福祉に役立つおすすめの資格をご紹介!難易度や取得方法もあわせて解説

介護の資格 2021年6月25日
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福祉の仕事に就くには資格が必要なことが多々ありますが、種類が多く「何を取得すればいいのか分からない…」と悩む方もいるはず。福祉の分野ごとに活かせる資格が異なるため、この記事では、福祉の仕事に就く際におすすめの資格をご紹介します。それぞれの資格の活躍の場や合格率もまとめているので、取得する際の参考にしてください。

目次

介護の現場で活かせる福祉の資格

介護は無資格でも就ける福祉の仕事ですが、資格を持っていれば利用者さんを援助するために必要な知識や、技術が身に付いている証明になります。また、資格があると転職やキャリアアップに有利になるうえ、今後の高齢者福祉において需要が高い人材になれる可能性が高くなります。介護で活かせる福祉の資格について、難易度や受講費用などをまとめているので、チェックしてみてください。

介護職員初任者研修

介護職員初任者研修は未経験者でも取得できる資格で、介護の基礎的な技術やスキルが習得できます。介護職の中でも、1人で身体介護を行うホームヘルパーになるには、介護職員初任者研修以上の資格が必須です。デイサービスや有料老人ホームなどでも、介護職員初任者研修の資格があれば自分の判断で身体介護を行えるので、取得して損はないといえます。

介護職員初任者研修の資格を取得するには、130時間のカリキュラムを通学講座か通信講座で学び、筆記形式の試験に合格しなければなりません。カリキュラムの内容が押さえられていれば合格できる難易度で、万が一不合格になっても追試に受かれば資格を取得できます。介護職員初任者研修の資格は最短1カ月で取得できるので、初めて福祉の資格を取る方におすすめです。

介護福祉士実務者研修

介護福祉士実務者研修は、介護福祉士を目指すうえで必要不可欠な福祉の資格です。介護職員初任者研修と同じく未経験者でも取得可能な資格で、基礎から応用まで幅広い介護知識とスキルを身に付けられます。たん吸引や経管栄養といった医療行為も学べる資格なので、サービス提供責任者に就任することも可能です。

介護福祉士実務者研修を無資格から目指す場合、450時間のカリキュラムを通学講座か通信講座で学ぶ必要があります。介護職員初任者研修の資格があると、130時間分のカリキュラムを免除してもらえたり受講費用を割引してもらえたりするので、取得している方は活用しましょう。取得期間の目安は約6カ月と長めですが、介護福祉士を目指す方にはおすすめの資格です。

介護福祉士

介護福祉士は介護業界唯一の国家資格で、高齢者福祉や障害者福祉の現場でリーダー的存在として活躍しています。介護福祉士自身も利用者さんの介護を行うかたわら、高度な介護技術や専門的な知識を活かして職員の指導や教育を担うことが多いです。また、転職やキャリアアップに有利な資格なので、介護職に従事している人に人気があります。介護福祉士の資格を取得するには、介護福祉士国家試験に合格しなければなりません。受験資格を手に入れるには、介護福祉士実務者研修を修了したうえで3年以上実務経験を積むか、福祉系高校や養成施設に通う必要があります。試験は毎年行われていますが、難易度はそれほど高くなく受験者の約半数が合格しているようです。振るい落とすような試験ではないので、しっかり勉強して技術と知識を身に付けていれば、合格できるでしょう。高齢者福祉や障害者福祉の分野でキャリアアップを目指すなら、介護福祉士の資格がおすすめです。

介護支援専門員

介護支援専門員はケアマネージャーとも呼ばれており、介護に携わる福祉の資格の中でも取得難易度が高いのが特徴です。ケアマネージャーは、介護が必要な高齢者のために要介護認定の書類を作成したり、利用者さんの状況に応じたケアプランの作成を行ったりします。ケアマネージャーはデスクワークが多く、現場の職員に比べて利用者さんと接する機会が少なめ。しかし、ケアプランを考えるには誰よりも利用者さんを把握しなければならないので、やりがいを求めて介護職員からケアマネージャーを目指す人もいます。

ケアマネージャーになるには、介護支援専門員実務研修受講試験に合格したうえで、その後に行われる研修を修了しなければなりません。介護支援専門員の受験資格があるのは、社会福祉士・介護福祉士・精神保健福祉士などの特定の資格を持っており、その分野で5年以上実務経験を積んだ人のみです。受験資格さえ満たしていれば、通学講座や通信講座で勉強して最短で1カ月半~3カ月程度で介護支援専門員になれる場合もあります。介護支援専門員実務研修受講試験は、受験者のうち20%程度しか合格できないといわれていますが、やりがいを持って福祉の仕事を行いたい人にはおすすめの資格です。

介護事務

介護事務は高齢者福祉に直接関係ありませんが、介護の現場をサポートする大切な資格です。介護サービスの利用料を市区町村や国に請求するのが主な仕事で、備品管理や書類整理といった一般事務もこなします。現場で働く介護職員と違って夜勤や休日出勤が少なく、生活リズムの整った働き方ができるのが特徴です。介護事務は民間の福祉の資格なので、ケアクラークや介護事務管理士など、内容が少しずつ異なります。短いと1週間程度で介護事務の資格を取得できるので、事務職として福祉に携わりたい方におすすめの資格です。

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相談援助・支援業務に活かせる福祉の資格

生活困窮者や障害がある方に対する支援業務・相談援助なら、以下のような資格を活かして働けます。

社会福祉士

社会福祉士は日常生活に支障があるすべての人に対して、相談を受けたり支援を行ったりするのに必要な国家資格です。福祉や保健に関する知識を身に付けられる資格で、社会福祉協議会や老人ホーム、児童相談所などさまざまな場所で活躍しています。

社会福祉士になるには、社会福祉士国家試験に合格しなければなりません。大学を卒業していない方でも、通信制大学に通って養成施設を卒業すれば、国家試験を受験できます。幅広い分野で活躍できる分必要な知識が多く、試験の合格率は30%程度と低い傾向にありますが、福祉の仕事の中でもやりがいがあるので興味がある方は挑戦してみましょう。

精神保健福祉士

精神保健福祉士は、精神障害がある方の社会復帰や生活支援を行う国家資格です。職場によって仕事内容が大きく異なり、たとえば精神科で働く精神保健福祉士なら、入院中の相談業務や関係機関と利用者さんの橋渡し役を担います。ほかにも利用者さんの家族や職場、学校と情報を共有して、より良い環境づくりを行うこともあるようです。

精神保健福祉士になるには社会福祉士と同じように、一般大学を卒業後に実務経験を積んで養成施設に通ったり、福祉系大学で指定科目を履修したりしなければなりません。精神保健福祉士の国家試験は約60%の人が合格しており、難易度はそれほど高くないといえます。また、精神保健福祉士と社会福祉士の試験内容は一部同じ箇所があるので、同時受験すれば該当科目を免除してもらえたり、費用を安くしたりすることも可能です。両方の国家資格を取得することで、より幅広い福祉の仕事で活躍できます。

臨床心理士

臨床心理士の資格を持っていると、臨床心理学に基づいて障害がある方や高齢者、子どもの問題を心理的側面から支援できます。臨床心理士になるには、大学院や専門職大学院に通って指定の科目を履修してから、臨床心理士国家試験に合格しなければなりません。合格率は約60%とやや高い傾向にあるので、しっかり勉強していれば合格できるでしょう。困窮している人を心理的にサポートしたい人には、臨床心理士の資格がおすすめです。

障害者福祉に活かせる資格

福祉の仕事の中でも障害者福祉の分野で活躍したい人には、以下の資格がおすすめです。

作業療法士

作業療法士はOTとも呼ばれており、生活や仕事に必要な身体機能の回復を促す知識や技術を身に付けられる国家資格です。医師の指示のもとで障害がある方の状況に応じて手芸や工作といった作業を行って、障害がある方の身体機能の維持・回復を促進するのが主な仕事です。作業療法士の資格を取得するには、学校や養成施設に通って受験資格を得てから、作業療法士国家試験に合格しなければなりません。試験の合格率は80%以上と非常に高く、障害者福祉や高齢者福祉の仕事で活躍したい人にはおすすめの資格です。

理学療法士

理学療法士はPTとも呼ばれており、事故や病気にあった人のリハビリを行ったり、高齢者の身体機能を良くしたりするための技術を身に付けられる国家資格です。理学療法士になるには学校や養成施設に通って受験資格を得た後、理学療法士国家試験に合格しなければなりません。試験の合格率は年度によってばらつきがあり、約70~90%を推移しているようです。理学療法士の資格は難易度が低く取得しやすいので、障害者福祉や高齢者福祉の現場で働きたい人におすすめの資格といえます。

言語聴覚士

言語聴覚士はSTとも呼ばれており、言語機能や聴覚機能に障害のある方に検査や訓練を行える国家資格です。医師や歯科医師に指示を仰いで、聴力・言語機能だけでなく、摂食の問題や嚥下障害を解決するためにアドバイスや訓練を行います。言語聴覚士になるには、指定の大学や養成施設に通ったり、一般大学卒業後に大学院で専攻科に進んだりして受験資格を得た後、言語聴覚士国家試験に合格しなければなりません。試験の合格率は60%以上と高く、難易度は低いといえます。言語聴覚士は幅広い分野で求められている国家資格なので、福祉の仕事で活躍したい方におすすめです。

義肢装具士

義肢装具士は医師の指示のもとで義肢や装具を製作したり、利用者さんの体に合うか確認したりする技能を持つ国家資格です。義肢装具士になるには、専門の養成所や大学を卒業してから義肢装具国家試験に合格しなければなりません。専門知識を身に付けてから国家試験を受けるためか、合格率は約80%以上と高い傾向にあります。義肢装具士は高齢者福祉や障碍者福祉の分野で活躍しており、手足を失った人や身体機能に障害がある方のサポートができるので、人の役に立ちたい方におすすめの資格です。

福祉系の国家資格はキャリアアップに必要

福祉の仕事に活かせる資格の中でも、国家資格はキャリアアップを目指すうえで必要です。介護福祉士・社会福祉士・精神保健福祉士など、国家資格は取得しているだけで管理職に選ばれやすくなったり、ボーナスの査定で有利になったりします。福祉の仕事でキャリアアップを目指したい方や収入アップを狙っている方は、福祉系の国家資格を取得するのがおすすめです。

福祉の資格を取るなら通信講座がおすすめ

福祉の資格を取得するなら通信講座を利用してみましょう。自宅で試験を受けられたり、カリキュラムを受講したりするだけのものなら、働きながらでも資格を取得できます。通信講座を活用すれば、通学が必要な講座でもスクーリング日数を減らせることも。自分のペースで福祉の資格取得を目指したい方は、通信講座を活用して受講してみてください。

まとめ

福祉の資格を取りたい方におすすめなのは、誰でも受講できる介護職員初任者研修や、介護福祉士実務者研修です。キャリアアップしたい人や幅広い分野で活躍したい人は、介護福祉士・社会福祉士・精神保健福祉士をはじめとした、福祉の仕事に活かせる国家資格を取得してみましょう。福祉の資格は通信講座でカリキュラムを学べる場合もあるので、働きながら取得を考えている方は自分のペースに合わせて活用するのがおすすめです。

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