登録ヘルパーの時給はいくら?訪問介護の仕事内容や給与アップの方法も紹介

介護職の給料 2026年6月2日
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この記事のまとめ

「訪問介護の現場で働く登録ヘルパーの時給はいくら?」と気になっている方もいるのではないでしょうか。登録ヘルパーが該当する時給制・非常勤のホームヘルパーの2024年における平均時給は1,380円で、ほかの介護職員よりも時給が高い傾向にあります。この記事では、登録ヘルパーの平均時給や1ヶ月あたりの給与をご紹介。時給が高い理由や働き方の特徴、時給を上げる方法も解説するので、ぜひ読んでみてください。

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目次

登録ヘルパーの時給はいくら?

厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.181)」によると、非常勤・時給で働くホームヘルパーの平均時給は1,380円となっています。同資料(p.131)によると、平均給与は11万7,560円です。ただし、これらは登録ヘルパーだけではなく、パート・アルバイトといったほかの非常勤の働き方をするホームヘルパーを含めた数字です。また、平均給与は労働時間によって異なるので、参考までにご覧ください。

登録ヘルパーと同様に、非常勤・時給制で働いている介護職員の平均時給や平均給与を、施設形態別に比較したデータは、以下のとおりです。

介護施設・事業所の種類平均時給実労働時間数平均給与額(時給+手当+一時金の月額)
非常勤・時給制の介護職員全体1,220円84.2時間12万9,880円
訪問介護事業所(ホームヘルパー)1,380円65.1時間11万7,560円
介護老人福祉施設(特養)1,130円106.0時間15万7,140円
介護老人保健施設1,110円107.0時間15万4,880円
介護医療院1,080円94.8時間14万3,700円
通所介護事業所(デイサービス)1,080円91.7時間12万2,140円
通所リハビリテーション事業所1,080円97.6時間13万4,130円
特定施設入居者生活介護事業所1,140円102.7時間16万1,770円
小規模多機能型居宅介護事業所1,070円97.1時間13万6,750円
認知症対応型共同生活介護事業所(グループホーム)1,060円102.7時間14万4,000円

参照:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.131p.181)」

訪問介護事業所で登録ヘルパーを含む非常勤・時給制で働くホームヘルパーの平均給与額は、ほかの事業所の介護職員よりも低い結果でした。しかし、これは実労働時間数が65.1時間とほかの施設形態よりも少ないことによるものだと考えられます。
事業所別に非常勤の介護職員の平均時給を比較すると、ホームヘルパーの時給が最も高いため、登録ヘルパーの時給は高いほうといえるでしょう。

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登録ヘルパーの時給が高いのはなぜ?

登録ヘルパーの時給が、ほかの介護事業所の職員と比べて高い傾向にあるのは、なぜなのでしょうか。以下で確認してみましょう。

職員を確保したいから

登録ヘルパーの時給がほかの職場より高いのは、時給を高く設定することで職員を募集し、人材不足を解消したい事業所があるからです。高齢化が進むにつれて、社会全体で介護ケアを求める需要が高まっています。在宅で介護を受けたい方も増えており、訪問介護においても人手不足が起きているようです。

職業情報提供サイト(job tag)の「施設介護員」「訪問介護員/ホームヘルパー」によると、2024年度における施設介護員の有効求人倍率は3.09倍。これに対し、訪問介護員の有効求人倍率は28.85倍です。

同じ介護職員でも、訪問介護員のほうが施設介護員より有効求人倍率が大幅に高く、より職員の確保が求められていることが分かります。そのため、好条件で登録ヘルパーの求人を出し、早く人材を確保したいと考える事業所も少なくないようです。

訪問介護に対応する高いスキルが求められるから

訪問介護を行うには、基本的に介護職員初任者研修以上の資格が必要で、介護スキルが求められるため、登録ヘルパーの時給は高い傾向にあるようです。

ホームヘルパーは基本的に1人で利用者さんの自宅に訪問するので、すべてのケアに1人で対応するためのスキルが求められます。また、1人で対応するということは、登録ヘルパーにかかる責任も大きくなるでしょう。求められるスキルや責任を考慮して、時給が高めに設定されているようです。

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登録ヘルパーが時給を上げるには?

登録ヘルパーはそもそも時給が高めに設定されていますが、より時給を上げたいと考える方もいるでしょう。登録ヘルパーが時給を上げるには、どうすれば良いのでしょうか。

事業所への登録を掛け持ちする

登録ヘルパーとして働く場合、掛け持ちOKの事業所も多くあります。複数の事業所を掛け持ちすることで、仕事の依頼をより多く受けられるでしょう。急なキャンセルがあって予定していた訪問がなくなっても、掛け持ちをしていればカバーしやすいといえます。

仕事を掛け持ちする場合は、事前に双方の事業所へ確認することや、自分自身でスケジュール管理をしっかり行うことが大切です。

介護系の上位資格を取る

専門的な資格を持っている介護職員に対し、資格手当を支給する職場は少なくありません。手当の対象になる資格の基準は、事業所によって異なります。介護職員初任者研修のみだと資格手当が付かないこともありますが、介護福祉士実務者研修や介護福祉士などの上位資格を取得することで、手当が付く職場も多いでしょう。

資格を取得すると、給与アップだけでなく、自分自身のキャリアアップにもつながるので、上位資格にチャレンジしてみるのも一つの選択です。

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登録ヘルパーとは?

ここまで、登録ヘルパーの時給について解説してきましたが、そもそも登録ヘルパーとはどのような介護職員なのか押さえておきましょう。

登録ヘルパーとは、訪問介護事業所へ働きたい曜日や時間を登録して勤務する介護職員のことです。訪問介護特有の働き方で、ほかの介護施設において同様の勤務形態はあまりみられません。複数の事業所の掛け持ちや、利用者さん宅への直行直帰が可能な場合が多いのも特徴です。 

自分の希望に合った働き方ができる登録ヘルパーの仕事は、子育てや在宅介護などの理由でフルタイムで働くのが難しい方や、副業として訪問介護を行いたい方に人気があります。

仕事内容はほかの介護職員とほぼ同じ

特殊な働き方をする登録ヘルパーですが、仕事内容はほかのホームヘルパーと大きく変わらず、身体介護や生活援助、通院介助などを行っています。

身体介護は、食事や排泄、入浴などの介助のことです。ベッドや車いすへの移乗や服薬介助、口腔ケアなども行います。生活援助は、居室の掃除や洗濯、食事の提供などを行うことです。食料品や日用品の買い物を代行する場合もあります。
また、病院受診が必要な利用者さんには、通院介助を行うこともあり、病院への往復に付き添ったり、受診時の介助を行ったりするようです。

ホームヘルパーの仕事内容については、「ホームヘルパーの仕事内容を解説!訪問介護員の仕事範囲や必要な資格を紹介」も参考にしてみてください。

介護の資格は必須

登録ヘルパーは、1人で利用者さんの自宅に訪問して身体介護や生活支援を行う必要があるため、介護の資格を持っていなければ仕事ができません。

身体介護に携わるには「介護職員初任者研修」以上の資格が必要で、生活援助のみを行う場合でも、「生活援助従事者研修」以上の資格が求められます。詳しくは、「訪問介護員に必要な資格とは?取得方法や仕事内容、働くメリットを解説」をご覧ください。

現在無資格で、登録ヘルパーになりたい方は、介護職員初任者研修を取得すれば、訪問介護業務全般に対応可能です。

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登録ヘルパーのメリット

登録ヘルパーへの転職を考えている方は、以下でメリットを確認してみましょう。

希望の曜日・時間帯を指定して働ける

登録ヘルパーは、自分の希望の曜日や時間帯を指定して働けます。正社員と違い、登録外の時間も働くように求められることは、基本的にありません。「週1回、30分~OK」という事業所もあります。家事や育児のスキマ時間や副業としてなど、自分の都合に合わせた勤務時間で働けるのが、登録ヘルパーになるメリットです。

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利用者さん宅へ直行直帰が可能

登録ヘルパーの場合、正社員やパートのように勤務日に事業所へ行くよう求められることは少ないでしょう。利用者さんの自宅へ直行直帰できるので、訪問業務をする以外の時間を有効に活用できます。
事業所で事務作業をするよう求められることも少ないため、介護業務に集中できるというメリットもあるようです。

登録ヘルパーのデメリット

登録ヘルパーの仕事には、メリットだけではなくデメリットもあります。どのようなデメリットがあるのかも、理解しておきましょう。

収入が不安定になる場合がある

登録ヘルパーの給与は時給制が一般的で、仕事をした分が給与として支払われます。しかし、希望した曜日や時間に仕事が入るとは限りません。

また、利用者さんの体調不良や家族との外出の予定ができたなどの理由で訪問が直前にキャンセルになることもあります。直前のキャンセルの場合は、事業所側が代替業務を紹介するか、休業手当を支払わなければなりません。ただし、厚生労働省の「訪問介護労働者の法定労働条件の確保のために(p.5)」によると休業手当の額は、平均賃金の60%以上となっており、もともと支払われるはずだった金額よりは少なくなる可能性もあるでしょう。

このように登録ヘルパーは仕事をした時間に応じて給与が増えるというメリットがある一方、希望している日時に確実に仕事ができるとは限らず、仕事がキャンセルになるリスクもあるので、収入はやや不安定といえます。「仕事の予定がなくなるのが不安…」という方は、非常勤の登録ヘルパーではなく、常勤パートや正社員などの働き方を視野に入れると良いかもしれません。

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交通費が別途支払われない場合がある

登録ヘルパーの移動にかかる交通費が別途支払われない職場もあるようです。また、移動に必要な時間に給与を支払わないのは違法ですが、移動時間の時給は介護を行っている時間の時給よりも低い傾向にあります。

登録ヘルパーとして働き始めてから不満を感じないためには、交通費や移動時間の取り扱いについて、事前に確認しておくことが大切です。

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登録ヘルパーは仕事がない?訪問介護の収入を増やす方法や転職するメリット

登録ヘルパーの時給や働き方についてよくある質問

ここでは、登録ヘルパーの時給や働き方についてよくある質問にお答えします。訪問介護の仕事に興味がある方は、ぜひご一読ください。

訪問介護(ホームヘルパー)の時給はいくら?

厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.181)」によると、登録ヘルパーを含む非常勤・時給で働くホームヘルパーの平均時給は1,380円です。ホームヘルパーの給与事情は、「訪問介護の給料相場は?施設より安い?年収や手取り、サ責の給与をご紹介!」で解説しているので、あわせて参考にしてくださいね。

登録ヘルパーは雇用保険に入れる?

登録ヘルパーの方も、条件に当てはまれば、雇用保険の加入義務が発生します。厚生労働省の「雇用保険に加入していますか」によると、1週間の所定労働時間が20時間以上であり、31日以上引き継き雇用されることが見込まれる場合、雇用保険への加入が必要です。雇用保険に入れるかは、労働時間によって変わるので、登録時に事業所に確認してみましょう。

登録ヘルパーとパートヘルパーの違いは?

登録ヘルパーとパートヘルパーの違いは、働き方です。登録ヘルパーは、訪問業務がある時間帯のみ働くのが特徴で、事業所に出勤せず、利用者さんの自宅に直行直帰する場合が多い傾向にあります。一方のパートヘルパーは、「午前9時~午後3時」など、勤務時間を決めて働くのが一般的です。働き方の自由度は登録ヘルパーのほうが高いですが、パートヘルパーの給与は訪問回数に左右されないため、収入が安定しやすいでしょう。
雇用形態による働き方の違いが知りたい方は、「介護士(介護職)の雇用形態とは?働き方の違いやメリット・デメリット」の記事もご覧ください。

まとめ

2024年の調査によると、登録ヘルパーを含む非常勤・時給で働くホームヘルパーの平均時給は1,380円で、ほかの介護事業所の非常勤職員より高い水準となっています。登録ヘルパーの時給が高い傾向にあるのは、人材確保が必要なことや、高い介護スキルが求められることが理由と考えられるでしょう。訪問介護事業所を掛け持ちしたり、介護の上位資格を取得したりすれば、さらなる給与アップも目指せます。

柔軟で自由度の高い働き方ができるのが、登録ヘルパーになるメリットです。一方、収入が安定しにくい点や交通費が出ない場合がある点など、デメリットもあります。登録ヘルパーに転職したい方は、メリットとデメリットの両方を理解しておくことが大切です。

「登録ヘルパーとして働くのに興味はあるけど、デメリットに不安を感じる…」という方は、レバウェル介護(旧 きらケア)のキャリアアドバイザーに相談してみてはいかがでしょうか?レバウェル介護(旧 きらケア)では、登録ヘルパーだけでなく正社員やパート、派遣の求人も取り扱っています。業界に精通したキャリアアドバイザーが丁寧にヒアリングを行うので、登録ヘルパーとして働くべきか、パートとして働くべきかのアドバイスも可能です。今すぐ転職を考えていない方も、完全無料で利用できるので、ぜひご活用ください。

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執筆者

  • 「レバウェル介護」編集部

    お役立ち情報制作チーム

介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点

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※この記事の掲載情報は2026年6月2日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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