特養の給料はどれくらい?シフト毎の仕事内容や給料を上げるポイントを解説

介護職の給料 2021年6月29日
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給与明細と1万円が入っている封筒のイメージ

特養の給料は、数ある介護施設の中でも高いといわれています。実際に特養で働くとどれくらいの給料がもらえるのでしょうか?

この記事では、特養の給料の実態や仕事内容、働くメリットなどをご紹介。また、介護職として給料を上げる方法についてもまとめました。

特養で働いてやりがいを感じながら、高い収入を得たいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

目次

特養の給料はどれくらい?

厚生労働省の「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果」によると、特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)の平均給与は35万430円です。平成31年のデータは 33万2,320円となっており、特養で働く介護職の平均給与は2万円ほど上がっていることが分かります。

施設形態ごとの給料の違い

介護職の給料は施設によって異なります。施設形態ごとの平均給与(月給・常勤者)を以下にまとめました。

特別養護老人ホーム35万430円
介護老人保健施設33万8,920円
訪問介護事業所30万6,760円
デイサービス28万600円
グループホーム28万7,770円

このデータを参考にすると、特養の給料はほかの施設よりも高い傾向にあります。手に入る収入が高いことは働くうえでのメリットといえるでしょう。ただし、訪問介護やデイサービスは夜勤がないの対し、特養の仕事には夜勤が含まれます。特養の給料の高さは夜勤という背景があることを理解しておきましょう。

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特養の仕事内容

特養では、要介護3以上の認定を受けた利用者さんの生活をサポートします。

食事介助では、利用者さんがきちんと食事できているかを見守ることが大切です。自分で食べるのが難しい方には刻み食やペースト食を用意し、食べやすいようお手伝いします。適宜利用者さんに声掛けをし、無理なく食事できているかを確認しましょう。

入浴介助では、利用者さんが風邪をひかないように脱衣所や浴槽を適温にします。着脱衣をサポートしたり髪を乾かしたりするのも重要な仕事です。

排泄介助では、トイレの誘導やおむつ交換をします。利用者さんがストレスを感じてしまわないよう、気持ちに寄り添った介助が求められるでしょう。

また、利用者さんの身体機能を維持するため、レクリエーションや機能訓練を行います。一人ひとりが楽しい時間を過ごせるよう、季節に合わせたイベント企画を用意することも仕事の一環です。

夜勤では、利用者さんの状態に変化がないかを確かめながら見守りを実施。必要な場合は排泄介助を行い、起床時間が近づいたら起き上がりをサポートします。

特養の1日のスケジュール

特養の1日のスケジュールは日勤と夜勤とで異なります。下記の一例を参考に、業務の流れを理解しましょう。

日勤の場合

09:00 出勤。夜勤からの申し送りと情報共有

10:00 入浴介助。入浴が困難な利用者さんには清拭

12:00 昼食。食事や服薬の介助、口腔ケアなどを実施

13:00 休憩

14:00 レクリエーションや機能訓練

15:00 おやつの時間。食後に口腔ケア

16:00 利用者さんとのコミュニケーションタイム

18:00 夕食。夜勤に申し送りをして退勤

夜勤の場合

17:00 出勤。日勤からの引き継ぎと情報共有

18:00 夕食。食事や服薬の介助、口腔ケアなどを実施

20:00 就寝介助

22:00 巡回。利用者さんの起床時間まで交代で見回り。合間に介護記録を作成

06:00 起床介助。離床や着替えをサポート

07:00 朝食。食事や服薬の介助、口腔ケアなどを実施

09:00 日勤に申し送りをして退勤

特養で役立つ資格

特養で働く際は、介護職員初任者研修・実務者研修・介護福祉士などの資格が役立ちます。それぞれの資格の特徴は以下のとおりです。

介護職員初任者研修

介護職員初任者研修は、無資格・未経験でも取得できる初心者向けの資格です。介護職員初任者研修を取得すれば、身体介護に取り組めるようになります。特養は身体介助がメインの仕事となるため、介護職員初任者研修以上の資格を有していると就職・転職に有利です。

介護職員初任者研修は130時間の研修を受け、修了試験に合格すると資格を取得できます。試験は研修内容を確認する程度なので、きちんと学習していれば合格を目指せるはずです。

実務者研修

実務者研修も初任者研修と同じく、無資格・未経験で受けられます。ただし、初任者研修よりも専門的な内容になるため注意が必要です。

実務者研修を取得するには、450時間のカリキュラムを修了する必要があります。初任者研修を修了していると、130時間のカリキュラムが免除されるのがポイントです。実務者研修に修了試験はありませんが、スクールによっては学習内容を確認するテストが行われる場合があります。

介護福祉士

介護福祉士は介護業界唯一の国家資格です。介護福祉士の資格を取得すれば、介護のプロとして知識や技術を活かしながら活躍できます。高い専門性を有していることから、リーダー的ポジションとして周囲の介護職員をまとめられるでしょう。

介護福祉士の資格を取得するには、実務者研修と3年以上の実務経験が必要です。介護福祉士国家試験の合格率は約70%となっているので、試験対策をしっかりと行うことが求められます。

特養で働くメリット

特養の利用者さんは要介護度が高いため、業務に取り組むことでスキルアップができます。終(つい)の棲家として利用される方も多いので、一人ひとりに寄り添って長期的な介護を実現可能です。経験豊富な職員が在籍している職場なら、効率的なサポート方法を見て学習できるのも特養で働くメリットといえるでしょう。

また、特養は社会福祉法人や地方自治体が運営しているため、福利厚生が安定しています。介護職の研修を定期的に行っているのが強みで、将来的にケアマネージャーになりたい人やキャリアアップをしたい人に向いている職場です。

介護職が給料を上げるポイント

介護職が給料を上げるには、上位資格を取得したり夜勤の回数を増やしたりする方法があります。下記では、介護職として給料アップを目指すポイントをまとめました。

上位資格を取得する

上位の介護資格を取得すれば、給与や資格手当の額がアップします。保有資格別の給料(月給・常勤者)の違いは以下のとおりです。

保有資格なし27万5,920円
初任者研修30万1,210円
実務者研修30万3,230円
介護福祉士32万9,250円

無資格の方は初任者研修や実務者研修を、資格を有している方は介護福祉士を目指せば、より高い収入を得られます

夜勤の回数を増やす

夜勤の担当回数を増やすのも、給与アップにつながる方法の一つです。職場や地域によって額が異なりますが、夜勤手当は1回につき5,000~8,000円ほどを支給されます

また、夜勤専従として働けば少ない勤務日数で高い収入を得られるでしょう。生活サイクルも一定になるので、無理なく働けることが夜勤専従のポイントです。

長期活躍する

給料を上げるには、一つの職場で長期活躍することが大事です。以下で特養における勤続年数別の平均給与(月給・常勤者)をまとめました。

1年(勤続1年~1年11か月)31万2,410円
5年(勤続5年~5年11か月)32万1,830円
10年(勤続10年~10年11か月)35万6,820円
20年以上 44万2,400円

こちらのデータを参考にすると、経験年数が長くなるほど給料も高くなることが分かります。介護現場で経験を重ねることは、能力面だけでなく収入面にも良い影響を与えるでしょう。

役職に就く

介護職として経験を積み、役職や管理職に就けばさらなる給料アップにつながります。特養の管理職と管理職でない人の平均給与は以下のとおりです。

管理職41万7,430円
管理職でない34万4,140円

管理職とそうでない人の平均給与を比較すると約7万円の違いがあり、年収で計算すると約80万円の差が出ると考えられるでしょう。

転職する

現在の職場で給料アップを見込めない場合は、転職を検討するのも一つの手です。ほかの施設の評価制度や福利厚生をチェックすれば、現在よりも良い条件で働ける可能性があります。収入が増えれば仕事に対するモチベーションもアップするでしょう。

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まとめ

令和2年度における特養の給料は、35万430円です。ほかの介護施設と比較しても、特養の給料は高い傾向にあります。特養では、要介護度の高い利用者さんが快適に過ごせるよう昼夜問わず支えるからです。

特養の介護職としてさらに給料を上げるには、上位資格を取得したり夜勤の回数を増やしたりする方法があります。また、役職や管理職に就けば大幅な収入アップにつながるでしょう。給与アップを見込めない場合は、転職を検討するのも一つの手です。

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