ヘルパー資格の種類をレベル別に解説!取得方法や費用、難易度の違いは?

介護の資格 2024年2月26日
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この記事のまとめ

「ホームヘルパーに必要な資格にはどんな種類があるの?」と疑問に思っている方もいるでしょう。ホームヘルパーは、基本的に1人で利用者さんの自宅を訪問するので、介護職員初任者研修以上の資格の取得が必要です。この記事ではヘルパーの資格の種類や、介護職員初任者研修・介護福祉士実務者研修の取得方法などを解説しています。ヘルパーの仕事に興味がある方はぜひご覧ください。

介護資格の種類一覧まとめ!取得のメリットや難易度を解説します

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目次

ヘルパーの資格の種類

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ホームヘルパー(訪問介護員)として働くためには、正社員・パートなどの雇用形態に関係なく資格が必要です
ここでは、ホームヘルパーの要件である資格を紹介するので、訪問介護の仕事に興味がある方はぜひご一読ください。

初めての訪問介護なら「介護職員初任者研修」

初めて訪問介護の仕事に挑戦するなら「介護職員初任者研修」の取得がおすすめです。介護職員初任者研修は、介護職員としての基礎的な知識やスキルを身につけるための資格。ホームヘルパーとして利用者さんの自宅で身体介護を行うには、介護職員初任者研修か、その上位資格の取得が必要です。そのため、ホームヘルパーを目指す方が最初に取得しておきたい資格になります。

介護職員初任者研修の講座は誰でも受講することができ、学習内容は入門レベルのため、取得する難易度は比較的低いといえます。介護職員初任者研修の取得方法や費用などの詳しい情報は、「介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)とは」で後述するので、ぜひご覧ください。

キャリアアップを目指すなら「介護福祉士実務者研修」

介護福祉士実務者研修は、先述の介護職員初任者研修の上位資格です。講座では、より実践的な介護の知識を学ぶことができます。介護福祉士実務者研修は、国家資格である「介護福祉士」の受験資格の1つとなっているため、介護福祉士を目指す方は取得しておきたい資格です。

また、介護福祉士実務者研修を取得すると、訪問介護サービスの計画やホームヘルパーの教育に携わる「サービス提供責任者」の職種に就けるようになるなど、キャリアアップも目指せます。ホームヘルパーとしてスキルアップしたい方は、取得すると良いでしょう。介護福祉士実務者研修については、「介護福祉士実務者研修(旧ホームヘルパー1級)とは」で後述しているので、あわせてチェックしてみてください。

国家資格の「介護福祉士」

介護福祉士は、介護分野で唯一の国家資格です。介護の専門的な知識や技術があることを証明する資格なので、取得すれば転職に有利になります。資格手当が付いて給与が上がる職場も多いようです。

なお、働きながら介護福祉士になる場合は、取得まで最短でも3年はかかります。受験するための要件があるため簡単に取れる資格ではありませんが、試験の合格率は近年7割ほどと高めなので、将来的に挑戦することを視野に入れておくと良いでしょう。

廃止済み「ホームヘルパー1級・2級」

2013年3月以前は、ホームヘルパー1級・2級という資格がありました。介護保険法改正に伴い、ホームヘルパー2級は介護職員初任者研修へ移行。ホームヘルパー1級は介護福祉士実務者研修にシフトし、ホームヘルパー1級・2級は廃止されました。これらの資格を新たに取得することはできませんが、介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修と同等の資格として扱われています。そのため、すでにホームヘルパー1級・2級の資格を取得済みの方は、訪問介護事業所で働くことが可能です。

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ホームヘルパー2級は意味ない?廃止の背景と履歴書への資格の書き方を解説

その他ヘルパーのスキルアップに役立つ資格

ホームヘルパーとしてさらにスキルアップしたい方におすすめの資格を下記にまとめています。

  • 重度訪問介護従業者養成研修
  • 喀痰吸引等研修
  • 難病患者等ホームヘルパー養成研修
  • 福祉住環境コーディネーター
  • 認知症介護実践者研修

介護職員初任者研修などの資格に加えて、上記の介護資格を取得することで、より質の高い介護サービスを提供できるようになるでしょう。それぞれの資格については、「訪問介護に必要な資格とは?仕事内容や働くメリット・デメリットを解説」の記事で詳しく説明しているので、専門的なスキルや知識を身につけたい方はチェックしてみてください。

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介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)とは

ここでは、介護職員の入門資格である「介護職員初任者研修」について詳しく解説しています。ホームヘルパーとして働くことを検討している方は参考にしてみてください。

介護職員初任者研修の取得方法

介護職員初任者研修の取得方法の画像

介護職員初任者研修は、130時間のカリキュラムを受講し、修了テストに合格すると取得できます。受講要件がなく、介護の資格や経験がなくても取得できる資格です。都道府県から介護職員初任者研修事業者の指定を受けている資格スクールなどで受講できます。カリキュラムは統一されているため、基本的な学習内容はどのスクールも同じです。

介護職員初任者研修の受講方法は、全て通学で受ける方法と、通信講座と通学を組み合わせる方法の2種類あります。カリキュラムのうち40.5時間は通信講座を利用することが可能ですが、残りの89.5時間は通学が必要です。通信講座だけでは受講できないので注意しましょう。

週4回通学できる方は1ヶ月程度、週1回の通学で取得する方は4ヶ月程度の期間がかかります。自分のスケジュールに合わせて無理なく受講できるコースを選択することが 大切です。

介護職員初任者研修のカリキュラム

厚生労働省の「介護員養成研修の取扱細則について(p.2)」によると、介護職員初任者研修の講座カリキュラムは以下のとおりです。

科目研修時間
1.職務の理解6時間
2.介護における尊厳の保持・自立支援9時間
3.介護の基本6時間
4.介護・福祉サービスの理解と医療との連携9時間
5.介護におけるコミュニケーション技術6時間
6.老化の理解6時間
7.認知症の理解6時間
8.障害の理解3時間
9.こころとからだのしくみと生活支援技術75時間
10.振り返り4時間
合計130時間

引用:厚生労働省「介護員養成研修の取扱細則について(p.2)

「介護における尊厳の保持・自立支援」では、介護を必要とする方が自分らしく生活することの大切さを考えます。利用者さんの能力や意思を尊重してケアをする「自立支援」の考え方を身につけることは、介護職員として働くうえで重要です。

また、「老化の理解」「認知症の理解」「障害の理解」では、利用者さんの心身の状況に応じた介護を行う方法を学習します。「こころとからだのしくみと生活支援技術」のスクーリングでは、オムツ交換や車いすの移動介助などの実技演習も行うため、実践的な介護スキルを習得できるでしょう。

介護職員初任者研修の試験難易度

介護職員初任者研修を取得するには、カリキュラムの最後に行われる修了試験に合格する必要があります。修了試験は、選択問題が中心の筆記試験で、合格ラインは70点以上が目安です。介護の基礎を習得できているか確認するための試験なので、難易度は比較的低いといえます。そのため、講座をしっかりと受けていれば、落ちる可能性は低いでしょう。

介護職員初任者研修の受講費用

介護職員初任者研修の受講費用は、約4~10万円です。スクールや地域によって差があるので、事前に複数のスクールの費用を調べておきましょう。
介護職員初任者研修を無料・割引で取得する方法もあります。詳しくは、「ヘルパーの資格を費用を抑えて取得する方法」で後述しているので、チェックしてみてください。

ヘルパー2級と介護職員初任者研修の違い

ヘルパー2級と介護職員初任者研修で、対応できる仕事に差はありません。ヘルパー2級の資格があれば、介護職員初任者研修と同じく、ホームヘルパーとして仕事ができます。

ただし、ヘルパー2級から介護職員初任者研修に移行した際に、一部カリキュラムの変更がありました。介護職員初任者研修では、認知症の方へ専門的な介護を提供できるよう、認知症ケアの科目を追加。また、カリキュラム修了後には、1時間程度の筆記試験を行います。ヘルパー2級で行っていた30時間の施設実習は廃止になり、代わりにスクーリングの授業時間が増加しました。

介護職員初任者研修を取得するメリット

ここでは、介護職員初任者研修を取得するメリットを解説しているので、受講を考えている方は参考にしてください。

身体介護ができて就職先の選択肢が増える

前述のとおり、介護職員初任者研修の資格を取得していれば、1人で身体介護が行えます。そのため、無資格から働ける介護施設だけでなく、訪問介護事業所でホームヘルパーとして働くことも可能です。就職先の選択肢が増えれば、自分に合った職場を見つけやすくなるでしょう。ホームヘルパーについて詳しく知りたい方は、「ホームヘルパー(訪問介護員)とは?仕事内容や必要な資格、給料を解説」もご覧ください。

無資格より給料が高い求人に応募できる

介護職員初任者研修を取得すると、無資格者向けの求人よりも給料の高い、有資格者向けの求人に応募できます。介護の求人情報サイト「レバウェル介護(旧 きらケア)」から、神奈川県横浜市の正社員求人の例を紹介するので、確認してみてください。

資格給与夜勤通勤手当
介護職員初任者研修217,000円~月5回(夜勤手当1回5,000円)あり
無資格197,000円~なしなし

※年間休日120日の有料老人ホーム

このように、保有資格に応じて給与が高く設定されている場合、介護初任者研修を取得することで無資格より給与が高い求人に応募できるようになります。無資格者は1人で身体介護ができないので、小規模の介護施設では夜勤なしの働き方になる可能性があるでしょう。

また、厚生労働省の「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.157)」で介護職員の給与を見ると、介護職員初任者研修修了者の平均給与は300,240円、無資格者の平均給与は268,680円でした。介護職員初任者研修修了者は無資格者より3万円以上も給与が高くなっています。介護職員初任者研修を取得すれば資格手当が付く施設も多いため、無資格よりも給与が高い傾向があるようです。なお、給与は施設によって異なるので、上記の平均給与はあくまで参考としてご覧ください。

スキルや知識が評価され採用されやすくなる

知識や技術が備わっていれば、安全な介護を提供できます。介護職員初任者研修を取得していると、介護に必要な知識やスキルを兼ね備えた介護職員であると評価されるため、就職の際に有利になるでしょう。また、教育コストがかからない点でも、無資格で就職・転職するより採用されやすくなるといえます。

▶初任者研修の求人一覧

介護福祉士実務者研修(旧ホームヘルパー1級)とは

介護福祉士実務者研修も、介護職員初任者研修と同じく要件がないので、誰でも受講することができます。介護福祉士実務者研修の取得方法や必要な期間、費用、難易度などを以下にまとめました。「初任者研修と実務者研修どっちが良いの?」と取得する資格を迷っている方は、参考にしてみてください。

介護福祉士実務者研修の取得方法

介護福祉士実務者研修の取得方法の画像

介護福祉士実務者研修は、およそ450時間のカリキュラムを受講し、修了試験に合格することで取得できます。介護職員初任者研修と同じように、資格スクールで取得することができ、通学講座のみと通学講座と通信講座を併用する2通りの取得方法があるので、自分が受講しやすい方法を選びましょう。
介護職員初任者研修を受講していれば、130時間分の講座が免除されます。ホームヘルパー1級修了者も、履修済みの科目は受講の必要がありません。すでに介護職員初任者研修やホームヘルパー1級を修了している方にとっては、取得ハードルが低いといえるでしょう。なお、無資格から介護福祉士実務者研修の取得を目指す場合は、最短で6ヶ月ほど必要です。

介護福祉士実務者研修のカリキュラム

厚生労働省の「実務者研修の指定基準について(p.8)」によると、介護福祉士実務者研修のカリキュラムは以下のとおりです。

科目研修時間
1.人間の尊厳と自立5時間
2.社会の理解l5時間
3.社会の理解ll30時間
4.介護の基本l10時間
5.介護の基本ll20時間
6.コミュニケーション技術20時間
7.生活支援技術l20時間
8.生活支援技術ll30時間
9.介護過程l20時間
10.介護過程ll25時間
11.介護過程lll(スクーリング)45時間
12.発達と老化の理解l10時間
13.発達と老化の理解ll20時間
14.認知症の理解l10時間
15.認知症の理解ll20時間
16.障害の理解l10時間
17.障害の理解ll20時間
18.こころとからだのしくみl20時間
18.こころとからだのしくみll60時間
20.医療的ケア50時間
合計450時間

引用:厚生労働省「実務者研修の指定基準について(p.8)

医療的ケア」では、上記の50時間とは別に、2日間程度の演習を修了する必要があります。演習の目的は、喀痰吸引と経管栄養の手順の学習です。喀痰吸引とは、吸引装置を使用して、口や鼻の中、気管カニューレ内部の痰を吸引すること。経管栄養とは、胃ろうや腸ろう、鼻の穴からチューブを挿入して栄養剤を注入することです。演習には、シミュレーターと呼ばれる人形を使用します。

介護職員は原則として医療行為を行ってはいけませんが、喀痰吸引と経管栄養は、条件を満たした場合のみ対応可能です。そのため、介護福祉士実務者研修での演習が定められています。

また「介護過程lll」も、通学での受講が必須となっています。介護過程とは、根拠のある介護を行うために、計画を立てて介護を実施していくことです。介護職員は、「アセスメント(情報収集)→計画立案→実施→評価」というサイクルを繰り返し、利用者さんの抱える課題を明確化してサービスを提供することが大切。講義では事例検討も交えて、適切な介護を提供するためのスキルを習得します。

介護福祉士実務者研修の試験難易度

介護福祉士実務者研修は、修了試験が義務付けられていません。そのため、スクールによって試験の実施有無が異なります。修了試験を実施している場合も、学習内容を確認することが目的なので、難易度は比較的低いといえるでしょう。

介護福祉士実務者研修はカリキュラムが450時間あり、通信講座と通学講座を併用して受講する場合も、「介護過程lll(スクーリング)」「医療的ケア」で6~9日程度の通学が必要となります。試験の難易度は高くありませんが、資格取得に6ヶ月程度かかるため、途中であきらめてしまう人もいるようです。介護福祉士実務者研修を取得するためには、スケジュール管理を行い、計画的に勉強することが大切になります。

介護福祉士実務者研修の受講費用

介護福祉士実務者研修の受講費用は、無資格の場合で約10~25万円です。取得にかかる費用は、受講者の保有資格によって異なります。介護職員初任者研修や介護職員基礎研修をすでに取得している方は、介護福祉士実務者研修をお得に取得できるでしょう。
介護の資格を安く取得する方法は、「ヘルパーの資格を費用を抑えて取得する方法」で後述しているので、確認してみてください。

ヘルパー1級と介護福祉士実務者研修の違い

ヘルパー1級と介護福祉士実務者研修では、介護福祉士国家資格の要件を満たせるかどうか違いがあります。介護福祉士を受験する場合は、ヘルパー1級ではなく、介護福祉士実務者研修の取得が必要です。ヘルパー1級を保有している方であっても、実務経験ルートで介護福祉士を目指す場合は、介護福祉士実務者研修を取得する必要があることを覚えておきましょう。なお、ヘルパー1級の資格をお持ちの方は、履修していない「介護過程lll」「医療的ケア」の2科目を受講すれば、介護福祉士実務者研修を取得できます。

▶資格取得支援の介護求人一覧

ヘルパーの資格を費用を抑えて取得する方法

ここでは、介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修を無料・割引で取得する方法を比較しています。「ヘルパーの資格を取りたいけど、費用が気になる」という方はぜひチェックしてください。

ハローワークの職業訓練を利用する

ハローワークの職業訓練では、介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修を無料(テキスト代は実費負担)で受講できます。職業訓練の正式名称は、公的職業訓練です。「ハロートレーニング(ハロトレ)」と呼ばれることもあります。職業訓練の対象となるのは、ハローワークに求職登録をしている方です。受講するには、筆記試験と面接を受けて合格する必要があります。特定の条件を満たしている方は、支援訓練受講手当を受け取ることもできるので、よりお得に介護資格を取得できるでしょう。

国や自治体の資格取得支援制度を活用する

国は労働者のキャリアアップ支援として「教育訓練給付」を行っています。給付を受けるためには、雇用保険の加入期間や、離職してからの期間などの条件を満たす必要があるので確認してみましょう。
介護職員初任者研修は「特定一般教育訓練」の対象で、受講費の4割(上限20万円)が訓練終了後にキャッシュバックされます。また、介護福祉士実務者研修は「専門実践教育給付訓練」の対象。訓練終了後に、最大で70%の受講料がキャッシュバックされます。
このほか、都道府県や市町村が独自に資格取得支援を行っている場合も多いので、自分の住んでいる自治体の制度もチェックしてみてください。

資格取得支援のある施設へ就職する

介護職員の定着や教育を目的に、資格取得にかかる費用を負担している介護施設も多くあります。介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修を無料で取得できるだけではなく、受講日が出勤扱いになる職場もあるようです。職場で勉強会を開いたり、先輩職員からアドバイスを受けたりすることも。転職先を探す際には、資格取得支援制度の有無も確認しておきましょう。

無料で受講できる資格スクールに通学する

介護事業者や転職エージェントが運営するスクールでは、無料キャンペーンをしていることがあります。自分が住んでいる地域のスクールがキャンペーンを行っているか、確認してみましょう。
介護業界に特化した転職支援サービスのレバウェル介護(旧 きらケア)が運営する「レバウェルスクール介護」の利用もおすすめです。レバウェル介護(旧 きらケア)経由で就職が決まった場合、無料で介護職員初任者研修を受講できるので、資格を取得して介護業界で活躍したいと考えている方は、ぜひチェックしてみてください。

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ヘルパー資格についてよくある質問

ここでは、ヘルパー資格についてよくある質問に回答します。「ホームヘルパーの仕事に興味があるけど、資格を取ろうか悩んでいる」という方は、ぜひチェックしてみてください。

ヘルパー資格の取得に年齢制限はありますか?

ホームヘルパーとして働くための資格は、「介護職員初任者研修」「介護福祉士実務者研修」「介護福祉士」の3つです。これらの介護資格は、年齢による受験制限がないため、何歳であっても挑戦することができます。介護職員初任者研修と介護福祉士実務者研修は、未経験や無資格の方も取得できる資格です。介護福祉士を実務経験ルートで受験する場合、介護福祉士実務者研修の修了と3年以上の実務経験が求められるので、キャリアプランを事前に考えておくと良いでしょう。

ヘルパーは資格なしでも働けますか?

新型コロナウイルス蔓延の影響でホームヘルパーが不足するケースでは、無資格で介護職の経験がある方が訪問介護に従事できる場合もあるようです。ただし、ホームヘルパーとして働く場合、基本的には介護職員初任者研修以上の資格が求められます。資格取得支援がある訪問介護事業所では、先輩職員に付いて働きながら資格取得を目指すことも可能。しかし、資格がないと応募できない求人もあるので、介護職員初任者研修などの介護資格を取得してから訪問介護への就職・転職に臨むと良いでしょう。

ホームヘルパー2級の資格を持っていても意味がないの?

ホームヘルパー2級(訪問介護員2級養成研修課程)を修了していればホームヘルパーとして働けます。ホームヘルパー2級は廃止されましたが、現在でも有効な資格です。履歴書に書くことで、転職時に介護職員初任者研修と同等の介護スキルを持っていると証明できます。以前にホームヘルパー2級を取得している方は、介護業界での転職で有利になるケースもあるため、積極的に活用しましょう。

まとめ

ホームヘルパー(訪問介護員)として身体介護を行うには、「介護職員初任者研修」「介護福祉士実務者研修」「介護福祉士」といった資格が必要になります。介護職員初任者研修は、介護の入門資格として取得しやすいので、介護未経験の方におすすめです。また、介護福祉士実務者研修も、未経験・無資格で挑戦できます。介護福祉士実務者研修は、介護業界でのキャリアアップを目指す方におすすめの資格です。介護職員初任者研修と介護福祉士実務者研修は、スクールでカリキュラムを受講することで取得できます
過去にホームヘルパー1級・2級を取得した方も、ホームヘルパーとして働くことが可能です。ヘルパーに求められる介護資格には年齢制限がないため、何歳でも挑戦できます。

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執筆者

  • 「レバウェル介護」編集部

    お役立ち情報制作チーム

介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点

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「きらケア」は「レバウェル介護」にサービス名を変更しました

「きらケア」は転職だけではなく、介護職の方が働く中での悩みに幅広く寄り添えるサービスになるために「レバウェル介護」として新しく生まれ変わりました。

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※この記事の掲載情報は2024年2月26日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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