ケアマネージャーになるには何が必要?受験資格や取得のメリット

仕事 2020/02/25
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ケアマネージャーのイメージ

ケアマネージャーはご利用者一人ひとりの自立を支援する役割のある職種です。近年の高齢化に伴ってケアマネジメントの利用者数は年々増加しており、ケアマネージャーの需要も高まっています。
ケアマネージャーになるには、どのような手順が求められるのでしょうか。当コラムでは、仕事内容やメリットと合わせてケアマネージャーになる方法について解説します。

【目次】


居宅ケアマネージャーの主な仕事内容
ケアマネージャーになるには
ケアマネージャーの資格を得るメリット
ケアマネージャーに向いている人
2021年の改正でどう変わる?ケアマネージャーの処遇改善

居宅ケアマネージャーの主な仕事内容



ケアマネージャーは、介護サービスを必要とする方とサービス事業所を繋げる役割を果たす重要なポジション。多くの介護士の方が目指す職種のひとつです。ケアマネジャーと一口に言っても、働く場所が「居宅」か「施設」かで業務内容は大きく異なりますが、今回は、多くのケアマネージャーが属する「居宅ケアマネ」の業務内容をご紹介します。

要介護度の調査と代理申請



ご利用者の自宅に訪問し、心身状態を通してどれくらいの介護サービスが必要かを確認します。生活環境や社会性への機能、14日以内に特別な治療を受けたかなどを認定調査。要介護認定を自治体に認定してもらうため、申請に必要な書類作成や手続きの代行を担当します。

ケアプランを作成する



ご利用者や家族の方と相談しながら、心身および日常生活に最適なケアプランを作成します。介護サービスは要介護認定を受け、ケアプランを作成しなければ利用できません。ご利用者本人や家族からサービス内容に対する希望があれば、プランに反映します。

ご利用者や家族の相談対応



ケアマネージャーは契約に関する説明をしたり、事業所のケアに対する考えを伝えたりもします。ご利用者や家族の方から、介護に関する不安や悩みがあれば親身に対応。ご利用者本人や家族が納得できるよう、疑問の解消をサポートします。

ケアマネージャーは、ご利用者の立場に立って必要とされる支援に取り組む仕事です。
ご利用者一人ひとりのニーズを汲み取れるよう適切な対応が求められます。

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ケアマネージャーになるには



ケアマネージャーの試験勉強をしているイメージ

ケアマネージャーになるには、どのような手順を踏む必要があるのでしょうか。
下記の項目を確認してみましょう。

受験資格が必要



ケアマネージャーの試験を受けるには、国家資格に基づく業務や、生活相談員・支援相談員・相談支援専門員・主任相談支援員などの指定された業務で5年以上の経験が求められます。当該業務を「通算5年以上、900日以上従事している」ことが受験資格となるため、試験前日までに条件を満たせば受験が可能です。

900日以上の期間を短縮することはできませんが、勤務時間の総合は問われません。
よって、指定業務に携わっていればパートやアルバイトといった非常勤でも受験資格を手に入れることができます。なお、事務・営業・教育・研究といった業務は対象外となるので注意が必要です。

試験に合格する



ケアマネージャーの試験は毎年10月に行われます。年に1回しか実施されないため、ケアマネージャーを目指している方は受験の機会を逃さないように注意が必要です。申し込み期間は都道府県によって異なるので、詳細を必ずチェックしましょう。

受験資格を満たし、ケアマネージャーの試験に合格すれば、「介護支援専門員実務研修」を受講することが可能です。87時間の介護支援専門員実務研修を全日程受講すると、介護支援専門員資格登録簿に登録されます。その後、介護支援専門員証の交付を申請を行うことで、ケアマネージャーとして正式に活躍できます。

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ケアマネージャーの資格を得るメリット



ケアマネージャーの資格を取得して得られるメリットは、下記の通りです。

仕事の幅が広がる



ケアマネージャーの資格を取得すれば、介護職としてより専門的な知識を身につけられます。ケアマネージャーはご利用者の心身状態を見極めてケアプランを作成するため、介護以外の業務の幅を広げることが可能です。業務へのやりがいを求めて介護スタッフからケアマネージャーになる人も多い傾向にあります。

給与の向上を目指せる



平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果によると介護職員の平均給与額は平成30年時点で300,970円で、ケアマネージャーの平均給与額は平成30年時点で350,320円。介護職員からケアマネージャーへとステップアップして活躍すれば、給与のアップが期待できます。

主任ケアマネにキャリアアップできる



ケアマネージャーとして働き続ければ、主任ケアマネージャーを目指せます。主任ケアマネージャーは、平成18年の介護保険制度の改正により、ケアマネージャーの上位資格として設けられました。主任ケアマネージャーは、介護に関するサービスのネットワーク向上やほかのケアマネージャーへの指導などの役割を果たします。

主任ケアマネージャーになるには、下記のような条件を満たすことが必要です。

1.ケアマネージャーとして通算5年以上従事する
2.ケアマネジメントリーダー養成研修修了者または認定ケアマネージャーで、通算3年以上ケアマネージャーとして従事する
3.ケアマネージャーに準ずる者として地域包括支援センターに配置されている
4.ケアマネージャーの業務に関する知識と経験があり、都道府県によって認められている

主任ケアマネージャーは、従来のケアマネージャーよりも豊富な知識や経験が求められます。ケアマネージャー業務のプロフェッショナルと言える職種です。

出典:厚生労働省「平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果」(2020年02月17日)

出典:内閣府「主任介護支援専門員の概要」(2020年02月17日)

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ケアマネージャーに向いている人



ケアマネージャーと高齢者のイメージ

ケアマネージャーの仕事は人との関わりが深いため、ご利用者の状態変化に気づくなどのコミュニケーション能力のある人に向いています。

ご利用者の状態変化にいち早く気づく



ケアマネージャーはご利用者の状態変化に気づき、より良いケアプランを作成することが求められます。ニーズに応えて有効なプランを立てるだけでなく、言葉の裏にある課題の解消を努めることが必要です。

コミュニケーションを積極的に取れる



ケアマネージャーになるには、介護に関する知識や技術だけでなく、ご利用者や家族の方と向き合うコミュニケーション能力も必要です。前述の通り、ご利用者や家族の方からサービスに対する希望を伺ったり、相談に対応したりします。適切なサービスを展開するためにも、コミュニケーションを積極的に取ることが大切です。高齢者と接することが好きで、前向きな方はケアマネージャーに向いているといえます。

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2021年の改正でどう変わる?ケアマネージャーの処遇改善



ケアマネージャーの処遇改善については、2021年度に控える介護報酬改定をめぐる議論で厚生労働省から動きが出ています。2019年12月27日付けの「介護保険制度の見直しに関する意見」では、質の高いケアマネジメントを実現するための環境整備についてまとめられました。切なケアマネジメントを実現できるよう事務負担の軽減を図り、ケアマネージャーが能力を発揮できる環境整備を目指すと議論されたようです。

専門性に見合った処遇を目指すとともに、ケアマネージャーに求められる役割の明確化が取り組まれています。ケアマネージャーの処遇改善は良い方向に検討されており、働きやすさの向上を期待できるはずです。

出典:厚生労働省-社会保障審議会介護保険部会意見「介護保険制度の見直しに関する意見」(2020年02月17日)

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