生活相談員が「疲れた」と感じる理由は?転職の注意点や続けるメリット

介護職の悩み 2025年9月2日
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「生活相談員の仕事に疲れた…」と感じている方もいるのではないでしょうか。生活相談員は、契約関連の事務作業や利用者さんの相談対応、関連機関との連絡・調整など幅広い業務を担うため、職場の人間関係や仕事内容に不満を抱える場合があります。この記事では、生活相談員が「疲れた」と感じる理由や転職するときの選択肢・注意点を解説。転職すべきか悩んでいる方やキャリアパスが知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

生活相談員が「疲れた」と感じる理由

生活相談員は、人間関係や業務内容、給与などのさまざまな悩みから、疲れたと感じることがあるようです。下記で詳しく見ていきましょう。

職場の人間関係にストレスを感じる

生活相談員は、「介護施設の顔」として利用者さんやそのご家族との間に立ち、相談や意見の調整、関係各所との連携を図るのが仕事です。利用者さんやそのご家族だけでなく、ケアマネジャーや介護職員、看護師、行政機関など、多くの人との関係を良好に保ち、全員の意見に耳を傾けなくてはいけません。

現場のスタッフと関係者の間で意見に相違があれば、生活相談員が板挟みになることも。日々多くの人と関わっていく仕事なので、人間関係に疲れを感じてしまう場合もあるようです。

業務内容の範囲があいまいで対応することが多い

生活相談員の仕事は、特に具体的な法令上の規定がありません。そのため、介護職員のサポートをはじめ、利用者さんの入退所手続きや介護施設内の環境整備、クレーム対応など、ありとあらゆる業務を任されることもあるようです。

業務内容が幅広く、「どこまで対応すれば良いの?」と悩み、疲れてしまう生活相談員の方もいます。また、体力的な負担から疲れを感じる場合もあるでしょう。

介護職員とあまり給与差がない

「幅広い業務内容の割に給与が少ない」というのも、生活相談員の仕事に疲労や不満を感じる原因の一つとなっているようです。
厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.126)」によると、2024年度の常勤の生活相談員・支援相談員の平均給与額は、353,950円でした。一方、介護職員の平均給与額は338,200円です。

生活相談員は、介護職員よりも平均給与が高いものの、業務の多さや専門性に給与が見合っていないという意見もあります。介護職員と大きな給与差がないことから、「適切に評価されない」と感じ、仕事へのモチベーション低下につながってしまう場合もあるのかもしれません。

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生活相談員の仕事を続けるメリット

「生活相談員の仕事に疲れた…」と感じていても、すぐに辞めるのは避けたほうが無難です。辞めてしまう前に、まずは生活相談員を続けるメリットを整理してみましょう。

専門的な資格を活かせる

「生活相談員」という専門の資格はなく、自治体ごとに要件は異なるものの、一般的に「社会福祉士」「精神保健福祉士」「社会福祉主事任用資格」のいずれかの資格が求められます。自治体によっては「介護福祉士」などの資格があれば、生活相談員として働けることもあるようです。

このような専門的な資格を活かせるのは、「生活相談員」の仕事の魅力といえます。努力して取得した相談業務に関連する資格を仕事に活かせるのは、生活相談員を続けるメリットの一つです。

相談援助業務のみの場合は夜勤がない

生活相談員は、日中の勤務が基本です。介護職員のように夜勤を求められることが少なく日勤のみで働けるのは、生活相談員を続けるメリットといえます。夜勤に入る場合、生活リズムが崩れやすかったり、友人や家族との予定を合わせにくかったりすることがあるでしょう。

体力的な負担が少なく年齢を重ねても活躍できる

介護職員の場合、入浴介助や排泄介助、レクリエーションの実施、散歩の付き添いなど、身体を動かす業務が多く、体力を求められる場面があります。
一方で、生活相談員は相談業務が中心となるため、直接介護を行う機会は少ないでしょう。体力にあまり自信がない方も、年齢を重ねても仕事を続けやすいのが、生活相談員として働くメリットといえます。

利用者さんやそのご家族などの役に立つやりがいがある

生活相談員は、利用者さんやそのご家族、施設内のスタッフや関係各所など、さまざまな人と関わります。働き次第で多くの人から感謝されるため、やりがいのある仕事です

また、利用者さんやそのご家族との距離が近いため、直接お礼の言葉をもらうことも少なくありません。「自分が周囲の役に立っている」という実感は、大きなやりがいにつながるでしょう。

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生活相談員から転職するときの選択肢

生活相談員として働くのがつらくなり仕事に疲れたときは、転職を検討してみても良いでしょう。生活相談員としての経験を活かせる職種や職場は多くあります。
以下では、生活相談員が転職する場合のキャリアの選択肢をいくつかご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

社会福祉士を目指す

社会福祉士は、介護福祉士や保育士と同じく、名称独占の国家資格の一つです。社会福祉士を持っていない場合は、資格取得を目指してみる選択肢もあります。

身体的・精神的にハンディキャップのある方が、不自由なく日常生活を送れるように支えることが、社会福祉士の役割です。他職種と連携しながら利用者さんのサポートを行うため、生活相談員の仕事に通じるものがあるでしょう。

生活相談員の実務経験は、社会福祉士国家試験を受験する際に必要な実務経験の対象です。相談援助の実務経験が4年以上ある方は、一般養成施設に通学することで受験資格を得られます。

社会福祉士の資格に興味がある方は、「社会人が社会福祉士になるには?一般養成施設の選び方も解説」の記事で受験ルートをチェックしてみてくださいね。

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ケアマネジャーになる

ケアマネジャーの正式名称は「介護支援専門員」といい、介護を必要とする方が日常生活をスムーズに送るためのケアプランを作成し支援するのが仕事です。数ある介護・福祉サービスのなかから、利用者さんに合うサービスを探し出し、利用者さんやそのご家族に提案します。

生活相談員は、ケアマネジャーとともに仕事をすることが多いので、身近に感じていた方もいるかもしれません。ケアマネジャーになじみのある方は、業務の把握をスムーズに行えるでしょう。

生活相談員の実務経験が5年かつ900日以上ある方は、介護支援専門員実務研修受講試験(ケアマネ試験)の受験資格を満たせます。ケアマネ試験への合格後、研修を受講して登録を行えば、ケアマネジャーとして働くことが可能です。

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現場の介護職員として働く

生活相談員から現場の介護職員になる選択肢もあります。特に、介護福祉士の資格や介護業務の経験がある方は、即戦力を期待されるため、選考に有利になるでしょう。

幅広い業務をこなす生活相談員に疲れた場合は、介護業務に専念できる介護職員の仕事を選ぶことを検討してみるのも良いかもしれません。ただし、現場の介護職員になれば、身体介護や夜勤など、体力面の一定の負担はあるので、自身の希望する働き方を考えて決めることが大切です。

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生活相談員として転職する際の注意点

生活相談員の仕事に疲れてほかの施設への転職を決意した方は、下記の注意点をよく確認しておきましょう。事前にしっかりと対策しておくことで、転職を成功に導けます。

現場の介護業務の兼務があるか確認する

別の介護施設に転職する場合は、生活相談員の業務のみに専念できる職場なのか、介護業務と兼務する必要がある職場なのかを確認しましょう
生活相談員の仕事のみに集中できる職場なら、業務負担はそれほど多くないかもしれません。しかし、介護業務と兼務する場合は、一定の大変さがあることが予想されます。

今まで生活相談員として幅広い業務に従事して疲労を感じてしまった場合、さらに介護業務まで兼務すると負担が大きくなるリスクも。業務内容に関する不満を抱えている方は、後悔しないようによく調べてから転職先を決めましょう。

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希望の働き方を明確にする

転職先の職場で同じように「疲れた」と感じることのないよう、自分の希望する働き方を明確にしておきましょう。「自分が仕事で一番優先することは何か」を考え、優先順位をつけると、転職先を決めやすくなります

また、生活相談員のキャリアパスには、ケアマネジャーへの転身や管理者へのキャリアアップなどもあるので、まずは自身の将来像を考えてみると良いでしょう。

施設形態や残業の有無などの求人条件に注目する

生活相談員の配置基準や職員数は、施設や事業所によって異なります。特別養護老人ホーム(特養)の場合は「利用者さん100人に対して生活相談員1人以上(常勤)」、デイサービスの場合は「生活相談員は1名以上(常勤以外も可)」が配置基準です。

人手不足の傾向がある介護業界において、生活相談員は需要がありますが、施設や事業所ごとに待遇や条件は異なります。残業の有無や給与といった労働条件の確認や交渉を妥協せずに行うことで、納得して長期的に働ける職場に転職できるでしょう

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生活相談員に関するよくある質問

ここでは、生活相談員に関するよくある質問に回答します。「生活相談員の仕事がしんどい…」とお悩みの方は、ぜひチェックしてみてください。

生活相談員に向いていない人の特徴は?

生活相談員に向いていないと感じやすい人の特徴は、「利用者さんに感情移入し過ぎる」「マルチタスクが苦手」などです。生活相談員は利用者さんの気持ちに寄り添うことが大切ですが、必要以上に感情移入してしまうと精神的な負担が大きくなってしまいます。また、複数の利用者さんのサポートを同時進行で行うので、マルチタスクが苦手な人はストレスを感じてしまうかもしれません。
ただし、最初は難しくても少しずつ業務に慣れることは多いので、上司や先輩に相談しながらスキルを身につければ問題ないでしょう。

生活相談員のよくある退職理由は何ですか?

生活相談員のよくある退職理由としては、業務量の多さや職場の人間関係、給与の低さなどへの不満が挙げられます。生活相談員は幅広い業務を担うので、負担が大きいと感じて退職を考える人もいるようです。
生活相談員が退職を考える理由については、「生活相談員を辞めたい…仕事でストレスや大変さを感じるときの対処法とは?」の記事で解説しているので、あわせてご一読ください。

まとめ

生活相談員は、職場の人間関係や業務の幅広さなどに負担を感じ、「疲れた」と感じる場合があるようです。仕事に疲れた場合は、続けるメリットについても考えたうえで、転職するかどうかを判断しましょう。生活相談員を続けるメリットは、資格を活かせることや、比較的負担の少ない働き方ができることです。

生活相談員として転職する場合、希望の働き方を明確にしたり、労働条件をしっかり確認したりすることで、納得して働ける職場を見つけられるでしょう。また、キャリアチェンジをする場合の選択肢として、社会福祉士やケアマネジャーの資格を取得することや、介護職員として働くことなどがあります。

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執筆者

  • 「レバウェル介護」編集部

    お役立ち情報制作チーム

介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点

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※この記事の掲載情報は2025年9月2日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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