ケアマネになれたけどノイローゼ寸前!限界を感じたときの解決法とは

介護職の悩み 2020年11月27日
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ケアマネは、介護業界には欠かせない存在です。とはいえ、ケアマネは専門知識が求められ、調整業務や書類仕事なども多い大変な仕事。そこにやりがいを感じる方もいますが、中には仕事の多さに耐えきれずノイローゼに陥ってしまう方も…。そこでこのコラムではケアマネの大変なところや限界を感じたときの解決策などをご紹介します。ノイローゼになりそうで悩んでいる方はぜひご覧ください。

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目次

ノイローゼ寸前!?ケアマネの大変なところ

ケアマネは介護系の資格の中でも花形で、介護業界のキャリア到達点の一つといわれています。しかし、ケアマネに従事している方は想像以上に多くの苦労を抱えているようです。どんなことが大変なのか、こちらでご紹介します。

書類仕事が多い

ケアマネの業務は多岐にわたり、特に書類仕事はとても多いです。アセスメントシートやケアプラン、モニタリング記録、担当者会議録など、作成しなければならない書類が山のように溜まり、押し潰されそうになることも。さらに書類仕事に加え、多職種連携の調整や担当者会議への出席、ご利用者宅の訪問なども行い、何かあった際は緊急時の対応や法改正への対応などもする必要があります。その仕事量の多さに疲弊してしまう方は少なくありません。

介護支援専門員の更新研修義務化

2006年から、ケアマネの資格は5年ごとの更新が義務づけられるようになりました。資格を更新するためには更新研修を受講し、更新手続きをしなくてはなりません。資格が失効してしまうと、ケアマネとして働けなくなってしまいます。更新研修の義務化は、ケアマネの質の維持または向上を図るためのもの。しかし、ただでさえ多忙なケアマネは研修受講のために勉強する時間を捻出しなければならず、このことは大きな負担となっているようです。

1人暮らしのご高齢者の家族代わり

近年、ご高齢者の単身世帯が増加しており、今後も増えていくことが予想されています。1人暮らしのご高齢者のご家族が遠方に住んでいる場合は、ケアマネが代わりに寄り添って在宅生活を支援することも少なくありません。また、緊急時の対応のため休日でも携帯電話が手放せず、ご利用者の容態が変化したときには駆けつける必要もあります。こういったことから気が休まらず、疲れ果ててしまう方もいるようです。

クレーマーや支援困難事例の対応

ケアマネはときにクレーム対応や支援困難事例などの対応もしなくてはなりません。どんな仕事でもクレーム対応というのはストレスが溜まるものですが、特にケアマネとして働いていると理不尽に感じる内容のクレームも多いようです。中にはサービスに関係のない愚痴や不満が含まれていることもあり、頭を悩ませてしまうこともあるそう。また、認知症や虐待、ゴミ屋敷といった対応困難な事例にどう対処すれば良いのか分からず、強いストレスを感じてしまう方がいるようです。

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ケアマネの仕事に大変さを感じる背景

ケアマネの仕事に大変さを感じる背景には、介護職員処遇改善加算が実施されたことが挙げられます。こちらで詳しく解説するので確認してみてくださいね。

特定処遇改善による影響で給与が逆転

ケアマネは、介護職の中でもっとも高い給料を得ている職種です。しかし、2019年10月から勤続10年の介護福祉士を対象とした特定処遇改善加算制度が実施されました。その結果、ケアマネのほうが給料が低くなってしまうケースが出てきてしまい、このことがきっかけとなって離職や転職を検討する方も多くいるようです

ケアマネは処遇改善の対象外

介護職員の待遇改善を目的として設けられた処遇改善加算制度ですが、残念ながらケアマネは対象外です。正確には居宅介護支援事業所が対象外となっており、特養や老健といった介護施設などで介護職を兼務しているケアマネなら、処遇改善を受けられる可能性があります。とはいえ、処遇改善の恩恵を受けているケアマネは非常に少ないので、「ケアマネの処遇改善も行うべき」という声も挙がっているようです。厚生労働省は2021年に行われる介護報酬改定に向け、ケアマネの処遇改善に関する方針をまとめているようなので、今後に期待できるでしょう。

ケアマネの資格廃止の噂

超高齢社会の日本において、ケアマネは介護の現場に欠かせない存在です。しかし、現在「ケアマネの資格が廃止されるのではないか?」という噂が流れています。なぜこのような噂があるのかというと、介護支援専門員実務研修受講試験の受験資格が厳格化したことが原因です。ケアマネの能力の向上を図って行われた介護支援専門員実務研修受講試験の受験要件の見直しは、介護の質を向上させる一方で門戸が狭くなりました。そのため、若い方が受験しづらくなり、2017年には10万人以上いた受験者が、2019年には4万人程度まで激減してしまったのです。
また、処遇改善加算の取得率が向上したことで、介護福祉士がケアマネの給料を上回るケースも出てくるように。これまで介護職員にとって、収入アップを含めたキャリアアップの対象であったケアマネの給料が介護福祉士を下回るようになったことで、資格取得のメリットが少なくなってしまったのです。このことから「ケアマネの資格は取得しなくても良いのではないか?」という意見が出はじめました。

欠かすことのできない資格

ケアマネの資格は、超高齢社会の日本において欠かすことのできない資格です。「ケアマネは必要ないのでは?」という声があることは確かですが、超高齢社会の深刻化にともない、介護のプロフェッショナルであるケアマネは今後も需要が増していくことが予想されています。そのため、世間的にも信頼度が高く、需要のあるケアマネの資格が突然廃止されることはないでしょう。

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ケアマネに向いている人

どんな仕事にも当然、向き、不向きはあります。こちらでは、どんな人がケアマネに向いているのか確認しましょう。

コミュニケーション能力が高い人

ケアマネは人と接する仕事です。ご利用者やそのご家族だけでなく、訪問介護や訪問看護、デイサービスなどの事業所、病院、地域包括支援センターといったさまざまなネットワークを駆使してサービスを提供します。多彩な人と関わっていかなくてはいけないので、人付き合いを苦に思わない方や人と話すことが好きな方、物事を明るく考えられる方は、ケアマネに向いているでしょう。

どんな仕事にも取り組める人

居宅系でも施設系でも、ケアマネの仕事は多岐に渡ります。ご利用者宅を訪問してケアプランを作成するだけでなく、各関連機関へと連絡をしたり、書類作成やPC入力などの事務作業をしたり、さまざまな仕事をテキパキとこなさなければなりません。業務内容の選り好みはできないので、どんな仕事にも嫌な顔をせず取り組めて、複数の業務を同時に進められる能力がある方に向いているでしょう。

ケアマネに不向きな人

こちらでは、どんな人がケアマネに不向きなのかご紹介します。

自分の考えにこだわる人

ケアマネはご利用者の心身の状況や要望を把握したうえでサービスを提案し、その中からご利用者本人もしくはご家族に選んでもらうのが仕事です。しかし、中には自分の価値観や提案を押しつけ、自分の考えこそが正しいと信じて疑わない方もいます。このように自己中心的で思い込みの強い方は、ケアマネには向いていないでしょう。

感情が激しい人

ケアマネの仕事は、ときにはご利用者から理不尽な要求を受けることもあります。それに対し、つい感情的になってしまったり、慌ててしまったりする方は、ケアマネに不向きでしょう。ケアマネは介護サービスを提供するために必要不可欠な存在。そのケアマネの感情が激しいと、ご利用者やご家族は萎縮してしまい、安心してサービスを利用することができません。

ケアマネが偉いと思っている人

ケアマネを位が高い職業だと思っている方は、ケアマネに向いていないでしょう。ケアマネの資格取得が難しいことは事実ですが、「誰よりも偉い」と捉えてしまうと危険。そういった方は無意識のうちに介護職員やご利用者に対して上から目線で対応してしまい、ご利用者から敬遠されてしまったり、トラブルを起こしてしまったりする恐れがあります。

限界を感じたときの解決策

こちらでは、ケアマネを続けることに限界を感じたときの解決策をご紹介します。

今の職場で改善できることを考える

まず、ケアマネの仕事を続けることに限界を感じたら、今の職場で改善できることがないか考えましょう。たとえば、業務に関する悩みなら書類の作成や整理の効率化を図ったり、ご利用者との人間関係に悩んでいるのなら担当を外れたりするなど、よく考えることで改善策が思いつくかもしれません。

介護福祉士に戻る

ケアマネを続けることに限界を感じたら、介護福祉士に戻るのも一つの方法です。同じ職場内で介護福祉士に戻るのは気まずいと思うかもしれませんが、時間が経てば誰も気にしなくなります。また、ケアマネとして働いた経験や知識があると、以前に介護福祉士として働いていた頃とは違った視点から支援ができるようになり、ご利用者やご家族、一緒に働く介護職員からも頼りにされるでしょう。

ほかの事業所や施設に転職する

ケアマネの仕事は好きだけれど、職場の人間関係が良くなかったり、ケアマネ業務に専念できなかったりするときは、ほかの事業所や施設に転職しましょう。職場が大きく変われば、今の悩みや不満を解決できるかもしれません。超高齢社会の日本では介護ニーズがどんどん高まっているので、ケアマネとして活躍できる職場はほかにも見つけられるはずです。

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突然辞めるのは避ける

ケアマネの仕事に限界を感じて退職を決意したとしても、勢いに任せて退職するのはなるべく避けましょう。タイミングやマナーをしっかり守り、円満退職を目指すことをオススメします。

退職の相談は早めにする

退職の相談は早めにすることが大切です。大体2~3カ月前に伝えるのが良いでしょう。遅くても、退職希望日の1カ月前までには伝えたほうが引き継ぎなどが余裕をもってでき、円満退職につながります。特にケアマネはその施設に1人だけ、ということもあり得るので、早めに伝えることで辞めるまでに人員を補充でき、施設側の負担を減らせるでしょう。

繁忙期の退職は避ける

介護業界は年中忙しいイメージがありますが、お盆と年末年始はさらに忙しくなります。この時期に退職するとほかの職員の負担が大きくなってしまうでしょう。特にケアマネは誰にでもできる仕事ではないので、突然辞めてしまうと介護職員が適切な介護サービスを提供できなくなり、ご利用者やそのご家族、関係各所に迷惑をかけてしまう可能性もあります。

引き継ぎをして円満退職を目指す

退職が決まったら、業務の引き継ぎをしましょう。後任のケアマネがすでにいるのなら、時間に余裕を持って指導するのが理想的です。後任のケアマネがまだいない場合は、業務内容を書面やデータに残したり、マニュアル化したりするなどして上司に渡しておきましょう

まとめ

ケアマネは介護職の中でも花形で、介護業界のキャリア到達点の一つです。しかし、ケアマネは想像以上に仕事量が多く、緊急時にはご利用者のもとへ駆けつけたり、クレーマーの対応をしたりしなくてはなりません。そういった苦労が多いことからノイローゼ寸前まで追い詰められて、せっくなれたケアマネを辞めてしまう方は少なくないようです。ケアマネを続けることに限界を感じたら、職場で改善できることがないか探してみましょう。書類仕事の効率化を図ったり、相性の悪いご利用者の担当を外れたりするなど、解決策が見つかるかもしれません。また、介護福祉士に戻ったり、転職したりするのも1つの方法です。ケアマネを辞めるときは、突然辞めるのはできるだけ避け、円満退職を目指しましょう。

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