生活相談員には残業がある?向いている人の特徴や大変さを知ろう!

介護の仕事 2021年6月29日
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赤いポロシャツを着た女性がバインダーを持って微笑んでいる様子

生活相談員の仕事に興味があるものの、「残業が大変そう」というイメージから、なかなかチャレンジできない介護士さんも多いのではないでしょうか。生活相談員は日勤で働くことが多いため、介護士さんのように夜勤は発生しません。とはいえ、所定労働時間を超えれば残業となる場合もあるでしょう。この記事では、生活相談員の仕事について、残業の有無や大変さ、やりがいなどを解説します。興味のある方は、ぜひご覧ください。

目次

生活相談員の仕事とは

生活相談員とは、介護施設において利用者さんやそのご家族にサービス内容を説明し、契約の手続きを行う職種です。施設の窓口となってケアマネージャーや現場の介護士さんとの連絡・調整業務を行うため、利用者さん側と施設の橋渡し役を担う存在ともいえます。

仕事内容

生活相談員の仕事は、利用者さんからの相談を受け、ニーズを現場の介護スタッフさんと共有することです。勤務先の施設形態や方針によって業務内容は異なりますが、相談・調整業務はいずれの施設でも要となる仕事。生活相談員の具体的な業務内容を挙げたので、確認してみましょう。

  • サービスの利用開始や利用中止に関わる手続き
  • 利用者さんやそのご家族との相談業務
  • ケアマネージャーとの連絡、調整業務
  • 地域や他機関との連絡、調整業務
  • 利用者さん側からのクレーム対応
  • 居宅サービスの個別援助計画の作成
  • 入所施設のケアプラン作成の援助

上記のように、生活相談員の仕事は多岐にわたっています。詳しくは後述しますが、業務の範囲やボリュームによっては残業を要する場合も。生活相談員の仕事をスムーズに行うには、優先順位をつけたタスク管理が大切でしょう。

活躍できる施設

生活相談員として活躍できる介護施設は、以下のとおりです。

  • デイサービス
  • ショートステイ
  • 特別養護老人ホーム
  • 介護付き有料老人ホーム
  • 介護老人保健施設

生活相談員の活躍場所は多いので、就職や転職を検討する際は広い視野を持って応募先の施設を探すのがおすすめです。ただし、施設形態だけで業務内容を判断することはできません。必ず施設の規模や運営方針などもチェックするようにしてくださいね。

勤務時間

生活相談員の勤務時間は、午前8時~9時ごろから午後5時~6時ごろまでの日中に働く場合がほとんどでしょう。とはいえ、施設によって勤務時間は異なるので、応募前にきちんとチェックすると安心です。

夜勤の有無

利用者さんや関係機関との調整という生活相談員の業務の特性上、日中に業務を行う場合がほとんど。入居型介護施設に勤務する介護士さんのように夜勤が発生するはほぼないと考えて良いでしょう

休日数

休日数は施設によって異なりますが、24時間体制の施設では4週8休のシフト制、施設に定休日がある場合は週休2日制のように取得するのが一般的です。また、夏季休暇や年末年始休暇などの特別休暇は、相談すれば取得することも可能でしょう。

資格の有無

生活相談員になるには、国が定める資格要件、もしくは都道府県が独自に設ける条件を満たす必要があります。

【国が定める条件※どれか1つ】

  • 社会福祉士
  • 精神保健福祉士
  • 社会福祉主事任用資格

【各都道府県が定める条件の例】

  • 介護福祉士
  • 介護支援専門員(ケアマネージャー)
  • 老人福祉施設の施設長を経験している
  • 一定期間以上の介護経験がある
  • ケアプラン作成に1年以上関わった経験がある

都道府県ごとの規定は地域によって異なるため、生活相談員を目指したい方は、自治体のWebサイトなどを確認しましょう。

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生活相談員には残業がある?

生活相談員の仕事に残業がないとは言いきれません。生活相談員の所定労働時間は1日8時間で、週に換算すると40時間というのが基本です。所定労働時間を超えて仕事を行う場合は、「残業」となります

残業しないと終わらないこともある

生活相談員の仕事は、基本的には残業がない場合が多いでしょう。しかし、施設の業務量によっては、残業しないと仕事が終わらない場合もあるのが事実です。応募先の施設に残業があるかどうか知りたいときや、家庭の事情によってどうしても残業ができない場合は、事前に求人情報をしっかりチェックするようにしてください。なお、残業時間は、36協定(時間外労働・休日労働に関する協定)によってあらかじめ月45時間のように上限が決められています。特別な事情がない限りは上限を超えてはいけないことになっているので、疑問のある場合は問い合わせてみましょう。

残業手当(時間外手当)が支給される

生活相談員が所定労働時間にプラスして仕事を行った場合は、残業手当(時間外手当)が支給されます。残業したからといって、損をするわけではないので安心してください。

ただし、「サービス残業」といって、時間外労働をしたのにも関わらず残業手当が支給されない場合は注意が必要。入社した職場で、「うちの施設ではサービス残業は当たり前」とサービス残業が常態化していても、それは法律違反です。罰則の対象となるので、早めに対応を申し出ましょう。

残業以外は?生活相談員として働く4つの大変さ

生活相談員を目指すなら、残業以外の面も見ておくべきです。ここでは、生活相談員の大変さついて解説します。

1.業務範囲が広過ぎて体力的にきつい

生活相談員の業務は法令による明確な定めがないことから、施設によって幅広い業務を任せられる場合があります。たとえば、メインとなる相談業務のほかに、介護の仕事を兼務するのはよくある話。特に、規模が小さい施設では、オールラウンダーとして扱われやすい傾向があります。

2.頼れる仲間がいないとストレスが溜まってしまう

生活相談員の人員配置は施設形態ごとに定められていますが、「職場で生活相談員は自分1人のみ」ということが少なくありません。配置人数の多い介護士さんであれば仲間同士で悩みを相談できますが、生活相談員は同職の仲間がいないため、ストレスを抱えてしまうこともあるようです。

3.利用者さんと職員との間で気苦労が絶えない

施設の窓口としての役割がある生活相談員は、利用者さんと施設側の間で板ばさみになりやすく、気苦労が絶えないと感じる人もいます。利用者さんやそのご家族からのクレームには理不尽な要求も。利用者さんと職員の両方の立場を見ているだけに、大きなプレッシャーを感じてしまうこともあるようです。

4.業務量に見合った給与が支給されない

前述のとおり、生活相談員の仕事は多岐にわたりますが、業務に見合った給与が支給されないと不満を持つ人も少なくありません。もちろん、専門スキルを要する生活相談員のほうが介護士さんよりも基本給は高い傾向があります。しかし、残業が少ない分、夜勤手当のつく介護士さんと給与があまり変わらないのが実態のようです。

生活相談員の仕事で得られるやりがいと魅力

生活相談員の大変さをご紹介しましたが、もちろんやりがいや魅力もあります。マイナスの面ばかり注目せず、良い面もきちんと確認しておきましょう。

1.利用者さんのニーズを間近で聞ける

利用さん側の相談を受ける生活相談員は、介護のニーズや意見を間近で聞くことが可能です。クレーム対応は一定の大変さがありますが、そこから「介護に何が求められているのか」を考え、より良いサービスにつなげられます。

2.利用者さんから直接「ありがとう」の言葉をもらえる

利用者さんやそのご家族から、「ありがとう」と直接感謝の言葉をかけられることも多く、自分が誰かの役に立っているという実感を得られるのも生活相談員の魅力でしょう。多くの利用者さんと出会うなかで、多様な価値観や考え方に触れるため、自身の人間性を磨ける良さもあります。

3.キャリアアップのチャンスがある

生活相談員には、将来的にケアマネージャーになったり、施設長になったりするというキャリアパスがあります。業務範囲が広く大変かもしれませんが、目標があれば「この経験も将来の糧になる」と前向きに取り組めるはずです。

生活相談員に向いている人の特徴は?

「生活相談員としてやっていけるか不安…」という人は、生活相談員に向いている人の特徴をチェックしてみてください。

人と関わるのが好きな人

生活相談員に向いているのは、人と関わるのが好きで、相手の立場になって物事を考えられる人。相談業務では悩みや不安を抱えた人の話を聞くので、利用者さんやご家族の気持ちを汲み取りながら対応することが求められます。

中立的な立場を保てる人

中立的な立場を保つことも生活相談員には必要です。利用者さんと介護士さんのどちらかに偏った意見ではなく、客観的な視点で物事を判断しなくてはなりません。明らかな言いがかりだったとしても、冷静に対応できる人が向いているでしょう。

残業がつらい…生活相談員を辞めたいと思ったら?

お伝えしてきたように、生活相談員の仕事には大変な部分もやりがいの部分も両方あります。最初は業務をこなすことでいっぱいになったり、所定労働時間を超えて残業したりすることもあるかもしれませんが、慣れれば大変さだけではないことに気づくはずです。

それでも、「生活相談員を辞めたい」と思ったときは、以下の方法を取ることをおすすめします。

1.生活相談員のやりがいやメリットを考えてみる

仕事がつらいと感じたら、今一度生活相談員のやりがいやメリットを思い浮かべてみてください。「利用者さんから直接感謝される」「地域の役に立てる」といったやりがいを持てるのは、生活相談員ならではの魅力です。

2.職場の上司や周囲の人へ相談してみる

「残業がつらい…」「生活相談員の業務範囲が広過ぎて体力的に厳しい…」など、辞めたい明確な原因がある場合は、状況を改善するために職場の上司へ相談してみましょう。「現在○○時間残業している」「○○の業務までこなすのは難しい」のように、具体的な相談をするのがおすすめです。また、人間関係のストレスを抱えている場合は、家族や友人などに話してみるだけでも気持ちが軽くなることもありますよ。

3.どうしてもつらいときは転職するのも方法の一つ

つらい状況がなかなか改善せず、よく考えたうえで辞めることを決めた場合は、転職するのも方法の一つです。原因が職場にある場合は施設の変更、生活相談員の仕事そのものがつらい場合は介護士さんの仕事へ戻ったり異業種へ転職したりする選択肢も。どんな仕事や職場が合うかは人それぞれ違います。まずは、自己分析を行い、自分の適性を知ることからスタートしましょう。

まとめ

生活相談員の仕事に残業はあまり発生しないのが一般的ですが、業務量によっては時間外労働を行うことはあります。「残業は大変そう」と思うかもしれませんが、利用者さんから直接感謝の言葉を貰えたり、今後のキャリアにつながったりするのは、生活相談員の仕事の魅力です。どんな仕事でも一定の大変さはあるものなので、前向きに挑戦してみてはいかがでしょうか。

また、サービス残業が常態化していて困っているという生活相談員の方は、介護業界に特化した転職エージェントのきらケアにご相談ください。きらケアでは業界に精通したアドバイザーがカウンセリングを行い、ご希望や経験、適性に合った求人をご提案。施設の雰囲気や人間関係といった情報までご提供できるので、納得のうえで応募先を決めていただけます。興味のある方は、生活相談員の求人一覧をぜひチェックしてみてください。

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