特養のケアマネの仕事内容・役割とは?求人の特徴や働く魅力も解説

介護の仕事 2021年12月28日
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赤いポロシャツを着たケアマネージャーが、パソコンを持ちながら紹介するポーズをとっているイメージ

特養のケアマネを目指す場合、仕事内容を詳しく知りたい方は多いでしょう。施設サービスの特養は利用者さまの数が多く、居宅ケアマネより担当する数が多い特徴があります。この記事では、特養ケアマネの仕事内容と働く魅力、目指す方法などを解説。また、求人の特徴も紹介しています。ぜひご一読いただき、参考にしてみてください。

目次

特養とは

特養とは公的な介護施設の一つで、特別養護老人ホームの略称です。介護老人福祉施設とも呼ばれています。介護が必要な方に対して、生活介助や健康管理、機能訓練などを実施。厚生労働省の「介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)」によると、定員が29名以下の場合、地域密着型特別養護老人ホームと呼びます。施設には、介護職員以外にも医師や看護職員、機能訓練指導員といった多くの職種が在籍。利用条件は原則要介護3以上で、やむを得ない事情により日常生活が著しく困難だと判断された場合には、要介護1~2の方も入所が可能です。

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特養のケアマネージャーの仕事内容・役割

特養で働くケアマネージャーの仕事内容は、ケアプランの作成を中心に、利用者さまとの面談、サービス担当者会議の実施などです。以下で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

ケアプランの作成・管理

利用者さまのケアプランの作成は、特養のケアマネージャーにとって重要な業務の一つです。ケアプランとは、利用者さまごとに提供するサービスや目標などをまとめた計画書のこと。他職種やご家族とも連携をとり、利用者さまの抱えている課題や必要な支援などを細かく把握し、ケアプランを作成します。ケアプランを定期的に見直し、必要に応じて更新することもケアマネージャーの仕事です。

利用者さまやご家族との面談

ケアマネージャーは、利用者さまやご家族と面談を行い、現状の把握や要望のヒアリングなどをします。介護サービスに関する要望や施設への苦情など、相談内容はさまざまです。どのようなことも丁寧に話を聞き、問題点をまとめて改善策を提案することが求められます。

サービス担当者会議の実施

ケアマネージャーは、ケアプランの作成のためにサービス担当者会議を行います。会議は利用者さまとご家族、医師、介護職員などが参加し、ケアマネージャーが進行。ケアプランを基に、利用者さまの課題や状況、介護方針などを共有します。

施設によっては介護事務を兼任

ケアマネージャーの主な仕事はケアプランの作成ですが、施設によっては介護業務を兼任することがあります。介護を行う場合は、ほかの職員と同じように利用者さまの介助にあたり、夜勤に入ることもあるでしょう。

相談員との役割の違い

介護施設で活躍する相談員はソーシャルワーカーとも呼ばれ、利用者さまやご家族の相談に乗ったり、施設や自治体との調整を行ったりする職種です。相談員はケアプランを作成しないため、その点が役割の違いといえます。また、相談員は資格名ではなく役職の一つですが、ケアマネージャーは介護支援専門員という資格名です。「試験に合格して資格を得る」という部分でも異なります。

施設ケアマネと居宅ケアマネの違い

施設ケアマネと居宅ケアマネは、基本的な仕事内容は同じですが、作成するケアプランの内容や担当件数に違いがあります。特養のケアマネを目指す方は、以下で違いをチェックしましょう。

ケアプランの内容が異なる

特養や介護老人保健施設(老健)といった施設ケアマネの場合、利用者さまやほかの職員と相談し、施設での生活を想定したケアプランを作成します。一方、居宅介護支援事業所で働く居宅ケアマネの場合、利用者さまやご家族と相談し、在宅でのケアプランを作成。その後、訪問介護やショートステイといったサービス提供事業者と連携をとります。

担当件数が多め

厚生労働省の「居宅介護支援・介護予防支援の報酬・基準について」によると、居宅ケアマネの人員基準は「利用者さま35人に対して1人」です。一方、施設ケアマネの人員基準は「利用者さま100人に対して1人以上」であり、多いと100件ほど担当することもあります。特養は比較的利用者さまの人数が多いため、居宅系より担当案件が多いといえるでしょう。

特養のケアマネージャーの平均給与

厚生労働省の「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果」によると、特養のケアマネ(月給・常勤)の平均給与は、41万1,830円です。以下で特養の職種別平均給与と、ほかの施設のケアマネの平均給与をまとめました。

【特養の職種別平均給与額】

職種平均給与額
ケアマネ41万1,830円
介護福祉士36万1,890円
社会福祉士38万3,970円
実務者研修32万5,230円
介護職員初任者研修33万2,390円
保有資格なし30万1,760円

引用:厚生労働省「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果P166 第99表 介護職員の平均給与額等(月給・常勤の者),サービス種類別,保有資格別(処遇改善加算(I)~(Ⅴ)を取得している事業所)

【施設別ケアマネの平均給与額】

施設の種類平均給与額
特養41万1,830円
介護老人保健施設(老健)39万5,950円
訪問介護事業所34万800円
通所介護事業所33万8,380円
小規模多機能型居宅介護事業所35万5,090円
認知症対応型共同生活介護事業所34万9,740円

引用:厚生労働省「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果P166,167 第99表 介護職員の平均給与額等(月給・常勤の者),サービス種類別,保有資格別(処遇改善加算(I)~(Ⅴ)を取得している事業所)

ケアマネの平均給与は特養の中でも高く、保有資格のない職員と比較すると約10万円の差があります。また、施設ごとのケアマネの平均給与を見ても、特養は特に高収入を得られることが分かります。

特養のケアマネージャーとして働く魅力

特養のケアマネは、施設の規模の大きさから多くの利用者さまやご家族と関わることが可能です。多数のケアプランを作成することで、スキルアップも望めます。また、資格を活かして働くケアマネは、高収入を得やすいのもメリットです。

多くの利用者さまのケアプランに関われる

特養は施設によって100名以上の利用者さまがいることもあり、多くの利用者さまのケアプラン作成に携われます。自身が関わったケアプランで多数の利用者さまが自立していくことにつながり、やりがいを感じるでしょう。また、ときには直接感謝の言葉をかけてもらえることも。介護業界で働くうえで自信につながり、モチベーションも上がるはずです。

高収入を目指せる

先述のように、特養のケアマネはほかの職種よりも高収入を得られます。介護業務と兼任する場合は、夜勤手当や職務手当が支給される可能性もあり、さらに高い給与を期待できるでしょう。介護業務兼任による収入アップは、施設ケアマネならではです。基本給や手当額は施設によって異なるので、給与アップを望む方は十分に求人情報をチェックしてみてください。

特養のケアマネージャーになるには

特養のケアマネージャーになるには、「介護支援専門員実務研修受講試験」の試験に合格しすることが必須です。その後、介護支援専門員実務研修の課程を修め、介護支援専門員証の交付を受ける必要があります。受験資格を得るには、以下の経験が必要です。

  • 介護福祉士、社会福祉士、看護師などの保健医療福祉分野での実務経験
  • 生活相談員、支援相談員など相談援助業務

以上の業務を、通算5年間かつ900日以上経験することが求められます。

特養のケアマネ―ジャーの求人の特徴

特養のケアマネの人員基準は「利用者さま100人あたり1名以上」であり、一般的に採用枠は少なめという特徴があります。そのため、「資格要件を満たせば誰でもなれる」というわけではありません。特に、人手不足であったり急遽人材募集をする場合だったりすると、即戦力となる経験者の方が採用されやすく、経験がないと難しいことも。未経験OKの施設は、貴重な職場といえるでしょう。

まとめ

特養のケアマネは、多くの利用者さまのケアプラン作成に携わることで、やりがいや高収入得やすい仕事といえます。ただし、採用数自体が少なめなことから、目指すには効率良く求人情報を探すことが重要です。

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