実務者研修の内容は?最短で取得する方法も知りたい!

資格・試験 2020/06/15
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セミナーの様子

介護の仕事に取り組むうえで、資格取得を目指す方の多い実務者研修。これは介護業界での呼び方で、正式名称は「介護福祉士実務者研修」です。介護業界で活動する際、この資格はとても大きな意味を持ちます。介護事業所の求人などでも、実務者研修の資格保持者を優遇する記述が少なくありません。ここでは実務者研修(介護福祉士実務者研修)の研修内容について、詳しく解説していきます。

【目次】


介護福祉士実務者研修の内容
介護職員初任者研修の修了者は最短2か月で取得できる
実務者研修のメリットは?
まとめ


介護福祉士実務者研修の内容


本が積み上げられている様子

まずは、介護福祉士実務者研修のカリキュラム内容を詳しくご紹介します。以下の内容で、実務者研修受講時間数は合計450時間です。

人間の尊厳と自立:5時間


人間の尊厳と自立は、障害のある方も高齢の方も健康な方も平等な立場で共存できる社会のあり方について考える授業内容です。介護職に求められる要介護者の自立支援とはどういうものなのか、その重要性についても学びます。

社会の理解Ⅰ:5時間


社会の理解Ⅰは介護保険制度について、その目的やサービス内容、要介護認定から介護サービスの利用までのプロセスなどを学び、介護利用者にわかりやすく説明できるようになることを目的とした授業内容です。

社会の理解Ⅱ:30時間


社会の理解Ⅱは、「要介護者の家族や地域、社会などが連携して生活支援を行うことが重要である」ということを理解するための授業です。社会保障制度や障害者自立支援制度の目的、サービス内容、財源にいたるまでを理解した上で、介護利用者へ助言できる知識を習得します。

介護の基本Ⅰ:10時間


介護福祉士制度の歴史や定義、業務範囲などの理解をはじめ、虐待防止に関する法制度や介護福祉士の職業倫理について学びます。

介護の基本Ⅱ:20 時間


介護の基本Ⅱでは介護を必要とする方の生活状況を把握して、適切な介護サービスを提供するための知識や技術を学ぶカリキュラムです。また、さまざまな関係部署と連携するための調整能力の重要性や、事故防止、感染管理など安全を確保するための知識も習得します。

コミュニケーション技術:20時間


コミュニケーション技術は介護利用者やその家族の相談に乗り、水面下にあるさまざまな課題を引き出す技術を学ぶ内容です。また、関係する部署間で目的に応じた情報共有を行うためのコミュニケーション能力なども習得します。

生活支援技術Ⅰ:20時間


生活支援技術Ⅰでは入浴や食事、排せつの介助といった身体介護の基本を習得。それとともに、福祉用具を活用して介護利用者の生活環境を改善していく技術を養います。

生活支援技術Ⅱ:30時間


移動や移乗の介護、食事や入浴・清潔保持の介護、排せつの介護など、介護利用者の心身の状態に合わせた介護技術を学びます。

介護過程Ⅰ:20時間


介護過程とは、その人らしい生活が送れるように段階的なプロセスを経て介護を提供すること。「その人らしい生活が送れるようになる」ことを目標に、介護計画を組み立てる知識と技術を学びます。

介護過程Ⅱ:25時間


介護過程Ⅰをさらに発展させて、その人らしい生活が送れることを目標にした段階的介護提供のための、具体的な業務「情報収集→生活の質の評価→介護計画の立案→実施→モニタリング」の知識と技術について学びます。

介護過程Ⅲ(スクーリング):45時間


介護過程Ⅰ、介護過程Ⅱで学んだ内容を確実に習得し、活用していくための実践能力を養います。

発達と老化の理解Ⅰ:10時間


老化がおよぼす心理的な影響や「いきがい」への影響について理解するとともに、「姿勢の変化」「皮膚の変化」「免疫機能の変化」など、老化がおよぼす身体的な影響についても理解します。

発達と老化の理解Ⅱ:20時間


高齢になると死を意識するようになり、そのまま放置すれば人生の最終段階に来て精神的な危機を迎えることになりかねません。学習せず、自然に成熟していく人は少ないと言われています。人生の最終段階に至ってもなお学ぶ姿勢を持ち、人生の終焉をマイナスではなくプラスととらえることで、その人らしい納得のいく最後を迎えることが出来るという「発達の定義」について学ぶカリキュラムです。

認知症の理解Ⅰ(認知症実践者研修):10時間


認知症が生活におよぼす障害や心理状態、行動の特徴を理解し、認知症の方やその家族への関わり方を学びます。

認知症の理解Ⅱ(認知症実践者研修):20時間


認知症にともないどのような障害があるのか、進化にともなう変化について治療に関する医学的知識を理解。また、認知症の方やその家族が暮らす住環境についての評価を行い、状況に合わせたサポートを提供する能力や地域の支援体制を活用するためのノウハウを学びます。

障害の理解Ⅰ:10時間


障害についての概念やこれまでの障害者福祉の歴史をふまえ、先進的な障害者福祉の理念を学びます。

障害の理解Ⅱ:20時間


障害の種類や原因、どのような生活上の問題があるのか、身体機能面の医学的な知識を習得します。また、障害のある方やその家族が暮らす住環境についての評価を行い、状況に合わせたサポートを提供する能力を習得。これとともに、地域のサポート体制を活用するためのノウハウを学びます。

こころとからだのしくみⅠ:20時間


介護に役立つ精神と身体の機能に関する基本的なことを学びます。

こころとからだのしくみⅡ:60時間


人間の基本的な欲求や人体の構造と機能についての基本的知識、心理面や認知機能についての知識を学び、要介護者の生活評価と観察介護、他業種と連携した対応力を養います。

医療的ケア(喀痰吸引等研修):50時間


医療的ケアを安全に実施するための基本的知識を習得します。

出典:厚生労働省【実務者研修における「他研修等の修了認定」の留意点について】(2020年6月15日)

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介護職員初任者研修の修了者は最短2か月で取得できる


笑顔の女性が手で2を作っている様子

介護職員初任者研修を修了している方は、すでに受講した科目が免除されます。そのため、介護職員初任者研修の資格がある方は最短2か月程度(自宅での学習とスクーリングの10日間)で実務者研修を修了させることが可能です。

介護職員初任者研修の修了者が免除される研修科目


介護職員初任者研修ですでに受講している科目は、介護福祉士実務者研修の研修カリキュラムから免除されます。以下が免除される科目です。

【初任者研修ですでに受講している科目が免除】
・人間の尊厳と自立:5時間
・社会の理解Ⅰ:5時間
・介護の基本Ⅰ:10時間
・生活支援技術Ⅰ:20時間
・生活支援技術Ⅱ:30時間
・認知症の理解Ⅰ:10時間
・障害の理解Ⅰ:10時間
・こころとからだのしくみⅠ:20時間
・介護過程Ⅰ:20時間

合計130時間が免除されるので、450時間-130時間=320時間となります。

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実務者研修のメリットは?


メリットの単語と人差し指の画像

実務者研修を修了することには、どういったメリットがあるのでしょうか?

介護福祉士の受験資格になる


働きながら介護福祉士国家資格の取得を目指す場合、実務経験3年以上に加え、実務者研修の修了も必要です。介護福祉士の資格を持っていると、資格手当がもらえたり、転職の際に有利に働いたりします。実務者研修を事前に修了しておけば、介護福祉士国家資格の勉強に集中できますよ。

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サービス提供責任者になれる


訪問介護事業所などでサービス提供責任者として勤務するには、実務者研修のか介護福祉士の資格が必要です。そのため、実務者研修の資格があると介護業界での転職や就職が有利になる可能性があります。

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高度な介護に関する知識や技術が習得できる


上記で取り上げたたように、実務者研修の内容はとても充実しています。修了後は介護業界における指導的な立場に立って、ほかの介護スタッフを教育・指導していくことが可能です。また、医療的ケアができるようにもなるため、よりご利用者に寄り添うケアを実現できるでしょう。

資格手当が給料に加算されることがある


実務者研修の資格保持者には、資格手当を支給する介護事業所が少なくありません。介護のエキスパートとして同僚や利用者から信頼され、介護サービスの質の向上につながります。

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まとめ


高齢者と手を取り合う様子

実務者研修の受講時間数は合計で450時間です。介護職員初任者研修を修了している方は130時間分の研修が免除されるので、320時間の研修を修了することで実務者研修の資格が得られます。実務者研修の内容は非常に充実しており、研修を修了することで介護業界のエキスパートとして活躍する場が広がるでしょう。

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