デイサービスで働ける職種を解説!取得しておくと役立つ資格もご紹介

介護の仕事 2021年11月16日
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車いすの老人男性を囲み笑顔の女性介護士と男性介護士の画像

デイサービスにはどんな職種の人が働いているのか気になる方もいるでしょう。デイサービスでは介護職員や看護師など、さまざまな職種の方が働いています。この記事では、デイサービスで働いている職種や仕事内容について解説。職種の平均給与やデイサービスで働くにあたって取得しておくと良い資格を紹介しています。デイサービスで働きたいと考えている方は参考にしてみてください。

目次

デイサービス(通所介護)とは

デイサービスとは、日帰りで訪れる利用者さまへ対し、リハビリテーションや食事、入浴をサポートする施設です。デイサービスは「通所介護」と呼ばれることも。

デイサービスでは利用者さまの社会的孤立感を解消して、自立した生活を送れるように支援し、ご家族様の介護負担の軽減を目的としています。

デイサービスの種類

デイサービスには、以下の3つの種類があります。

  • 一日型
  • 半日型
  • 夜間型

一日型は朝から夕方まで、一日中施設で過ごします。一般型といわれることもあり、デイサービスとしてスタンダードなタイプです。半日型は、午前もしくは午後のどちらかをデイサービスで過ごします。夜間型は、在宅介護者の帰宅が遅い場合や利用者さまが夜間に自宅に戻れない場合に利用できるデイサービスの種類です。利用時間の延長や宿泊など、対応は施設によって異なります。

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デイサービスで働いている職種と仕事内容

以下では、デイサービスで働いている職種と仕事内容について解説します。どんな仕事をしているのかしっかり理解することが、転職したあとのギャップを減らすコツです。デイサービスでの勤務を考えている方は前もって確認しておきましょう。

管理者

管理者は施設を管理するスタッフです。人事や労務、経営の管理を行い、しっかりとサービスを提供できるようにサポートしています。おもに、以下の仕事を行う職種です。

  • シフトの作成
  • 人材採用・スタッフの評価
  • スタッフの指導・育成
  • 経費や予算の管理
  • 備品の選定・管理
  • 営業活動
  • 事業計画の立案・実行
  • 稼働率管理
  • 一般業務の補佐

管理者はデイサービスのスタッフと信頼関係を築くことが大切な職種です。デイサービス全般の業務に関わるため、介護のスキルや知識も必要。スタッフの意見や経営の面など多角的な視点が求められる職種といえるでしょう。

介護職員

介護職員は利用者さまの食事や入浴、トイレなどの生活介助を行います。介護職員の業務内容は多岐にわたり、利用者さまがデイサービスで快適に過ごせるように身の回りのお世話をするのが主な業務です。介護職員は以下の仕事を行います

  • 介護業務全般
  • 介護記録
  • 送迎業務
  • レクリエーションの企画・実行
  • リハビリテーションの補助

利用者さまの状態にあった食事や入浴の介助を行います。高齢の方は飲み込む機能が衰えてくるため、誤嚥しないように注意が必要です。また、入浴介助では、転倒防止に気を使います。そのほかにも、移動介助など、さまざまなケアを行う職種です。なお、介護職員は初任者研修以上の資格を有していないと、身体に触れる介助はできません。

看護師

デイサービスの看護師は、利用者さまの健康管理や薬の管理などを行っています。健康に関する相談を受けることも。利用者さまの体調の変化を見逃さないことや、食前や食後など適切なタイミングに薬を服用できるように把握しておくことが大切です。主に、以下の仕事を行います。

  • 健康管理
  • バイタルチェック
  • 健康相談
  • 服薬管理
  • 医療処置
  • 介護業務の補助

看護師は介護職員の仕事をサポートすることも重要で、生活介助やレクリエーション、送迎の補助業務なども行います。介護業務を補助しながら、より専門的な視点で利用者さまが健康的な生活を送れるようにサポートする仕事です。

生活相談員

生活相談員は、利用者さまの相談に対応し、ケアマネジャーと連携を取ったり、介護施設を紹介したりします。主に、以下の仕事を行う職種です。

  • ケアマネジャーとの連携
  • ケアプラン作成の補助
  • ほかの施設との連携・調整
  • 個別援助計画の作成
  • 利用者さまの入所・退所手続き
  • 利用者さまへサービスやプランの説明
  • 利用者さまやご家族の相談
  • 介護業務の補助

生活相談員は、利用者さまやそのご家族に対して、サービスや手続きを分かりやすく説明し、より良いケアを行うために必要な職種です。ほかにも、利用者さまの入所・退所に関する手続きや個別援助計画の作成なども行います。生活相談員は、相談や連携、調整といった役割を持ち、デイサービスで円滑なケアを実施するうえで欠かせないスタッフです。

機能訓練指導員

機能訓練指導員は、リハビリテーションの実施や利用者さま一人ひとりに合わせたリハビリ計画を立てるスタッフです。主に以下の仕事を行います。

  • リハビリテーションプランの作成・実施
  • リハビリ機器使用時の介助
  • リハビリ機器使用に関する指導
  • スタッフへのリハビリ内容の指導

利用者さまの状態や自宅の環境など、さまざま要因を考慮したプランを考える必要があります。また、リハビリ機器を使用する際の介助や指導、ほかのスタッフへのリハビリ内容の指導も業務の一つです。デイサービスで機能訓練指導員として働くには、看護師や准看護師、理学療法士、作業療法士、あん摩マッサージ指圧師などの資格を取得する必要があります。機能訓練指導員は、ほかの職種と兼任することもできる職種です。

調理師

調理師は、利用者さまの食事を準備します。塩分や柔らかさなど、利用者さま一人ひとりに合った調理が必要なことも。デイサービスの調理師は以下の仕事を行います。

  • 調理(介護食の対応)

食事に力を入れているデイサービスもあり、質の高いケアを提供するためにも欠かせない職種といえるでしょう。デイサービス勤務の調理師は、一般的な飲食店とは異なり、きざみ食やソフト食、ミキサー食を調理することもあり、誤嚥防止への配慮が必要です。

事務員

事務員は、人事・会計・労務の事務作業を行います。ほかにも、受付業務や電話対応、来客対応などの窓口業務も行うことも。施設によって業務の幅は異なるので事前に確認しておくと良いでしょう。デイサービスの事務員は、主に以下の仕事を行います。

  • 人事関連の事務
  • 会計関連の事務
  • 労務関連の事務
  • 受付業務
  • 窓口業務

デイサービスの事務員は無資格でも働けますが、レセプトや介護保険などの介護に関わる知識を有していると良いでしょう。また、エクセルやワードなどの最低限のパソコンスキルは必須です。窓口業務も行うのでコミュニケーション能力も重視される傾向にあります。

デイサービスで働く職種ごとの平均給与

厚生労働省の実施した令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果によると、デイサービスで働いている職種の平均給与は以下のようになっています。参考としてご覧ください。

職種平均給与
介護職員31万5,650円
看護師37万9,610円
生活相談員34万3,310円
機能訓練指導員35万8,560円
調理師26万7,930円
事務員31万1,120円

また、平成31年度に実施された調査と比較すると、介護職員は1万5,730円、看護師は6,670円、生活相談員は1万330円、機能訓練指導員は9,370円、調理員は6,750円、事務員は7,410円、平均給与がアップ。特に介護職員の給与は大幅に上がっています。

デイサービスで働くために取得しておくと良い資格

デイサービスは無資格でも問題なく働ける職場です。しかし、資格を取得しておくと採用で有利になることも。この項目では、デイサービスで働くために、取得しておくと役立つ資格を紹介します。デイサービスの内定を獲得するためにも、取得できそうな資格があれば受講・受験しておくと良いでしょう。

介護職員初任者研修

介護職員初任者研修は、これから介護関係の仕事をしたいと考えている方が最初に取得を目指すのに適した資格です。介護の基礎知識やスキルがあることを証明でき、資格手当ももらえるでしょう。

介護職員初任者研修を受けるには、民間のスクールや通信講座を130時間受講する必要があります。介護職員初任者研修は受講資格がないので、誰でも受講可能です。内容も介護の基礎的な研修となっており、比較的取得しやすい資格なので、介護業界に興味がある方は挑戦してみると良いでしょう。

介護福祉士実務者研修

介護福祉士実務者研修は、介護職員初任者研修の上位資格です。医療的ケアや実践的なスキルなど、介護職員初任者研修よりも専門的な知識や技術を身につけられます。介護職員初任者研修の資格を取得している人は、450時間の研修の内、130時間分の共通科目の受講免除が可能。

また、介護福祉士実務者研修は、介護福祉士を受験するために必要な資格となるので、介護福祉士を目指す方にとって必須の資格です。

介護福祉士

介護福祉士は国家資格です。第33回介護福祉士国家試験の合格率は71%。高度な介護スキルが求められるため、介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修と比較すると難易度は高めに設定されています。介護福祉士を目指す場合は、実務経験3年以上と介護福祉士実務者研修の取得が必須です。社会人であれば、働きながら資格取得を目指すのがスタンダードな方法といえるでしょう。ほかにも、養成施設や福祉系高校の課程を修了するという方法があります。

介護福祉士は、介護系の資格の中でも上位の資格です。キャリアアップを目指している方は取得を目指してみましょう。

社会福祉士

社会福祉士は、「社会福祉士及び介護福祉法」に基づき、福祉や医療に関する相談や援助を行うための専門知識を有していることを証明する資格で、国家資格に該当します。社会福祉士は、生活相談員やソーシャルワーカーとして働く際に有利になる資格です。社会福祉士は、介護福祉士と同様に国家資格なので難易度は高めですが、デイサービスや病院、介護老人福祉施設(特養)、介護老人保健施設(老健)など幅広い場所で役立つでしょう。

社会福祉士を取得するには、福祉系の短大・大学や社会福祉士指定養成学校を卒業したり、一般大学卒の場合は一般養成施設で履修したりする必要があります。実務経験の有無は、学歴によって異なるので確認しておくと良いでしょう。

社会福祉士の資格を取得しておくと相談援助系の資格を取得する際に、共通科目が免除されます。

介護予防運動指導員

介護予防運動指導員は、筋力トレーニングや介護予防プログラムの作成など、自立した生活を送れるようにサポートするスキルを有していることを証明する資格です。受験資格は、介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修、介護福祉士の資格を有していること。ほかにも、医師や看護師、薬剤師、理学療法士など、医療や高齢者に携わる資格を有している人も受講資格があります。対象の資格は多岐に渡るので、一度確認しておきましょう。

デイサービスで介護職員として働くやりがい

利用者さまに喜んでもらったり、そのご家族さまから感謝されたりすることがデイサービスで働く介護職員のやりがいにつながるようです。少子高齢化社会が進み、高齢者が増えている昨今、介護職の需要は高まり続けています。デイサービスでは利用者さまの自立を支援し、人とのふれあいの場を提供。自身が考えたレクリエーションで利用者さまの笑顔を見ることもできるでしょう。

また、利用者さまのご家族の介護負担を軽減。ご家族さまの時間も確保できるようになり、デイサービスのスタッフは感謝の言葉をいただくこともあります。

デイサービスの仕事は、誰かの役に立つ実感を持てる、やりがいのある仕事です。

まとめ

デイサービスで働いている職種は、管理職や介護職員、看護師、生活相談員、機能訓練指導員など多岐にわたります。多種多様な職種が協力しあって、高齢者へのケアを行っている職場です。幅広い職種の方が活躍できるデイサービスは、未経験・無資格の求人も豊富。介護業界で働いていた人はもちろん、他業界からの転職もしやすい仕事です。

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