デイサービスの夜勤の仕事内容は?働くメリットや勤務の注意点を解説

介護の仕事 2024年3月22日
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この記事のまとめ

夜勤対応の「お泊りデイサービス」は、介護保険適用外のサービスです。現状、夜間に宿泊サービスを提供する事業所(デイサービス)はそれほど多くありませんが、興味を持っている介護職員の方もいるのではないでしょうか?この記事ではお泊りデイサービスでの夜勤の仕事内容や、働くメリット・デメリットについてご紹介。夜勤対応があるデイサービスで働くことを検討している介護職員の方は、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

夜勤の対応がある「お泊りデイサービス」とは?

お泊りデイサービスとは、通所介護事業(デイサービス)を行う事業所が夜間に提供する宿泊サービスのことです。日中のデイサービスの延長としてそのまま施設に宿泊できるため、利用者さんのご家族が急な用事で家を空けるといった際に利用できます。

介護保険適用外の宿泊サービス

お泊りデイサービスは介護保険が適用される日中のデイサービスとは異なり、介護保険適用外のサービスです。そのため、利用料は全額負担となります。施設により差はあるものの、1泊あたりの料金は数百円~数千円程度とする施設が多いようです。

お泊りデイサービスの利用定員

お泊りデイサービスの利用定員は最大で9名で、厚生労働省が2017年に発表した指針にまとめられています。主なものをご紹介すると、「利用定員は当該指定通所介護事業所等の運営規程に定める利用定員の2分の1以下かつ9人以下とすること」「宿泊室が個室以外の場合は1室4名以下とし、プライバシー保護のためパーテーション等で空間を区切ること」など。これらの規程を超える場合、お泊りデイサービスの提供は認められていません。

ショートステイとの違い

お泊りデイサービスと似ている介護サービスとして、ショートステイがあります。
ショートステイ(短期入所生活介護)とは、自宅介護が一定期間できなくなったとき、短期間限定で施設に入所する介護サービスです。ショートステイは介護保険適用施設と、介護保険適用外の「有料ショートステイ」の2種類があり、自宅で介護する家族の都合で家を空ける場合や、介護施設の入所を待つ期間などで利用できます。

お泊りデイサービスは、1~2日間の利用がほとんどですが、ショートステイも1日から利用でき、連続で最長30日間利用できるのが特徴です。
また、お泊りデイサービスは大部屋での宿泊が多い中、ショートステイは個室が多く設けられています。そのため、利用者さんはプライバシーがより守られた環境で落ち着いて過ごせるようです。

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デイサービスの夜勤の仕事内容

デイサービスの夜勤の仕事内容は、見守り業務や就寝前・起床後の介助などです。日勤のデイサービスの業務とも比較しながら、詳しく見ていきましょう。

就寝前・起床後の介助

夜勤がスタートしてすぐ行う仕事は、夕食の介助や就寝準備の介助です。朝になり、利用者さんが起床したら着替えやトイレ誘導、朝食の介助も行います。起床後の時間帯は日勤者との申し送りも行われるため、夜間と比べて慌ただしくなるでしょう。

夜間の見守り・安否確認

デイサービスの夜勤の仕事は、消灯後の見守り業務が中心となる場合がほとんどです。安否確認のため定期的に部屋を訪問したり、トイレに行く利用者さんの付き添い・トイレ介助をしたりします。消灯後はトイレに行こうと暗い室内で転倒したり、就寝中にベッドから落ちてしまったりと思わぬ介護事故も起きやすいので、介護職員による見守りは欠かせません。

特別養護老人ホームや介護付き有料老人ホームといった要介護度の高い方が入居する施設では、就寝中の体位交換やおむつ交換といった身体介助が主となる傾向にありますが、お泊りデイサービスの利用者さんは介護度が低い方が多くなっています。また、利用人数も最大9名と少なめです。そのため、利用者さん一人ひとりの過ごし方に合わせて必要に応じたサポートを行います。

デイサービスの日勤業務との違い

デイサービスの夜勤と日勤の違いは、利用者さんと職員の人数です。お泊りデイサービスの定員は最大で9名なので、利用者さんの人数は日中よりも少なくなります。それにともない、配置される職員の人数も減り、1~2名の職員で夜勤対応を行うことが一般的です。

デイサービスの夜勤は夕方から翌朝までの対応となり、サポートのメインは就寝時間です。日勤帯に行うレクリエーションや入浴業務、機能訓練、送迎業務などはなく、巡回(施設による)やトイレ誘導・排泄介助などが業務の中心となります。利用者さん一人ひとりが安心して眠れるようきめ細やかなサポートを行うのが、デイサービスの夜勤で働く介護職員の役割といえるでしょう。

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無資格・未経験でもデイサービスの夜勤に従事できる?

デイサービスの夜勤に従事するのに必須となる資格はなく、無資格・未経験でお泊りデイサービスの仕事をしても違法になるわけではありません。ただし、前述した厚生労働省の指針によると、お泊りデイサービスに従事する介護職員は、「介護福祉士の資格を有する者」「実務者研修課程を修了した者」「介護職員初任者研修を修了した者」のいずれかであるのが望ましいとされています。これらに該当しない場合であっても、介護に関する一定の経験や知識は求められる可能性が高いでしょう。

そもそも、お泊りデイサービスを行うには、夜勤職員として「介護職員または看護職員を常時1人以上確保する」のがルールとされています。なかには、夜間の利用者数を考慮して「1人夜勤」としている施設も。ベテラン職員であれば1人夜勤でもある程度のことは対応できますが、夜間起こり得る緊急時の対応を未経験者1人に任せるのは現実的ではありません。そのため、お泊りデイサービスへの従事を検討するなら、資格が取れるほどの介護知識も持ち合わせているうえで、ある程度の介護経験を積んでからのほうが良いでしょう。

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デイサービスの夜勤で働くメリット

ここでは、デイサービスの夜勤で働くメリットをまとめました。夜勤に入ろうか検討している介護職員の方は、参考にしてみてください。

夜勤手当がつき給与が高い

デイサービスの夜勤で働くメリットの一つは、夜勤手当がつくため日勤がメインのデイサービスに比べて給料が高い傾向があることです。事業所にもよりますが、夜勤手当の相場は5,000円~8,000円程度といわれています。夜勤の大変さはありますが、給与アップを叶える近道となるかもしれません。

日中の時間を有効に使える

休日は混みやすい観光地やショッピングモールへ出かけたり、資格取得のための学校に通ったりするなど、日中の時間を有効に使えるのも夜勤のメリットです。日勤では仕事が終わった後は帰るだけという人も、夜勤にすることで日中やりたいことが見つかる可能性もあるでしょう。

通勤ラッシュがない

夕方に出勤し、朝に退勤する夜勤は、通勤ラッシュに遭わずに通勤できます。満員電車や車の渋滞にストレスを感じなくて済むうえ、日勤より通勤時間が少なくなるためプライベートな時間も増えるでしょう。

食事が無料で提供されることがある

介護施設の夜勤においては、食事が無料で提供される場合もあります。これは「検食」といって、職員が利用者さんと同じ食事をとることで、食事に問題がないか検査するという業務の一環です。勤務のたびに食事の用意をする必要がないのは魅力的なポイントでしょう。

デイサービスの夜勤で働くデメリット

デイサービスの夜勤で働く場合には、デメリットも存在します。デメリットもよく理解したうえで夜勤に入るようにしましょう。

生活リズムが乱れやすい

夜勤のデメリットは、生活リズムが乱れやすい点が挙げられます。特に夜勤を始めたばかりのころは、昼夜逆転の生活に慣れなかったり、それによる体調不良を起こしたりする場合も少なくありません。慣れてくると、徐々に夜勤に対応するコツをつかめる可能性もありますが、体力的につらいと感じる人も一定数いるでしょう。

家族や友人と休みを合わせづらい

夜勤により日中の時間を有効活用できる一方で、家族や友人と休みが合わない不満を抱く人もいます。友人や家族と時間を共有したいと考える人は、夜勤にストレスを感じるかもしれません。

急な休みを取るのが難しい

夜勤の介護職員は必要最小の人数しか配置されていないことも多く、仕事を休まなければならないときは自分で代わりのスタッフを見つけなければいけないことも。1人夜勤の施設であれば、代わりを見つけるのは必須となります。逆に、休みの日に代わりを依頼されて急に出勤となるケースもあるでしょう。
とはいえ、体調不良で出勤して利用者さんに風邪などをうつしてしまっては元も子もありません。日頃から体調管理に気を配り、どうしても出勤が難しい場合は早めに代わりを探す必要があります。

デイサービスの夜勤で働く注意点

ここでは、デイサービスの夜勤で働く際の注意点について解説します。勤務前のイメージとギャップを感じてしまわないよう、注意点も参考にしてみてください。

夜勤は楽に稼げるというイメージをもたない

「夜勤なら楽に稼げそう」といったイメージのみで夜勤の介護求人へ応募するのは避けてください。夜勤で働く場合は「夜勤手当」を貰えるため、日勤より給料は良い傾向があります。とはいえ、勤務時間が長かったり、巡回があったりするなど、夜勤には夜勤の大変さがあります。経験の浅い方であっても、少人数ないし1人で夜間時の緊急対応を任されることも。軽い気持ちで夜勤を希望すると、入職後に「こんなはずではなかった」と後悔する可能性があるので、よく考えてから応募しましょう。

夜勤明けにどう過ごすか考えておく

夜勤明けにどう過ごすかも考えておきましょう。先述したように、夜勤は周りの人と生活リズムがズレる傾向があるため、「友人や家族と遊びたいのにスケジュールが合わない…」と不満に感じる人も少なくありません。仕事とプライベートを両立するには、モチベーションの維持も大切です。「気づいたら何もせず1日が過ぎてしまった」とならないよう、「午前中仮眠したら、友人とご飯を食べに行く」「午後は資格の勉強をする」など、夜勤明けの過ごし方をあらかじめイメージしておくと良いですよ。

デイサービスの夜勤に対する今後の需要は?

高齢化にともない介護に対する需要は年々増加しており、お泊りデイサービスの需要は今後も高まっていくことが予想されます。前述のとおり、お泊りデイサービスに類似する介護サービスとしてショートステイがありますが、保険適用であるため予約が一杯で利用できないことも少なくありません。そのため、デイサービスの夜勤に対する需要も高まっていくでしょう。

また、特別養護老人ホームや有料老人ホームなどには介護保険適用外で宿泊サービスを提供する施設もありますが、「初めての施設は心配」という声も聞かれます。そのようなときに、通い慣れたデイサービスに宿泊できるのは、利用者さんやそのご家族にとっても安心できるはずです。提供する施設がまだまだ少ない、保険適用外である、プライバシーの配慮が難しいといった課題もありますが、気軽に利用できるお泊りデイサービスは、今後も注目されていくでしょう。

デイサービスの夜勤に関するよくある質問

ここでは、デイサービスの夜勤に関するよくある質問にお答えします。

デイサービスの夜勤は身体に負担がかかりますか?

デイサービスの利用者さんは自立度が高く、体位交換やおむつ交換などをすることがあまりないので、特養や老健の夜勤と比べると身体への負担が小さく楽だと感じるかもしれません。しかし、夜勤は生活リズムが崩れたり、職員数が少ないため忙しい時間帯があったりすることも。夜勤に慣れてしまえば身体への負担を感じなくなるという声もありますので、夜勤を初めて経験される方は無理のないペースからシフトに入るのをおすすめします。

デイサービスの夜勤の求人を選ぶポイントは?

デイサービスの夜勤の求人を探すときは、夜勤時の人員配置や緊急時の体制、教育制度に注目すると良いでしょう。夜勤時の人員配置は1人夜勤の場合もあれば、複数人体制や看護師が常駐している施設もあります。また、緊急時の体制がマニュアル化されていたり、夜勤の仕事内容や流れについて研修で学べたりする施設もおすすめです。特に介護職員としての経験が浅い方は、事前情報をしっかり確認することで安心して夜勤で働けるでしょう。

まとめ

一部のデイサービスでは、日中から延長して「お泊りデイサービス」を行っている施設があり、日中のデイサービスの利用者さんに対し、夜間帯の介護サービスを提供します。デイサービスの夜勤の仕事内容は、就寝準備の介助や見守り、食事介助などです。

デイサービスの夜勤に従事するのに必須となる資格はありませんが、国の方針では何らかの介護に関する資格保有者であることが望ましいとされています。無資格・未経験で勤務するのは一定の難しさがあるため、まずは介護経験を積んでからチャレンジするのがおすすめです。

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執筆者

  • 「レバウェル介護」編集部

    お役立ち情報制作チーム

介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点

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※この記事の掲載情報は2024年3月22日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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