介護のリスクマネジメント、ここが大切!

仕事 2016/05/06
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介護の現場では、サービスを受ける方の体調の変化や持病による急変、誤食や転倒など、さまざまな危険が日常と隣り合わせにあります。そのため、事故やトラブルを防ぐためのリスクマネジメントが日常生活の中で求められています。
今回は、介護におけるリスクマネジメントの大切さと、実際に役立つリスクマネジメントの事例や方法について考えてみましょう。

介護のリスクマネジメントとは?


事故リスクの高い介護の現場では、事故やトラブルを未然に防ぐために、あらかじめリスクを予測し、危険を回避することがとても重要です。
福祉におけるリスクマネジメントとは、サービスを受ける方に安全で質の高い生活を提供する上で必要不可欠な「安全対策」ということができるでしょう。

リスクマネジメントは、「リスクアセスメント」と「リスク対応」から成り立っています。
「リスクアセスメント」という言葉には少しなじみがないかもしれませんが、厚生労働省によると、リスクアセスメントとは「事業場にある危険性や有害性の特定、リスクの見積り、優先度の設定、リスク低減措置の決定の一連の手順」とされています。

つまり、どんなことがリスクとなり得るのかを現状から特定し、その内容を具体的に分析し、結果を予想してリスクを評価するということです。
リスクアセスメントによって導きだされた内容を基に、正しい対応方法を決めて行うこと、これがリスクマネジメントなのです。
http://anzeninfo.mhlw.go.jp/yougo/yougo01_1.html

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環境のリスクマネジメント


介護のリスクマネジメントとしてまず挙げられるのが、施設や自宅など、介護の現場となる場所でのリスク対策でしょう。
住空間や使用する福祉器具など、生活の中で考えられるリスクについては色々あると思います。

例えば施設内の段差や滑りやすい床など、仕事をする中で危険度が高いと感じた場所の写真を取り、その理由と共に介護スタッフ同士で共有し、具体的な予防策や改善策を話し合うことで効果が得られたというケースや、情報をファイルにまとめ、スタッフやご家族と共有することで、事故防止に役立ったという報告もあるようです。

ヒヤリハット事例から学ぶ


しかし、どんなに気をつけていても、事故が起こってしまうこともあるのが介護の現場。
そのような時は、同じ事故を繰り返さないために、介護の現場で起こりがちなヒヤリハット事例からリスク対策を行うことが求められます。
ヒヤリハット事例には、転倒、落下、衝突、誤飲・誤食、入浴介助での事故、人間関係のトラブルなどが挙げられるでしょう。

また、何か問題が起きた時の適切なクレーム対応も、状況改善によるより良い介護サービスの提供や、介護をする側とサービスを受ける方との信頼関係の修復という意味においても大切なことです。

介護のリスクマネジメントはチームワークが鍵


リスクに関する共有データに基づいてマニュアルを作成・改修したり、ケアプランの重要性を再認識して内容の見直しをすることも介護のリスクマネジメントに含まれています。
トラブルの多くは、コミュニケーション不測や生活習慣の違い、知識不足、研修不足などが要因となっていることが多いからです。

介護のリスクマネジメントでは、危険予測の内容や事故の事例、クレーム・苦情などの情報をスタッフ間できちんと共有し、チームワークで環境改善や体制改善を行うことが欠かかせません。

真剣に問題に取り組み、改善を図ることで事業所全体の介護スキルが向上したり、介護を受ける方やご家族、またケアマネージャーなどスタッフ同士のコミュニケーションが活発になり、信頼関係を深めるチャンスにもなるのです。

このように考えてみると、介護・福祉におけるリスクマネジメントは、現場で働くスタッフと利用者の方、ご家族とのコミュニケーションや信頼関係の上に成り立っていることを改めて実感できるのではないでしょうか。
その目的は、サービスを受ける方の安全を確保し、日々の生活の質を向上させることです。普段の生活からこまやかな気配りで事故を未然に防いだり、問題となりそうなことを見つけたら、それに対して前向きに対応する誠実な姿勢が大切なのですね。

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