デイサービス(通所介護)の管理者とは?仕事内容は?資格要件や給料も解説

介護の仕事 2026年7月2日
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この記事のまとめ

「デイサービスの管理者とはどんな職種?仕事内容は?」と気になる方もいるのではないでしょうか。デイサービスの管理者は事業所の責任者で、施設の運営管理や職員のマネジメントなどを行う職種です。この記事では、デイサービスの管理者の役割や仕事内容を解説します。デイサービスの管理者になる方法や役立つ資格もご紹介。求められる能力や給料事情、大変なところ・やりがいもまとめたので、参考にしてください。

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目次

デイサービスの管理者とは

デイサービス(通所介護事業所)の管理者とは、事業所の運営やサービスの管理を行う責任者のことです。デイサービスの統括役として、介護サービスの品質管理やスタッフのマネジメントなど、施設を取りまとめる役割を担います。

デイサービスは、在宅で生活する要支援・要介護と認定された高齢者の方を対象に、日帰りの介護サービスを提供して自立をサポートする施設です。身体介護や機能訓練、レクリエーションなどを通して、利用者さん同士の交流や在宅生活の継続を支援します。

利用者さんに質の高いサービスを提供するには、管理者が他職種や関係機関と連携して調整を行うことが重要です。職員一人ひとりの性格や得意分野を把握し、適切に役割分担をすることで、チームの司令塔として円滑に事業所の運営を主導できるでしょう。

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デイサービスの管理者の仕事内容

デイサービスの管理者の仕事内容は、運営管理や計画書の作成、収支管理などです。以下で解説するので確認してみましょう。

施設の運営管理

デイサービスの管理者は、事業所の運営管理を行います。具体的には、法令に基づいた適正な人員配置を行い、安定したサービス提供体制を維持することが必要です。
施設の維持・発展に向け、新規利用者の獲得のために、ケアマネジャーへの営業や広報活動を行うこともあるでしょう。経営陣と連携して安定した施設運営を行うのが、管理者の役割です。

通所介護計画書の作成

デイサービスにおける利用者さんの個別援助計画である「通所介護計画書」を作成することも、管理者の重要な仕事です。
通所介護計画書とは、利用者さんが事業所を利用するために必要な書類。ケアマネジャーが作成したケアプランをもとに、デイサービスで提供するサービスの内容や援助方針、利用者さんの目標などを記載します。ケアプランの見直しがあれば、内容に応じて通所介護計画書も変更することになるでしょう。

利用者さん一人ひとりの状況を反映した通所介護計画を立てるには、ケアマネジャーや医療職、生活相談員、介護職員などとの連携が必要です。

介護サービスの管理

施設の介護サービスの質を管理して向上を図ることも、デイサービスの管理者の仕事内容です。利用者さんやご家族と定期的な面談を行い、適切なサービスの提供ができているかチェック。必要に応じて他職種と連携を取り、質の高い介護サービスの実現に努めます。

また、利用者さん同士のトラブル対応や、介護現場における事故防止・感染症対策といったリスクマネジメントを行い、利用者さんが安全かつ安心して過ごせる環境を守ることも重要です。

利用者さんの情報管理

デイサービスを利用する方の病歴や現在の健康状態、具体的なケアの方針といった情報を管理するのも、管理者の役割です。スタッフが正確に状況を把握できる共有体制を整えれば、緊急時にも迅速に対応できます。
さらに、個人情報の厳重な管理を徹底し、利用者さんやご家族との信頼関係を築くことも大切です。

職員のマネジメント・育成

デイサービスの管理者の仕事内容の一つに、職員のマネジメントや育成があります。採用活動では、求職者の募集や面接での選考などを行い、事業所で一緒に働いてほしい人材を見つけることが必要です。人材育成の面では、新人教育や定期的な研修の企画・実施を通じてスタッフのスキル向上をサポートします。

また、職員が安心して長く働けるよう、労務管理や業務の見直しを行って職場環境を整えることも、施設の運営を安定させるために欠かせません。

収支管理

利用者さんとの契約や保険請求、各種経費の管理も管理者の仕事です。具体的には、主な収入源である介護報酬と、施設の賃料や光熱費、人件費などの経費を計算して収支を管理します。
備品費を抑えるために、デイサービスで使用する備品の選定や管理を担当することも。職場によっては、事務職員や生活相談員と協力して収支管理を行う場合もあるでしょう。

行政手続き

デイサービスの管理者は、行政機関との連携や届出も担います。介護保険事業についての内容に変更があった場合は、期限内に介護保険担当窓口に変更届を提出しなければなりません。
管理者は、災害発生時に備える防災計画やその他資料の作成・提出も行います。

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デイサービスの管理者の1日のスケジュール例

ここでは、デイサービスの管理者の1日のスケジュール例をご紹介します。「管理者がどのような1日を過ごすのかイメージしたい!」という方は、参考にしてみてください。

デイサービス管理者の1日の流れ

  • 08:30

    出勤、職員の勤怠確認、利用状況・キャンセルの確認

  • 08:45

    利用者さんの送迎のサポート、健康チェックのサポート

  • 10:00

    レセプトや行政に提出する書類の作成、ケアマネジャーとの連絡・調整

  • 11:30

    昼食準備のサポート、利用者さんとのコミュニケーション

  • 12:00

    休憩

  • 13:00

    レクリエーションの見守り

  • 14:00

    翌日の利用状況・職員配置の確認、会議の出席、通所介護計画書の作成

  • 16:00

    利用者さんの送迎のサポート

  • 17:00

    職員との情報共有・相談対応

  • 17:30

    退勤前の最終チェック、退勤

デイサービスは利用者さんが日帰りで通う施設なので、管理者の働き方も日勤中心です。
事業所の運営管理と現場のサポートの両立が求められるため、業務の優先順位を明確にし、柔軟に対応する必要があります。

なお、実際のスケジュールは施設によって異なるため、上記はあくまで参考程度に留めておきましょう。

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デイサービスの管理者が兼務できる職種

厚生労働省の「令和6年度介護報酬改定における改定事項について(p.119)」によると、デイサービスの管理者は、管理上支障がない範囲であれば事業所内外を問わずほかの職種を兼務することが可能です。「管理上支障がない」というのは、管理者としての業務に支障が出ず、適切な事業運営ができる状態を指します。
以前は同じ事業所や同一敷地内での兼務しか認められていませんでしたが、2024年度の改定を受け、より柔軟な人員配置が認められるようになりました。

デイサービスの管理者が兼務できる主な職種は、以下のとおりです。

  • 介護職員
  • 生活相談員
  • 機能訓練指導員
  • 看護職員

実際にデイサービスの管理者が施設の他職種を兼務して、介護業務や相談業務などを行うことは少なくありません。小規模の事業所では人手が限られていることもあり、兼務が発生する場合が多いようです。

ただし、自治体によっては独自のルールが適用され、兼務に制限が設けられている場合もあります。管理者が兼務する際は、デイサービスが所在する自治体の配置基準の情報を事前に確認しておくと安心です。

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デイサービスの管理者になる方法

デイサービスの管理者になるために、必須の資格や経験はありません。ただし、介護サービスへの理解が必要なため、現場での経験や専門資格があると目指しやすいでしょう。介護リーダーや主任といったリーダー業務の経験は、管理者へのキャリアアップに役立ちます。

大規模な施設では、管理者として運営管理に専念するケースが多く、異業種でのリーダー経験を活かすことも可能です。一方で小規模な施設では、介護職員や生活相談員としての実務を兼務する傾向があるため、介護資格や実務経験が重視されやすいでしょう。

介護や福祉に関する資格があると、問題が発生したときに知識を活かして素早く対応できたり、介護業務をサポートできたりするメリットがあります。応募できる求人の幅も広がるため、デイサービスの管理者を目指す方は資格取得を検討してみるのも良いでしょう。

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デイサービスの管理者の仕事に活かせる資格

前述のとおり、デイサービスの管理者には資格要件がありません。しかし、業務経験や介護の知識があると、管理者としての就職やキャリアアップにつながりやすいでしょう。
デイサービスの管理者が仕事に活かせる資格を以下で4つご紹介するので、参考にしてみてください。

介護職員初任者研修

介護職員初任者研修とは、介護の基礎知識や基本技術を学べる、未経験や初心者の方向けの資格です。受講にあたって資格や実務経験の要件はなく、130時間のカリキュラムを修了して筆記試験に合格すれば取得できます。

介護職員初任者研修を取得するメリットは、無資格者が単独で行えない「身体介護」を1人で行えるようになることです。デイサービスにおいて、管理者業務と介護業務を兼務する場合、介護職員初任者研修以上の資格があったほうが良いでしょう。

介護職員初任者研修については、「介護職員初任者研修とはどんな資格?受講費用を抑える方法や取得のメリット」の記事をチェックしてみてください。

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介護福祉士実務者研修

介護福祉士実務者研修とは、介護職員初任者研修の上位に位置づけられる資格です。取得には約450時間のカリキュラムを受講する必要がありますが、介護職員初任者研修修了者は重複する130時間分の受講が免除になります。
介護福祉士実務者研修に要件はなく、無資格の方も受講可能です。ただし、専門的な内容を含むため、無資格から段階的に知識を身につけたい方は、介護職初任者研修を先に取得する方法もあります。

介護福祉士実務者研修は、次に解説する「介護福祉士」の国家試験の受験要件の一つで、介護業界でのキャリアアップに有効な資格です。

介護福祉士実務者研修については、「介護福祉士実務者研修とは?資格取得のメリットや初任者研修との違いを解説」の記事をご覧ください。

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介護福祉士

介護福祉士とは、介護系の資格で唯一の国家資格で、介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修の上位に位置づけられます。介護福祉士は、高度な介護の専門知識・スキルを持つ証明となる資格で、デイサービスの管理者の求人で応募条件として挙げられることも少なくありません。

介護福祉士を取得するには、介護福祉士国家試験への合格が必須です。受験にあたっては、実務経験を積むルートや、養成施設や福祉系高校を卒業するルートなど、複数のルートがあります。
社会人向けの実務経験ルートの場合、「介護福祉士実務者研修の修了+介護等の3年以上の実務経験」で、介護福祉士国家試験の受験資格を満たすことが可能です。

職場によっては、介護福祉士を取得することで資格手当の支給対象となります。介護職員として働きながら管理者へのキャリアアップを目指す方は、介護福祉士の取得を一つの目標とするのも良いでしょう。

介護職として働きながら介護福祉士を目指す方法については、「社会人として働きながら介護福祉士になるには?資格取得のルートを解説!」の記事をご一読ください。

社会福祉主事任用資格

社会福祉主事任用資格とは、公的な福祉施設で相談援助を担う「社会福祉主事」として働く際に必要となる資格です。介護施設においては、生活相談員や管理職として従事する際の要件の一つとして位置づけられています。

デイサービスの管理者として利用者さんやご家族の相談に対応し、適切な支援を提案するには、相談援助のノウハウが不可欠です。自治体や施設によってデイサービスの管理者の要件は異なりますが、社会福祉主事任用資格や社会福祉士、精神保健福祉士といった相談援助系の資格保有者を歓迎する職場は少なくありません。

社会福祉主事任用資格は、「大学や短大で指定科目を3つ以上履修して卒業する」「指定の通信教育の課程を修了する」といった方法で取得できます。
国家資格である社会福祉士や精神保健福祉士より取得のハードルが低いので、「働きながら相談援助の資格を取りたい」という方は、社会福祉主事任用資格の取得を目指すのも一つの方法です。

社会福祉主事任用資格については、「社会福祉主事任用資格とは?取得方法は?メリットや活かせる仕事も解説!」の記事をチェックしてみてください。

デイサービスの管理者はどんな能力が必要?

デイサービスの管理者に必要な能力は、コミュニケーション能力や幅広い視点、マネジメント能力などです。「管理者になるためにどんなスキルを磨けば良い?」と気になる方は、以下を参考にしてみてください。

コミュニケーション能力

デイサービスの管理者には、コミュニケーション能力が欠かせません。職員と協力して業務を円滑に進めるために、日ごろから適切なコミュニケーションを心掛ける必要があります。

管理者の立場から意見を伝えつつ、職員の話にもしっかりと耳を傾けることで、良い人間関係を築けるでしょう。コミュニケーションを通して信頼関係ができれば、職員から相談を持ち掛けられるようになるなど、風通しの良い事業所運営につながります。

また、利用者さんのこれまでの人生の歩みや個性を理解し、一人ひとりに合った対応をすることも管理者の大切な役割です。立場や価値観の異なる人々に理解を示し、良好な関係を築くスキルは、管理者にとって必須の能力といえます。

幅広い視点とマネジメント能力

デイサービスの管理者は、施設の収支管理や運営方針の設定、地域との連携を行ううえで、幅広い視野を持つことが求められます
自身の担当業務だけではなく周囲に目を向け、シフト調整や教育、人間関係の調整といったマネジメントを行うことが不可欠です。

また、通所介護計画書の作成にあたっては、ご家族の意向や希望も踏まえつつ、利用者さんにとって適正なサービスは何かを考える必要があります。多くの人の意向や気持ちを考えながら事業所を運営する視野の広さがあると、デイサービスの管理者として活躍できるでしょう。

問題解決能力

迅速に状況を把握して適切な決断を下す力も、デイサービスの管理者に求められる能力です。利用者さんやご家族からのクレーム、施設内での事故、自然災害といった予期せぬ事態が起きたときも、常に冷静な判断と対応が求められます。

また、上記のようなトラブルや急な欠員などに慌てずに対応するためには、事前の体制づくりが重要です。管理者に落ち着いて問題を解決へ導く姿勢があれば、デイサービスの職員が一丸となって状況の解決に向けて動けるでしょう。

経営・営業スキル

経費を適切にコントロールし、事業所の利益を守る経営・営業スキルは、デイサービスの管理者に欠かせない能力といえます。施設の魅力を地域のケアマネジャーなどに伝え、より多くの方に利用してもらうための営業活動をすることも重要な業務です。

「どれくらいサービスが利用されれば利益が出るのか」「職員数と人件費はどれくらい必要か」などを考えたうえで具体的な経営計画を立て、実際の状況と比較して改善していかなければなりません。

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デイサービスの管理者の給料

厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.143)」をもとに、2024年におけるデイサービスの管理職の平均給与・平均年収をまとめました。管理職以外の平均値もご紹介するので、参考としてご覧ください。なお、平均年収は千の位以下を切り捨てています。

平均給与平均年収(平均給与×12にて算出)
デイサービスの管理職36万1,080円433万円
デイサービスの管理職以外の介護職員28万8,390円346万円

参考:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.143)

デイサービスの管理職の平均給与は36万1,080円で、年収に換算すると約433万円でした。管理職はそれ以外の介護職員と比較して、1ヶ月あたり約7万円、年収にすると約87万円収入が高いことが分かります。

なお、平均給与は、「基本給(月額)+手当+一時金(4~9月支給金額の1/6)」により算出された、手当や賞与などを含む金額です。上記は管理職のデータで「管理者」という職種に限定したデータではないため、参考程度にお考えください。

デイサービスの管理者には、責任の大きさやマネジメント業務を評価し、役職手当や職務手当が支給される傾向があります。ほかにも、介護福祉士やケアマネジャーの有資格者に対して資格手当を支給したり、送迎業務を行う職員に運転手当を支給したりする施設もあるようです。
手当の種類や支給の有無は事業所の方針によって異なるため、事前に確認しておくと良いでしょう。

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デイサービスの管理者の悩み・大変に感じること

デイサービスの管理者は、以下のようなことを大変に感じる場合があるようです。

  • 業務の幅が広い・業務量が多い
  • 経営面でのプレッシャーがある
  • 関係者との調整が難しい
  • 現場の職員と経営者の板挟みになる

デイサービスの管理者は、職員の採用や労務管理、人材育成といった管理業務に加え、状況に応じて介護や送迎業務も行うため、業務量の多さに悩む人も少なくありません。事業所の収支管理や新規利用者さんの獲得など、経営面のプレッシャーに頭を悩ませる場合もあるようです。

また、利用者さんやご家族からの要望・クレームへの対応や、ケアマネジャーとの連携など、関係者との調整の難しさも管理者が大変に感じることの一つ。経営者の方針と現場職員の意見の間で板挟みになり、精神的な負担を感じる可能性もあります。

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デイサービスの管理者のやりがい・メリット

デイサービスの管理者は、利用者さんやご家族から感謝されたり、職員の成長を支えられたりするなど、多くのやりがいを感じられる職種です。大変な面だけではなく以下のようなやりがいやメリットもあるので、興味がある方は前向きに目指してみても良いでしょう。

利用者さん・ご家族や経営者から感謝される

利用者さんやご家族、事業所の経営者から感謝されることは、デイサービスの管理者が感じるやりがいの一つです。デイサービスの利用により生活の質が向上し、利用者さんから「ここに来て良かった」と言ってもらえたり、ご家族から「介護の負担が減って助かっている」と感謝の言葉をもらったりする機会も少なくありません。

また、「職員の定着を経営者から褒められる」「職場環境を改善してスタッフが喜んでくれる」など、仕事ぶりが評価されることも。仕事を通じて人の役に立っていると実感しやすい点は、管理者として働く魅力といえます。

職員の成長を支えられる

教育・育成やチームづくりを通じて、職員一人ひとりの成長を支えられるのも、デイサービスで働く管理者のやりがいです。研修や日々のフォローにより職員がスキルアップすれば、より良いケアを提供できるようになります。

利用者さんに対して自信を持って向き合えるようになったり、チーム全体のレベルが上がったりする過程を間近で見守れることは、マネジメントを担う管理者にとって喜びにつながるでしょう。

自分の裁量でサービスの質を高められる

デイサービスの管理者は、事業所の方針やサービス内容を改善できる裁量を持っているため、自身が思い描く「理想のケア環境」を実現できます。たとえば、趣味やリハビリに特化したレクリエーション、独自プログラムの導入など、他施設にはない特色を打ち出すことが可能です。

工夫を凝らしたサービスが利用者さんの満足度に直結し、成果として実感できるやりがいは、管理者の仕事ならではの魅力です。

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事業所の運営を通じて地域に貢献できる

社会から必要とされ重要な役割を果たすことは、デイサービスの管理者としてのやりがいや誇りにつながるでしょう。地域コミュニティへの参加や関係機関との連携を通じて、地域に根ざした施設づくりが可能です。

利用者さんの生活支援だけではなく、ご家族の方のライフスタイルの維持や地域福祉の向上にも貢献できるため、社会的意義の大きい仕事といえます。事業所運営には責任が伴うものの、その分社会に必要とされる実感や自分の成長を感じる機会も多いでしょう。

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デイサービスの管理者の求人例

ここでは、デイサービスの管理者の求人例をご紹介します。

【職種】管理者
【施設形態】デイサービス
【雇用形態】正社員
【勤務地】東京都
【仕事内容】デイサービスにおける管理者業務全般:運営管理(事業計画・収支管理・請求業務など)、職員のマネジメント業務(勤怠管理・教育など)、利用者さんやご家族の相談対応・調整業務、事業所内業務(介護・送迎業務)など
【勤務時間】日勤:午前9時~午後6時(残業時間:上限15時間/月) ※週休2日制、年間休日120日
【給与】月給30万円~、賞与あり(年2回)、昇給あり(年1回)
【各種手当】役職手当、資格手当、処遇改善手当、通勤手当
【福利厚生】社会保険完備、退職金制度あり、有給休暇、慶弔休暇、介護休暇、産休・育休制度、定年制度あり(一律65歳)、再雇用あり(上限70歳)
【資格・経験】介護職員初任者研修・介護福祉士実務者研修・介護福祉士・社会福祉主事任用資格のいずれかの有資格者、普通自動車免許必須(AT限定可)、未経験可、ブランク可、学歴不問、年齢不問(定年を上限)
【歓迎条件】マネジメント経験者や管理者の実務経験者、ケアマネジャーや看護師など、上記の資格以外でも応募可能な資格あり(要問い合わせ)

デイサービスの管理者の求人は、介護職員や生活相談員よりも給与が高く設定されていることが多いのが特徴です。
勤務は日勤が中心で基本的に夜勤がないため、生活リズムは乱れにくいでしょう。ただし、仕事が立て込むと残業や休日出勤が発生する場合もあり、施設を管理する立場として臨機応変な対応が必要です。

また、介護職員や生活相談員との兼務を前提とする事業所も少なくありません。入職後に「思っていた業務と違う…」と感じないよう、求人票の確認や面接での質問を通して、事前に具体的な働き方を把握しておくと良いでしょう。

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デイサービスの管理者に関するよくある質問

ここでは、デイサービスの管理者に関するよくある質問に回答します。「デイサービスの管理者の資格要件は?」「仕事は大変?」と疑問に思う方は、参考にしてください。

デイサービスの管理者の資格要件とは?

デイサービスの管理者になるための資格は、特に定められていません。しかし、管理者は介護職員のマネジメントを行うので、現場への理解がある介護経験者のほうが採用で有利になる傾向にあります。規模の小さいデイサービスでは介護業務を兼務することも珍しくないため、介護資格があると役立つでしょう。
この記事の「デイサービスの管理者の仕事に活かせる資格」で、デイサービスの管理者の仕事に役立つ資格を解説しているので、チェックしてみてください。

デイサービスの管理者が仕事を辞めたいと感じる理由は?

デイサービスの管理者は、業務の多さや責任の重さから、「仕事を辞めたい」と感じる場合があるようです。管理者は、事業所の人材マネジメントや現場のフォロー、サービスの管理といった多岐にわたる業務を同時にこなす必要があります。新規利用者の獲得に向けた営業なども担うため、介護業務とは異なる責任にプレッシャーを感じることもあるでしょう。
心身に疲労を蓄積させないためには、職員との連携強化や経営者への相談を行い、業務の負担を軽減させることが大切です。長く働き続けるためにも意識的にオンとオフを切り替え、休日にリフレッシュする時間を作るよう心掛けましょう。

デイサービスで管理者が不在のときはどうなる?

デイサービスにおいて、管理者が不在で人員基準を満たせない場合、指定取消や改善命令、介護報酬減算などの行政処分の対象となります。ただし、休暇などによる一時的な管理者の不在は、業務に支障がなければ問題ありません。
e-Gov 法令検索の「指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準 第七章 第二節 第九十四条」によると、デイサービスの管理者は「常勤かつ専従」であることが定められています。
また、厚生労働省の「運営基準等Q&A(案)について」によると、不在の期間が「暦月で1ヶ月」を超えない限りは、常勤の従業者として勤務しているものとして扱われる仕組みです。体調不良や入院などにより管理者が1ヶ月を超えて不在になる場合は、管理者変更などの手続きが必要な場合があります。

デイサービスの人員基準については、「デイサービス(通所介護)の人員基準や必要な設備は?配置要件を満たす方法」の記事をご一読ください。

まとめ

デイサービスの管理者とは事業所をまとめる責任者で、介護サービスの管理や収支管理、職員のマネジメントなどが仕事内容です。利用者さんに提供するサービス内容や目標を示す「通所介護計画書」の作成も、管理者が担います。

デイサービスの管理者になるために、必須の資格はありません。そのため、介護業務の経験が少ない方も、マネジメント能力があればデイサービスの管理者として働ける可能性があります。
ただし、介護資格の保有を入職の要件としている職場もあるため、介護福祉士などの資格を取得すると就職に有利になるかもしれません。管理者業務と介護業務を兼務する場合、介護に関する資格が役立ちます。

デイサービスで管理者として働くうえで、業務の幅が広いことや、経営面でプレッシャーがあることを大変だと感じる場合があるようです。一方、利用者さんから感謝の言葉をもらえたり、裁量を持って働けたりするやりがいもあります。自分のサポートによって職員が成長できると、管理者としての喜びを実感できるでしょう。

介護業界でキャリアアップを目指す方は、デイサービスの管理者を一つの選択肢として考えてみるのも良いかもしれません。デイサービスでの勤務や、介護施設の管理者の仕事に興味がある方は、レバウェル介護(旧 きらケア)でお仕事探しを行ってみませんか?

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執筆者

  • 「レバウェル介護」編集部

    お役立ち情報制作チーム

介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点

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