すべての受験者が用意しなくてはなりません。受験手数料は15,300円です。

受験用写真等確認票

すべての受験者が用意します。写真は縦4.5cm×横3.5cmで、受験申し込み前6か月以内に撮影したものを使用します。

実務経験(見込み)証明書

実務経験ルートで受験する際に必要になります。見込みで申し込む場合は、従業期間および従事日数が満了した時点で、新たに作成・提出するのを忘れないようにしてください。

従事日数内訳証明書

同じ期間で複数の事業所を掛け持ちして働いていた人のみ、「従事日数内訳証明書」も必要になります。

実務者研修修了(見込み)証明書

実務経験ルートでの受験には、実務者研修修了証明書も必要です。受験年度の12月末までに修了予定の人は、見込みでの申込みが可能となります。その際は、実務経験証明書と同様、研修修了後に書類の再提出を行う必要があります。

まとめ

自宅でパソコンを見ている女性の様子

実務経験証明書は、介護職員実務者研修修了+介護の実務経験3年以上で介護福祉士試験を受験する際に必要になる書類。受験申し込みする際に必要になる「受験の手引」を請求することで入手できます。
足りなくなってしまった場合は、公益財団法人社会福祉振興・試験センターのWebサイトからダウンロードすることも可能です。

記入方法については、受験の手引に同封されているほか、公益財団法人社会福祉振興・試験センターのWebサイトからも確認することができます。受験者本人だけでなく、働いている事業所の代表者の記入欄もあるため、あらかじめ受験することを伝えておくと良いかもしれません。

また、受験申し込みの時点で実務経験を満たしていなくても、受験する年度の3月末までに実務経験を満たせる場合は、「見込み」での申込みが可能です。
その場合は、満了のタイミングで再度、実務経験証明書を作成し提出する必要があります。

同じ期間で複数の事業所を掛け持ちして働いていた場合は、「従事日数内訳証明書」も必要になります。各事業所の代表者などに記入してもらう必要があるので、証明が必要な期間を伝え、作成をお願いしましょう。

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