40代職歴なしでも介護業界で正社員を目指せる?メリットやデメリットとは

転職ノウハウ 2025年8月18日
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この記事のまとめ

「40代・職歴なしで介護職に採用されるの?」と不安を感じている方もいるのではないでしょうか。介護業界は、さまざまなスキルを活かせるため、40代からも活躍できます。この記事では、介護職の年齢層や仕事の大変さをご紹介。40代から介護業界で働くことのメリット・デメリット、介護職への転職に活かせる資格も解説します。介護の仕事に興味がある方は、ぜひキャリアの参考にしてください。

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目次

職歴のない40代の介護業界への転職は可能?

40代で正社員としての職歴がなくても、介護業界へ転職することは可能です。以下では、介護職の年齢や前職の有無を解説するので、年齢や職歴が気になって転職を迷っている方は、ぜひご一読ください。

介護従事者の年代別の割合

公益財団法人 介護労働安定センターの「令和6年度 介護労働実態調査結果 介護労働者の就業実態と就業意識調査 結果報告書(資料編p.5)」をもとに、介護従事者の年齢別の割合を以下にまとめました。

年代割合
20歳未満0.1%
20歳以上25歳未満1.9%
25歳以上30歳未満4.2%
30歳以上35歳未満6.6%
35歳以上40歳未満9.5%
40歳以上45歳未満13.2%
45歳以上50歳未満15.1%
50歳以上55歳未満15.9%
55歳以上60歳未満12.7%
60歳以上65歳未満10.1%
65歳以上70歳未満5.7%
70歳以上75歳未満2.6%
75歳以上0.8%

参照:公益財団法人 介護労働安定センター「令和6年度 介護労働実態調査結果 介護労働者の就業実態と就業意識調査 結果報告書(資料編p.5)」

介護従事者全体では、「50歳以上55歳未満」の割合が15.9%と最も高い結果でした。次いで、「45歳以上50歳未満(15.1%)」「40歳以上45歳未満(13.2%)」となっています。

介護職の年代別の割合

同ページをもとに、介護職員の年代別の割合を以下にまとめました。

年代割合
20歳未満0.1%
20歳以上25歳未満3.3%
25歳以上30歳未満5.0%
30歳以上35歳未満8.4%
35歳以上40歳未満10.8%
40歳以上45歳未満13.8%
45歳以上50歳未満14.9%
50歳以上55歳未満15.1%
55歳以上60歳未満11.3%
60歳以上65歳未満8.7%
65歳以上70歳未満5.0%
70歳以上75歳未満2.1%
75歳以上0.5%

参照:公益財団法人 介護労働安定センター「令和6年度 介護労働実態調査結果 介護労働者の就業実態と就業意識調査 結果報告書(資料編p.5)」

介護職員で最も多い年代は、「50歳以上55歳未満」で15.1%でした。次いで、「45歳以上50歳未満(14.9%)」「40歳以上45歳未満(13.8%)」となっており、介護従事者全体と同程度の割合です。

介護業界は40代や50代で活躍している人が多いため、40代で転職しても、年齢によって職場で浮いてしまうことはないでしょう。

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介護従事者の前職の有無

公益財団法人 介護労働安定センターの「令和6年度 介護労働実態調査結果 介護労働者の就業実態と就業意識調査 結果報告書(資料編p.26)」によると、介護従事者は、前職が「ある」と回答した割合は82.5%、「ない」と回答した割合は17.3%でした

40代の介護従事者の前職の有無の割合は、以下のとおりです。

前職あり前職なし
40歳以上45歳未満78.1%21.8%
45歳以上50歳未満83.2%16.7%

参照:公益財団法人 介護労働安定センター「令和6年度 介護労働実態調査結果 介護労働者の就業実態と就業意識調査 結果報告書(資料編p.26)」

40代の介護職で「前職なし」という方は、2割弱です。前職がある方が多いですが、これは転職しやすいという意味でもあります。介護の仕事には家事のスキルを活かせるので、これまで主婦・主夫として活躍していた方などは、職歴なしでもそれほど気にする必要はないでしょう。

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40代からの介護職は体力的に大丈夫?

40代から介護職にチャレンジする場合、気になるのが体力面です。40代といえばまだ働き盛りの年齢ですが、20代や30代に比べると体力が落ちている場合があるでしょう。介護の仕事はハードだと聞いて不安に感じる方は、以下を確認してみてください。

介護職の4分の1は身体的な負担に不安を感じている

公益財団法人 介護労働安定センターの「令和6年度 介護労働実態調査 事業所における介護労働実態調査 結果報告書(p.23)」によると、介護従事者の24.6%が、腰痛や体力面などの身体的負担の大きさに不安を感じているようです。

介護職は、入浴介助や排泄介助で前かがみの姿勢になることが多く、腰痛に悩んでいる方は少なくありません。身体的な負担を軽減させるには、正しい介助方法を学んだり、リフトやマッスルスーツなどを活用したりすることが大切です

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介護職は特に最初がきつい

介護職員として1年以上勤務した方からは、「最初が一番きつい」という声も聞かれます。最初のうちは介護の職歴がないため、分からないことばかりで精神的にも体力的にもきついと感じる場合があるようです。

しかし、勤続年数を重ねて経験を積むと、仕事に慣れて負担が軽減していくこともあります。仕事を覚えて効率良く業務をこなせるようになれば、体力的にも精神的にも楽になっていくでしょう

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40代からの転職は人間関係も難しい

40代から職歴なしで介護業界へ転職した場合、人間関係の築き方が難しいと感じるかもしれません。20代から働いていて、30代で管理職に就いているスタッフもいます。そのため、年下が上司になる可能性もあるでしょう。

年下の上司とどのように接して人間関係を築いていくかは、40代で介護職に転職するうえで重要なポイント。年齢に関係なく相手を尊重し、仕事を教えてもらう姿勢を心掛けることが大切です。

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40代の介護職への転職で有利な資格は?

未経験で介護職へ転職する40代の方は、「介護職員初任者研修」を取得すると、無資格より転職に有利になるでしょう。介護職員初任者研修は、以前は「ヘルパー2級」と呼ばれており、この資格が移行して2013年4月からスタートしたものです。

身体介護を1人で行うためには、介護職員初任者研修以上の資格が求められます。身体介護とは、要介護者の身体に直接触れる介護(入浴介助・排泄介助・食事介助など)のことです。職歴がなくても、介護に関する資格を持っていれば、転職の際にスキルをアピールできます。

介護職員初任者研修については、「介護職員初任者研修とはどんな資格?受講費用を抑える方法や取得のメリット」の記事で解説しているので、興味がある方はあわせてチェックしてみてください。

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40代から介護業界で働くメリット・デメリット

ここでは、40代から介護職として働くメリット・デメリットを解説します。介護業界への転職を考えている40代の方は、ぜひチェックしてみてください。

40代から介護業界で働くことのメリット

40代から介護業界で働くメリットは、以下のとおりです。

資格取得でスキルアップが図れる

介護職は、資格を取得することで着実にスキルアップできます。介護職の仕事に従事しながら「介護職員初任者研修」「介護福祉士実務者研修」「介護福祉士」などの資格を取得し、スキルアップする方は少なくありません。資格を取得すれば、事業所の管理者やケアマネジャーなど、重要なポジションも目指せます。

たとえば、介護福祉士の資格を取得し、5年以上の実務経験を積めば、ケアマネジャー試験を受験可能です。年齢に関わらずスキルアップの道がひらけていることは、40代から介護業界で働くメリットといえます。

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勤務形態が豊富

正社員やパートタイマー、夜勤専従など、ライフスタイルに合わせた働き方ができる点も、40代が介護業界で働くメリットの一つです

安定した収入を重視する方は正社員、家庭と仕事の両立を目指すなら週3回程度のパートタイマーなど、さまざまな働き方があります。また、より多くの収入を得たいのであれば、夜勤専従として勤務する選択肢もあるでしょう。

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40代から介護業界で働くことのデメリット

40代から介護分野で働くことのデメリットは、以下のとおりです。

体力的にきつい

40代から職歴なしで介護業界へ転職する場合、体力的な負担をデメリットに感じる可能性があります。特に、身体介護の多い職場では、力仕事を求められるため、対応するには一定の体力が必要です。

体力面に不安を感じる方は、「介護職が体力の限界を感じたときの対処法は?身体的負担が軽い働き方も紹介」をご参照ください。

人間関係が難しい

40代で職歴なしの状態から介護業界に転職した場合、年下の上司のもとで働くことになるかもしれません。良好な人間関係を築くには、年齢に関係なく、指示を素直に聞くことが重要です。

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40代で介護職にチャレンジする際の注意点

職歴なしの40代の方が介護業界に就職する場合、下記のような点に注意が必要です。

給料が仕事量に見合わないと感じる可能性がある

介護職は人手不足の施設が多い傾向にあります。1人当たりの業務量が増えることにより、「仕事内容に対して給料が見合わない」と感じる方もいるようです。

厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果 (p.126)」によると、常勤の介護職員の平均給与は33万8,200円、非常勤は19万6,060円です。介護従事者の職種別の平均給与を、以下にまとめました。

職種常勤非常勤
介護職員33万8,200円19万6,060円
ケアマネジャー(介護支援専門員)37万5,410円23万3,490円
生活相談員・支援相談員35万3,950円29万2,750円
看護職員38万4,620円22万800円

参照:厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果 (p.126)

介護職員の給与は、ケアマネジャーや生活相談員、看護職員などと比較すると低い傾向にあります。40代で介護業界に就職する場合、最初は給与が低いと感じる可能性があるでしょう。しかし、経験を積んだり資格を取得したりすれば、給与アップを目指せます。

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体力面の負荷は甘くない

お伝えしているように、介護の仕事には一定の体力が必要です。そのため、体力面に不安がある方は、転職を慎重に検討しましょう。たとえば、慢性的な腰痛で悩んでいるなら、身体介護などを行うことにより、症状が悪化してしまうかもしれません。

腰痛が不安な方は、「介護職の腰痛対策を解説!手軽にできるストレッチも紹介」で腰痛対策をチェックしてみてください。

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40代職歴なしで介護職に就くことに関する質問

ここでは、40代職歴なしで介護職に就くことに関する質問に回答します。介護職への転職を検討している方は、ぜひご一読ください。

介護施設は40代が多い職場ですか?

公益財団法人 介護労働安定センターの「令和6年度 介護労働実態調査結果 介護労働者の就業実態と就業意識調査 結果報告書(資料編p.5)」によると、介護従事者のうち「40歳以上45歳未満」の割合は13.2%、「45歳以上50歳未満」の割合は15.1%です。全体の3割ほどが40代なので、介護事業所では40代の方が多く活躍しているといえます。
介護職は、人生経験を活かせる仕事です。40代の方は、利用者さんと共通の話題を見つけやすいといった強みがあるため、転職で年齢を気にし過ぎる必要はないでしょう。実際の年齢層は職場によって異なりますが、介護職は40代・職歴なしの方も比較的挑戦しやすい仕事です。

40代職歴なしで介護職に就く場合のやりがいとは?

介護職のやりがいは、年齢を問わず活躍でき、スキルアップやキャリアアップを実現させやすいことです。利用者さんの生活のサポートを通じて、感謝の言葉をかけられることも魅力といえます。職歴がない40代の方も、主婦・主夫として身につけた家事スキルや、接客のアルバイトで身につけたコミュニケーション能力などを活かして働くことが可能です。
介護職のやりがいについては、「介護士のやりがい・魅力13選!介護の仕事を選ぶ理由や価値観も解説します」の記事でも詳しく紹介しているので、こちらもぜひご覧ください。

まとめ

介護業界はミドル層の従業員が多く、特に40代によって支えられています。そのため、40代の方も介護職に転職しやすいでしょう。また、無資格・未経験の方も活躍しており、職歴に関わらず働きやすい傾向にあります。

しかし、最初は覚えることが多く、40代から介護職にチャレンジする場合、「きつい」と感じることもあるかもしれません。職歴なしの40代の方が介護職に転職する際は、メリットやデメリットを確認しておきましょう。

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執筆者

  • 「レバウェル介護」編集部

    お役立ち情報制作チーム

介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点

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※この記事の掲載情報は2025年8月18日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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