主任ケアマネ(主任介護支援専門員)とは?役割や研修の受講要件を解説!

介護の仕事 2026年9月25日
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この記事のまとめ

「主任ケアマネジャーとはどんな職種?」と気になる方もいるのではないでしょうか。主任ケアマネジャーとは、ケアマネジャーの教育・指導や困難事例のサポートを行う職種です。この記事では、主任ケアマネジャーの役割や仕事内容、なり方を解説します。ケアマネジャーとの違いや給与事情もご紹介。主任ケアマネジャーの資格を取得するメリットや求められるスキルもまとめたので、キャリアアップを目指す方は参考にしてください。

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目次

主任ケアマネジャー(主任介護支援専門員)とはどんな職種?

主任ケアマネジャーとは、ケアマネジャーの育成や地域福祉の充実をリードする専門職です。正式名称は主任介護支援専門員で、ケアマネジャーの上位職・上位資格として位置づけられています。

主任ケアマネジャーの役割

主任ケアマネジャーの役割は、ケアマネジャーの支援や指導・育成、相談対応を行うことです。同じ事業所や地域のケアマネジャーが、日々のケアプラン作成やご家族の対応、困難事例といった悩みを抱えた際に、アドバイスや支援のサポートを行います。

また、利用者さんを地域全体で支えるための調整も、主任ケアマネジャーの役割です。医療機関や介護事業者、地域包括支援センターなどと調整を行い、多職種がスムーズに連携できる体制を整えます。

主任ケアマネジャーとケアマネジャーの違い

主任ケアマネジャーとケアマネジャーの主な違いは、役割や業務内容、資格要件です。以下の表にまとめたので確認してみましょう。

主任ケアマネジャーケアマネジャー
主な役割・ケアマネジャーの指導、育成
・多職種、地域連携の構築
利用者さんやご家族の個別支援
主な業務内容・ケアマネジャーの指導やアドバイス
・対応が難しい事例のサポート
・研修の企画や地域ケア会議の運営
・ケアマネジャー業務(職場による)
・ケアプランの作成
・アセスメントや定期的な訪問(モニタリング)
・給付管理
・関係機関との連絡調整
なる方法ケアマネジャーとして経験を積んで要件を満たしたうえで、主任介護支援専門員研修を修了する要件を満たしたうえでケアマネジャー試験を受験し、合格後に実務研修を修了する

一般的なケアマネジャーは、利用者さんやそのご家族から直接相談を受け、日常生活を支えるためにケアプラン作成やサービス調整、定期的なモニタリングなどを行います。

一方の主任ケアマネジャーは、通常のケアマネジメントの実施に加え、事業所のリーダー役も兼ねる存在です。ほかのケアマネジャーが困難事例で壁にぶつかった際のアドバイスや、事業所内や地域で行う研修の企画・運営など、指導者の役割を担います。

主任ケアマネジャーが活躍する職場

主任ケアマネジャーは、以下のような職場で活躍しています。

  • 居宅介護支援事業所
  • 地域包括支援センター
  • 介護老人福祉施設(特養)
  • 介護医療院
  • 小規模多機能型居宅介護事業所

居宅介護支援事業所では、管理者として主任ケアマネジャーを配置することが必要です。また、質の高いケアマネジメントを行う居宅介護支援事業所として「特定事業所加算」を取得するには、主任ケアマネジャーの配置が要件の一つになっています。
厚生労働省の「居宅介護支援・介護予防支援(p.18)」によると、最上位の(I)であれば「常勤で2人以上」、それ以外の区分(II、III、A)であれば「常勤で1人以上」の主任ケアマネジャーの配置が必要です。

また、地域包括支援センターも、原則として主任ケアマネジャーを配置しなければなりません。主任ケアマネジャーは、事業所や施設の運用に欠かせない存在といえるでしょう。

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主任ケアマネジャーの仕事内容

主任ケアマネジャーの主な仕事内容は、以下のとおりです。

  • ケアマネジャーの指導・育成
  • 対応が難しい事例のサポート
  • 多職種連携・地域ネットワークの構築
  • 地域が抱える福祉の課題への対応

主任ケアマネジャーは、ケアマネジャーへ実務的なアドバイスを行います。具体的な業務内容は、家族トラブルや虐待、サービスの拒否といった解決が難しい事例に対する指導やサポートなどです。
また、地域ケア会議の開催や運営なども行います。職場によっては、主任ケアマネジャーが通常のケアマネジャー業務を兼務する場合があるようです。

主任ケアマネジャーの仕事内容については、「主任ケアマネジャーの仕事内容とは?資格の取得方法やメリットも解説」の記事を参考にしてみてください。

主任ケアマネジャーの給料

株式会社日本総合研究所の「令和5年度 老人保健事業推進費等補助金 老人保健健康増進等事業 介護支援専門員の養成に関する調査研究事業 報告書(p.98)」をもとに、主任ケアマネジャーとケアマネジャーの年収の分布を以下のグラフにまとめました。

主任ケアマネジャーとケアマネジャーの年収の割合のグラフの画像

参考:株式会社日本総合研究所「令和5年度 老人保健事業推進費等補助金 老人保健健康増進等事業 介護支援専門員の養成に関する調査研究事業 報告書(p.98)」(令和6年3月発行)

主任ケアマネジャーの給料は、300万円~450万円未満の割合が高い結果です。ケアマネジャーより主任ケアマネジャーのほうが、給与水準が高い傾向があることが分かります。専門性が求められることに加え、管理者などのマネジメント職を兼ねる場合が多いことが、主任ケアマネジャーの給与水準が高い理由といえるでしょう。

主任ケアマネジャーの年収や給与アップの方法については、「主任ケアマネジャーの年収はどれくらい?手当相場や給料アップの方法も解説」をチェックしてみてください。

主任ケアマネジャーになるには?

主任ケアマネジャーになるには、要件を満たして「主任介護⽀援専⾨員研修」を受講し、修了する必要があります。研修の受講要件や内容、受講費用などを以下で解説するので、主任ケアマネジャーを目指す方は参考にしてみてください。

主任介護⽀援専⾨員研修の受講要件

厚生労働省の「介護保険最新情報Vol.1233:「介護支援専門員資質向上事業の実施について」の一部改正について(p.51)」によると、主任介護⽀援専⾨員研修を受講できるのは、以下のいずれかの要件を満たす方です。

  • 専任のケアマネジャーとして働いた期間が通算5年以上ある(管理者との兼務も含む)
  • 「ケアマネジメントリーダー養成研修を修了している」もしくは「日本ケアマネジメント学会が認定する認定ケアマネジャー」であり、専任のケアマネジャーとしての実務経験が通算3年以上ある(管理者との兼務も含む)
  • 主任ケアマネジャーに準ずる者として、地域包括支援センターに配置されている
  • ケアマネジャー業務において十分な知識と経験を有し、都道府県が適当と認めている

主任介護⽀援専⾨員研修は、ケアマネジャーとしての専門的な知識や経験がある方が受講対象です。上記の要件のほか、都道府県が独自に要件を定めている場合もあります。
主任ケアマネジャーを目指す方は、自身が資格登録している都道府県の研修の受講要件を事前に確認しておくと安心です。

主任介護⽀援専⾨員研修の内容

主任介護⽀援専⾨員研修は、講義と演習で構成されています。同資料(p.52~54)をもとに、主任介護支援専門員研修の研修科目と時間を以下の表にまとめました。

研修科目講義・演習時間受講方法
主任介護支援専門員の役割と視点5時間講義
ケアマネジメントの実践における倫理的な課題に対する支援2時間講義
終末期ケアを含めた生活の継続を支える基本的なケアマネジメント及び疾患別ケアマネジメントの理解3時間講義
人材育成及び業務管理3時間講義
運営管理におけるリスクマネジメント3時間講義
地域援助技術6時間講義・演習
地域における生活の継続を支えるための医療との連携及び多職種協働の実現6時間講義・演習
対人援助者監督指導18時間講義・演習
個別事例を通じた介護支援専門員に対する指導・支援の展開24時間講義・演習
合計70時間‐

参考:厚生労働省「介護保険最新情報Vol.1233: 「介護支援専門員資質向上事業の実施について」の一部改正について(p.52~54)」

主任ケアマネジャーになるための研修は、ケアマネジャーとしてスキルアップを図るだけではなく、指導力やマネジメント力を養うことを重視しています。
指導方法を学ぶ「対人援助者監督指導」や、実際の事例を用いる「個別事例を通じた指導・支援の展開」といった演習を含む科目に多くの時間が割かれているのが特徴です。

主任介護⽀援専⾨員研修の受講費用

主任介護支援専門員研修の受講費用は2万~6万円程度で、自治体によって異なります。
厚生労働省の「全国介護保険・高齢者保健福祉担当課長 会議資料(p.19)」をもとに、2024年度における主任介護支援専門員研修の受講費用の自己負担を、都道府県別にまとめました(一部抜粋)。

【都道府県別】主任介護支援専門員研修の受講者負担のグラフの画像

参考:厚生労働省「全国介護保険・高齢者保健福祉担当課長 会議資料(p.19)」

主任介護支援専門員研修の平均受講料は、4万7,031円です。愛知県や和歌山県が最も高く、6万6,000円。全国で最も受講料が安い島根県と比べると、4万円以上の差があります。
なお、上記のうち青森県は教材費が含まれておらず、指定のテキストの用意が必要です。

主任介護⽀援専⾨員更新研修の概要

主任ケアマネジャーとして働き続けるには、5年ごとに「主任介護⽀援専⾨員更新研修(主任更新研修)」を受講する必要があります。

主任ケアマネジャー資格の有効期間は、「主任介護⽀援専⾨員研修」または「主任介護⽀援専⾨員更新研修」の修了証明書に記載された期間です。有効期間内に更新研修を受講しなかった場合は、資格が失効するおそれがあります。主任ケアマネジャーとして従事する場合、有効期間内に更新研修を受講することに留意しましょう。

主任介護⽀援専⾨員更新研修は廃止される?

2026年8月現在、主任ケアマネジャーの更新研修が廃止される予定はありません。
ただし、ケアマネジャーに関する法定研修については、受講者の負担軽減や研修を効果的に行うことを目的として、以下のような見直しが議論されています。

  • 国による一元的な教材作成
  • カリキュラムの精査や短時間化
  • オンライン講義の推進
  • 受講料負担を軽減する補助制度の見直し

今後は法定研修を受講する時間的・金銭的なハードルが下がり、資格を維持しやすい環境が整うことが期待されます。

また、厚生労働省の「社会福祉法等の一部を改正する法律について(報告)(p.5)」によると、主任ケアマネジャーの資格更新の仕組みが変わることが決定しました。
現在は5年ごとに主任介護⽀援専⾨員更新研修を受講し、介護支援専門員証を更新することで、主任ケアマネジャーとして働ける期間が延長されます。しかし、介護支援専門員証の更新は不要となる予定です。

なお、主任介護支援専門員研修・更新研修の修了証明書への有効期間の記載がどうなるのかは、明言されていません。すでに主任ケアマネジャーの資格をお持ちの方やこれから取得を目指す方は、国や自治体から発表される今後の情報をチェックしましょう。

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主任ケアマネジャーの資格を取得する5つのメリット

主任ケアマネジャーの資格を取得すると、利用者さんから信頼を得られたり、ケアマネジャーよりも高い経験値やスキルを証明できたりするメリットがあります。主任ケアマネジャーの資格取得のメリットを、以下で確認してみましょう。

1.利用者さんから信頼を得られる

主任ケアマネジャーの資格を持っていると、利用者さんから信頼を得ることにつながります。ケアマネジャーのベテランであっても、利用者さんからみれば新人との違いは分かりにくいもの。しかし、資格があればスキルの客観的な根拠となります。
主任ケアマネジャーの資格を取得すると、複雑な課題を抱えるご家庭や、対応に苦慮する困難事例に対して専門性を持って寄り添えるため、深い信頼関係を築きやすくなるでしょう。

2.ケアマネジャーよりも高い経験値やスキルを証明できる

主任ケアマネジャーの資格を保有していると、ケアマネジメントの知識に基づくケアマネジャーの指導・育成や、多職種連携による地域福祉の課題改善ができるマネジメント力の証明となります。

また、主任ケアマネジャーの資格を維持するには、「主任介護⽀援専⾨員更新研修」を受講することが必要です。そのため、最新の介護知識や専門スキルをアップデートし続けていることも示せます。

3.ケアマネジャーの実務経験があれば取得を目指せる

すでに現場でケアマネジャーとして働いている方は、これまでの経験を活かしてキャリアアップを目指すことが可能です。上位資格である主任ケアマネジャーを取得することで、主任者ケアマネジャーや管理者の役職に就いたり、給料アップにつながったりするメリットがあります。
主任ケアマネジャー資格を取得する際、筆記試験などを突破する必要はありません。ケアマネジャーとして5年以上の実務経験を積んだうえで、都道府県が実施する「主任介護支援専門員研修」を修了することで取得できます。

4.需要が高い

主任ケアマネジャーは、居宅介護支援事業所や地域包括支援センターへの配置が必要ですが、誰にでもすぐになれるわけでなありません。そのため、なり手が不足している傾向があり、需要が高い状況です。
厚生労働省の「ケアマネジメントの在り方について(参考資料)(p.36)」によると、居宅介護支援事業所・地域包括支援センターの50%以上が、主任ケアマネジャーの人数に「不足感がある」と回答しています。

また、同資料(p.8)によると、居宅介護支援事業所におけるケアマネジャーの配置状況は「1人」が22.6%で最も多い結果でした。事業所の職員が主任ケアマネジャー1人のみであれば、欠員が出ると運営を継続することが難しくなります。
運営継続のためのリスクヘッジや経営強化を目指して、「主任ケアマネジャーを2人以上確保したい」と考える事業所は多いでしょう。

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5.転職や再就職をするときに役立つ

転職や再就職の際に自分に合った職場を優位に選びやすいのも、主任ケアマネジャーを取得するメリットです。引っ越しで新しい土地に移った場合や、出産・育児でブランクがある場合も、即戦力の指導者や管理者として転職・再就職しやすい可能性があります。

需要の高さから、給与などの待遇や、「残業なし」「土日休み」といった勤務条件の交渉に応じてもらえる場合もあるでしょう。

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主任ケアマネジャーに求められる3つのスキル

主任ケアマネジャーには、ケアマネジャーとしての経験値・基本的なスキルや、コミュニケーションスキルなどが求められます。主任ケアマネジャーとして働くにあたって身につけておきたいスキルを以下で解説するので、参考にしてみてください。

1.ケアマネジャーとしての経験値や基本的なスキル

主任ケアマネジャーには、ケアマネジャー業務の基本的なスキルや経験が欠かせません。アセスメント能力や適切なケアプランを作成する技術、法令や介護保険制度への理解といった基礎的なスキルは、ケアマネジャーの指導・育成や、困難事例のサポートを円滑に進めるための土台となります。
日々の業務で経験した苦労や独自の工夫は、主任ケアマネジャーとして指導やアドバイスを行ううえで役立つでしょう。

2.コミュニケーションスキル

利用者さんや指導するケアマネジャーが抱える課題・問題を的確にヒアリングするためのコミュニケーション技術も、主任ケアマネジャーに必要なスキルです。相談者が抱える言葉にできない気持ちをくみ取るスキルや、本音を引き出す傾聴力が求められます。

また、介護事業所や医療機関、行政といった関係機関の意見をまとめてチームの方針を決める交渉力も、主任ケアマネジャーに求められるコミュニケーションスキルです。人と関わることが好きで、多方面とのコミュニケーションを大切にできる方は、主任ケアマネジャーに向いているといえます。

3.マネジメントスキル

主任ケアマネジャーには、業務をスムーズに進めたりケアマネジャーをまとめたりするための、マネジメントスキルも求められます。リーダーとしての統率力や判断力、指導力がなければ、指導するケアマネジャーや関係機関との連携が上手くいかず、業務が滞ってしまう可能性があるでしょう。
主任ケアマネジャーの業務をこなすには、広い視野を持って目標達成に向けた計画や課題解決をリードするマネジメント力が不可欠です。

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主任ケアマネジャーのやりがい

主任ケアマネジャーとして働くと、以下のようなやりがいを感じられるでしょう。

  • ケアマネジャーの成長を間近で実感できる
  • 地域における医療・福祉の課題解決に貢献できる
  • 多職種と連携するなかで自分自身も成長できる

自分が指導したケアマネジャーの成長を間近で実感できるのは、主任ケアマネジャーならではのやりがいです。地域の複合的な課題に対し、医療機関や行政、他職種と連携して解決へ導けると、達成感を得られるでしょう。
さまざまな専門職と関わるなかで、自分自身の専門知識や人間性を磨き続けられるのもやりがいの一つです。

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主任ケアマネジャーの求人例

以下は、居宅介護支援事業所の主任ケアマネジャーの求人例です。仕事内容や給与は地域や職場によって異なるので、一つの参考としてご覧ください。

【職種】主任ケアマネジャー
【施設形態】居宅介護支援事業所
【雇用形態】正社員
【勤務地】東京都
【仕事内容】利用者さんのご自宅への訪問、アセスメント、ケアプランの作成、モニタリング、サービス担当者会議の実施、給付管理、関係機関との連絡調整、ケアマネジャーの育成・指導など
【勤務時間】午前8時30分~午後5時30分(休憩60分)※土日祝休み
【給与】月給30万円~
【資格】主任介護支援専門員、普通自動車第一種運転免許
【福利厚生】社会保険完備、有給休暇制度、産前産後休業制度、育児休業制度、昇給あり、賞与あり、住宅手当、通勤手当、資格手当、退職金制度、資格取得支援制度

主任ケアマネジャーは日勤のみの働き方が一般的で、土日祝休みの職場も少なくありません。居宅介護支援事業所は基本的に夜勤が発生しないため、プライベートや家庭と両立しながらキャリアを築きやすい魅力があります。
なお、利用者さんの自宅や行政機関への移動手段として、普通自動車免許の所持が必須あるいは優遇される求人もあるようです。

主任ケアマネジャーについてよくある質問

ここでは、主任ケアマネジャーについてよくある質問に回答します。「施設ケアマネジャーは主任ケアマネジャーになれる?」「主任ケアマネジャーの要件には緩和措置がある?」と気になる方は、参考にしてください。

施設ケアマネジャーは主任ケアマネジャーになれないですか?

施設ケアマネジャーの方も、条件を満たして「主任介護⽀援専⾨員研修」を修了すれば、主任ケアマネジャー資格を取得できます。研修の受講に必要なケアマネジャーとしての実務経験は、勤務先がどこであるかは関係なく、施設での勤務期間も対象です。施設でのケアマネジメント業務においても、主任ケアマネジャーの資格は役立ちます。ただし、施設は主任ケアマネジャーの配置義務がないので、主任ケアマネジャーの職に就きたい場合、居宅介護支援事業所などの職場も視野に入るでしょう。
主任介護支援専門員研修の受講要件や内容については、この記事の「主任ケアマネジャーになるには?」をご覧ください。

主任ケアマネジャーの要件緩和について教えてください

主任ケアマネジャーの取得要件において、緩和措置はありません。ただし、地域包括支援センターで働く主任ケアマネジャーの配置要件は、人材確保が困難な現状を踏まえて2024年度に緩和措置が取られました。

厚生労働省の「介護保険最新情報Vol.1299:令和6年度地域支援事業実施要綱等の改正点について、 「市町村向け介護予防ケアマネジメントを効果的に推 進するための手引き」について(周知)(p.16)」によると、地域包括支援センターにおいては、主任介護支援専門員の資格がなくても以下のすべての要件を満たせば、「主任介護支援専門員に準ずる者」として配置できます。

  • ケアマネジャーとしての実務経験が通算5年以上ある(専任か否かは問わない)
  • 配置先の地域包括支援センターにおいて、主任ケアマネジャーの育成計画が策定されている
  • 在籍する地域包括支援センターの主任ケアマネジャーの指導・助言のもと、将来的に主任ケアマネジャーを目指している

上記の緩和措置を実際に適用しているかどうかは職場によって異なるため、事前に求人の応募要件を確認すると良いでしょう。

無資格から主任ケアマネジャーになるには最短で何年かかる?

無資格から主任ケアマネジャーになるには、最短でも10年程度かかるでしょう。無資格の場合、まずはケアマネジャー試験の合格を目指さなければなりません。
試験には受験資格が設けられており、特定の国家資格を有したうえで、5年以上かつ900日以上の実務経験が必要です。国家資格を得るまでの期間も含めると、ケアマネジャー資格を取得するまでに7〜8年ほどかかります。このほか、相談援助の実務経験を5年積むことでケアマネジャー試験の受験資格を満たす方法もありますが、相談援助の仕事は無資格だと求人が少ないようです。
さらに、主任ケアマネジャーになるには、ケアマネジャーとして3~5年の実務経験を積む必要があります。最短で主任ケアマネジャーになる方法については、「最短で主任ケアマネジャーになる方法とは?受験資格や研修費用も解説」の記事で詳しく解説しているので、こちらもあわせてご覧ください。

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まとめ

主任ケアマネジャーとは、ケアマネジャーの指導や地域福祉の向上を担うリーダーです。 ケアプランを作成するだけではなく、チームや地域全体を支える役割があります。
具体的な仕事内容は、ほかのケアマネジャーへの実務的なアドバイスや、解決が難しい困難事例のサポート、地域ケア会議の運営などです。職場によっては、通常のケアマネジャー業務を兼務することもあります。

主任ケアマネジャーになるには、ケアマネジャーとしての実務経験を積んだうえで、都道府県が管轄する「主任介護支援専門員研修」を修了しなければなりません。研修の受講スケジュールや費用などは自治体・実施機関によって異なるため、事前に確認しておくことが大切です。

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執筆者

  • 「レバウェル介護」編集部

    お役立ち情報制作チーム

介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点

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※この記事の掲載情報は2026年9月25日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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