グループホームの給料相場とは?平均給与や手取り、収入アップの方法を解説

介護職の給料 2025年12月3日
  • この記事をシェアする
  • facebook
  • X
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
グループホーム給料に対する記事のメイン画像

この記事のまとめ

グループホームの給料を知りたい方もいるのではないでしょうか。グループホームで働く介護職員の平均給与は、30万2,010円です。この記事では、グループホームに勤務する介護職員の基本給や給与、年収などの給料相場をご紹介します。グループホームの給料は安いのか、ほかの介護施設の給与と比較して解説。給料アップの方法や働く魅力、大変さもまとめたので、就職や転職を検討中の方は参考にしてみてください。

グループホームとは?簡単に解説します!入居条件や費用、メリット、選び方

現在のストレス度と傾向がわかる!介護職のストレスタイプ診断

目次

グループホームで働く介護職員の給料相場

ここでは、厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果」に基づき、グループホームで働く介護職員の給料相場をご紹介します。

グループホームの平均給料・給与・年収

厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.129)」によると、グループホームで月給制で働く介護職員の平均給与は、常勤が30万2,010円、非常勤が20万1,810円でした。以下に、グループホームで働く常勤・非常勤の介護職員の平均給料(基本給)、平均給与(月収)、平均年収をまとめたので、参考にしてみてください。

なお、平均給与は「基本給(月額)+各種手当+一時金(4月~9月支給金額の1/6)」のデータで、平均年収は「平均給与×12」で算出しています。給料(基本給)に各種手当や一時金などを足したものが給与です。

勤務形態平均給料(基本給)平均給与(月収)平均年収
常勤17万6,600円30万2,010円362万4,120円
非常勤14万6,800円20万1,810円242万1,720円

参考:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.129、p.179)」

グループホームで働く介護職員の給与は働き方によって異なり、常勤と非常勤の給与差は約10万円です。

労働時間数や日数が異なることが、常勤と非常勤の給与に差がある理由の一つ。実労働時間を比較すると、常勤は165.7時間、非常勤は128.5時間で、37時間程度の差がありました。また、常勤と比べて非常勤は支給される手当が限定的な傾向にあることも、給与差の理由と考えられるでしょう。

グループホームの手取り

手取りは給与の8割程度を目安として計算するのが一般的です。前述した平均給与の8割で算出すると、グループホームで働く月給制の介護職員の手取り給与は、常勤が約24万円、非常勤職員が約16万円です。平均年収から手取り年収の目安を求めると、常勤職員が約290万円、非常勤職員が約194万円となります。

なお、実際の手取りは扶養家族の有無や保険料の差によって異なるため、手取りの算出に用いた「8割」という目安はあくまで参考としてご覧ください。

グループホームの平均賞与

公益財団法人介護労働安定センターの「令和4年度介護労働実態調査 事業所における介護労働実態調査結果報告書(資料編p.126)」によると、2022年におけるグループホームで働く介護従事者全体の平均賞与は44万1,964円でした。

この結果から、グループホームで働く介護職員の賞与は、1年間に基本給の2~3ヶ月分程度であると考えられるでしょう。ただし、勤務先や雇用形態などによって賞与の有無や実際の支給額は異なるため、参考程度にご覧ください。

実際どれだけもらえるの?

転職後の給与額を聞く


▼関連記事
グループホームの仕事はきついの?やりがいや大変なときの対処法を解説!

グループホームの給料は安い?ほかの施設形態との比較

ここでは、グループホームとほかの施設で働く介護職員の平均給与を、常勤・非常勤に分けて比較します。「グループホームの給料は安いの?」と気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

常勤の介護職員の場合

厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.129)」をもとに、働く月給制・常勤の介護職員の施設形態別の平均給与を下記にまとめました。

常勤の介護職員の施設形態別の平均給与。詳細は以下

参考:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.129)」

認知症対応型共同生活介護事業所(グループホーム)で働く常勤職員の平均給与は、介護事業所全体の33万8,200万円と比較して約3万6,000円低い結果でした。

また、グループホームと同じ入居型の施設の平均給与を見てみると、介護老人福祉施設(特養)が約36万円、介護老人保健施設が約35万円、介護医療院が約33万円。いずれも、グループホームより数万円高いようです。
利用者さんの介護度が高い施設は、身体介護のスキルや経験がある人を高待遇で採用する傾向があるため、平均給与が高いと考えられるでしょう。

なお、最も平均給与が低いのは、通所介護事業所(デイサービス)の29万4,440円です。デイサービスは通所型の介護施設のため、賃金が割り増しになる夜間の勤務が基本的にないことが、給与に影響していると考えられます。

非常勤の介護職員の場合

同資料(p.131)をもとに、時給制・非常勤の介護職員の平均給与を、施設形態別に下記にまとめました。

非常勤の介護職員の施設形態別の平均給与。詳細は以下

参考:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.131)」

認知症対応型共同生活介護事業所(グループホーム)で働く時給制・非常勤職員の平均給与は約14万円で、実労働時間数は102.7時間です。時給制・非常勤の介護職員全体の平均給与は約13万円で、実労働時間数は84.2時間です。

時給制・非常勤のグループホームの介護職員の平均給与は、全施設形態の平均より高いものの、その分労働時間が長いことが分かります。時給制で働く非常勤職員の場合、月給制の常勤職員と比べて、勤務日数や時間、夜勤対応の有無などが給与に影響しやすいでしょう。

また、同じく夜勤がある入居型の施設と比較すると、介護老人福祉施設(特養)や介護老人保健施設よりも、グループホームの平均給与は1万円以上低い結果です。

グループホームの給与水準が他施設に比べて低いのは、未経験・無資格から働き始める人が多いことが理由の一つかもしれません。詳しくは後述しますが、介護職員は専門的な資格を取得したり勤続年数を重ねたりすることで給与が上がる傾向があります。

資格別のグループホームの平均給与

ここでは、グループホームで働く介護職員の保有資格ごとの平均給与を常勤・非常勤に分けてご紹介します。

常勤の介護職員の場合

厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.162)」をもとに、グループホームで働く月給制・常勤の介護職員の保有資格別の平均給与を以下にまとめました。

常勤の介護職員の保有資格別の平均給与。詳細は以下

参考:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.162)」

グループホームの常勤職員の平均給与は、無資格だと約26万円であるのに対し、初任者研修を取得していると約29万円で、2万円以上の差があります。上位資格の実務者研修や介護福祉士を保有する職員の平均給与はさらに高いことからも、資格取得が給与に影響するといえるでしょう。

非常勤の介護職員の場合

同資料(p.166)をもとに、グループホームで働く時給制・非常勤の介護職員の平均給与を保有資格別に以下にまとめました。

非常勤の介護職員の保有資格別の平均給与。詳細は以下

参考:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.166)」

グループホームの非常勤職員の平均給与は、無資格の場合は約13万円、初任者研修・実務者研修がある場合は約15万円でした。介護福祉士の平均給与は15万円を超えており、ケアマネジャーは約17万円です。常勤同様、専門性の高い資格を取得することで給与が増える傾向にあると分かります。

▶初任者研修の求人はこちら
▶実務者研修の求人はこちら
▶介護福祉士(介護士)の求人はこちら

首都圏限定!資格取得が無料!

転職活動しながら資格を取る

資格取得のみでもOK!

レバウェル介護の資格スクール

勤続年数別のグループホームの平均給与

ここでは、グループホームで働く介護職員の勤続年数ごとの平均給与を、常勤・非常勤に分けてご紹介します。

常勤の介護職員の場合

厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.150)」をもとに、グループホームで働く月給制・常勤の介護職員の勤続年数別の平均給与を、下記にまとめました。

常勤の介護職員の勤続年数別の平均給与。詳細は以下

参考:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.150)」

勤続1年(勤続1年~1年11ヶ月)の常勤職員の平均給与は約27万円であるのに対し、勤続10年は約31万円で、3万円以上の差があります。グループホームで働く常勤職員の給与は、勤続年数とともに上昇する傾向があるといえるでしょう。

非常勤の介護職員の場合

同資料(p.160)をもとに、グループホームで働く時給制・非常勤の介護職員の勤続年数別の平均給与を、下記にまとめました。

非常勤の介護職員の勤続年数別の平均給与。詳細は以下

参考:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.160)」

非常勤職員の場合、勤続年数によって平均給与が減ったり増えたりしています。集計数や平均年齢、労働時間といった条件のバラつきが常勤よりも大きいことが、結果に影響していると考えられるでしょう。

男女別・年齢別のグループホームの平均給与

ここでは、グループホームで働く介護職員の男女・年代ごとの平均給与を、常勤・非常勤に分けてご紹介します。

常勤の介護職員の場合

厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.169)」をもとに、グループホームで働く月給制・常勤の介護職員の男女別・年齢別の平均給与を、以下にまとめました。

常勤の介護職員の男女別・年齢別の平均給与。詳細は以下

参考:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.169)」

常勤職員の平均給与を男女別で比較すると、男性は約31万円、女性は約30万円となっており、男性のほうが1万円以上高いことが分かります。女性より男性の平均給与が高くなっていますが、これはグループホームを含む介護業界に限らず、全産業共通の傾向です。

年齢別では、男女ともに「29歳以下」の平均給与が最も低く、「40~49歳」が最高値でした。これは、資格を取得して役職に就いたり、勤続年数を地道に積み重ねたりすることが影響していると考えられます。

非常勤の介護職員の場合

同資料(p.175)をもとに、グループホームで働く時給制・非常勤の介護職員の男女別・年齢別の平均給与を、以下にまとめました。

非常勤の介護職員の男女別・年齢別の平均給与。詳細は以下

参考:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.175)」

非常勤職員のうち、男性の平均給与は「30~39歳」が最も高く、「40~49歳」の年齢帯に上がると4万円以上少なくなっています。女性の場合、「29歳以下」から「30~39歳」の年齢帯に上がると2万円以上低くなりました。

集計数や勤続年数、労働時間といった条件が統一されていないため、年代ごとに平均給与にバラつきがあると考えられます。

グループホームの管理者と介護職員の平均給与の比較

厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.143)」によると、グループホームで働く管理職の平均給与は36万3,620円、管理職ではない介護職員は29万5,530円でした。管理職は介護職員より7万円近く平均給与が高いと分かります。
なお、管理職とは、管理者をはじめ主任やリーダー、サブリーダーなど、職場のまとめ役の職位です。

グループホームの管理者は、施設運営や職員のマネジメントなど、多岐にわたる業務を担い、現場経験と経営・人事管理のスキルが求められるポジションです。そのため、スキルや責任の重さが給与に反映されていると考えられます。

グループホームの管理者の給料相場を「グループホーム管理者の給料はどのくらい?給与の上げ方や働く魅力を紹介」の記事で詳しく解説しているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

グループホームの介護職員が給料アップを目指す方法

グループホームの職員が給料アップのためにできることは、「正社員になる」「資格を取得する」「夜勤の回数を増やす」「経験年数を重ねる」「条件の良い施設に転職する」などです。下記でそれぞれ解説するので、給料アップを目指している方は参考にしてみてください。

非正規社員から正社員になる

現在パートやアルバイトとして働いている場合、正社員になることで給与がアップする可能性があります。正社員は非正規社員と比べてボーナスが支給される場合が多いので、年収アップを期待できるでしょう。管理者やユニットリーダーなどの役職に就ける可能性が高くなるため、手当によってさらなる収入アップも狙えます。

また、月給制で働く場合、時給や日給の給与形態に比べて毎月の給与が安定する点もメリットです。

▶正社員の求人はこちら

資格を取得してスキルアップする

前述したとおり、資格を取得すると給与がアップしやすくなります。グループホームには、介護度が低い利用者さんもいますが、基本的な介護技術は不可欠です。介護の仕事に就いたばかりの人は、まずは介護の基礎が学べる「介護職員初任者研修」の取得を検討してみると良いでしょう。

初任者研修の上位資格としては、「介護福祉士実務者研修」があり、さらに上級の資格として、介護系唯一の国家資格である「介護福祉士」があります。ケアマネジャーや社会福祉士も、資格手当や昇給を期待できる資格です。

自分が思い描くキャリアパスに合った資格を取得すれば、給料アップだけではなく必要なスキルの習得にもつながります。

▼関連記事
介護職員初任者研修とはどんな資格?受講費用を抑える方法や取得のメリット
介護福祉士実務者研修とは?資格取得のメリットや初任者研修との違いを解説
介護福祉士の受験資格を得るルートを解説!必要な実務経験や試験概要は?

首都圏限定!資格取得が無料!

転職活動しながら資格を取る

資格取得のみでもOK!

レバウェル介護の資格スクール

管理職などの役職に就く

グループホームで働きながら給与をアップさせたいなら、管理者などの役職を目指すのも方法の一つです。前述したとおり、グループホームの管理職とその他の職員の給与には約7万円の差があるため、管理職を目指すのは給料アップの有効な方法といえます。

厚生労働省の「認知症対応型共同生活介護(認知症グループホーム)(p.24)」によると、グループホームの管理者の要件は以下のとおりです。

  • 認知症の介護従事経験が3年以上ある
  • 厚生労働大臣が定める研修(認知症介護実践者研修と認知症対応型サービス事業管理者研修)を修了する
  • 原則として常勤専従で働く

管理者になるための研修は、実施する自治体ごとに研修日程や申し込み手続きが異なるため、受講を検討する際は勤務する自治体の担当課に確認してみましょう。

グループホームの管理者の資格要件については、「グループホームの管理者の資格要件は?必要なスキルと向いている人をご紹介」の記事でも解説しているので、キャリアアップに興味がある方はぜひご一読ください。

夜勤回数を増やして夜勤手当をもらう

夜勤に入ると、夜勤手当がついたり割増賃金が適用されたりするので給料アップにつながります。夜勤手当の額は施設によって異なりますが、1回あたり3,000~8,000円程度が相場のようです。

夜勤にどのくらいの頻度で入るかで月の給与に差が出ます。夜勤専従という働き方もあるので、夜勤が苦でない方は検討してみるのも良いかもしれません。

▼関連記事
グループホームの夜勤は楽?きつい?仕事内容や1日の流れを詳しくご紹介!

▶夜勤のみの求人はこちら

同じ勤務先で勤続年数を重ねる

介護職の給料は、勤続年数に比例して上がる傾向があります。まだ介護の仕事を始めて日が浅い方は、経験を積んで資格を取得しながら昇給や役職登用を目指し、給料アップを狙うのも良いでしょう。

条件の良い施設に転職する

「勤め先の給与に満足できない」「今後も昇給の見込みがない」という方は、より条件の良い施設へ転職するのも給料アップの方法の一つです。転職の際は、事前に賞与や各種手当、昇給制度などについてしっかりチェックしておきましょう。長く働くためには、給料以外の条件もしっかり確認することが大切です。

介護業界に特化した就職・転職エージェントのレバウェル介護(旧 きらケア)では、専任のキャリアアドバイザーが、あなたの希望条件に合った求人をご提案いたします。給料や有給休暇の取得率など、入職前に確認しておきたいことがあれば、キャリアアドバイザーがお調べいたします。ぜひお気軽にご相談くださいね。

実際どれだけもらえるの?

転職後の給与額を聞く

グループホームとは

グループホーム(認知症対応型共同生活介護事業所)とは、認知症の高齢者を対象とした入居型の施設のこと。利用者さんは1ユニット5~9名で共同生活を送ります。施設全体のユニット数は最大3つ(最大定員27名)という少人数で運営されるのが特徴です。

地域密着型の施設

グループホームは、利用者さんが住み慣れた地域で暮らせるように支援する地域密着型の施設です。「介護度が要支援2以上であること」と「医師から認知症の診断を受けていること」に加え、「原則として施設と同じ市区町村に住民票があること」が、グループホーム入居条件となっています。

利用者さんができることは自分で行ってもらう

グループホームでは、利用者さんができる限り自ら家事を行い、認知症の進行を緩和することを目指しています。介護職員の仕事は、利用者さんを見守りながら、必要なときに声掛けや手助けをすることです。
グループホームには、利用者さんと介護職員が助け合いながら生活を送るアットホームな雰囲気があります。

医療ケアには対応していない

グループホームは、医師や看護師の配置が義務付けられていないため、医療ケアに対応していない施設が多い傾向があります。医療ケアが必要になると退去が求められることもあるようです。
ただし、なかには医療ニーズに対応するため、胃ろうや経管栄養、点滴管理に対応している施設も。求人に応募する前に、仕事の範囲を確認しておくと安心です。

グループホームで働く介護職員の1日のスケジュール

以下は、早番・遅番・夜勤の3交代制のグループホームにおける、早番の介護職員のスケジュール例です。なお、実際の1日の流れや仕事内容は施設ごとに異なるため、参考程度にご確認ください。

時間業務内容
午前7時30分出勤、夜勤から申し送り
午前8時朝食提供・介助、服薬介助、口腔ケア
午前9時清掃、洗濯
午前11時休憩
正午昼食提供・介助、服薬介助、口腔ケア
午後1時レクリエーション
午後2時入浴前のバイタル測定、入浴介助
午後3時おやつ提供、片づけ
午後4時30分夜勤への申し送り、退勤

グループホームの日中の仕事内容は、食事・入浴・家事の支援や、レクリエーションなどです。排泄介助や水分補給の支援は、必要に応じて適宜行います。

グループホームの1日の流れや仕事内容は、「グループホームの仕事内容とは?役立つ介護の資格や給料事情を解説」の記事でも解説しているので、あわせてご覧ください。

▶グループホームの求人はこちら

グループホームの仕事のメリット・魅力

ここでは、グループホームで働く魅力をご紹介します。グループホームの給料はほかの施設と比べて高くはありませんが、働くメリットは豊富です。グループホームで働くメリットを確認して、自分に合っているのかを見極めましょう。

未経験・無資格から働き始めやすい

グループホームは、未経験・無資格から働き始めやすい職場です。グループホームの主な仕事内容は、掃除や洗濯、食事の準備、買い物などの利用者さんのサポートなので、家事スキルやコミュニケーション能力を活かせます。そのため、介護業界が未経験でも、家事を経験している方は、即戦力としての活躍が期待できるでしょう。

身体介護の負担が比較的軽い

グループホームは、比較的介護度が低い利用者さんが多い傾向にあります。また、「利用者さんができることは自分でやってもらう」というのが基本的な方針。介護職員に求められるのは積極的な身体介護ではなく、利用者さんを見守り補助する役割といえます。

ほかの入居型の施設と比べて身体介護の負担が少ない傾向にあるため、体力に自信がない方も安心して働けるでしょう。ただし、実際の業務内容は職場によって異なるので、事前に確認することが大切です。

利用者さんと密にコミュニケーションを取れる

グループホームは、少人数制で利用者さんとの距離が近いのが特徴。大規模な施設と比較して、利用者さん一人ひとりと向き合って介護を提供しやすい環境があるのが魅力です。
そのため、「利用者さんの気持ちに寄り添った介護がしたい」「落ち着いた環境で介護を提供したい」という方に向いている職場といえます。

認知症ケアのスキルを身につけられる

グループホームは、認知症の方の支援に特化した施設なので、認知症ケアの知識やスキルを身につけることが可能です。
認知症の方は、自分自身の置かれている状況が分からず不安に感じることも少なくありません。介護職員として働き始めたばかりのときは、対応に迷うこともあるでしょう。しかし、経験を積むことで、相手の気持ちを汲み取りながら冷静に対応できるようになります。

認知症の高齢者の数は今後ますます増えると予想されているため、認知症ケアの知識を身につけておけば、仕事だけではなく家族に介護が必要になったときにも役立てられるかもしれません。

▼関連記事
グループホームで働くメリットは?仕事内容や転職で求められる資格も解説
グループホームで働くやりがいとは?仕事内容やスケジュール、悩みも解説

グループホームの仕事のデメリット・きついところ

ここでは、グループホームで働くデメリットや大変さを解説します。転職後にミスマッチが生じないよう、メリットだけでなくデメリットもあわせてチェックしておきましょう。

認知症の方とのコミュニケーションが難しい

グループホームの大変なところの一つは、認知症の方とのコミュニケーションに難しさを感じる場合があることです。介護業務をスムーズに行うためには、利用者さんと日々コミュニケーションを取って信頼関係を構築することが欠かせません。

グループホームの利用者さんは、認知症の症状の影響で感情が不安定になったり、言葉でコミュニケーションを取るのが難しかったりする場合があり、対応には根気強さと認知症に対する理解が求められます。

利用者さんの視点に立って考えることや、むやみに否定せず繰り返し説明することなどが必要ですが、慣れていないとうまくコミュニケーションを取れず、精神的なストレスを感じる場合があるようです。

少人数体制のため夜勤の負担が大きい

グループホームの夜勤は、1ユニットにつき1人のワンオペ体制で行われることが多く、担当する職員の負担が大きくなりがちです。1人体制は、ほかの職員を気にすることなく自由に過ごせる良さがある一方で、ナースコールが立て続けに鳴るなど業務が集中した際に、自分1人で対応する大変さがあります。

昼夜逆転している利用者さんの対応や、転倒リスクへの懸念で精神的に疲れてしまい、「心身ともにきつい」と感じる介護職の方も珍しくありません。

なお、日勤の業務に慣れてから、教育を受けたうえで夜勤を行うのが基本のため、入職後すぐにいきなり1人で夜勤に入ることはないでしょう。

医療体制が整っていない

グループホームは、医療機関ではなく日常生活の場として位置づけられている施設。医師や看護師の配置は必須ではないため、医療体制は限定的です。利用者さんの体調に異変があった際は、提携先の医療機関に連絡し、指示を仰ぐことになります。

しかし、すぐに医療従事者に対応してもらえるとは限らず、自分で緊急対応を行う可能性があるため、「ミスをしたらどうしよう…」と不安を感じる職員は少なくありません。特に人員の少ない夜勤で緊急対応が発生した場合、ほかの利用者さんを見守る必要もあるため、緊急対応だけに注力できないことも大変さを感じる理由の一つです。

▼関連記事
グループホームの介護職員の悩みとは?対処法と向いている人の特徴も解説!

グループホームで好条件で働くなら転職エージェントへ

「グループホームで好条件で働きたい」という方は、転職エージェントを活用する方法があります。転職エージェントを利用すれば、キャリアアドバイザーが好条件の求人を紹介してくれるでしょう。アドバイザーに施設の雰囲気を聞けたり、施設との連絡や日程調整をしてもらえたりするので、効率的な転職活動が可能です。

また、面接や書類作成のアドバイスによって、選考に通過しやすくなる可能性も。条件が合えば非公開求人を紹介してもらえることもあり、転職先の選択肢が広がります。

「グループホームでできる限り良い条件で働きたい!」という方は、レバウェル介護(旧 きらケア)を活用してみませんか?豊富な介護求人を取り扱っており、施設形態や就業形態、就業時間、自宅からの距離など、さまざまな条件で施設を比べることが可能です。
未経験者歓迎の求人も多数あるので、介護の仕事が初めての方もぜひご相談ください。プロのサポートで転職を成功させましょう!

実際どれだけもらえるの?

転職後の給与額を聞く

グループホームについてよくある質問

ここでは、グループホームに関するよくある質問に回答します。「グループホームの仕事ってきつい?」「働く人の悩みや辞めた人の理由が気になる…」という方は、ぜひご覧ください。

グループホームの仕事はきついって本当?

グループホームの仕事にはきついと感じる面もありますが、やりがいや魅力もあります。グループホームの利用者さんは認知症を患っているため、意思疎通が難しかったり気持ちの状態によっては介護を拒否されたりなど、対応に苦慮する場合があるでしょう。また、夜勤は1人体制の職場が多く、自分だけで利用者さんを見守ることや緊急時対応の可能性にプレッシャーを感じることもあるようです。
一方で、少人数体制の施設なので、利用者さんに寄り添った介護がしやすいというメリットがあります。信頼関係を構築していくなかで、利用者さんに自分の介護を受け入れてもらえたときにやりがいを感じる場合もあるでしょう。

グループホームで働く介護職員の悩みは何?

グループホームで働く介護職員は、「人員が少ない」「ほかの施設に比べて給与が低い」などの悩みを抱えることがあるようです。少ない職員でケアを担当する場合、十分な休憩が取りにくかったり、複数の業務を並行してこなす必要があったりして負担を感じることも。また、「認知症ケアが求められる専門性の高い仕事であるのに対し、給与が見合っていない」と不満に感じる介護職員も少なくありません。
この記事の「グループホームの給料は安い?ほかの施設形態との比較」では、グループホームとほかの介護施設で働く介護職員の給与を比較しているので、あわせてチェックしてみてください。

介護職員がグループホームを辞めた理由は何?

グループホームを辞めた介護職員の退職理由は、「人間関係の悩み」「労働条件や給料への不満」などです。少人数体制の職場ゆえに職員同士の関係が密になりやすく、苦手な職員がいると、長時間一緒に働くことがストレスになるかもしれません。また、「仕事の大変さに対して給与が低い」と感じてモチベーションの維持が難しくなり、転職を決意する人もいるようです。
グループホームを辞めたいと思った際は、悩みを1人で抱え込むのではなく、管理者に相談してみると良いでしょう。「グループホームを辞めた理由とは?状況別の対処法と転職前に行うことを解説」の記事で、退職理由や辞める前にできることを解説しているので、あわせてご覧ください。

まとめ

グループホームで月給制で働く介護職員の平均給与は、常勤が30万2,010円、非常勤が20万1,810円です。ほかの施設形態で働く職員より平均給与が低い傾向にあります。平均給与が低いのは、未経験・無資格からできる仕事が多く、有資格者の職員の割合が少ないことが理由として考えられるでしょう。

グループホームの職員が給料アップのためにできることは、資格を取得したり、夜勤の回数を増やしたりすることです。派遣社員やパートとして勤務する方は、正社員になることでも収入アップを狙えます。ほかにも、勤続年数を重ねることや給料の高い施設に転職することも選択肢の一つです。

グループホームは、認知症の方を対象とした地域密着型の入居型施設。利用者さんとのコミュニケーションに難しさがあったり、1人体制の夜勤で負担がかかりやすかったりなどの大変さがあります。一方で、「少人数体制で寄り添ったケアがしやすい」「身体介護の負担が少ない傾向にある」などの魅力がある職場です。

「グループホームの仕事に興味がある」という方は、レバウェル介護(旧 きらケア)に相談してみませんか?介護業界に精通したキャリアアドバイザーがカウンセリングを行い、あなたの経験や適性、ご希望に合った求人をご提案いたします。
応募先が決まれば、アドバイザーが面接日程の調整や事業所との条件交渉を行うので、転職活動が初めての方も安心です。サービスはすべて無料!まずはお気軽にお問い合わせください。

実際どれだけもらえるの?

転職後の給与額を聞く

執筆者

  • 「レバウェル介護」編集部

    お役立ち情報制作チーム

介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点

関連記事

関連ジャンル: 介護職の給料

この記事をシェアする

  • facebook
  • X
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

※この記事の掲載情報は2025年12月3日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

レバウェル介護の新着一覧

「介護職の給料」の人気記事一覧

「総合」の人気記事一覧

新着記事一覧