グループホームとはどんな施設?有料老人ホームとの違い

その他 2019年6月26日
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

老人介護施設・窓辺でくつろぐ母一口に介護施設と言っても、介護付有料老人ホーム、特別養護老人ホーム、グループホームなど、さまざまな種類があります。
中でも認知症に特化しているグループホームとは、どのような施設なのでしょうか?
こちらではグループホームの特徴、有料老人ホームとの違い、具体的なサービス内容、メリットを解説します!

目次

グループホームとは

そもそもグループホームとは、認知症のご高齢者を受け入れることに特化した介護福祉施設です。
認知症ケアの専門スタッフが常駐し、家庭的な環境で認知症のご高齢者と共同生活を送ることにより、認知症の症状の進行を穏やかにすることを目的としています。
簡単に言うと、ご入居者には掃除や洗濯、食事の準備、後片付けなど、身の回りのことは自分でしてもらい、日常生活そのものがリハビリになるように工夫をしている、ということです。

認知症を患っていると言っても、何もかもがわからなくなってしまう訳ではありません。
覚えていたことの一部を思い出せない、またはわからなくなってしまっているだけで、日常生活を送ることに支障がないことが多いのです。
そのため、グループホームでは認知症=何もできない、と決めつけて何もさせないのではなく、「何が分からないのか、何ならできるのか」を見極めることを大切にしています。
介護スタッフは黒子的な存在に徹し、ご入居者ができることは見守り、できないことはそっとサポート。ご入居者が残っている能力を活かして自立生活を送り、認知症の進行を緩和させることに繋げています。

また、ご入居者は「ユニット」と呼ばれるグループに分かれて、少人数で共同生活を送っています。
なぜなら認知症のご高齢者は環境変化に上手く適応できない場合が多いため、いつも同じメンバーで生活できるユニットケアが適しているとされているからです。スタッフも担当制で、変化の少ない環境を保っています。

なお、介護スタッフは24時間体制でご入居者の生活をサポートしていますが、グループホームには看護師の配置が義務付けられていません。
そのため、介護度が高くなったり、認知症が重篤化したり、常に医療ケアが必要になったりした場合は退去を求めることがあります。

登録は1分で終わります!

アドバイザーに相談する(無料)

グループホームの入居条件

介護イメージグループホームは認知症のご高齢者が住み慣れた地域で暮らし続けられるように作られた「地域密着型サービス」のひとつです。
そのため、グループホームがある地域に住民票がある方しか入居することができません。
さらに原則として、65歳以上のご高齢者で「要支援2」または「要介護1」以上の介護認定を受けている、医師から認知症の診断を受けていることが入居条件です。

また、入居の際は、基本的に初期費用と月額費用が必要になります。
初期費用は一時入居金と保証金。施設によって異なりますが、概ね数10万円から100万円くらいまでが一般的です。
いわゆる敷金のようなものなので、退去時に返還する施設もあれば、保証金として返還しない施設もあります。
月額費用は少なく見積もっても10万円から30万円までで、内訳は家賃、管理費、食費、水道光熱費など。別途費用として介護サービス料があり、医療体制が充実しているところはその分の加算があります。
ただし、これらはあくまで目安です。グループホームの立地場所や条件、施設の設備によって具体的な金額は異なります。

有料老人ホームとの違い

グループホームに入居できるのは、認知症でもある程度は自立して生活できる方です。
そのため、寝たきりや看取りが必要な状態だと、グループホームに入居することができません。
しかし、有料老人ホームなら認知症が重度の方でも、要介護度が高い方でも施設によっては受け入れ可能です。
自立の方から要介護度5の方まで幅広く対応し、定員が数名の小規模な施設から定員が100名を超える大規模施設まであります。
有料老人ホームは主に民間企業が運営しているため、外観や内装にこだわっていることが多く、全体的にホテルのような雰囲気の施設が多いのが特徴です。
認知症以外のケアや医療、看護サービスも提供しているため、寝たきりの方や重度の要介護者にもしっかり対応しています。

一方、グループホームは民間企業だけでなく、社会福祉法人、医療法人、NPO法人が運営。
小規模な共同生活住居なので家庭的な雰囲気の施設が多く、既存の一軒家や古民家を利用した施設もあるようです。
共同生活を通じてリハビリやレクリエーションを行っていますが、有料老人ホームとは違い、医療ケアや重度の要介護者への対応はあまり充実していません。
しかし、近年では医療機関との連携体制を整え、医療ケアや看取りにも対応しているグループホームが増加傾向にあるようです。

グループホームの具体的なサービス

Elderly senior person or grandparents hands with red heart in support of nursing family caregiver for national hospice palliative care and family caregivers month conceptグループホームで提供するサービスは、介護保険法により「入浴、排泄、食事などの介護、その他の日常生活の世話、及び機能訓練」と定義されています。
わかりやすく言うと、ご入居者の入浴や排泄、食事を介助したり、掃除や洗濯を手伝ったりしながら、日常生活を通じた機能訓練を行っている、ということです。
その他、レクリエーションも取り入れており、体を動かすゲームや手先を使った工作、回想療法、音楽療法、アニマルセラピーなど、脳に働きかけ、認知症に効果的なメニューを用意しています。
なお、ご入居者は認知症なので、歩行がしっかりしていても道に迷ってしまう恐れがあるため、1人での外出は基本的に許可していません。
グループホームは小規模施設なので配置されているスタッフも少ないため、個別対応が難しく、外出の付き添いや個別の要望に応えられないのが現状のようです。

認知症のご高齢者にとってのグループホームのメリット

まずグループホームは、認知症のご高齢者のための施設なので、認知症ケアに詳しいスタッフが常駐しています。
そのため、専門スタッフがご入居者の日常生活上のお世話から精神的なケアまで適切に行ってくれるのがメリットの1つです。
次に、上記でも述べたようにグループホームは施設がある地域に住民票がある方しか入居できません。
認知症を患っていると、環境の変化にストレスを感じてしまうので、住み慣れた地域から離れずに住み続けられる、というのもまたメリットの1つです。
さらに、ユニットごとに少人数で共同生活を送るので、コミュニケーションが取りやすく、馴染みの関係を築きやすくなっています。
人の入れ替わりや新しく人の名前を覚えるのが苦手な認知症のご高齢者が混乱することも少ないのもメリットです。
また、有料老人ホームと比べると低価格で入居することができ、施設は基本的に完全個室。プライベートな空間を確保しつつも、食堂やキッチン、浴室、レクリエーションルームは共有なので、家庭と似た環境で生活することができます。

認知症を患うことは、ご高齢者にとっても辛いことです。
より認知症のご高齢者に寄り添い、心のケアや生活のサポートをするために、グループホームに転職したいなら、ぜひきらケアをご利用ください!
きらケアでは、介護職に特化した求人や施設情報をご紹介しています。
専門のアドバイザーがあなたの希望や適性をヒアリングした上で、1番合った求人をご提案。面接の予定調整など、さまざまなサポートも行っています。

登録は1分で終わります!

アドバイザーに相談する(無料)

関連ジャンル: その他

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「その他」の人気記事一覧

「総合」の人気記事一覧