
この記事のまとめ
- 福祉の仕事のやりがいは、利用者さんの笑顔が見られることや感謝されること
- 福祉の仕事は、需要が高く将来性があるなどのメリットがある
- 自分に向いている職場や職種を選び、やりがいを持って福祉の仕事を続けよう
「福祉の仕事のやりがいって何?」と気になる方もいるのではないでしょうか。福祉の仕事は、利用者さんの自立支援を通して笑顔が見られたり、直接感謝の言葉をもらえたりすることにやりがいを感じる人もいるようです。この記事では、福祉の仕事のやりがいについて実際に働いている職員の体験談を交えて紹介します。仕事の種類や活かせる資格、やりがいを維持しながら働く方法に関してもまとめているので、就職・転職の参考にしてみてください。
目次
福祉の仕事のやりがい
福祉の仕事をしていると、やりがいを感じる瞬間がたくさんあります。「福祉の仕事に興味はあるけど、どんなやりがいがあるの?」と気になる方は、以下を確認してみましょう。
利用者さんの自立を支援することで笑顔を見られる
福祉の仕事には、利用者さんや相談者の方が充実した生活を送れるよう支援できるやりがいがあります。日常生活の動作や社会参加の支援を行い、利用者さんがご自身でできることが増えたときの喜びは大きいでしょう。良い変化があったり、利用者さんの笑顔を見られたりすると、働くモチベーションにつながります。
利用者さんやご家族から直接感謝の言葉をもらえる
介護職やソーシャルワーカーなど福祉の現場で働く人は、利用者さんやご家族と深く関わります。直接相談に乗ったり介護サービスを提供したりするため、感謝の言葉をもらえることもしばしば。利用者さんから「いつも助かっている」と言われたり、ご家族から「おかげで安心して仕事ができている」と言われたりすると、頑張って良かったと感じるでしょう。
社会貢献ができる
福祉の仕事は必要不可欠で、従事すると社会全体や地域に貢献できます。たとえば、相談援助の業務は利用者さんの課題を解消するだけではなく、社会全体の問題を把握することにもつながるでしょう。福祉の現場で身につけたノウハウを活かせば、経済格差やヤングケアラーなどの社会問題にアプローチできます。
また、社会参加や介護予防の支援をすることで多様な働き方が実現したり健康寿命が伸びたりするなど、社会に良い変化が生じるかもしれません。
業務経験を積むことでスキルアップできる
実際に業務に携わって経験を積みながらスキルアップできるのも、福祉の仕事のやりがいの一つです。最初はうまくできなかった介助がスムーズにできるようになったり、相談に対してより良い対応ができるようになったりするなど、成長を実感できる場面があります。
福祉の仕事を続けると、介護スキルや利用できるサービスに関する知識が深まり、利用者さんや相談者に合わせた支援ができるようになるでしょう。
利用者さんと関わるなかで人として成長できる
福祉の仕事をすると専門職としてのスキルが身につくだけではなく、人としても成長できます。働くうえで多くの利用者さんやご家族と関わるため、多様な生き方や考え方を学べるでしょう。
たとえば、高齢者など人生経験が豊富な方とコミュニケーションを取ると、自分の知らなかった文化や言葉に触れられる場合があります。自身の成長を実感できることは、福祉に関わるやりがいになるでしょう。
支援チームの連携がうまくいくと達成感がある
チームで連携して良い支援ができたときにも、やりがいを感じられます。支援対象者をよく知るご家族、相談に乗る人、実際にケアをする人などが連携をすることでより良い支援ができるでしょう。
チームで支援を行う場合、職種によって専門分野や役割は異なります。福祉の仕事では、支援対象者の課題や目標についてそれぞれの立場で意見を出し合って改善を重ねることが必要です。チームケアがうまくいって最適な支援ができると、達成感を得られるでしょう。
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【体験談】福祉の仕事にやりがいを感じたエピソード
福祉の仕事を長く続けるには、やりがいをもって働くことが大切です。ここでは、実際に福祉の仕事でやりがいを感じた際の体験談をご紹介します。
特別養護老人ホームの介護職員が感じたやりがい
特別養護老人ホームの介護職員が仕事にやりがいを感じたエピソードを紹介します。
※特養では、入院していた利用者さんが退院して施設に戻って来られることもあります。帰ってきたばかりのときは少し痩せていたのですが、施設で過ごすうちに少しずつ食事量が増えていきました。良い変化が見られ、「元気になって良かった」とうれしさを感じた瞬間ですね。※
特別養護老人ホームは、利用者さんが比較的長期にわたって入居する傾向があります。施設で過ごすことで利用者さんが元気になると、介護職としてのやりがいを感じるようです。
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認知症対応型グループホームの介護職員が感じたやりがい
認知症対応型グループホームの介護職員がやりがいを感じた際の体験談を、以下でご紹介します。
※ある利用者さんの入浴の更衣介助のとき、ボタンを1つだけご自身で留めてもらうようにしていました。初めはできなかったけどたまにできるようになり、徐々にできる日が増えていきました。そして今では、ご自身でボタンを留められるようになっています。継続的な支援によって利用者さんの状態が良くなったことに、大きなやりがいを感じました。※
認知症対応型グループホームは少人数制で、利用者さん一人ひとりに合ったサポートができるのが特徴です。利用者さんのちょっとした良い変化に気づいて、やりがいを感じられることもあるでしょう。
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デイサービスの介護職員が感じたやりがい
以下は、デイサービスの介護職員のやりがいに関するエピソードです。
※私が担当するレクリエーションは、利用者さんから「塾」と呼ばれています。毎日行っている「今日は何の日クイズ」で利用者さんが「今日は塾の日!」と答えてくださったとき、私のレクを楽しみにしていることを実感してとてもうれしかったです。
その日はレク担当ではなかったので「ごめんなさい、今日は私の日じゃないんです~」と言うと、「え~楽しみにしてたのに~」と返ってきました。そんなことを言われると、次のレク担当の日は頑張ろうと思いますよね。※
デイサービスでは、介護職員がレクリエーションの企画・実施を行います。事業所によってはレクリエーションに力を入れているところもあるようです。自分が担当するレクリエーションの日を心待ちにしてくれる利用者さんがいると、準備に対するモチベーションが上がるでしょう。
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訪問介護員(ホームヘルパー)が感じたやりがい
訪問介護員(ホームヘルパー)が感じたやりがいに関するエピソードを紹介します。
※以前訪問したお宅に全介助の利用者さんがいました。その方は、また歩けるようになりたいという夢があり、リハビリを頑張っていました。その方は歩くことは叶わなかったのですが、リハビリの成果もあって車椅子からポータブルトイレまで自分で移動できるようになったんです。
利用者さんの努力によって機能が改善したことを間近で感じられ、自分のことのようにうれしかったことが忘れられません。※
訪問介護(ホームヘルパー)は、利用者さんの自立した生活をサポートします。利用者さんの状況に合わせて、すべてに手を出しすぎず見守ることも必要です。自分のサポートによって利用者さんのできることが増えると、やりがいを感じられるでしょう。
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サービス付き高齢者向け住宅の職員が感じたやりがい
サービス付き高齢者向け住宅で働く職員のやりがいに関するエピソードを、以下でご紹介します。
※介護度が低く自分でできることが多い入居者さんは、お手伝いが必要な場面でも介護職員に遠慮して頼ってくれないことがあります。そのようなときは職員のほうから声をかけると、「助けてほしかったのよ」と喜んでもらえることがあります。入居者さんの性格や様子を見て必要な手助けができたとき、良かったなと感じます。※
サービス付き高齢者向け住宅は、自立した高齢者の方も入居ができます。また、賃貸契約のため外出や宿泊の制限がなく、利用者さんの生活の自由度が高いというのが特徴です。利用者さんのニーズに合わせて適切なコミュニケーションや援助が行えると、やりがいを感じられるでしょう。
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障害者支援施設の職員が感じたやりがい
以下は、障害者支援施設の職員が感じたやりがいに関する体験談です。
※利用者さんやご家族との信頼関係を築けたときに、やりがいを感じます。障害者支援の仕事は、利用者さんやご家族との信頼関係が非常に大切です。そのため利用者さんと心と心でぶつかり合ってお互いを理解し、同じ目線で一緒に過ごす仲間として認めてもらえるように努力してきました。
「◯◯さんがいてくれて良かった」と利用者さんやご家族から言われたとき、自分を認めてもらえた感じがしてうれしかったです。その方の生き方や人生観を大切にして、「よりきめ細やかな支援をしていこう」と仕事のモチベーションにもつながりました。※
障害者支援施設では、利用者さんのハンデの内容は人それぞれ異なります。利用者さんのなかには、うまく言葉が出てこずコミュニケーションが難しい方もいるでしょう。試行錯誤しながら工夫して利用者さんと接することにより信頼関係が築けたり、感謝の言葉をもらえたりするとやりがいを感じられるようです。
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病院で働く看護助手が感じたやりがい
病院で働く看護助手が感じたやりがいに関する体験談をご紹介します。
※回復期リハビリテーション病棟で働くやりがいに、できなかったことができるようになる様子を見守っていけることがあると思います。たとえば、ストレッチャーで入院し自力で歩けなかった方が、リハビリを重ねることで歩行器を使って歩けるようになることがあります。
患者さんは3~6ヶ月ほど入院するので、顔なじみの関係になっていきます。入院前の状態を知っていることもあり、信頼関係を築いた患者さんが入院前よりもできることが増えた状態で退院できる姿を見ると、じーんとすることがありました。※
回復期リハビリテーション病棟では、患者さんが日常生活に戻るためのリハビリテーションを専門に行います。患者さんが回復し社会復帰するまでを間近で見守れることに、やりがいを感じるようです。
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福祉の仕事の魅力・メリット
福祉の仕事の魅力・メリットは、需要が高く将来性があることや年齢や経歴を問わずキャリアアップを目指せることなどです。福祉業界で働く魅力やメリットを、以下で確認してみましょう。
需要が高く将来性がある
日本では少子高齢化が進んでおり、福祉の仕事は需要が高いといえます。なぜなら、働き手不足や福祉サービスを利用する人の増加が起きているからです。
厚生労働省の「介護・福祉分野の有効求人倍率の推移」によると、2021年における有効求人倍率は、全職種1.13倍に対し介護サービスの職業は3.6倍、社会福祉の専門的職業は2.88倍でした。つまり、求職者1人あたり2~3件の求人があることを示しています。
また、同省の「第9期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数について」からも、介護職員の需要の高さがうかがえます。2022年度時点で介護職員数は約215万人ですが、2026年度には約240万人、2040年には272万人の介護職員が必要と推計されているようです。
福祉業界は今後も高い需要が見込まれるので、将来性があり職を失うリスクが低いのがメリットといえるでしょう。
出典
厚生労働省「介護・福祉分野の有効求人倍率の推移」(2025年6月19日)
厚生労働省「介護人材確保に向けた取組」(2025年6月19日)
年齢や経歴を問わずキャリアアップを目指せる
福祉業界は、年齢や経歴を問わずキャリアアップを目指しやすい傾向があるのも魅力です。働き始めてから徐々にキャリアアップできる環境が整っています。
職種によって要件は異なりますが、年齢や学歴、経験を問わず応募できる福祉の仕事も多くあります。働きながら取得を目指せる国家資格や公的資格も少なくありません。無資格や未経験で入職した場合も経験を積めば専門的な資格の取得やキャリアアップを目指せるでしょう。
自身の生活に合わせた働き方ができる
福祉業界には職場や職種が幅広くあり、自分に合った働き方を選びやすいのが特徴です。たとえば、日勤のみで働きたい場合は、相談援助を行う職種や通所型の施設を選ぶ方法があります。一方、日中をプライベートの時間に使いたい場合や夜勤をして効率良く稼ぎたい場合は、入居型の施設で介護職員や生活支援員として働き、夜勤シフトを希望するという選択肢もあるでしょう。
福祉の仕事は、職場や職種だけではなく雇用形態も多様です。正社員、派遣社員、パート・アルバイトなどから自分に合った働き方を選べます。正社員は月給制の場合が多く、給与の安定性が高いといえるでしょう。派遣社員やパート・アルバイトは、「平日のみ」「扶養内で週3日」「午前9時~午後1時の短時間」など勤務時間の融通が利きやすく、柔軟な働き方ができます。
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【介護職員アンケート】福祉の仕事の魅力・やりがい
ここでは、レバウェル株式会社の「きらケア介護白書2022(p.10)」が行った「介護職員が感じている仕事の魅力・やりがい」のアンケートをご紹介します。
実際に介護職員として福祉の現場で働いている方は、以下のような点に仕事の魅力ややりがいを感じているようです。

介護職員が感じるやりがいで最も多かったのは、「介護の技術や知識が身につく」で全体の4割以上を占めています。次いで、「自分の家族を介護するときに役立つ」「医療に関する知識を習得できる」が多い結果でした。上位3つはどれも知識や技術の習得に関する項目で、働きながら身につけられるものがあることを魅力に感じている介護職員が多いようです。
介護職の魅力に関して詳しくは、「介護職の魅力とは?仕事のやりがいや向いている人の特徴を解説」の記事で紹介しているので参考にしてみてください。
出典
レバウェル株式会社「介護士のキャリアや外国人雇用などに関するレポート「きらケア介護白書2022」を公開しました」(2025年9月30日)
福祉の仕事の種類
福祉の仕事には、高齢者福祉や障がい福祉、児童福祉、保健医療などに関するものがあります。
高齢者福祉とは
高齢者福祉とは、介護保険法に基づき、要支援・要介護認定を受けた方が利用する介護保険サービスのことです。比較的自立している方が利用できる、介護保険以外のサービスもあります。
高齢者福祉の職場
高齢者福祉の仕事を行う現場には、以下のような職場があります。
- 特別養護老人ホーム
- 介護老人保健施設
- 認知症対応型グループホーム
- デイサービス
- 訪問介護事業所
- サービス付き高齢者向け住宅
入居型の施設のほかに、自宅で生活する高齢者の方を支援するサービスもあります。たとえば、訪問サービスや通所サービスは高齢者の方ができるだけ住み慣れた自宅で自立した生活を送るためにサポートをするというサービスです。「【体験談】福祉の仕事にやりがいを感じたエピソード」には、それぞれの職場で働くスタッフがやりがいを感じた体験談をまとめているので、合わせてチェックしてみてください。
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高齢者福祉の現場で活躍する職種
高齢者福祉の現場では、以下のような職種が活躍しています。
- 介護職員
- 生活相談員
- ケアマネジャー(介護支援専門員)
- 管理者
- ホームヘルパー
- サービス提供責任者
- 看護職員
- リハビリ専門職
利用者さんに直接的なケアを行うのは、介護職員やホームヘルパー、看護職員、リハビリ専門職です。ケアプランを作成して支援の方向性を決める「ケアマネジャー」や、利用者さんの相談に乗ってサービスを調整する「生活相談員(施設)」「サービス提供責任者(訪問介護)」なども、専門性を活かしてチームケアを支えています。
介護業界で働く職種について詳しくは、「介護業界で働く職種一覧!仕事内容から必要な資格までご紹介!」の記事で解説しているので、それぞれの職種の仕事内容が気になる方はご覧ください。
障がい福祉とは
障害福祉とは、障害者総合支援法に基づく障害福祉サービスのことを指します。
障がい者福祉の職場
障がい者福祉の職場には、入居型、通所型の障害者支援施設と居宅介護、重度訪問介護、移動支援などのサービスを提供する訪問型の事業所があります。
提供するサービスには身体介護や家事援助、相談対応、移動介助、職業指導などがあり、利用者さんは必要な支援を受けることが可能です。
障がい者福祉の現場で活躍する職種
障がい者福祉の現場では、以下のような職種が活躍しています。
- 生活支援員
- 世話人
- 就労支援員
- 職業指導員
- 相談支援専門員
- サービス管理責任者
- 管理者
利用者さんの日常生活を支援するのは、生活支援員や世話人です。就労支援員や職業指導員は、利用者さんの就労のために支援を行います。サービス管理責任者や管理者も連携し、チームで利用者さんのケアを行うことが必要です。
障害者施設で働くことを考えている方は、「障害者施設で働くには資格が必要?職種や仕事内容、働くメリットも解説!」の記事を参考にしてみてください。
児童福祉とは
児童福祉とは、子どもの生活や権利を守るための福祉サービスです。
児童福祉の職場には、保育所や乳児院、児童相談所、児童養護施設、学校などがあります。保育所や乳児院で働く主な職種は、保育士や看護師です。児童相談所や児童養護施設といった職場では、相談員や児童指導員が働いています。学校などの教育機関は、心理カウンセラーやスクールソーシャルワーカーが活躍する職場です。
保健医療とは
保健医療とは、医療保険で受けられる医療サービスのことを指します。主な職場は、病院や診療所などの医療機関です。医師や看護職員、看護助手、リハビリ専門職、医療ソーシャルワーカーといった職種が活躍しています。
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福祉の仕事に向いている人
福祉の仕事に向いている人は、専門知識や技術を磨く意欲がある人や利用者さんの悩みに寄り添って支援できる人などです。
専門知識や技術を磨く意欲がある人
専門知識や技術の習得に向けて努力できる意欲がある人は、福祉の仕事に向いています。働くうえでは、福祉に関する制度の最新情報などの把握が必要です。日々の業務で技術を磨きつつ福祉分野の動向をチェックして支援に活かせる人は、福祉の現場で高い専門性を発揮して活躍できるでしょう。
利用者さんの悩みに寄り添って支援できる人
福祉の仕事をするうえで、利用者さんに寄り添って支えることは重要です。希望に応えられないときも、否定せず思いやりをもって説明する姿勢が求められます。
利用者さんの悩みを把握して適切な支援を行うには、信頼関係の構築が必要です。自分の考えやできることを押し付けるのではなく、話をしっかりと聞き相手の状況や気持ちに配慮しながらコミュニケーションを取れる人は、福祉の仕事に向いているといえます。
自身の役割を理解して対応できる人
自分の役割を把握して適切な対応ができる人も、福祉の仕事に向いているでしょう。福祉の仕事は利用者さんの生活に関わるので、任せられた業務に責任感をもって取り組むことが求められます。
福祉に関わるうえでは、利用者さんの自立を支援する視点が重要です。過度な支援をしてしまうと、利用者さんの自立の妨げになったり自身の負担になったりすることも考えられます。福祉の仕事では、自身の役割や利用者さんのニーズを理解し、過不足のない支援を行うことが大切です。
ほかの職員と連携して業務に取り組める人
チームで連携するためのコミュニケーション能力がある人は、福祉の仕事にスキルを活かせます。福祉の仕事において、ほかの職員との連携は必要不可欠です。職種ごとに役割があるので、状況を共有して連携しながら業務を進めることが重要。勝手な判断や行動をすると利用者さんの生活をおびやかすリスクがあるので、必ず専門職から指示を仰がなければなりません。
チームで連携するためには、普段からコミュニケーションを取り、相談しやすい関係性を築いておくと良いでしょう。
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やりがいを維持しながら福祉の仕事を続ける方法
やりがいをもって福祉の仕事を続けるにはコツが必要です。目標を見失って働くストレスを感じないために、モチベーションを保つ方法を以下で確認してみましょう。
自分に向いている職場や職種を選ぶ
やりがいを感じながら働くためには、自分のやりたい支援ができる仕事を選ぶと良いでしょう。どのような支援がしたいのかによって、向いている職場や職種は異なります。「高齢者の介護がしたい」「障がいのある方や高齢者の社会参加の支援がしたい」など、自身の希望を整理してやりたい支援ができる仕事を選ぶと、長期的に活躍できるでしょう。
職場選びの際は、仕事内容に加えて経営理念といった方針も確認しておくと、ミスマッチを防げます。
介護の職場の選び方について詳しくは、「介護職の職場の選び方とは?失敗しない方法や各施設の特徴を解説」の記事で解説しているので参考にしてみてください。
悩みがあれば1人で抱え込まず相談する
福祉の仕事では利用者さんや相談者の方と直接関わる機会が多く、「うまく対応できない」と悩むこともあるかもしれません。対応に悩んだときは1人で抱え込まずに周りを頼ることで、ストレスをため込まずに仕事ができます。
経験が豊富な先輩や立場の違う職種の人に相談すれば、新たな視点を得られて状況が改善する可能性があるでしょう。また、悩みを話して共有するだけでも精神的な負担が軽減する場合があります。
資格取得に挑戦してキャリアアップする
資格を取得すると専門職としてスキルアップできるだけではなく、給与アップやキャリアアップにもつながる可能性があります。適切な評価を受けられれば、モチベーションを維持しながら働けるでしょう。
「いつまでに〇〇の資格を取得する」といった具体的な目標があると、意欲的に仕事を続けやすいはずです。
福祉の仕事に活かせる資格
前述したように、福祉の仕事に携わるために資格は必須ではありません。ただし、資格があれば携われる業務の幅が広がったり、就職・転職活動に活かせたりするでしょう。以下では、福祉の仕事に活かせる資格をいくつかご紹介します。
介護職員初任者研修
介護職員初任者研修は、介護の基礎を幅広く学べる資格です。約130時間のカリキュラムを受講して修了試験に合格すれば取得できます。
介護職員初任者研修は、特に利用者さんの介護に直接携わりたい方におすすめの資格です。取得すれば、身体介護を1人で行えたり訪問介護の仕事ができたりするようになるため、業務の幅や仕事の選択肢が広がります。
介護職員初任者研修について詳しく知りたい方は、「介護職員初任者研修とはどんな資格?受講費用を抑える方法や取得のメリット」の記事も合わせてチェックしてみてください。
首都圏限定!資格取得が無料!
転職活動しながら資格を取る資格取得のみでもOK!
レバウェル介護の資格スクール介護福祉実務者研修
介護福祉士実務者研修は、介護を基礎から応用までを学び実践的なスキルを習得できる資格です。約450時間のカリキュラムを修了することで取得できます。介護計画書の作成や医療的ケアについても学べるので、介護の考え方や障がいに関する知識を学びたい方に向いています。
介護福祉士実務者研修を取得すると、介護福祉士国家試験の受験資格の一つを満たせるので、働きながら国家資格を取得したい方にもおすすめです。
詳しくは、「介護福祉士実務者研修とは?資格取得のメリットや初任者研修との違いを解説」の記事をご覧ください。
介護福祉士
介護福祉士は、「社会福祉士及び介護福祉士法」に基づく名称独占の国家資格です。「実務者研修の修了+実務経験3年」などの受験資格を満たしたうえで介護福祉士国家試験を受験し、合格しなければなりません。合格後、資格登録をすれば介護福祉士を名乗ることができます。
介護福祉士の資格を保有していると、介護に関する高い専門性があることの証明になります。また、介護職員の教育やマネジメントを任されるなど、管理職へのキャリアアップにつながる可能性がある資格です。
介護福祉士の取得を考えている方は、「介護福祉士とはわかりやすくいうとどんな資格?取得方法や試験概要を解説!」の記事を参考にしてみてください。
社会福祉士
社会福祉士は、「社会福祉士及び介護福祉士法」に基づく名称独占の国家資格です。学歴・科目履修・実務経験などの条件を満たしたうえで社会福祉士国家試験を受験し、合格すれば資格登録できます。
社会福祉士の資格を保有していると、相談援助の専門的なスキルがあることの証明になります。取得により介護施設の生活相談員の要件や福祉事務所のケースワーカー要件の一つを満たせるので、できる仕事の幅が広げられるでしょう。
「社会福祉士の資格を取得したい!」と考えている方は、「社会福祉士とは?仕事内容や資格の難易度を取得検討中の方向けに解説!」の記事で詳しく紹介しているのでご覧ください。
精神保健福祉士
精神保健福祉士は、「精神保健福祉士法」に基づく名称独占の国家資格です。学歴・科目履修・実務経験などの条件を満たしたうえで精神保健国家試験を受験し、合格すれば資格登録できます。
精神保健福祉士の資格を保有していると、精神障がいのある方の相談に対応する専門的なスキルがある証明になります。医療機関で精神障がいのある方の相談に乗る医療ソーシャルワーカーなどとして、活躍することが可能です。
また、社会福祉全般に関するスキルがあると示すことができ、介護施設の生活相談員などの要件も満たせます。
精神保健福祉士について詳しくは、「精神保健福祉士になるには?受験資格や取得の方法を解説」の記事で解説しているのでチェックしてみてください。
保育士
保育士は、「児童福祉法」に基づく名称独占の国家資格です。保育士養成施設を卒業するか保育士試験に合格することで、保育士の資格を取得できます。
保育士の資格があると、子どもの保育や保護者へのアドバイスを行うスキルが身についている証明になります。資格を活かして保育所や乳児院、児童養護施設などで活躍ができるでしょう。
出典
厚生労働省「保育士になるには?」(2025年6月19日)
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福祉の仕事に関するよくある質問
ここでは、福祉の仕事に関するよくある質問に回答します。福祉業界の就職・転職を考えている方は、参考にしてみてください。
福祉の仕事に興味をもつきっかけとは?
福祉の仕事に興味をもつきっかけとして、家族が福祉サービスを利用していたことなどがあるようです。また、「スキルを身につけたい」「自分に向いていそう」といった理由で興味をもつ人もいます。
詳しくは、「介護士2000人に聞いた、介護士になりたいと思った理由とは?」の記事で紹介しているのでご覧ください。
福祉の仕事で感じる悩みや不安はどんなことがある?
福祉の仕事では、利用者さんとのコミュニケーションなどに悩むことがあります。障がいのある方や認知症を患う方は、スムーズにコミュニケーションを取ることが難しい場合があるでしょう。職員は利用者さんとやり取りするなかで、相手のニーズをくみ取ることが必要です。うまく対応できず、「自分には向いていないかも」と不安になる方もいるかもしれません。仕事に関する悩みや不安があるときは、周囲に相談してみると解決につながることがあります。
介護職が抱える悩みとその対処方法について知りたい方は、「介護職が抱える悩みとは?職場の人間関係などのストレスとそれぞれの対処方法」の記事をご一読ください。
福祉の仕事で大切なことは何ですか?
福祉の仕事で大切なことは、利用者さんを思いやることや対人マナーに気を配ること。加えて、利用者さんを主体としたケアをすることも重要です。また、利用者さんや関係者からの信頼を得るには、基本的な接遇マナーが求められます。
介護職に求められるマナーについて詳しくは、「介護職新人の心構えと知っておきたい接遇マナー」の記事でまとめているので入職前にチェックしておきましょう。
まとめ
福祉の仕事のやりがいは、自立支援によって利用者さんの笑顔が見られたり直接感謝の言葉をもらえたりすることなどです。ほかにも、社会貢献ができることやスキルアップできることをやりがいに感じる人もいます。
福祉の仕事は、需要が高く将来性があったり年齢や経歴を問わずキャリアアップできたりするなどのメリットや魅力があります。福祉業界で長く活躍するために、自分に向いている職場や職種を選び、悩みがあれば1人で抱え込まず相談するなどしましょう。
「福祉の仕事に興味がある」「自分がやりがいを感じながら働ける職場を見つけたい」という方は、「レバウェル介護(旧 きらケア)」にご相談ください。
レバウェル介護(旧 きらケア)は、介護・福祉業界の転職支援に特化したサービスです。専任のキャリアアドバイザーが希望や不安に感じていることを伺い、あなたに合った求人をご提案。「福祉の仕事について詳しく知りたい」といった相談も歓迎なので、ぜひ気軽にご相談くださいね!
内定後まで安心サポート
執筆者

「レバウェル介護」編集部
お役立ち情報制作チーム
介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点


