
この記事のまとめ
- 独学で取れる介護の資格には、介護福祉士や介護支援専門員などがある
- 介護の資格を取得するためにおすすめの勉強法は、過去問や模擬試験の活用
- 介護の資格を独学で取得するコツは、自分に合った学習ペースを見つけること
「独学で取れる介護の資格はある?」と気になる方もいるのではないでしょうか。独学で取得を目指せる介護の資格として、介護福祉士や介護支援専門員などが挙げられます。この記事では、独学で取れる介護の資格の詳細や勉強方法、取得のコツをまとめました。独学のメリットとデメリットも解説します。独学以外で取得する場合におすすめの介護の資格もご紹介するので、興味のある方はご一読ください。
介護資格の種類29選!取得方法やメリットを解説します →レバウェル介護の資格スクールはこちら目次
介護の資格は独学で取れる?
介護の資格には、独学で取得できるものもあります。独学で取得する場合、参考書や問題集、過去問などを活用して学習するのが一般的です。働きながら取得を目指せる資格も多くあるので、スキルアップしたい方はチャレンジすると良いでしょう。
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独学で取れる介護・福祉の資格4選
ここでは、独学で取れる介護・福祉の資格を4つご紹介します。資格の概要や受験要件、合格率などもまとめたので、チェックしてみてください。
介護福祉士
介護福祉士は、介護分野の資格のなかで唯一の国家資格です。取得する過程で専門的な知識やスキルを身につけられるため、介護業務や職員の指導に活かせます。年に1回行われる介護福祉士国家試験に合格して資格登録を行うと、介護福祉士を取得することが可能です。
受験要件
日本国籍の人が介護福祉士の受験資格を得るルートは、「養成施設ルート」「実務経験ルート」「福祉系高校ルート」の3つあります。
働きながら取得を目指す場合は、「実務経験ルート」で受験する方が多いようです。実務経験ルートでは、「介護福祉士実務者研修の取得」と「実務経験を3年以上積む」の2つの条件を満たすことで、試験の受験資格を得られます。
介護福祉士試験の要件については、「介護福祉士の受験資格を得るルートを解説!必要な実務経験や試験概要は?」の記事で解説しているので、気になる方はチェックしてみてください。
出典
公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「[介護福祉士国家試験]受験資格」(2025年12月16日)
合格率
厚生労働省の「第37回介護福祉士国家試験合格発表について」によると、2025年に実施された介護福祉士国家試験の合格率は、78.3%でした。国家試験のなかでは合格率が高いため、しっかり学習時間を確保すれば合格を目指しやすい難易度といえます。
出典
厚生労働省「第37回介護福祉士国家試験合格発表について」(2025年12月16日)
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介護支援専門員(ケアマネジャー)
介護支援専門員(ケアマネジャー)とは、介護サービスを必要とする方が適切なケアを受けられるようサポートを行うための資格です。介護支援専門員の資格を取得することで、ケアマネジャーとしてケアプラン作成などの業務に携われます。
ケアマネジャーの資格を取得するには、介護支援専門員実務研修受講試験に合格し、介護支援専門員実務研修を修了しなければなりません。
受験要件
介護支援専門員実務研修受講試験の受験要件は、「指定の国家資格等に基づく業務に通算5年かつ900日以上従事」「施設などで相談援助の業務に通算5年かつ900日以上従事」のいずれかを満たすことです。介護福祉士として介護業務に従事した場合や、生活相談員として相談援助に従事した場合に、実務経験の要件を満たせます。
合格率
厚生労働省の「第27回介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況について」によると、2024年のケアマネジャー試験の合格率は32.1%でした。より専門的な知識や技術が求められるので、介護福祉士などの福祉に関するほかの資格と比べて難易度は高めです。
介護支援専門員(ケアマネジャー)の資格について詳しく知りたい方は、「ケアマネジャーになるには?介護支援専門員の受験資格や試験の難易度を解説」の記事をチェックしてみてください。
出典
厚生労働省「第27回介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況について」(2025年12月16日)
福祉住環境コーディネーター
福祉住環境コーディネーターの資格を取得すると、高齢者の方や障がいのある方に暮らしやすい住環境を提案するのに活かせます。
1~3級に分かれており、いずれも福祉住環境コーディネーター検定試験(R)に合格することで取得可能です。なお、2、3級は選択式、1級は選択式と記述式を組み合わせた試験となっています。
受験要件
福祉住環境コーディネーター検定試験(R)を受験するための要件はなく、誰でも受験が可能です。どの級からでも受験できるので、自分のスキルに合った試験に挑戦できます。
合格率
2025年度に実施された第54回福祉住環境コーディネーター検定試験(R)の合格率は、2級が24.3%、3級が45.4%となっており、どちらも合格者は半数以下でした。また、2024年度に実施された1級試験の合格率は7.6%と低く、難易度の高さがうかがえます。
※福祉住環境コーディネーター検定試験(R)は東京商工会議所の登録商標です
出典
東京商工会議所「福祉住環境コーディネーター検定試験(R)」(2025年12月16日)
ケア クラーク(R)
ケア クラーク(R)は、介護事務の業務に関する知識・技能を証明できる資格。ケアクラーク技能認定試験に合格することで取得可能です。試験は学科50分、実技70分で、毎月実施されています。
受験要件
ケアクラーク技能認定試験に受験要件は設けられていません。そのため、学歴や年齢を問わず誰でも挑戦できます。
合格率
ケアクラーク技能認定試験の合格率は公開されていません。実技・学科のそれぞれで70%以上得点すれば合格です。〇×や択一で解答する形式なので、複択式や記述式と比べると難易度は低いといえます。
出典
一般財団法人 日本医療教育財団「試験概要|ケアクラーク技能認定試験」(2025年12月16日)
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介護の資格を独学で取得するための勉強方法
ここでは、介護の資格を独学で取得するために効果的な学習方法をご紹介します。「どうやって勉強したら良いのか分からない…」とお悩みの方はご一読ください。
過去問で傾向を掴む
過去問を活用することで問題の傾向を掴めます。よく出る問題や出題の傾向が分かれば対策しやすいでしょう。また、過去問を解けば試験問題に慣れることもできます。
模擬試験を受験する
模擬試験があれば、一度は受験しておくと良いでしょう。模擬試験では、会場や日程、持ち物などが指定されるので、本番と似た環境に慣れることができます。受験の緊張感を経験すると、本番で過度なプレッシャーを感じることを避けられるでしょう。
介護福祉士や介護支援専門員の試験は年に1回しかなく、取得のチャンスが少ないので、できる限りの対策をしておくと安心です。
テキストや問題集を絞る
使用するテキストや問題集は1~2冊程度に絞るのがおすすめです。合格に近づくには、多くのテキストを読むことよりも、内容を理解しながら読むことを意識しましょう。
また、介護や福祉に関する制度は変更されることもあるので、最新のテキストや問題集を使うのも合格のためのポイントです。
テキストを選ぶ際は、「図解が多くて視覚的に理解しやすい」「用語の索引があって調べやすい」など、自分にとって分かりやすいものを選びましょう。民間資格などで公式テキストが用意されている場合、活用すれば出題範囲を効率良く把握できます。
介護の資格を独学で取得するコツ
ここでは、介護の資格を独学で取得するコツとして、「自分に合った学習ペースを見つける」「勉強の期間をしっかり確保する」の2つを解説します。
自分に合った学習ペースを見つける
独学で資格を取得するには、自分に合った学習ペースを見つけることが重要です。休日にまとめて取り組む、毎日少しずつ進めるなど、適切な学習ペースは人それぞれ異なります。自分に合った学習スタイルを確立することで、効率的に勉強を進められるでしょう。
資格勉強の期間をしっかり確保する
資格の取得を目指すなら、しっかりと学習時間を確保しましょう。受験日から逆算して、いつから勉強を始めたら良いか計画を立てるのがおすすめです。
たとえば、介護福祉士国家試験は半年~1年前くらいに勉強し始める方が多い傾向があります。なお、資格によって学習期間の目安は異なるので注意しましょう。
資格取得支援のある職場なら、シフトの融通が利きやすかったり、試験日を勤務扱いにしてくれたりする場合があります。施設によっては、費用を一部負担してくれることもあるので、働きながら資格取得を目指しやすいでしょう。
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介護資格を独学で取得するメリット
介護の資格を独学で取得するメリットは、勉強の自由度が高いことです。独学の場合、自分のペースで勉強を進められたり、教材やテキストを選べたりします。どの科目から勉強するかも選べるので、自分が分かりやすい順に学習を進められるでしょう。
そのほか、テキストや問題集の費用しかかからずコストを抑えられるのも、独学のメリットの一つです。
一方、スクールを利用して資格取得を目指す場合、講義の頻度や学習ペースが決められている傾向にあります。シフトやプライベートの予定を調整する必要があるので、「働きながら勉強するのは大変」と感じることがあるかもしれません。また、スクールの講座を受講するには、数万円程度の費用がかかるのが一般的です。
介護資格を独学で取得するデメリット
独学で資格取得を目指す場合、1人で学習を進めなくてはいけないというデメリットがあります。分からないことがあっても、基本的には自分で解決しなければなりません。
また、テキストや問題集も自分で選ぶ必要があるため、「正しい勉強方法なのか分からない…」と不安になる人もいるようです。テキストを読んで勉強するのが苦手な方や、1人ではモチベーションを保ちにくい方は、独学することを大変に感じるかもしれません。
反対に、資格スクールを受講する場合、分からないことがあれば講師に質問できます。テキストや学ぶ順番もある程度決められているので、自分で計画を立てる手間もかかりません。また、周囲に同じ目標を持つ仲間がいるため、独学よりもモチベーションを保ちやすい傾向にあります。
通学が必要だがキャリアアップに役立つ介護資格
研修の受講が必要で独学だけでは取得できないものの、キャリアアップに役立つ介護資格2つを以下でご紹介します。「どの資格が必要か分からない…」「介護職に興味がある」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
介護職員初任者研修
介護職員初任者研修は、介護の入門的な資格です。要件はなく誰でも受講できます。取得することで1人で身体介護ができ、訪問介護にも携われるようになるため、就職先の選択肢が増えるでしょう。
介護職員初任者研修を取得するには、130時間のカリキュラムを受講し、修了試験に合格する必要があります。修了試験は到達度を図るために行うもので、研修を振り返る内容のため、難易度は高くないでしょう。
介護職員初任者研修については、「介護職員初任者研修とはどんな資格?受講費用を抑える方法や取得のメリット」の記事もご参照ください。
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レバウェル介護の資格スクール介護福祉士実務者研修
介護福祉士実務者研修では、初任者研修よりも応用的な知識や技術を習得可能です。受講要件が定められていないため、実務経験や保有資格に関係なく挑戦できます。
介護福祉士国家試験を「実務経験ルート」で受験する場合に必要な資格なので、介護・福祉業界でキャリアアップしたい方におすすめです。
介護福祉士実務者研修の修了には、無資格者は約450時間、初任者研修の保有者は約320時間かかります。修了試験は必須ではありませんが、到達度を図るために試験を行うスクールもあるようです。
介護福祉士実務者研修については、「介護福祉士実務者研修とは?資格取得のメリットや初任者研修との違いを解説」の記事で解説しています。
介護の資格を取得する必要性
介護業界には無資格から働ける職場もあるので、「資格は取らなくても良い?」と思う方もいるかもしれません。しかし、介護の資格を取得すると以下のようなメリットがあり、仕事に活かせます。
- 介護の知識・スキルを身につけられる
- 就職・転職に有利になる
- キャリアアップにつながる
- 給与アップが望める
介護の知識や技術を習得することで、自信を持って業務に取り組めるようになったり、無資格より転職の選考に有利になったりするでしょう。
また、介護スキルを証明できるのもメリット。役職を任されることや上位の資格の受験要件を満たせることで、キャリアアップにつながる可能性もあります。職場によっては、資格手当などによって給与がアップすることもあるようです。
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レバウェル介護の資格スクール【体験談】介護の資格を取得して良かったこと
ここでは、実際に介護の資格を取得した方がメリットを感じた体験談をご紹介します。資格を取得するか迷っている方は、参考にしてみてください。
介護福祉士の専門的な知識や技術を身につけることで、介護や支援の仕方に確信を持てました。気持ち的な余裕も生まれ、やり甲斐を感じながら仕事ができています。
ケアマネジャーの資格を取得したことで給与が上がりました。60代ですが高時給で働けています。
介護福祉士の資格を取得しました。ケアマネジャーを目指しているので、資格を取得して良かったです。また、転職の際にスムーズに仕事が見つかりました。
介護の資格を取得して良かったこととして、身につけた知識を業務に活かせることや、給与がアップしたことが挙げられました。資格の強みを活かしてキャリアの幅を広げられる点も魅力の一つです。
「介護業界で長期的に活躍したい」という方は、資格を取得することでさまざまなメリットを得られるでしょう。
独学で介護資格を取得することについてよくある質問
ここでは、独学で介護の資格を取得することについて、よくある質問にお答えします。「どの介護資格を取れば良い?」とお悩みの方は、ご一読ください。
実務経験なしで取れる介護資格はありますか?
実務経験なしで取れる介護の資格として、「介護職員初任者研修」や「介護福祉士実務者研修」が挙げられます。これらの資格には受験要件や年齢制限がないので、誰でも取得を目指すことが可能です。介護の基礎的な知識を身につけられるため、介護未経験の方が取得するのに向いている資格といえるでしょう。
また、現場以外で活かせる介護に関する資格として、ケア クラーク(R)や福祉住環境コーディネーターがあります。これらの資格も受験要件がないので、実務経験なしの方も取得可能です。
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レバウェル介護の資格スクールスキルアップに役立つ介護資格はありますか?
介護職としてスキルアップしたいなら、介護福祉士を目指すと良いでしょう。介護福祉士の資格を取得する過程で、介護の専門的な知識・技術を習得できます。
また、介護福祉士の資格や経験は、キャリアアップにも活かすことが可能です。たとえば、介護支援専門員(ケアマネジャー)の試験の受験要件の一つとして、「介護福祉士としての実務経験が5年以上あること」が定められています。
スキルアップに役立つ介護資格について、詳しくは「介護職のスキルアップに役立つ資格|取得方法や現場で活躍する方法も解説!」の記事もチェックしてみてください。
まとめ
介護に関する独学で取れる資格として、介護福祉士や介護支援専門員(ケアマネジャー)などが挙げられます。独学で資格取得を目指す場合、過去問や模擬試験などを活用し、試験の傾向を掴むことが大切です。
勉強の期間をしっかり確保したり、自分に合った学習ペースを見つけたりすることで、合格に近づけるでしょう。
「資格取得支援のある職場で働きたい」「取得した資格を活かせる職場に転職したい」という方は、レバウェル介護(旧 きらケア)にご相談ください。レバウェル介護(旧 きらケア)は、介護業界に精通した転職エージェント。専任のキャリアアドバイザーが、あなたの希望に沿って職場探しをサポートいたします。
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「レバウェル介護」編集部
お役立ち情報制作チーム
介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点



