最短で主任ケアマネジャーになる方法とは?受験資格や研修費用も解説

介護の資格 2026年3月24日
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この記事のまとめ

キャリアアップを目指しているケアマネジャーの方は、「主任ケアマネになる方法が知りたい」と考えることがあるのではないでしょうか?ケアマネジャーとして通算5年の実務経験を積み、主任介護支援専門員研修を修了すれば、主任ケアマネジャーになることが可能です。この記事では、主任ケアマネジャーになるための要件や最短ルートを解説します。主任ケアマネジャーを取得するメリットもご紹介するので、参考にしてくださいね。

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目次

主任ケアマネジャー(主任介護支援専門員)とは?

主任ケアマネジャーとは、同じ勤務先で働くケアマネジャーの指導や育成を担当する職種です。ケアマネジャーの相談対応やサポート、地域の介護サービスの課題解消などに尽力します。

主任ケアマネジャーは、ケアプランの作成や利用者さんの介護支援といった、通常のケアマネジャーの業務を兼務する場合が多いようです。勤務先によっては、ケアマネジャーの業務を兼務せず、管理業務のみを任される場合もあります。

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主任ケアマネジャーになる方法とは?

主任ケアマネジャーになるには、「主任介護支援専門員研修」の受講が必要です。主任ケアマネジャーは、ケアマネジャーの上位資格という位置づけなので、研修を受講するにはケアマネジャーの資格を取得していることが前提の要件になります。

ここでは、特定非営利活動法人 東京都介護支援専門員研究協議会の「募集要項(令和7年度 第ll期  主任介護支援専門員研修の実施について)」を参考に、主任介護支援専門員研修について解説するので、ぜひご一読ください。

受験資格

主任介護支援専門員研修を受講するためには要件があります。2025年度の東京都の主任介護支援専門員研修の受講要件は、勤務要件・研修要件・実務経験を満たすことです。以下で、東京都における主任介護支援専門員研修を受講するための3つの要件を解説します。

勤務要件

東京都で主任介護支援専門員研修を受ける要件は、基準日時点で対象の事業所でケアマネジャーとして働いているか、主任ケアマネジャーに準ずる立場で働いていることです。
対象の事業所は、都内の地域包括支援センターや居宅介護支援事業所、介護保険施設など。常勤か専従かという働き方は問われないため、非常勤や非専従の方も受講できます。

都道府県によって細かい条件は異なりますが、資格登録または勤務している都道府県の研修を受講することになるでしょう。受講を希望する方は、自身がどの都道府県の研修の対象かチェックする必要があります。

研修要件

ケアマネジメントに関する研修(介護支援専門員研修)の受講も、主任介護支援専門員研修の受講要件になる場合が多いようです。東京都で主任介護支援専門員研修を受けるためには、以下のいずれかの研修の修了が求められます。

  • 介護支援専門員専門研修(I)と(II)
  • 介護支援専門員専門研修(I)と更新研修(実務経験者向け32時間)
  • 更新研修(実務経験者向け88時間)

主任ケアマネジャーになるための研修を受けるには、ケアマネジャーに必要な知識を十分に身につけている必要があるといえるでしょう。

なお、更新研修にはいくつか種類があり、時期によって時間数が違ったり要件に該当しない研修があったりします。さらに、都道府県ごとに詳細は異なるので、必ず事前に確認しましょう。

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実務経験要件

主任ケアマネジャーになるには、ケアマネジャーとしての実務経験も必要になります。東京都の要件は、以下のいずれかを満たすことです。

  • 専任のケアマネジャーとして通算5年(60ヶ月)以上従事した
  • 一般社団法人日本ケアマネジメント学会が認定する「認定ケアマネジャー」であり、専任のケアマネジャーとして通算3年(36ヶ月)以上従事した
  • 国や都道府県が実施したケアマネジメントリーダー養成研修を修了しており、専任のケアマネジャーとして通算3年(36ヶ月)以上従事した(東京都のケアマネジメントリーダー養成研修は2005年度に終了)
  • 主任介護支援専門員に準ずる者として、地域包括支援センターに配置されている
  • 介護支援専門員の業務に関し十分な知識と経験を有する者であり、東京都が適当と認めている

上記における専任とは、5割以上をケアマネジャーとして従事していることです。都道府県によって要件が異なる場合もありますが、主任介護支援専門員研修を受講するには、3~5年の実務経験を求められる可能性が高いでしょう。

また、東京都では2025年度から区市町村推薦が廃止となり、事業所の管理者を通じて主任介護支援専門員研修を申し込むことになっています。最新の主任介護支援専門員研修の受講要件を確認し、自身最短で主任ケアマネジャーになる方法をチェックしておきましょう。

研修内容

主任ケアマネジャーになるための主任介護支援専門員研修は、各都道府県の指定を受けた機関が実施します。ケアマネジャーの指導や業務の管理、リスクマネジメントを行うための講義などが学習内容です。

高齢者が住み慣れた環境で介護や医療を受けながら快適に過ごすためには、周囲が連携してサポートすることが大切。主任ケアマネジャーが高齢者の地域生活を支える役割を担えるよう、地域包括ケアシステムの構築や医療職との連携、多職種協働の実践に向けた講義・演習も研修に盛り込まれています。

研修時間

主任介護支援専門員研修の日程や時間は都道府県ごとに異なります。たとえば、2025年度の東京都の研修は合計71.5時間でした。動画視聴なども含めて、12日前後で修了できる内容です。

都道府県によっては、オンラインでの研修に対応している場合もあります。東京都の場合、オンライン研修コースと集合研修コースの2種類から選択可能です。ただし、定員によっては希望のコースで受講できない可能性があります。

受講費用

主任介護支援専門員研修の受講費用は、都道府県ごとに異なります。2023年度の東京都の受講料は、5万2,600円でした。職場によっては費用の補助が出る可能性があるので、事前に確認しておくと良いでしょう。

なお、受講資格を満たさない場合や定員を超過した場合は研修を受講できないため、費用を支払うタイミングは受講決定通知が送付されてからになります。

更新研修

2016年度から、主任ケアマネジャーに5年ごとの更新制度が導入されました。主任ケアマネジャーとして働く方は、主任介護支援専門員更新研修を受講して資格を更新する必要があります。
更新研修が創設されたのは、より高度な専門性をもって人材育成やケアマネジメントを行うためです。地域の福祉における重要な役割を担う主任ケアマネジャーは、定期的に研修を受けることで、知識やスキルを磨いています。

最短で主任ケアマネジャーになるには

最短で主任ケアマネジャーになるには、「ケアマネジャーの実務経験3年と認定ケアマネジャーの取得」という要件を満たすと良いでしょう。認定ケアマネジャーの資格は、ケアマネジャーとして3年以上の実務経験を積んだうえで試験を受験し、合格すれば取得できます。

つまり、主任ケアマネジャーの最短ルートは、「ケアマネジャーの実務経験3年→認定ケアマネジャー取得→主任ケアマネジャー取得」です。

一方、認定ケアマネジャーを取得せず、ケアマネジャーの実務経験で主任ケアマネジャーになる場合、通算5年(60ヶ月)以上の実務経験が求められます。

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主任ケアマネジャーになるには最短でどのくらいかかる?

主任ケアマネジャーになるために必要な期間は、ケアマネジャーの有資格者か否かで大きく異なります。ここでは、主任ケアマネジャーになるために必要な期間を資格の有無ごとに解説するので、ぜひ参考にしてください。

ケアマネジャーの資格を持っている場合

ケアマネジャーの有資格者の場合、主任ケアマネジャーになるためには5年(60ヶ月)以上の実務経験が必要です。すでに5年以上の実務経験がある場合、およそ70時間の主任介護支援専門員研修を受講すれば、主任ケアマネジャーになることができます。
前述したように、認定ケアマネジャーを取得した場合は、主任ケアマネジャーの受講要件を最短3年で満たせるでしょう。

主任介護支援専門員研修は各自治体で1年に1回程度しか実施されないため、要件を満たしてもすぐに受講できるとは限らない点に注意が必要です。

無資格の場合

ケアマネジャーの資格を持っていない場合、介護支援専門員実務研修受講試験(ケアマネジャー試験)への合格が求められます。
ケアマネジャー試験を受けるには、介護福祉士や看護師といった特定の国家資格等を有したうえで、5年以上かつ900日以上の実務経験を積むことなどが必要です。相談援助の実務経験5年でも要件を満たせます。

厚生労働省の「第28回介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況について」によると、近年のケアマネジャー試験の合格率は20~30%前後と低めなので、受験する際はしっかりと対策を行いましょう。

無資格からケアマネジャー試験の受験資格を得るには、最短でも5年かかります。そこから主任ケアマネジャーになるにはプラスで3~5年必要です。つまり、無資格から主任ケアマネジャーを目指す場合は、最短でも8~10年程度の時間がかかるといえます。
試験や研修はいつでも受けられるわけではないので、最短で主任ケアマネジャーになるには計画性が必要です。

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主任ケアマネジャーを取得するメリット

主任ケアマネジャーになれば、介護業界でキャリアを積んでいることの証明になります。利用者さんやご家族、地域の人々が安心して利用できるケアマネジメントを行えるでしょう。

地域包括支援センターと居宅介護支援事業所には、主任ケアマネジャーの配置が必須。そのため、主任ケアマネジャーの資格を取得すると転職で有利になり、新しい環境でキャリアアップを目指すことが可能です。

なかには、主任ケアマネジャーに役職手当やリーダー手当を支給している職場もあるので、資格取得による給与アップも期待できます。

最短で主任ケアマネを目指すことに関する質問

ここでは、最短で主任ケアマネジャーを目指すことに関するよくある質問に回答します。「主任ケアマネにキャリアアップしたい」という方は参考にしてください。

最短で主任ケアマネになる方法を簡単に教えてください

最短で主任ケアマネジャーになる方法は、「ケアマネジャーとして通算3年(36ヶ月)以上の実務経験を積む」→「認定ケアマネジャーの資格を取得する」→「主任介護支援専門員研修を修了する」という流れになります。
認定ケアマネジャーの資格を取得しない場合は、通算5年(60ヶ月)以上ケアマネジャーとしての実務経験が必要です。すでにケアマネジャーとしての実務経験があり、主任介護支援専門員研修の受講要件を満たしていれば、約70時間の研修を受講するだけで主任ケアマネジャーを取得できます。

早めに主任ケアマネになるとどのようなメリットがありますか?

早めに主任ケアマネジャーの資格を取得するメリットは、専門知識が評価されて業務の幅が広がったり、給与が上がったりすることです。ケアマネジャーよりも上位の資格なので、取得すれば利用者さんやご家族からも信頼されやすくなります。
主任ケアマネジャーになるメリットを詳しく知りたい方は、この記事の「主任ケアマネジャーを取得するメリット」をご覧ください。

資格を得ればすぐに主任ケアマネとして勤務できますか?

基本的には、資格を取得すればすぐに主任ケアマネジャーとして働くことが可能です。しかし、職場にもともと主任ケアマネジャーが在籍していることを理由に、主任ケアマネジャーとして勤務できない場合もあります。資格を活かして活躍したい方は、主任ケアマネジャーを募集している求人を探すと良いでしょう。
居宅介護支援事業所や地域包括支援センターには主任ケアマネジャー配置の義務があるため、比較的転職しやすいといえます。

認定ケアマネと主任ケアマネの違いは?

認定ケアマネジャーと主任ケアマネジャーの違いは、役割や取得方法です。認定ケアマネジャーは、質の高いケアプランを作成するスキルを習得することを目的としています。ケアマネジャーとしての実務経験を3年以上積み、認定ケアマネジャー試験を受験して合格することで、認定ケアマネジャーを取得可能です。
一方、主任ケアマネジャーは、ケアマネジャーの指導やチームマネジメントを行うために必要な資格。取得には「主任介護支援専門員研修」の受講が必須で、認定ケアマネの取得が要件の一つでもあります。主任ケアマネの取得方法は、「主任ケアマネジャーになる方法とは?」で解説しているのであわせてご覧ください。

まとめ

主任ケアマネジャーになるためには、受講資格を満たしたうえで主任介護支援専門員研修を修了することが必要です。取得までにかかる期間は、ケアマネジャーの資格の有無によって異なります。

すでにケアマネジャーの資格を保有している方は、認定ケアマネジャーを取得すれば、実務経験3年という最短ルートで目指すことが可能です。認定ケアマネジャーを取得しない場合、ケアマネジャーの実務経験が5年必要となります。

一方、無資格の方が主任ケアマネジャーになるには、最短でも8~10年程度かかるでしょう。ケアマネジャーの資格の有無や勤務状況を考慮し、自分に合った方法で主任ケアマネジャーを目指してみてくださいね。

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執筆者

  • 「レバウェル介護」編集部

    お役立ち情報制作チーム

介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点

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※この記事の掲載情報は2026年3月24日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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