生活相談員の仕事は大変?向いている人の特徴と辞めたいときの対処法を解説

介護の仕事 2024年5月13日
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この記事のまとめ

「生活相談員の仕事は大変だから辞めたい」と、悩んでいる人もいるのではないでしょうか。生活相談員は、人間関係のストレスや業務範囲の広さなどを大変だと感じる場合があるようです。この記事では、生活相談員の仕事を大変と感じる理由や、向いている人の特徴、辞めたいときの対処法を解説します。転職を成功させるポイントも紹介しているので、「生活相談員から転職しようか悩んでいる」という人は、チェックしてみてください。

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目次

生活相談員の仕事が大変だと感じる5つの理由

生活相談員は、利用者さんの受け入れに関する業務や手続きを行う、いわば「介護施設の顔」です。ここでは、生活相談員が「仕事が大変…」と感じる理由を5つ紹介します。

1.施設内の人間関係にストレスを感じる

生活相談員は、介護職員やケアマネジャーといった、立場や考え方が違う職員と連携する必要があります。利用者さんやそのご家族からの要望があれば、職員と相談して対応方法を話し合わければなりません。しかし、立場の違いから、意見が対立してしまうこともあります。意見がまとまらなかったり、業務がスムーズに進まなかったりすると、利用者さんと職員の間で板挟みになり、人間関係のストレスを感じてしまうこともあるでしょう。

2.家族対応で心が折れてしまう

生活相談員の基本業務は「施設の利用に関する相談」ですが、不安や心配ごとだけでなく、無理な要望やクレームなどにも対応しなければなりません。先述のとおり、生活相談員は施設の顔ともいえる存在。どのような意見にも真摯に向き合い、適切なコミュニケーションを取る必要があります。生活相談員は、クレーム対応でマイナスな気持ちを受け止め、気疲れしてしまうこともあるようです。

3.業務範囲が広く体力的にきつい

生活相談員の仕事は、契約や相談、連絡といった業務が基本ですが、施設によっては介護業務やマネジメント業務を兼任することもあります。また、生活相談員が施設で自分1人だけという介護施設は珍しくありません。生活相談員としての業務をこなしたうえで、さらに現場での介護やマネジメントを行うとなると、体力的な負担は大きいといえます。業務範囲が不明瞭かつ広いことは、生活相談員が仕事に大変さを感じる要因の一つになっているようです。

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4.仕事の割に給料が低い

生活相談員は、業務範囲が広く求められるスキルも高い傾向があります。そのため、「仕事内容の割に給料が少ない」と不満に感じる人もいるようです。

厚生労働省の「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.119)」をもとに、介護従事者の職種別の平均給与を以下にまとめたので、ご覧ください。

職種平均給与
介護職員317,540円
看護職員373,750円
生活相談員・支援相談員342,330円
介護支援専門員(ケアマネジャー)361,770円
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士または機能訓練指導員354,770円

参考:厚生労働省の「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.119)」

上記を見ると、介護職員よりも生活相談員のほうが給与が高いことが分かります。しかし、介護職員より平均給与が高くても、仕事内容に対して給与が見合わないと感じてしまえば不満を感じるでしょう。また、施設によっては、日勤のみの生活相談員よりも夜勤手当の付く介護職員のほうが給与が高くなる場合もあります。なお、生活相談員の給与は施設によって異なるので、平均給与のデータはあくまで参考としてご覧ください。

5.職場に悩みを相談できる人がいない

生活相談員は、特別養護老人ホームや介護老人保健施設では利用者さん100人に対して1人以上、デイサービスの場合は施設に1人以上の配置が義務付けられています。介護職員などの職種と比べ、生活相談員は配置人数が少ないため、「職場の生活相談員は自分1人だけ」という場合もあるでしょう。そのため、業務に関して分からないことがあっても、気軽に質問や相談ができない環境にストレスを感じる生活相談員もいるようです。

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大変さもある生活相談員…向いている人の特徴は?

生活相談員の仕事には大変な部分がありますが、以下のような特徴のある人は、やりがいを感じられる可能性があります。ここでは、生活相談員に向いている人の特徴を3つ挙げているので、「私って生活相談員に向いているの?」と気になる人は、当てはまる特徴がないかチェックしてみてください。

1.人の役に立ちたいと考えられる人

生活相談員の仕事は、人の役に立ちたいと考えられる人に向いています。生活相談員の仕事の基本は、利用者さんやそのご家族に寄り添って、安心してサービスを使えるようにサポートすることです。利用者さんやそのご家族のニーズや、不安に感じていることを丁寧に聞き取り、解決していくことが求められます。そのため、相手の立場に寄り添える人は、生活相談員の業務に、大変さだけではなくやりがいも感じられるでしょう。

2.責任感が強く仕事を最後までやり抜ける人

仕事を途中で投げ出さずに最後までやり抜ける、責任感が強い人も、生活相談員に適しています。生活相談員の仕事は、ただ相手の話を聞いていれば良いというものではありません。介護保険法に基づいてどこまでサポートが可能か、介護保険以外で何ができるのかなどを正確に伝えられなければ、利用者さんやそのご家族は不安になってしまいます。解決策を導くという生活相談員の仕事には一定の大変さもありますが、その分利用者さんから感謝されることもあるはずです。

3.周りのちょっとした変化に気付ける人

周りのちょっとした変化に気づける人も、生活相談員に向いているでしょう。介護施設の利用者さんは、「自分の意見や気持ちをなかなか言い出せない」こともあります。そんなとき、生活相談員のほうから、「何か心配なことはありますか?」と聞くことで、「実は…」と話せることもあるかもしれません。生活相談員には信頼感が大切なので、気配りができる人は現場で活躍できるでしょう。

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生活相談員は大変!辞めたいと思ったときの対処法

生活相談員の仕事には、体力面・精神面の大変さがあるのも事実です。どうしてもつらい・辞めたいと感じたときは、以下の対処法を参考にしてみてください。。

上司に今のつらさを相談してみる

まずは、上司に今の状況やつらい気持ちを相談してみましょう。つらい状況のまま仕事を続ければ、身体的な不調につながるおそれがあります。相談するのは気が引けると感じるかもしれませんが、職場環境の整備も管理職である上司の仕事です。上司に相談しないまま、現状の改善をあきらめたり、退職したりする前に、一度相談してみましょう。相談することで、悩みや不満を解消できる可能性があります。

生活相談員以外の仕事への転職を考えてみる

生活相談員の仕事自体が合わないと感じる場合は、ほかの職種への転職を考えてみるのも手です。ケアマネジャーを目指す方法や、現場の介護職として働くなどの方法があります。「生活相談員が合わない…」と感じたら、無理に続けるのではなく、自分に合った職種を検討してみるのも良いでしょう。

自分にとって働きやすい職場に転職する

職場の上司に相談しても改善しない、変わる見込みがない場合は、自分にとって働きやすい職場に転職してみてはいかがでしょうか。職場を変えることで、大変な状況が改善されるかもしれません。転職を検討する場合は、この記事の「生活相談員が転職を成功させる4つのポイント」も参考にしてみてくださいね。

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大変さ以外も見よう!生活相談員を続けるメリット

転職を決意したものの、生活相談員自体を続けるべきか迷ってしまう人もいるでしょう。今の仕事が大変なのは、生活相談員の業務内容が原因とは限りません。今一度、生活相談員の良い部分を確認して、今後の働き方を考えてみましょう。

夜勤がないので身体的な負担が少ない

生活相談員の仕事は、夜勤のない常勤であることが一般的です。介護職とは異なり、夜勤がないため、身体的な負担は比較的少ないといえるでしょう。また、介護業務を兼任する場合を除き、身体介護を行うことはありません。そのため、体力面の大変さを懸念する人には、生活相談員を続ける利点は大きいと考えられます。

利用者さんに寄り添うやりがいを感じられる

生活相談員は、ほかの介護従事者と比べても、利用者さんやそのご家族の本音を聞ける機会が多い職種です。ニーズや不安に感じていることを聞き、利用者さんに寄り添ったサービスの提供につなげられることは、仕事のやりがいになるでしょう。

キャリアアップにつながる

介護業界でキャリアアップを図るうえで、生活相談員としての経験は役立ちます。業務を通じて、利用者さんやそのご家族との信頼関係を築くスキルを習得できるので、生活相談員としての実務は貴重な経験となるでしょう。「いつかは介護施設でマネジメントを担当したい」とお考えの方は、キャリアアップのためと考えるのも、大変さを乗り越える方法の一つかもしれません。

生活相談員が転職を成功させる4つのポイント

生活相談員として働いていて、転職したいと考えている人は、以下の4つのポイントを押さえて求職活動を進めましょう。

1.在職中に転職活動を始める

転職活動を行う場合は、できるだけ在職中に行動しましょう。退職してから転職活動を進める場合、焦りから慌てて就職先を決めてしまう可能性があります。生活相談員として働きながら転職活動をすれば、離職により収入がゼロになる心配はありません。ただし、今の仕事が大変で心身に不調をきたしている場合は、無理せず、心身に限界を感じる前に、対処しましょう。

2.異業種への転職ならスキルを活かせる仕事を選ぶ

生活相談員から異業種・異職種へ転職するなら、自身のスキルを活かせる仕事を選びましょう。転職市場において、10代・20代という若い年齢では未経験でもポテンシャルを評価されますが、30代を超えている場合はスキルや経験が重視される傾向があります。生活相談員として培った、「人に寄り添う力」や「コミュニケーション能力」を役立てられる、介護職や、営業職・販売職などがおすすめです。

3.現在抱えている問題から希望条件を考える

生活相談員として仕事をするうえで何が大変なのかを洗い出したうえで、それを解消できる条件を考えてみましょう。業務量と給料が見合っていないことに不満を感じる場合は、「業務に見合った給与が貰える職場」、相談できなくて大変な場合は「生活相談員が2人体制の職場」というように、希望条件を考えておくことが重要です。

4.職場環境をしっかりとチェックしておく

職場の人間関係や業務内容に大変さを感じている人は、職場環境をしっかりとチェックしておきましょう。特に、生活相談員としての仕事にやりがいを感じているものの、職場に恵まれなかった人は、転職で同じ失敗を繰り返したくはないはずです。あらかじめ応募先の職場の雰囲気を知っておけば、転職後のミスマッチを防げるので、しっかり調べるようにしましょう。職場の雰囲気をチェックするには、施設見学がおすすめです。職場見学をすれば、職員や利用者さんの表情や施設内の清潔さなどを把握できます。

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生活相談員の仕事についてよくある質問

ここでは、生活相談員の仕事についてよくある質問に回答します。「生活相談員の仕事に興味があるけど、自分にできるか心配…」という人は、ぜひご覧ください。

生活相談員の仕事って大変なの?

生活相談員の仕事は、利用者さんや介護職員、ケアマネジャーなど、さまざまな立場の人と接するため、人間関係やクレーム対応などにストレスを感じることがあるようです。また、仕事量に対して給料が少ないことへの不満や、体力的な負担を感じる場合もあります。「生活相談員の仕事が大変だと感じる5つの理由」では、生活相談員の仕事の大変さについて解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

生活相談員の離職率は?

生活相談員の離職率は、施設によって異なるので、一概に判断することは難しいでしょう。多忙な施設や給料が不十分だと感じる施設は、退職につながりやすくなるので、事前にしっかりと確認することが大切です。生活相談員として就職して、早期離職しないためには、施設見学で職場の雰囲気を見たり、採用担当者に仕事内容について聞いてみたりするのが効果的といえます。

まとめ

生活相談員は、「業務範囲が広くなりやすい」「1人で業務を担当する場合が多い」などの理由で、大変さを感じる場合があります。しかし、生活相談員の仕事には、大変さだけではなくやりがいもあるので、自分の適性に合っているかを判断することが大切です。

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執筆者

  • 「レバウェル介護」編集部

    お役立ち情報制作チーム

介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点

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※この記事の掲載情報は2024年5月13日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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