デイサービスの生活相談員の仕事内容を紹介!必要な資格ややりがいも解説

介護の仕事 2026年8月6日
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この記事のまとめ

「デイサービスの生活相談員はどんな仕事をするの?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。生活相談員は、利用者さんやご家族の相談窓口となり、契約の手続きや他職種との調整を担います。この記事では、生活相談員の業務内容や1日のスケジュール、資格要件を詳しく解説。平均給与や仕事のやりがいも紹介するので、デイサービスの生活相談員への就職・転職を検討している方は参考にしてください。

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目次

デイサービスの生活相談員とは?

デイサービスの生活相談員は、利用者さんやご家族の相談対応を担う職種です。そのほか、施設の利用案内・契約の手続きや、ケアマネジャーとの調整、関連機関への連絡なども行います。
以下で、デイサービスの生活相談員の役割や他職種との違いを解説するので、参考にしてみてください。

デイサービスの生活相談員の役割

デイサービスの生活相談員の主な役割は、介護施設の窓口となり、利用者さんが安心してサービスを利用できる環境を整えることです。
「施設見学をしたい」「身体機能の低下が気になるので機能訓練を受けたい」といった利用者さんやご家族の相談に乗り、事業所内の職員やケアマネジャー、主治医などの多職種と連携しつつ、利用開始に必要な手続きを行います。利用者さんに合ったサービスを探すケアマネジャーから連絡が来て、サービス提供につながることも多いようです。

また、利用者さんが自宅での生活を続けられるようサポートをするのも、デイサービスで働く生活相談員の役割です。利用者さんから困りごとを聞いて支援につなげたり、ご家族からの介護の相談に乗って在宅介護を支援したりします。

デイサービスの生活相談員と他職種の違い

同じく居宅介護サービスに携わるケアマネジャーや介護職員は、生活相談員とどのような違いがあるのでしょうか。

生活相談員とケアマネジャーの違い

ケアマネジャーとは、介護サービスを中心とする利用者さんの活動の計画を立てた「ケアプラン」を作成し、必要な福祉や医療が行き届くようにサポートする職種です。一方、生活相談員は施設における相談対応を行う職種で、デイサービスに勤務する場合は、デイサービスの利用に関する支援や在宅介護のアドバイスを主に行います。
つまり、ケアマネジャーは利用する介護サービス全体を統括する立場であるのに対し、生活相談員はその施設の利用をサポートする立場です。

なお、デイサービスには生活相談員の配置義務がありますが、ケアマネジャーは基本的に配置されません。デイサービスを利用する方のケアプランは、施設の生活相談員ではなく、一般的に居宅介護支援事業所のケアマネジャーが作成します。

生活相談員とケアマネジャーの違いについては「生活相談員とケアマネの違いを解説!仕事内容や職場、必要な資格、給与は?」の記事で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。

生活相談員と介護職員の違い

介護職員の役割は、食事や入浴の介助、レクリエーション運営など、利用者さんの近くで「直接的なケア」を行うことです。一方の生活相談員は、利用者さんの相談に乗ったり、施設外の機関や多職種と連絡を取り合ったりする「窓口・調整」の業務がメインという違いがあります。

その名のとおり、介護職員は利用者さんの介護を、生活相談員は相談への対応を中心に行うのが特徴です。ただし、デイサービスにおいては、生活相談員が現場に入って介護業務を兼務することも少なくありません。 

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デイサービスの生活相談員の業務内容

ここでは、デイサービスで働く生活相談員の業務内容を解説するので、具体的な仕事を知りたい方はぜひチェックしてみてください。

利用者さんやご家族の相談対応

デイサービスの生活相談員は、利用者さんやご家族からの相談に対応します。施設での過ごし方に関する相談はもちろん、自宅での過ごし方といった日常生活の悩みを相談されることも少なくありません。
送迎時にご家族と直接顔を合わせる機会が多く、入所施設よりもご家族との関わりが密になる傾向があります。

利用者さんの案内や契約の手続き

デイサービスの利用を検討している方への施設見学の案内や、重要事項説明書を用いた契約の締結など、利用開始に必要な手続きも生活相談員の仕事です。施設の魅力やサービス内容を分かりやすく伝え、不安な点や質問に丁寧に対応する必要があります。
また、契約の際に介護保険制度に関する質問を受けることもあるため、最新の知識を身につけておきましょう。

多職種間の連絡・調整

利用者さんにスムーズなケアを提供するには、生活相談員が施設内外のさまざまな職種と連携を図ることが欠かせません。施設内では管理者や介護職員、看護職員、機能訓練指導員などと情報を共有し、適切にサービスを提供できるよう調整します。

さらに、主治医やケアマネジャーなど、施設外の職種と連携することも大切な役割です。ケアマネジャーが利用者さんの関係者を集める「サービス担当者会議」に出席して、ケアマネジャーや訪問介護のサービス提供責任者、利用者さんのご家族などと介護方針をすり合わせます。

通所介護計画書の作成のサポート

通所介護計画書の作成をサポートするのも、デイサービスの生活相談員の業務内容です。通所介護計画書とは、利用者さんごとに、デイサービスで提供するサービスや介護方法、留意点などをまとめた書類。作成の責任を持つのは管理者ですが、利用者さんとの面談やサービス担当者会議で状況を把握している生活相談員が、原案の作成やサポートを行うことは少なくありません。

施設の利用契約とあわせて、利用者さんやご家族に通所介護計画書の内容を説明して同意をもらうことで、デイサービスによる支援を提供できます。通所介護計画書には目標や期間も記載し、定期的に目標の達成度の確認や内容の見直しを行うため、利用者さんの状況を管理者と共有しながら対応することになるでしょう。

また、通所介護計画書に沿って介護サービスを提供できるよう、現場の業務を調整するのも生活相談員の仕事の一つです。

新規利用者獲得のための営業活動

デイサービスの定員に空きがある場合は、新規の利用者さんを獲得するための営業活動を行うこともあるようです。
具体的には、地域の居宅介護支援事業所を訪問し、ケアマネジャーへ施設の特色や魅力をアピールします。日ごろからケアマネジャーと良好な関係を築き、ケアマネジャーからの利用の打診や相談に丁寧に対応することで、信頼を獲得して利用率を高められるでしょう。

介護業務や送迎業務の兼務

人員配置基準を満たす範囲で、生活相談員がレクリエーションや食事介助、送迎業務などを兼務することも多いようです。現場に出て直接介護を行うことで、利用者さんと信頼関係を築いて悩みや不安を聞きやすくなったり、日々の小さな変化にいち早く気づけるようになったりするメリットがあります。

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デイサービスの生活相談員の1日のスケジュール

デイサービスの生活相談員の1日は、利用者さんの送迎や相談対応、事務作業などを並行してこなすため、変化に富んでいます。以下に生活相談員のタイムスケジュールの例をまとめました。

デイサービスの生活相談員の1日

  • 08:00

    出勤

  • 08:30

    朝礼。1日の業務予定の共有

  • 09:00

    利用者さんの送迎・受け入れ

  • 10:00

    利用者さんの相談対応・事務作業

  • 12:00

    休憩

  • 13:00

    利用者さんの相談対応・事務作業

  • 15:00

    施設見学・サービス担当者会議などの対応

  • 16:00

    利用者さんの送迎・お見送り

  • 16:30

    施設の環境整備・情報共有

  • 17:00

    退勤

デイサービスの生活相談員は、日中の限られた時間でさまざまな業務に対応します。相談対応や事務作業の合間に介護業務を行うこともあり、臨機応変な対応が求められるでしょう。送迎業務は生活相談員が担当することもあれば、介護職員や専任ドライバーが担当するケースもあります。

なお、生活相談員の1日の流れや仕事内容は日によって異なるので、上記はあくまで参考としてご覧ください。

デイサービスとほかの介護施設の生活相談員の違い

デイサービスとほかの介護施設の生活相談員は、業務の比重や働き方に違いがあります。ここでは、入所施設の生活相談員との違いを解説するので、参考にしてみてください。

デイサービスと他施設の生活相談員の業務内容の違い

デイサービスと特養などの施設における生活相談員の業務内容の違いは、連携先と兼務する仕事の範囲にあります。

デイサービスにはケアマネジャーが配置されず、外部の居宅介護支援事業所や関係者と取り合うことが多いのが特徴です。さらに、人員配置基準を満たしたうえで、介護職員と兼務するケースが多いのもデイサービスの特徴といえます。

一方、入居施設の生活相談員は、施設内のケアマネジャーや介護職員、看護師などと連携する機会が多いでしょう。介護職員を兼務する場合があるほか、介護支援専門員の資格保有者は、ケアマネジャーと生活相談員を兼務することもあります。

デイサービスと他施設の生活相談員の働き方の違い

デイサービスの生活相談員の勤務時間は、施設の営業時間に対応するため、一般的に夜勤はありません。また、日曜日を定休日とするデイサービスもあり、比較的安定したシフトで働ける傾向にあります。

一方、入居施設の場合は毎日営業するため、生活相談員の休日が固定されていないことも。介護業務を兼務する場合は夜勤に入る可能性もあるので、働ける時間帯が決まっている方は事前の確認が必要です。

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デイサービスの生活相談員の資格要件

デイサービスの生活相談員になるためには、原則として、社会福祉士・精神保健福祉士・社会福祉主事任用資格のいずれかが必要です。ただし、自治体によっては、介護・福祉系の資格や経験があれば、同等のスキルがあると認められ、生活相談員として働ける場合があります。

社会福祉士

社会福祉士は、福祉に関する相談援助の専門知識を有していることを証明する国家資格です。日常生活の悩みや、自立した社会生活を送るうえでの課題を抱える方の相談援助を行う際に活かせます。社会福祉士の資格は、福祉・医療・介護など、さまざまな業界で相談援助を行う際に役立てられるでしょう。

社会福祉士を取得するには、年に1回実施される社会福祉士国家試験に合格し、登録を受けなければなりません。社会福祉士国家試験には受験資格が設けられています。
受験資格を得るためのルートは、「福祉系大学等に4年通い、指定科目を修める」「福祉系大学等に4年通って基礎科目を修め、短期養成施設等を卒業する」「一般大学等に4年通い、一般養成施設等を卒業する」などです。

短大や大学を卒業せずに社会福祉士国家試験の受験資格を満たすには、相談援助の実務経験を4年積み、一般養成施設等に1年以上通う必要があります。

精神保健福祉士

精神保健福祉士は、精神障がいのある方への相談援助を専門とする国家資格です。精神障がいのある方の支援だけではなく、社会福祉や福祉サービス全般に関する知識も示せる資格なので、生活相談員の要件の一つになっています。

精神保健福祉士になるには、精神保健福祉士国家資格に合格して資格登録を行わなければいけません。受験ルートは、「保健福祉系大学等に4年通い、指定科目を修める」「福祉系大学等に4年通って基礎科目を修め、短期養成施設等を卒業する」「一般大学等に4年通い、一般養成施設等を卒業する」などです。

大学や短大を卒業せずに資格取得を目指す場合、社会福祉士と同様に、「相談援助の実務経験4年+一般養成施設等に1年以上通学」で受験資格を満たせます。

社会福祉主事任用資格

社会福祉主事は、福祉事務所などの行政機関で相談援助を行うために必要な任用資格で、生活相談員の要件としても準用されています。

社会福祉主事任用資格を取得するには、以下のいずれかの要件を満たさなければなりません。

  • 社会福祉に関する科目を3科目以上修め、大学等を卒業する
  • 指定の学校の通信課程で1年間学習する
  • 指定の養成機関で22科目(1,500時間)を修了する
  • 都道府県等講習会において19科目(279時間)を履修する
  • 社会福祉士・精神保健福祉士等の資格を取得する

社会福祉主事は、1年間の通信課程を修了することなどで取得できますが、「実際に介護施設で働いている」といった要件が定められている場合があります。通信で学ぶ場合でも、数日間の通学が求められる傾向にあるので、自分が取得できる条件なのかを確認したうえで申し込むようにしましょう。

また、大学などで社会福祉に関する講義を受講していた場合、修了済みの指定科目があるかもしれません。生活相談員として働きたい方は、対象となる科目をこれまでに受講していないか確認すると良いでしょう。

その他の要件で生活相談員として働ける自治体もある

自治体によっては、上記の3つの資格を保有していなくても、生活相談員として働ける場合があります。

東京都福祉局の「通所介護及び短期入所生活介護事業所における生活相談員の資格要件について(p.3)」によると、東京都では介護支援専門員(ケアマネジャー)や、介護施設において一定の業務経験を積んだ方なども、生活相談員の要件を満たせるようです。

また、大阪府ホームページの「生活相談員の資格要件について」によると、大阪府では介護支援専門員(ケアマネジャー)のほか、介護福祉士も生活相談員の要件として認められています。

ただし、上記に挙げたような自治体からほかの自治体に転職する場合、生活相談員の要件を満たせなくなる可能性があることに注意してください。
生活相談員の都道府県別の資格要件については、「介護福祉士のみで生活相談員になれる?都道府県別の資格要件を解説」で詳しく解説しています。

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デイサービスの生活相談員はほかの職種を兼務できる?

デイサービスの生活相談員は、それぞれの配置基準を満たせば、事業所内のほかの職種などを兼務することが可能です。

厚生労働省の「通所介護・地域密着型通所介護・認知症対応型通所介護(p.3)」によると、デイサービスの生活相談員の配置基準は、「事業所ごとにサービス提供時間に応じて専従で1以上」と定められています。ただし、実際の兼務に関する規定は自治体によって異なる場合があるので、必ず事前に確認しましょう。

以下では、生活相談員がデイサービスでどのような職種を兼務できるのかを解説します。

デイサービスの生活相談員と管理者の兼務

生活相談員と管理者の兼務は認められています。ただし、デイサービスの運営管理やスタッフのマネジメントといった管理業務に支障がないことが前提です。生活相談員と管理者を兼務する場合、それぞれの業務に支障が出ないよう、業務の管理や調整が求められます。

デイサービスの生活相談員と介護職員の兼務

生活相談員が介護職員を兼務することは可能です。しかし、兼務する際は、それぞれの職種として勤務する時間を分けて管理しなければなりません。施設に生活相談員が1名しかいない場合、介護職員として勤務すると人員配置基準を満たせなくなる可能性がある点に注意が必要です。
人員配置基準を満たしている場合は、同一敷地内の事業所や隣接する事業所の業務を兼務できます。

デイサービスの生活相談員と看護職員の兼務

看護師免許と生活相談員の資格要件を両方とも満たしていれば、2つの職種を兼務できます。この場合も、それぞれの人員配置基準を満たすことが条件です。医療的なケアの知識と相談援助のスキルを併せ持つスタッフは、現場で非常に重宝される存在といえます。

デイサービスの生活相談員と機能訓練指導員の兼務

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士など機能訓練指導員に必要な資格を持ち、かつ生活相談員の要件も満たしていれば、2つの職種を兼務することが可能です。
ただし、個別機能訓練加算を取得する施設に兼務する場合、生活相談員と機能訓練指導員としての勤務時間を分けて管理する必要がある点にご注意ください。

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デイサービスの生活相談員の平均給与

厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果 (p.126)」によると、生活相談員(月給・常勤)の平均給与は35万3,950円でした。以下で、月給・常勤で働く介護職員と生活相談員の平均給与・平均年収を比較してみました。

職種平均給与(月収)平均年収
介護職員33万8,200円405万8,400円
生活相談員35万3,950円424万7,400円

参考:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果 (p.126)」

生活相談員の平均給与(月収)は介護職員よりも1万5,000円高く、年収に換算すると18万9,000円ほど高い結果です。働く自治体の資格要件を満たせる場合、介護職員から生活相談員にキャリアチェンジすると給与アップの可能性があります。

ただし、上記のデータはデイサービスの職員に限定したものではなく、入所施設なども含めた生活相談員・介護職員全体の平均給与のため、あくまで参考として捉えてください。デイサービスの給与は、特養などの入所施設と比べて低い傾向にあります。

生活相談員の給料について詳しく知りたい方は、「生活相談員の給料の平均は?ほかの職種との違いや年収アップの方法まで解説」の記事をご覧ください。

デイサービスの生活相談員のキャリアアップ例

ここでは、デイサービスの生活相談員の代表的なキャリアパスを紹介します。「生活相談員になった後は、どのような道があるのか知りたい」という方は、ぜひチェックしてください。

ケアマネジャーへのキャリアチェンジ

生活相談員としての経験を活かし、介護支援専門員(ケアマネジャー)を目指す選択肢もあります。ただし、資格を持たない状態でデイサービスの生活相談員として働く場合、基本的に介護支援専門員実務研修受講試験(ケアマネ試験)の受験資格を満たすことはできません。

ケアマネ試験の受験資格を得るには、介護福祉士や社会福祉士、精神保健福祉士といった「受験資格に該当する国家資格」を保有した状態で、デイサービスの生活相談員として通算5年以上かつ900日以上従事することが必要です。詳しい条件は自治体の窓口に確認すると良いでしょう。

ケアマネジャーになれば、ケアプランの作成を通じて、在宅生活や施設生活を送る利用者さんの生活全般を支える役割を担えます。より広い視野で介護サービスに関わりたい方にとって、魅力的なステップアップのルートの一つです。

デイサービスの施設長や管理者への昇進

生活相談員からデイサービスの施設長や管理者になる人もいます。生活相談員は、他職種との調整や外部機関との連携など、施設の運営・経営に関わる業務を多く経験します。その実務経験は施設長や管理者の業務に活かせるはずです。

デイサービスの施設長や管理者になるための法的な資格要件は特にないため、無資格や未経験でもなれる可能性はあります。しかし、一定の知識が求められるため、生活相談員のようにデイサービスの運営に関わる業務を経験した方は目指しやすいでしょう。

法人の本部職員としてマネジメントを担う

デイサービスの運営元が大手法人の場合、現場を離れて法人本部の職員となり、法人全体の人事管理やマネージャーとして活躍する選択肢もあります。

法人本部の職員の仕事は、法人全体の予算管理や人事管理、備品管理などです。職員の満足度調査を実施したり表彰を行ったりして、職員が働きやすい環境を整えることも、本部職員の業務に含まれます。現場を離れて組織全体を動かすダイナミックな業務に挑戦したい方に向いている働き方です。

デイサービスの生活相談員のやりがい・魅力

ここでは、デイサービスで働く生活相談員のやりがい・魅力を紹介します。「転職するメリットを知りたい」という方は、ぜひ参考にしてください。

利用者さんやご家族の問題解決を支援できる

利用者さんやご家族の悩みに直接寄り添い、課題解決に向けてサポートできるのは、生活相談員ならではのやりがいです。利用者さんの悩みを解消して、直接「ありがとう」と感謝の言葉をかけられることは、働くうえでモチベーションになるでしょう。
また、施設利用を通じて利用者さんの笑顔が増えたり、ご家族の介護負担が軽減されたりする様子を間近で見ることができます。

多職種連携を通じて知識と対応力を身につけられる

ケアマネジャーや看護職員、現場の介護職員など多くの専門職と連携し、多角的な視点が養えるのも、生活相談員として働く魅力です。多職種との関わりにより、医療や福祉に関する幅広い知識が身につけば、臨機応変な対応力が磨かれます。結果として、自分自身の成長を実感することができるでしょう。

ワーク・ライフ・バランスを保ちやすい

デイサービスの生活相談員の働き方は、ワーク・ライフ・バランスを保ちやすいのが特徴です。「デイサービスと他施設の生活相談員の働き方の違い」でも述べたように、基本的に日勤のみで、日曜日に固定休を取れることもあります。規則正しい生活リズムで働けて、身体の負担が少なかったり、家族と休みを合わせやすかったりするのがメリットです。

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デイサービスの生活相談員の大変なところ

やりがいが大きい反面、生活相談員ならではの苦労や大変さも存在します。就職・転職を検討する際は、仕事の大変な部分も理解しておきましょう。

利用者さんやご家族からの苦情へ対応する必要がある

施設の窓口として、利用者さんやご家族からのクレームに対応しなければならない場面があります。施設側が精一杯ケアをしていても、利用者さんやご家族から「対応が不十分だった」など、過剰なサービスを要求されることもあるかもしれません。

苦情対応は大変に感じやすい業務ですが、じっくり話を聞くことで相手の感情が収まる場合もあります。誠実に対応しても理不尽な要求がある場合、管理者や上司に相談し、1人で抱え込まないようにしましょう。

なお、苦情対応の内容は記録し、2年間保管しなければなりません。記録に残すことで、施設が適切に対応したことの根拠になります。

さまざまな立場の人とコミュニケーションが難しい

さまざまな立場の人とコミュニケーションを取らなければならないのも、生活相談員の大変なところです。利用者さんの希望、ご家族の希望、ケアマネジャーの方針、そして現場の介護職員の意見など、異なる立場の人の意見をまとめる過程で板挟みになる苦労があります。

全員が納得できる着地点を見つけるためには、それぞれの立場を尊重してしっかり話を聞いたうえで、自分の意見を伝えて話し合うことが必要です。初めは大変だと感じるかもしれませんが、少しずつ慣れていけば問題ないので、まずは人間関係を築くことから始めましょう。

施設内に同じ立場の職員がおらず相談しにくい

生活相談員は、配置人数が介護職員より少なく、施設によっては生活相談員が自分1人ということもあります。そのため、業務上の悩みや不安を同じ立場の同僚に相談しにくく、孤独感を覚えることも。困ったときは抱え込まず、管理者や他のスタッフに早めに相談する姿勢が大切です。

経営に関わる責任の大きさを感じやすい

生活相談員は、新規利用者を獲得するためにケアマネジャーへ営業活動を行うなど、施設の稼働率維持に関わる役割を担います。事業所の収益や経営の一端を任される責任の大きさから、プレッシャーを感じる場面もあるでしょう。

しかし、その分成果が出たときの喜びは大きく、スキルを磨けるチャンスともいえます。課題を前向きに捉えて挑戦できる人は、多様な役割を担う生活相談員の仕事にやりがいを感じられるかもしれません。

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デイサービスの生活相談員に向いている人

これまでに紹介したデイサービスの生活相談員の業務内容や特徴を踏まえて、どのような人に向いているのかを解説します。「デイサービスの生活相談員の仕事に転職するか迷っている」という方は、ぜひご一読ください。

コミュニケーションや調整が得意な人

相手の思いに寄り添って耳を傾け、自らコミュニケーションを図って意見を調整できる人は、生活相談員の適性があります。利用者さんやご家族はもちろん、ケアマネジャーや事業所内の介護職員など多くの関係者と関わるため、人間関係の構築が苦にならない人に向いている職種といえます。

幅広い業務を経験してスキルアップしたい人

生活相談員は、相談業務だけでなく、事務作業から現場の介護、送迎まで、幅広い業務に臨機応変に対応します。そのため、「マルチタスクをこなしながら成長していきたい」という意欲のある人に向いているでしょう。さまざまな経験を積むことは、将来的に管理職にキャリアアップする際にも役立ちます。

事務作業やデスクワークのスキルがある人

生活相談員の仕事には、通所介護計画書の作成のサポートや契約関係の書類準備、モニタリング記録、電話対応といったデスクワークが多く含まれます。
そのため、基本的なパソコン操作のスキルやビジネスマナーが身についている人は、スムーズに業務をこなすことができ、現場で重宝されるでしょう。生活相談員の仕事には、介護業界以外で培ったスキルも役立ちます。

もしも、「PCに苦手意識がある」「外部の人とのやりとりが不安」と感じる場合は、人員配置が手厚い職場を選び、先輩や上司に教えてもらいながらスキルを身につけるのがおすすめです。

介護業界における実務経験がある人

生活相談員の仕事は、介護業界で働いた経験がある方にも向いているでしょう。実務経験があれば、利用者さんやご家族とのコミュニケーションをスムーズに行えます。

また、介護業界で働く職種に関する知識があれば、それぞれの立場を理解したうえで連携が取れるため、信頼関係を築きやすいでしょう。現場で実現可能な介護を理解している生活相談員は、利用者さんの介護サービスに関する相談にも的確に対応できます。

生活相談員に転職してみたいと思った方は、「生活相談員に転職したい方必見!必要な資格の条件や仕事内容、求人の探し方」も参考にしながら自分に合った求人を探してみてください。

規則正しい生活を送りたい人

夜勤がなく、定休日が決まっていることが多いデイサービスの働き方は、規則正しい生活リズムを重視する人に最適です。土日休みや日曜日が固定休の事業所を選べば、家庭との両立やプライベートの充実を図りやすいでしょう。ワーク・ライフ・バランスを保ちながら、長期的に安定して働きたい方にぴったりの職場環境といえます。

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デイサービスの生活相談員に関してよくある質問

デイサービスの生活相談員に関してよくある質問と回答をまとめたので、転職を考えている方は参考にしてみてください。

デイサービスの生活相談員の不在時はどうする?

人員配置基準に基づき、サービス提供時間は生活相談員を確保する必要があります。生活相談員の急な休みがあった場合、資格要件を満たす管理者が兼務するか、同一法人内の他事業所からほかの生活相談員を呼ぶなどし、基準を満たせるよう調整すると良いでしょう。

デイサービスの生活相談員が給料を上げるには?

デイサービスの生活相談員が給料を上げる方法として、「同じ施設で勤続年数を重ねる」「管理者にキャリアアップする」などの方法があります。
厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.126、p.143)」によると、介護事業所全体における生活相談員の平均給与は35万3,950円、管理職の平均給与は37万8,110円です。また、デイサービスの管理職の平均給与は36万1,080円。介護事業所の管理職は、生活相談員よりも給与が高い傾向にあります。
この記事の「デイサービスの生活相談員のキャリアアップ例」では、デイサービスの生活相談員のキャリアアップについてまとめているので、あわせてチェックしてみてください。

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デイサービスの生活相談員の求人の特徴は?

デイサービスの生活相談員の求人は、基本的に日勤のみで、固定休がある場合が多いのが特徴です。なかには、日曜休みの施設や、土日休みの施設もあります。また、送迎業務を兼務する事業所が多く、応募要件として普通自動車運転免許(AT限定可)が必須の場合もあるようです。
なお、デイサービスの生活相談員として働くには、資格要件を満たさなければなりません。詳しくは、「デイサービスの生活相談員の資格要件」で解説しているので、ぜひご一読ください。

まとめ

デイサービスの生活相談員は、利用者さんやご家族の相談に応じ、ケアマネジャーなどの他職種と連携しながら適切な支援につなげます。
生活相談員として働くには、原則として社会福祉士・精神保健福祉士・社会福祉主事任用資格のいずれかの資格が必要です。しかし、自治体によっては、ケアマネジャーや介護福祉士の資格が要件として認められる場合があります。

デイサービスの生活相談員のやりがいは、利用者さんやご家族の抱えている課題の解決を支援できることです。一方で、多方面との調整や苦情対応といった大変さも伴う仕事といえるでしょう。仕事を大変に感じたときは、管理者や上司に相談して1人で抱え込まないことが大切です。

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執筆者

  • 「レバウェル介護」編集部

    お役立ち情報制作チーム

介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点

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