介護職の時給はいくら?資格や施設ごとの差、給料アップの方法もご紹介!

資格・試験 仕事 2020/06/01
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給料袋と置時計の画像

給料が低いと言われている介護業界で、時給は一体いくらに設定されているのでしょうか?正職員でも時給制で給料を支給している施設があるようなので、気になっている方は少なくないでしょう。そこで、こちらでは厚生労働省のデータを基に、全国の介護職員の平均時給がどれくらいなのか、資格の差や事業所の差、給料を上げる方法などについてご紹介。興味のある方はぜひご覧ください!

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【目次】


介護職員の平均時給はいくら?
資格の有無で時給に差が出る
事業所によって差がある
介護派遣は時給が高い
時給交渉する際の手順
今すぐ時給アップする方法
まとめ


介護職員の平均時給はいくら?



シニア男性の手をとる介護士の画像

介護職員の平均時給は、常勤で990円。非常勤で1,100円です。
日本の平均最低賃金額である901円を、大きく上回っています。
しかし、他の業種と比較すると、介護職の給料は低いのでしょうか?高いのでしょうか?
介護業界以外で、正社員の時給制を導入している仕事の平均時給と比較してみましょう。

・飲食店の接客スタッフ 1,019円
・家庭教師や塾の講師 1,160円
・スーパーやコンビニの販売スタッフ 988円
・清掃スタッフ 887円
・美容師 871円

上記と見比べると、介護職員の平均時給はさほど低くないことがわかります。
介護職の給料は低いというイメージが強く根付いていますが、近年では介護職員処遇改善加算などの制度が新設され、介護業界全体の給料がアップ。
今後もさらなる処遇改善や最低賃金の引き上げが行われていくことが予想されているので、介護職員の時給も引き上げられていくことが期待できるでしょう。

また、正職員は月給制が一般的なので、時給制で働くことに違和感を抱く方もいるようです。しかし、介護業界では時給制で働く正職員は珍しくなく、最低賃金以上支払われていれば時給制でも違法ではありません。

なぜ介護職員の給料は低いのか



上記で、介護職の給料は低いというイメージが強いと述べました。
近年では処遇改善が行われ、給料も増えつつありますが、それでもまだ負担の大きい仕事の割に低賃金で、不満を抱える職員は多いようです。
そもそもなぜ介護職員の給料が低いのかというと、介護職員の給料の源である「介護報酬」が政府によって、その金額を定められていることが影響しています。
そもそも介護報酬は、ご利用者が1割から3割ほど支払う介護サービスの利用料と、保険料、税金から支払われるもの。
その介護報酬から施設の運営費などを差し引いてから、残ったお金を介護職員に給料として振り分けるため、なかなか介護職員の給料を増やすことができないようです。
介護報酬の額は3年に1度、見直されて改定されますが、増額することは国民の負担を増やすことに繋がるため、そう簡単には増やせません。
また、介護施設や事業所が、利益を追求する株式会社のように業績を上げて報酬を増やす、ということもできないようになっています。

出典:厚生労働省「平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果  第99表」
出典:厚生労働省「平成30年賃金構造基本統計調査による職種別平均賃金(時給換算)」
出典:厚生労働省「地域別最低賃金の全国一覧」(2020/05/27)

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資格の有無で時給に差が出る



試験を受ける様子

介護職員の給料は、資格の有無によって差が出ます。

・無資格 常勤1,160円 非常勤1,140円
・有資格 常勤1,310円 非常勤1,360円

厚生労働省のデータを時給換算すると、無資格と有資格とでは200円近い差があるようです。(手当や一時金も含みます。)
また、資格の種類も給料に大きく影響します。

・介護職員初任者研修 常勤1,290円 非常勤1,370円
・介護福祉士 常勤1,370円 非常勤1,380円
・ケアマネージャー 常勤1,300円 非常勤1,340円

任される仕事内容が違ってくるため、保有資格は給料に大きく影響します。
給料アップを目指すのであれば、資格取得をしてキャリアアップしたほうが良いでしょう。

出典:厚生労働省「平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果 第89表・第90表」(2020年05月27日)

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事業所によって差がある



瓶に入った金貨の画像

介護職員の給料は、勤め先の施設形態によっても差があります。

・特養 常勤980円 非常勤1,000円
・老健 常勤970円 非常勤990円
・訪問介護 常勤1,110円 非常勤1,230円
・デイサービス 常勤960円 非常勤960円
・グループホーム 常勤920円 非常勤940円

時給が最も高いのは訪問介護です。
その理由としては、訪問介護で働くホームヘルパーは、ご利用者に対する責任やリスクを一身に背負うからとされています。
例えばご利用者からのクレームを直接受けたり、介助中にご利用者が転倒してしまったりした際、周りに助けてくれる人は誰もいません。
事業所はいつでも緊急事態に対応できるようにサポート体制を整えていますが、基本的には自分一人で対応しなければならないでしょう。
そういった場合の責任やリスクを負う可能性があるという点が、訪問介護の時給を高くしているようです。

出典:厚生労働省「平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果 第102表」(2020年05月27日)

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介護派遣は時給が高い



OKする介護士

一般的に、介護派遣は時給が高く設定されているようです。
こちらでは、介護業界で派遣として働くことに興味を持っている方に、介護派遣の時給が高い理由を解説します。

派遣は長期的な雇用ではないため



基本的に、派遣先で働けるのは3年間と決まっています。
そもそも介護派遣は産休や急な退職による人員不足を補うために雇われるので、一刻も早く人材を確保するために高い時給を支払っているようです。
さらに、業界全体の人手不足も相まって、時給が高くなっています。
しかし、介護派遣のまま長期雇用してしまうと、かなり高い時給になってしまい、施設側の負担が増えてしまうので、介護派遣は給料が高い代わりに短期の雇用になるのです。

派遣の給料には「交通費」が含まれている



一般的に、介護施設で働く職員は、正職員もパートも関係なく、交通費が加算されて給料が支払われます。
ですが、派遣で働く場合、雇用主は派遣会社となるので、施設側から交通費の支給はありません。その代わり、時給にはすでに交通費が含まれているため、直接雇用の時給と比較してみると高い金額をもらっているようです。

派遣会社を通じて求人を出すことにより広告宣伝費を抑えられる



介護職員を募集する際、求人サイトやチラシに求人情報を掲載すると、多額の広告宣伝費がかかってしまいます。
ですが、派遣会社を通じて求人を出すと広告宣伝費がかからず、採用時にかかるコストを最小限に抑えることができるのです。
さらに派遣の介護職員は、施設が直接雇用するわけではないので、社会保険料などを負担する必要がなく、負担がない分、派遣の時給を上げることができています。

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時給交渉する際の手順



相談する女性の画像

介護派遣で働いている方は、時給交渉ができることをご存知でしょうか?
派遣先で働き始めて半年、1年ほど経つと、そろそろ時給アップを期待したくなってきます。
しかし残念ながら、介護派遣の場合、待っているだけでは給料アップは望めません。
そこで、こちらでは時給アップを交渉する際の手順やポイントについてご紹介します。

交渉する相手



まず、時給アップを交渉する相手は、派遣先の施設ではなく登録している派遣会社です。
介護派遣の雇用主はあくまで登録している派遣会社なので、時給を上げてほしい時は、派遣会社の担当者に交渉してみましょう。

時給交渉を切り出すタイミング



時給交渉でいちばん大切なのは、切り出すタイミングです。
ただ派遣会社に「時給を上げてください」と伝えるだけでは、失敗してしまいます。
時給アップを交渉したいのなら、資格を取得した時や無遅刻無欠勤で1年働いた時など、仕事に対するアピールポイントができた時に切り出しましょう。
例えば「働き始めて1年が経ち、新たに資格を取得し、真面目に勤務しているので時給を50円上げてほしいです」と、順序立ててアピールすることがポイントです。

望める時給アップの額



時給アップを交渉する際、「実際どのくらい時給アップを望めるのだろう?」と思う方もいると思います。
結論から言うと、望める時給アップの額は、派遣先によって異なるようです。
そもそも派遣会社では、上記でも述べたように派遣料金が高くなりすぎないように時給の上限が定められています。
そのため、交渉の際は時給の上限を把握した上で、10円から50円単位で交渉するようにしましょう。

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今すぐ時給アップする方法



日本円の積み立てイメージ

介護派遣の方は派遣会社に時給交渉できることがわかりました。
しかし、介護派遣以外の方は、どうすれば給料を増やすことができるのでしょうか。
こちらでは、今すぐ始められる給料アップするための方法を紹介します。

夜勤の回数を増やす



介護職員が給料を上げる方法として、まず「夜勤の回数を増やす」という方法が挙げられます。
特養や老健、グループホームなど、24時間介護を提供している施設では、通常夜勤に入ると給料に夜勤手当がプラスされるものです。
夜勤に入る回数は平均で月4回から5回ほどですが、夜勤手当を増やすために、夜勤回数を増やしている方は少なくありません。
中には夜勤専従で働いている方もおり、少ない勤務回数で効率よく高収入を得ている方もいます。

資格を取得する



次に、介護の資格を取得するという方法があります。
大抵の介護施設では資格手当が給料にプラスされるので、何かしら資格は持っていたほうが良いでしょう。
特に、介護職員初任者研修や実務者研修、介護福祉士のような介護資格は給料に反映されやすく、自分の持つスキルを分かりやすく伝えることができます。
転職する際にも、介護資格があるのとないのとでは、採用時の待遇に大きな差があるので、資格を持っているほうが良いことは間違いありません。

経験年数を増やす



介護業界では、経験年数も給料に影響するようです。
厚生労働省のデータにも、勤続年数を重ねるにつれて少しづつ給料が上がっていることが記載されています。
こつこつ経験年数を増やし、研修や資格取得に積極的に取り組むことで、給料アップを望めるでしょう。
また、複数の施設を転職している方よりも、一つの施設で長く経験を積んでいる方のほうが、転職時の待遇が優遇される傾向にあるようです。

管理者や施設長などの役職に就く



介護職員としてある程度経験を積んだら、管理者や施設長へキャリアアップするという方法もあります。
介護職員からリーダー職、主任などを経て、管理者や施設長といった幹部候補へステップアップすることで、給料アップを期待できるでしょう。
ただし、経験年数があれば管理者や施設長になれるというわけではありません。特別養護老人ホームや、介護老人保健施設など、施設によっては管理者になるための資格や要件を満たしていなければならない場合もあります。

給料が高い介護施設に転職する



給料アップを目指すのなら、給料が高く設定されている施設へ転職するのも一つの方法です。
特に「資格を持っているけど給料が上がらない」「処遇改善手当の制度が職場にない」「職場の待遇や環境に不満がある」という場合は、転職したほうが良いでしょう。
また、きらケアなら専任のアドバイザーに希望の条件を伝えるだけで、条件に合った職場を探してくれるので、自分で給料や条件について交渉する必要はありません。

介護職員処遇改善加算の要件を満たす



最後に、介護職員処遇改善加算の要件を満たすという方法もご紹介します。
処遇改善加算は、介護に携わる職員の給料の底上げをするために設けられた制度です。
2017年に区分された算定要件を満たすことができれば、介護報酬に処遇改善加算がプラスされ、最大37,000円の給料アップを見込むことができます。
ただし、処遇改善加算は介護職員が個人でどうにかできるものではなく、介護施設や事業所が取り組むことなので、勤め先が処遇改善を行っているか確認してみましょう。

▼関連記事
介護職員特定処遇改善加算とは?介護福祉士の給料アップについて解説

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まとめ



車椅子を押す介護士の画像

・介護職員の時給は、他の職種の平均時給と比べてもさほど低くない
・資格の有無で時給に差があり、資格の種類も大きく影響する
・事業所によっても時給に差があり、訪問介護が一番高く設定されている
・介護派遣は短期雇用で、交通費が含まれていること、採用時のコストが抑えられることから時給が高い
・介護派遣は交渉することができ、ただ待っているだけでは時給アップはしない
・給料を増やしたいのなら、夜勤の回数を増やす、資格を取得する、経験年数を増やす、キャリアアップするなどの方法がある

介護職員の時給は、決して低いわけではありません。
今後も処遇改善や見直しが行われれば、介護の現場はさらに働きやすくなり、高収入を得られるようになるでしょう。


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