福祉の定義について解説します

ニュース 2016/10/17
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福祉を定義すると


介護士が働いているのは高齢者福祉の分野です。ですがこの福祉という言葉、なかなかの曲者ですよね。なんとなく分かったつもりではいるけれど、いざ説明するとなると言葉に詰まってしまう介護士の方も多いのではないでしょうか。そんな福祉について、今一度考えてみましょう。

まずは福祉を辞書で調べてみましょう。多くの辞書で最初に出てくるのは、「幸福」「幸せ」という意味です。素敵な意味ですが福祉=幸福というのは、普段使っている「福祉」の意味とは少しずれているようにも感じてしまいますよね。

そこで二番目の意味が出てきます。「公的扶助やサービスによる生活の安定、充足」。こちらはまさに私たちが日常的に使用している福祉の意味と合致するのではないでしょうか。現在では後者の意味で使われることがスタンダードであり、社会福祉といえばこちらを指しています。

「福祉」という言葉の変遷


福祉の語源は明治維新時の外来語の流入によるものではなく、漢語に由来していると考えられるようです。ですがそのときは「福祉=幸福」と、前者のみを意味していました。実際「福」も「祉」もどちらも幸せを表す語のようです。

では、現在のように「公的扶助やサービスによる生活の安定、充足」のニュアンスが強まったのはいつからなのでしょうか?その時期を正確に特定するのは困難でしょうが、英語との関わりは見逃してはならないでしょう。英語で福祉に当たる単語は、wellfare。この単語が初めて登場したのは100年以上前に遡るそうです。単語をばらしていくと、wellとfareに分割することができます。wellは物事が上手くいくことを示す副詞、fareのほうは、なにかをするという動詞です。簡単にまとめてしまうと、英語のwelfare は「うまくやっていくこと」と定義づけられるでしょう。この単語に隣接する単語としてwell-being「良い状態」があり、これはパーソンセンタードケアなどが目標とされる状態でもあります。

福祉を自分なりに定義しよう


結局のところ、福祉という言葉をどう定義すれば良いのでしょうか。現在主に使われている「公的扶助やサービスによる生活の安定、充足」という意味で十分とも考えられますし、一方で本来の語源に近い「幸福」というニュアンスも捨て難いという人もいるはずです。福祉という言葉はその両方の意味を含んでおり、どちらかに決めることは難しいものです。また社会福祉の究極の目的が社会全体の幸福度の向上であると定義するならば、前者の意味のほうがよりしっくりとくるかもしれません。

大事なことは福祉を定義づけることではなく、自分自身で「福祉とはなにか?」と考えてみることではないでしょうか。もしあなたが介護士として働いているのであれば、高齢者福祉に少なからず貢献しているはず。では高齢者福祉ってなんなのでしょうか。あなたの働きはどのように社会の役に立っているのでしょうか。その答えはもひょっとたら十人十色かもしれません。

あなたにとっての福祉とはどのようなことでしょうか?一度胸に手を当てて考えてみると自分なりの定義が見つかるかもしれませんね。


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