看護助手に資格は必要?仕事に役立つ資格や取得するメリットを解説

介護の仕事 2022年10月7日
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看護助手に興味はあるものの「どのような資格があるのか?」「どのような仕事をするのか?」と疑問に思っている方も多いでしょう。この記事では、看護助手として働くうえで役立つ資格や取得しておくメリットについて解説しています。看護助手の平均給与や向いている人の特徴も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

看護助手とは

看護助手とは、病院や療養施設で看護師の仕事をサポートする仕事です。看護補助者や看護補助員と呼ばれることもあります。看護助手は、人手が足りていない看護師の業務をサポートできるため、需要の高い仕事です。

看護師との相違点

看護助手と看護師の相違点は、採血や点滴などの医療行為を行うことが可能かどうかで、看護助手は医療行為を行うことができません。医師のサポートを看護師が行い、看護師の医療行為以外の業務を看護助手がサポートしていると考えると分かりやすいでしょう。

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看護助手になるために資格は必要ない

看護助手になるために必要な資格はありません。そのため、無資格・未経験の人でも挑戦しやすい仕事です。しかし、キャリアアップや給与アップを狙う場合は、資格を取得しておくと良いでしょう。

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看護助手として働くうえで役立つ資格

看護助手として働くうえで役立つ資格には、「メディカルケアワーカー」「看護助手認定実務者試験」「介護職員初任者研修」などがあります。以下で詳しく解説しているのでご覧ください。

メディカルケアワーカー

メディカルケアワーカーとは、医療福祉情報実務能力協会が認定する民間資格。メディカルケアワーカーには、1級と2級があり、看護助手に求められるスキルを有していることを保証する資格です。

2級

2級を受験するには、医療福祉情報実務能力協会が規定する1年以上の実務経験が求められます。実務経験がない場合は、医療福祉情報実務能力協会が指定する教育機関において、メディカルケアワーカー(R)講座の受講が必要です。

2級の試験内容は、学科20問と800字程度の文章作成。看護助手の役割や消毒と滅菌、敬語・電話対応などのマナーについての病院環境衛生学、身体の器官とその働きや薬学についてなどの医科薬科学が出題されます。2020年の合格率は72.7%と、7割以上の受験者が合格している資格です。

1級

1級を受験するには、メディカルワーカー2級の合格が必要です。

1級の試験内容は、学科25問と800字程度の文章作成。2級の学科範囲に加え、カウンセリング技法などの基礎心理学や、ベッドメイキングや歩行介助などの実技緒論が出題されます。2020年の合格率は75.8%と、2級と同様に7割以上が合格している資格です。

看護助手認定実務者試験

看護助手認定実務者試験は、全国医療福祉教育協会が認定する民間資格です。医療施設で活躍できるほどの知識と技術を有しているか客観的に判断し、証明します。看護助手認定実務者試験に受験資格はなく、誰でも挑戦可能な資格です。

試験内容は、35問の学科問題(90分)。「看護助手業務と役割の理解」「患者の理解」「看護助手業務を遂行するための基本技術」から出題されます。合格率は60~80%となっており、合格基準は原則、正答率6割以上ですが、問題の難易度によっては変動する場合があるため、いずれにせよ対策は必要です。

介護職員初任者研修

看護助手は、介護職員初任者研修の資格も活かせる仕事です。看護助手の仕事は、食事介助や入浴介助など、介護職員と同じ業務が多いため、介護系の資格を取得しておくと患者さんのケアをするときに役立ちます。

介護職員初任者研修は、介護系資格のなかでも入門的な資格です。基本的な介護についての知識・技術を保証する資格で、受験資格は特にありません。介護職員初任者研修は、全10科目、130時間の研修を受け、筆記試験に合格することで資格を取得できます。カリキュラム・試験ともに、基礎的な内容となっているので、取得する難易度も低い資格です。

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看護助手で役立つ資格を取得しておくメリット

看護助手は無資格でも働けますが、役立つ資格を取得しておくことで多くのメリットがあります。どんなメリットがあるのかしっかり確認しておきましょう。

看護助手に必要な知識や技術が身につく

看護助手で役立つ資格を取得しておくと、仕事をする際に必要な知識や技術が身につきます。医療施設で働く際には、専門的な医療用語や医療機器の知識や技術が必要になるので、資格を取得すれば仕事に取り組む際に役立つでしょう。

仕事に対する信頼度が高くなる

資格を取得して、しっかり知識を身に着けておけば一緒に働く周りのスタッフから高い信頼を得ることが可能です。病院など医療の現場では、医療系の知識や技術を身に付けている方が、スムーズに業務を進められる場面が多くあります。看護助手についてまったく知識のない状態で働き始めると、分からないことが多く、戸惑ってしまうことになりかねないため資格を取得をしておくのがおすすめです。

自信をもって仕事に取り組めるようになる

資格を取得するために行った努力や得た知識は自分の大きな自信に繋がります。資格を取得することで新しい職場や仕事に就いても、不安を感じることなく自信を持って業務に取り組めるでしょう。

転職で有利になる

資格を持っていると、看護助手の仕事に対する能力の高さや意欲をアピールできます。看護助手は無資格でも応募可能な求人が多い仕事ですが、未経験でも資格を持っていたほうが条件の良い職場への採用が有利になるので、資格を取得しておくと良いでしょう。

活躍の場が広がる

看護助手が活躍できる職場は病院や療養施設だけではありません。超高齢社会の日本では介護人材のニーズが非常に高まっているため、看護助手は介護施設や、資格を有していれば訪問介護など、さまざまな場所で活躍できます。

看護助手の主な仕事内容

看護助手の主な仕事内容は、看護師のサポートや患者さんの介助、院内の清掃や整備です。看護師の業務をフォローしながら、患者さんが治療やリハビリに専念できるように支援します。

看護師のサポート

看護師のサポートとして看護助手は、備品整理や補充、器具の準備、事務作業などを行います。医療器具の洗浄・消毒・片付けも重要な仕事の一つ。書類を医師や患者さんに渡したり、カルテの入力をしたり、看護師の資格がなくてもできる業務を行います。

患者さんの介助

看護助手は、患者さんの食事介助や入浴介助、排泄介助を行い、患者さんが快適に過ごせるように支援するのが仕事です。診察室や検査室への付き添い、着替えの手伝いなども行います。

院内の清掃や整備

看護助手は、院内の清掃やシーツの交換をして、病院の環境を整えるのも仕事の一つです。病院によっては清掃やシーツ交換は外部の企業に委託している場合もあります。

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配属先による看護助手の仕事内容

看護助手の仕事内容は配属先によっても異なります。看護助手の配属先別の仕事内容を以下で紹介しているので参考にしてみてください。

外来

主な仕事は、通院の患者さんが処置を受けるための環境整備をはじめ、ストレッチャーや車椅子の搬送、器具の準備、補充、整理、殺菌・滅菌など。外来では患者さんの入浴や排泄の介助がないため、身体介助はあっても移乗介助くらいです。

病棟

内科や外科、小児科、産婦人科、精神科などで、入院している患者さんのお世話や看護師のサポートを行うのが主な仕事です。

たとえば、小児科では泣いている子供をあやしたり、産婦人科では生まれたばかりの乳児のお世話をしたりと、診療科ごとに臨機応変な対応が求められます。

手術室

主な仕事は、手術で使った器材の洗浄、管理、滅菌作業です。

手術室や手術台の清掃、看護師補助も行います。

内視鏡室

主な仕事は、内視鏡の洗浄や内視鏡資材の整備、管理です。

検体搬送や検体準備、ベッドメイキング、看護師補助業務なども行います。

中央材料室

主な仕事は、治療や手術で使った医療器具の洗浄や滅菌、パッキングです。

手術器械を洗浄及び手洗いし、メンテナンスやセット組み、包装などを行います。医師や看護師間のメッセンジャーや機器の補充なども行うようです。

看護助手の平均給与

令和2年に実施された「令賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種」によると、看護助手の平均給与は、22万2,300円です。看護助手の給与は、看護師や准看護師と比較すると低い傾向があります。理由としては、看護助手の仕事は患者さんの介助や病室の清掃、備品の補充、物品の洗浄などが中心で、あまり専門的な知識や技術を必要としないからです。

看護助手の平均給与は、勤務先や配属先、夜勤の有無によっても異なるので、一例としてご覧ください。

e-Stat 政府統制の総合窓口「令和2年賃金構造基本統計調査」(2022年2月4日)

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看護助手に向いている人の特徴

看護助手に向いている人の特徴は、「コミュニケーション能力のある人」と「細やかな気配りができる人」です。

コミュニケーション能力のある人

看護助手は、医師や看護師、患者さん、患者さんのご家族など多くの人と関わる仕事です。そのため、円滑なコミュニケーションをとれる方が看護助手に向いています。積極的に患者さんへ声掛けをしたり、職種に関係なく協力できたりすることが大切です。

細かな気配りができる人

看護助手には細やかな気配りができる人も向いています。看護師が必要とする器具を事前に準備したり、患者さんの些細な変化に気付けたりできる人は、看護助手として活躍できるでしょう。細やかな気配りができる方は、看護師や患者さんからの好感度も高くなります。

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看護助手に関する資格についてよくある質問

看護助手に関する資格についてよくある質問に回答します。「看護助手になりたい」と考えている方は、ぜひチェックしてみてください。

看護助手になるのに資格は必要なの?

看護助手になるのに、資格は必須ではありません。看護助手の仕事は、患者さんの介助や器具の準備、院内の清掃など。医療行為を行わないため、特別な資格がなくてもできる仕事です。しかし、「メディカルケアワーカー」「看護助手認定実務者試験」「介護職員初任者研修」など、取得しておくと役立つ資格が複数あります。「看護助手として働くうえで役立つ資格」で、看護助手の仕事に役立つ資格の概要を解説しているので、ぜひご一読ください。

「看護助手認定実務者試験」の難易度は高いの?

「看護助手認定実務者試験」は、事前にしっかりと勉強をしておけば、それほど難易度の高い試験ではないでしょう。

試験内容は、マークシート形式の学科問題(35問)で、「看護助手業務と役割の理解」「患者の理解」「看護助手業務を遂行するための基本技術」から出題されます。原則、正答率6割以上で合格となり、合格率は60~80%ほど。問題の難易度によって合格基準が異なる場合があるので、注意しましょう。

まとめ

看護助手になるために資格は必要ありません。しかし、「メディカルケアワーカー」「看護助手認定実務者試験」「介護職員初任者研修」など、取得しておくことで役立つ資格があります。資格を取得すると、看護助手に必要な知識や技術を身につけられたり、自信をもって仕事に取り組めるようになったり、メリットも豊富です。

看護助手の仕事は、看護師のサポートや患者さんのお世話、院内の整備などです。細かい業務内容は配属先によって異なるので、事前にどんな仕事なのか確認しておきましょう。

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