
この記事のまとめ
- 介護現場でのコミュニケーションは、高齢者の思考や感情に刺激を与えられる
- コミュニケーションのコツは伝える順序を意識することや言葉を繰り返すこと
- 利用者さんとの話の話題は天気や季節、出身地、時事ネタなどがおすすめ
人との関わりが多い介護職とって必要不可欠な「コミュニケーション」。現場で活躍する介護士さんの中には、コミュニケーションの図り方に悩んだことのある方も多いのでは?特にお一人おひとり身体状況の異なる利用者さまとのやり取りには、頭を抱える方が多いと言われています。では利用者さまと良い関係を築くには、どのような姿勢が必要とされるのでしょうか?ここではコミュニケーションがもたらす効果や円滑なやり取りをするためのコツ、利用者さまとの会話で使える話題などを紹介します。
目次
コミュニケーションによる効果とは?
一般的に現役を退かれた高齢者の方々は、人と会ったり色々なことを考える機会が減ることから、脳への刺激が少なくなると言われています。
コミュニケーションは、こうした方々の思考や感情に刺激を与え、能力や可能性を引き出す力を持っています。また相手の話を受け入れ、寄り添うことで、安心感や満足感を与えるという効果もあります。
登録は1分で終わります!
コミュニケーションのコツ
順序を考えて話す
利用者さまとのコミュニケーションで気を付けたいポイントは、伝える順序をよく考え、筋道を立てて話すということ。その際に自分から一方的に話すのではなく、話をいくつかに区切ることも大切です。また利用者さまが話しやすい雰囲気を作り、質疑応答も交えるのもいいですね。
相手の言葉を繰り返す
言葉を繰り返す動作には、相手を安心させ、会話の意欲を引き出す効果があると言われています。ただしオウム返しではなく、重要だと思うことを繰り返すこと。声の大きさや抑揚などをできるだけ相手に近づけることも効果的です。不自然になると相手の話の腰を折ってしまったり、逆効果となる場合もあるので注意しましょう。
非言語的コミュニケーションを交える
非言語的コミュニケーションとは、言葉以外の表現を通じて意思疎通を図ることです。人は言葉による表現よりも、身振り手振りなどからメッセージを受けることが多いと言われています。
利用者さまの中には言語的コミュニケーションが困難な方もいらっしゃるため、介護現場では非言語コミュニケーションが重要視されています。利用者さまとコミュニケーションを図る際には言葉だけでなく、ジェスチャーや姿勢、声のトーン、顔の表情なども意識してみましょう。
聞き上手になる
介護の現場では「話上手よりも聞き上手であれ」と言われるくらい、利用者さまの話に耳を傾けることが大切です。ご自分の不安や辛さなどを誰かに聞いてもらいたいと感じている利用者さまも多いため、一方的なコミュニケーションではなく、話にしっかり耳を傾ける姿勢が必要とされます。
利用者さまとのコミュニケーションで使える話題
天気、季節
利用者さまとの会話で一番話しやすい内容が天気、季節の話題といえます。「私は暑いのが苦手なのでやっと涼しくなってきて嬉しいです。○○さんはいかがですか?」など自分の話を織り交ぜながら話すと、その後の会話も広げやすくなります。
出身地
少しプライベートな話題になりますが、地元の話になると自分から話してくださる利用者さまが多いようです。名産や方言などを教えてもらいながら、利用者さまの子供時代の話題などに話を膨らませてみるのもいいかもしれませんね。
時事ネタ
昔の話でも会話が広がらないという時には、時事ネタをおすすめします。特に男性の利用者さまは時事ネタを好まれる傾向があり、最近起こった事件や政治の話題などを切り出すと、話が盛り上がるきっかけになるかもしれません。毎日ニュースや新聞をチェックして、話題を集めておくといいですね!
利用者さまに心を開いてもらうためには、相手の話に耳を傾ける姿勢や、打ち解ける努力が大切です。また会話だけでなく、表情や視線、ジェスチャーなどの非言語的コミュニケーションも意識する必要があります。利用者さまの「よき理解者」として信頼関係が築けるといいですね!
高齢者とのコミュニケーションについてよくある質問
高齢者とのコミュニケーションについてよくある質問に回答します。「利用者さんとどうやってコミュニケーションをとればいいか分からない」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
コミュニケーションにはどのような効果があるの?
コミュニケーションは、思考や感情に刺激を与えられるので、利用者さんの認知機能の維持や向上に効果があります。また、常日頃から利用者さんとコミュニケーションをしっかりとっておくことで、体調の些細な変化に気付けることも。コミュニケーションの重要性は、「コミュニケーションによる効果とは?」で解説しているのでチェックしてみてください。
高齢者とのコミュニケーションのポイントは?
高齢者とのコミュニケーションのポイントは、利用者さんの気持ちに寄り添うことです。相手の話を遮ったり、否定したりせず、しっかりと話を聞きましょう。また、目線を合わせて笑顔で相槌を打つことや、相手が聞き取りやすい声の大きさ、スピードで話すことも大切です。大声を出してしまうと利用者さんが「怒鳴られている」と感じてしまうことがあるので、注意しましょう。
「高齢者とのコミュニケーション方法!相手に寄り添う上手な会話のコツとは」の記事で、コミュニケーションのコツを解説しているので、合わせてご覧ください。
コミュニケーションが苦手な人はどうすればいいの?
コミュニケーションが苦手な人は、自己分析を行ってみましょう。苦手だと自分が思いこんでいるだけで、意外な一面が見つかるかもしれません。ほかにも、家族や友人などに意見を求め自分への理解を深めることや、相手のことを知り、思いやることがコミュニケーションへの苦手意識を克服する第一歩になるでしょう。
「介護職はコミュニケーションが苦手な人でも働ける!関わり方のコツをご紹介」で、コミュニケーションが苦手な人に向けた対処方法を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
介護職員同士のコミュニケーションのコツは?
介護職員同士のコミュニケーションのコツは、相手の立場に立って考え、意見を否定しないことです。ほかにも、目線を合わせたり、落ち着いた話し方をしたりするのも効果的です。
「介護職員同士のコミュニケーションを上手にとるコツとは?職場の人間関係の悩みから解放されよう!」の記事で、介護職員同士のコミュニケーションに役立つコツを解説しているので、コミュニケーションに悩んでいる方は、ぜひご一読ください。
登録は1分で終わります!





