実務者研修取得の最短期間は?介護福祉士国家資格を取る方法も解説!

介護の資格 2021年10月13日
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実務者研修を取るまでの期間はどのくらい?最短で介護福祉士になる方法

介護士さんのなかには、「実務者研修の資格を取得したい」とお考えの方も多いのではないでしょうか?実務者研修は介護職員初任者研修の上位資格のため、スキルアップの一環として目指す方が多い資格です。介護資格の有無によって、実務者研修の取得にかかる期間は異なるので、あらかじめ確認しておくと安心でしょう。本記事では、経験の浅い介護士さん向けに、実務者研修の研修期間を解説します。ぜひご参照ください。

目次

実務者研修を取得するための最短期間とは?

実務者研修は、最短ルートなら2カ月程度(自宅での学習とスクーリングの10日間程度)で取得が可能です。ただし、この場合は介護職員初任者研修の資格を持っている方に限られます。介護の資格を何も持っていない場合は、450時間(6カ月)の研修が必要です。

無資格から取得する場合は最短6カ月程度

無資格から実務者研修を取得する場合は、6カ月程度の期間が目安といわれています。実務者研修を取得するには、450時間の受講が必要です。そのうち医療的ケアの項目は、座学50時間に加えて、シミュレーターを用いて実際の手順を学ぶ演習を修了しなければなりません。

介護職員初任者研修を取得している場合は最短2カ月程度

前述のとおり、介護職員初任者研修を取得している場合は、最短2カ月程度で実務者研修を取得できます。実務者研修のなかには介護職員初任者研修と重複する科目があり、すでに受講している場合は実務者研修のカリキュラムから免除されるためです。

介護職員初任者研修を取得していると免除される科目

介護職員初任者研修を取得していると免除される科目と時間は以下のとおりです。

  • 人間の尊厳と自立:5時間
  • 社会の理解1:5時間
  • 介護の基本1:10時間
  • 生活支援技術1:20時間
  • 生活支援技術2:30時間
  • 知症の理解1:10時間
  • 障害の理解1:10時間
  • こころとからだのしくみ1:20時間
  • 介護過程1:20時間

※合計130時間

介護職員初任者研修の資格を持っていれば、すでに実務者研修のうち130時間分の科目を受講していることになります。そのため、無資格の場合に必要な450時間から130時間が短縮され、320時間で実務者研修を取得することが可能です。

旧ホームヘルパー1級の資格がある場合は最短1カ月程度

旧ホームヘルパー1級の資格保持者は、以下の2科目の受講と医療的ケアの演習のみで実務者研修の取得が可能です

  • 介護過程3:45時間
  • 医療的ケア:50時間

※合計95時間

上記95時間のカリキュラムを受講するのに、最短1カ月程度といわれています。実務者研修の取得する期間に個人差はあるかもしれませんが、一つの目安として考えておくと良いでしょう。

なお、きらケア派遣スタッフとして就業すれば実務者研修の受講料が無料になります(※条件あり)。興味のある方は、きらケアSTEP UPスクールへお気軽にお問い合わせください。

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そもそも実務者研修ってなに?

介護業界で働き始めたばかりの介護士さんのなかには、そもそも実務者研修が何なのかよく分からないという人もいるかもしれません。ここでは、実務者研修についての概要をまとめたので、ぜひチェックしてみてください。

実務者研修とは

実務者研修とは、介護資格の登竜門といわれる「介護職員初任者研修」の上位資格で、正式名称を「介護福祉士実務者研修」といいます。質の高い介護サービスの提供するため、そして介護現場に即した実践的な知識と技術を持つ介護のプロを育成するために設けられました。実務者研修の講義や演習では、介護の局面にあわせた専門性の高い知識と技術、認知症についての対処方法などを学習します。実務者研修の資格を持っていると介護の高いスキルを有していることの証明になりますよ。

実務者研修は介護福祉士国家試験の受験要件の一つ

2017年に介護福祉士試験の受験要件が改定され、実務者研修は介護福祉士国家試験を受ける際の受験要件の一つに。実務者研修が要件になったことで、「介護職員初任者研修→介護福祉士実務者研修→介護福祉士」のキャリアパスが明確になりました。

実務者研修の有効期間

実務者研修に有効期間の制約はありません。介護士さんのなかには、「資格を取得しても有効期限があるのでは…」と不安に思う人がいるかもしれませんが、「いつ取得したのか」を問われることはないので安心して取得を目指してくださいね。

実務者研修の資格を取得する3つのメリット

実務者研修の資格を取得するメリットは主に3つ。以下で詳しく解説します。

1.サービス提供責任者(サ責)として活動できる

実務者研修の資格があれば、介護業界でサービス提供責任者(サ責)として活動できます。訪問介護事業所のサ責になるためには、実務者研修か介護福祉士の資格が必要です。そのため、実務者研修を保有していると、転職で有利になる可能性もあるでしょう。なお、以前は介護職員初任者研修や旧ホームヘルパー2級の資格でもサ責になれましたが、現在は資格要件から除外されました。

2.高度な介護の知識や技術を習得できる

実務者研修修了後に実地研修を受講することで、喀痰吸引や経管栄養といった医療ケアを学べます。医療ケアを行える介護職のニーズは高いので、活躍の場が広がるはずです。

3.収入アップやキャリアアップが期待できる

実務者研修は、収入アップやキャリアアップにつながる資格といえます。介護施設や事業所のなかには、実務者研修の保有者向けに資格手当を出すことが少なくありません。また、介護のプロとして職場での信頼度も上がり、責任あるポジションに就きやすくなるでしょう。

実務者研修は働きながら取得可能?

実務者研修は、介護職員として働きながら取得することが可能です。取得を検討している介護士さんは、以下で実務者研修の受講要件を確認しておきましょう。

実務者研修の受講要件

実務者研修は、介護職員初任者研修と同様に学歴や経歴の受講要件がありません。基本的に誰でも受けられるので、興味を持ったら積極的に挑戦してみると良いでしょう

実務者研修に落ちたらどうする?

実務者研修の難易度はそれほど高くないといわれています。とはいえ、きちんと学習する時間が確保できていなかったり、課題を提出しなかったりした場合は落ちる場合もあるようです。働きながら資格を取得する場合は、焦らず自分のペースで目指すのが無難。無資格の方は介護職員初任者研修からスタートしてみることをおすすめします。

実務者研修から介護福祉士国家資格を取る際の注意点

最後に、実務者研修を取得後に介護福祉士を目指す際の注意点をご紹介します。介護福祉士は介護資格のなかでも難易度の高い国家資格のため、前もって対策をしておくことが大切です。

介護福祉士の受験条件を満たす必要がある

介護福祉士の受験資格を得るには、前述した実務者研修を取得するコース以外に、介護職員初任者研修と喀痰吸引等研修の両課程を修了するコースがあります。どちらの場合でも難易度はそれほど変わらないので、自分の好きな方法で受験要件を満たしましょう。

また、介護業界における3年以上(かつ従事日数540日以上)の実務経験が必要です。介護福祉士国家試験を受験する年度末まで、つまり3月末までに3年間の実務経験を積めば間に合いますが、できる限り早めに要件を満たしてしておくことをおすすめします。

実務者研修コースの場合は試験のある年度末までに取得する

実務者研修は介護福祉士試験のある年度の12月までに取得しておきましょう。介護福祉士国家試験は毎年1月下旬に筆記試験が実施され、3月の上旬に実技試験が行われます。受験の受付期間は8月の上旬から9月の上旬なので、その期間中に必要書類を社会福祉振興・試験センターへ提出してください。

実務者研修コースで介護福祉士の受験要件を満たす場合、実務者研修の資格は同じ年度の12月までに取得しておかなくてはなりません。たとえば令和4年の1月(筆記試験)と3月(実技試験)に介護福祉士の国家試験を受験する場合、令和3年の12月までに実務者研修の資格を取っておく必要があります。

資格の有無で逆算して最短コースを考えよう

先述のとおり、無資格から実務者研修を取得するには6カ月ほどの期間を要します。そのため、12月から逆算して4月ごろから実務者研修をスタートすれば間に合うでしょう。介護職員初任者研修の資格があれば最短2カ月ほどで実務者研修が取得できるので、8月~9月ごろから研修を始めれば間に合う計算になります。なお、試験の日程は地方自治体によって異なる場合があるので、あらかじめ確認しておくことが大切です。

まとめ

実務者研修の資格を取得するために必要な期間は、無資格の場合は約6ヶ月、介護職員初任者研修を取得している場合は約2カ月が目安です。実務者研修を取得後に、介護福祉士国家試験を受ける場合は、受験要件となる実務経験3年を満たす必要もあるので気をつけましょう。

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