グループホームの給料は安いって本当?働き方と魅力について

介護職の給料 2022年6月24日
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車椅子の高齢の男女とヘルパーの画像

「グループホームの給料ってどのくらいなの?」と疑問に思う方もいるでしょう。
グループホームとは、認知症の方を対象とした入居型介護施設です。この記事では、グループホームでの特徴や職員の平均給料について解説しています。給料をアップさせる方法やグループホームで働く魅力も紹介しているので、グループホームの仕事に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

グループホームとは

グループホーム(認知症対応型共同生活介護事業所)とは、認知症の高齢者を対象とした住居型の介護施設のこと。入居者さんは1ユニット5~9名で生活を送り、施設全体のユニット数は最大3つ(最大定員27名)という少人数での運営が特徴です。

地域密着型の施設

グループホームは、利用者さんが住みなれた地域で暮らせるように支援する地域密着型の施設。そのため、介護度が要支援2・要介護1以上であることに加え、施設がある地域内に住民票があることがグループホーム入居の条件です。

できることは自分で行う

グループホームでは、入居者さんが無理のない範囲で自ら家事を行い、認知症の進行を遅らせることを目指しています。そのため、介護職員は何から何まで入居者さんの面倒をみるのではなく、そっと見守りながら必要な時に手助けするのが仕事です。グループホームには、入居者さんと介護職員が助け合いながら生活を送るアットホームな雰囲気があります。

医療ケアには対応していない

グループホームは、医師や看護師の常駐は義務付けられていないため、医療ケアに対応していない施設が多い傾向がみられます。医療ケアが必要になると退去を求められることも。
ただ、近年高まる介護ニーズに対応するため、中には胃ろうや経管栄養、点滴管理に対応している施設、看取りを行っている施設もあります。

グループホーム介護職員の1日の流れ

9時~16時(日勤)、16時~9時(夜勤)の二交代制の施設に勤務する日勤職員の1日の流れを紹介します。

7:00起床介助
8:00朝食、投薬、口腔ケア
9:00清掃、洗濯
12:00昼食、投薬、口腔ケア
13:00レクリエーション
14:00入浴前のバイタル測定、入浴介助
15:00おやつ
18:00夕食、投薬、口腔ケア
19:00就寝介助
21:00消灯

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グループホームの平均給料

では、気になるグループホームの給料について見ていきましょう。
厚生労働省の「令和3年度介護従事者処遇状況等調査結果」によると、グループホームで働く介護職員の平均給与額(月給)は以下のとおりです。

常勤の平均給与29万1,460円
非常勤の平均給与18万9,600円

※平均給与額:基本給(月額)+手当+一時金(4~9月支給金額の1/6)

常勤と非常勤の給与差は、約10万円。年収だと約120万円の差がついてしまいます。
グループホームの給与額をどう感じるかは人それぞれですが、ほかの施設形態の給与額と比較するとグループホームの給与の多寡がつかめるでしょう。以下では、同じ厚生労働省の資料から、ほかの施設に勤務する介護職員(常勤・月給)の平均給与をご紹介しています。

全施設の平均31万6,610円
介護老人福祉施設34万5,590円
介護老人保健施設33万8,390円
介護医療院30万7,550円
訪問介護事務所31万4,590円
通所介護事業所27万8,180円

※平均給与額:基本給(月額)+手当+一時金(4~9月支給金額の1/6)

ご紹介した施設の中で最も平均給与額が低いのは通所介護ですが、グループホームはその次に低く、全施設の平均給与額も下回っていることがわかります。
通所介護事業所の平均給与が低いのは、賃金が割り増しになる夜間の勤務がないことが原因の一つと考えられます。

グループホームの給与が他施設より低いのはなぜ?

グループホームの給与が他施設に比べて低いのには、未経験・無資格から働き始める人が多いという理由があります。
グループホームは介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)などと比べて介護度が低い入居者さんが多く、身体介助を行う場面が少なめ。高い介護技術が求められにくいことで無資格者・未経験者でも働きやすく、その場合は資格手当が給与に上乗せされないため平均給与が低くなる傾向があるようです。
なお、利用者さんの介護度が高い施設は、身体介助のスキルや経験がある人を高待遇で採用するケースが目立つため、平均給与が高くなっています。

グループホームの職員の資格別の平均給料

グループホーム職員の資格別の平均給与は以下のとおりです。

無資格24万7,700円
介護職員初任者研修28万2,880円
介護福祉士実務者研修28万7,780円
介護福祉士30万6,430円
社会福祉士39万7,800円
介護支援専門員35万3,730円

※平均給与額:基本給(月額)+手当+一時金(4~9月支給金額の1/6)

もっとも給与が高い社会福祉士と無資格の給与差は、約15万円あり、有資格者のなかで給与が低い介護職員初任者研修と比較しても、約3万円の給与差があります。
保有する資格の専門性が高まるほど、任される仕事が増え、責任も増すため、給料が高くなるようです。

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グループホームの職員が給料アップのためにできること

グループホームの職員が給料アップのためにできることには、以下の5つのことがあります。

  • 正社員になる
  • 資格を取得する
  • 夜勤の回数を増やす
  • 経験年数を増やす
  • 条件の良い施設に転職する

それでは1つずつ詳しく紹介していきます。給料アップを目指している方は、ぜひ参考にしてみてください。

正社員になる

現在パートやアルバイトで働いている場合、正社員になることで給料アップが見込めるでしょう。正社員の場合、基本的に月給制となるので給料が安定します。また、ボーナスが支給される場合が多いので、年収アップも期待できるでしょう。さらに、ユニットリーダーや管理者などの役職に就けるようにもなり、手当によってさらなる収入アップが叶えられます。

資格を取得する

「グループホームの職員の資格別の平均給料」で紹介したように、資格を取得すると給料がアップしやすくなります。
グループホームは、介護度が低い入居者さんが多いとはいえ、基本的な介護技術は不可欠です。介護の仕事に就いたばかりの人は、まずは介護の基礎が学べる「介護職員初任者研修」を目指してはいかがでしょうか。初任者研修の上位資格としては、「介護福祉士実務者研修」があり、さらに上級の資格として、介護系唯一の国家資格である「介護福祉士」があります。
介護福祉士やケアマネージャー、社会福祉士の資格があると資格手当がつく施設も多いので、給与アップを望むなら、より専門的な資格を取得しましょう。

夜勤の回数を増やす

夜勤に入ると夜勤手当がつくため、給料アップにつながります。手当の額は施設によって異なりますが、大体3,000~8,000円程度が夜勤手当の相場です。夜勤にどのくらいの頻度で入るかで、月の給料にかなりの差が出てきます。
夜勤専従という働き方もあるので、夜勤が苦でない人は検討してみましょう。

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経験年数を増やす

一般的に介護職の給料は勤続年数と比例して上がる傾向があります。まだ介護を始めて日が浅い方は、経験を積んで資格を取得しながら、昇給や役職登用を目指し、給料アップを狙いましょう。

条件の良い施設に転職する

「勤め先の給料に満足できない」「今後も昇給の見込みがない」という方は、より条件の良い施設へ転職するのも給料アップの方法の一つです。転職の際は、事前に賞与や各種手当、昇給制度などについてしっかりチェックしておきましょう。

きらケアでは、専門のアドバイザーがあなたの条件にあった求人をご提案いたします。お気軽にご相談ください。

グループホームで働く魅力

グループホームで働く魅力を紹介します。グループホームの給料は、ほかの施設と比べるとあまり高くありませんが、働くメリットは豊富です。
グループホームで働くメリットを確認して、自分に合っているのかを見極めましょう。

未経験・無資格でも働きはじめやすい

グループホームは、未経験・無資格でも働きはじめやすい仕事です。グループホームの主な仕事は、掃除や洗濯、食事の準備、買い物をする利用者さんのサポートなので、家事スキルやコミュニケーションスキルを活かせます。そのため、介護業界が未経験でも、主婦(主夫)や一人暮らしで家事をしているという方は即戦力としての活躍が期待できるでしょう。

身体介助の負担が軽い

グループホームは、比較的介護度が低い入居者さんが多いうえに、「入居者さんができることは自身でやってもらう」というのが基本的な方針です。そのため、介護職員に求められるのは、積極的な身体介助ではなく、入居者さんを見守り補助する役割。ほかの入居型施設と比べて身体介助の割合が少ないため、体力に自信がない方でも安心して働けます。

入居者さんと密なコミュニケーションがとれる

グループホームは、少人数制で入居者さんとの距離が近く、コミュニケーションを通して入居者さんの認知症の進行予防を行っています。
大規模な施設では流れ作業的に介護することもありますが、グループホームは、入居者さん一人ひとりと向き合って介護を提供。「入居者さんの心に寄り添った介護がしたい」「落ち着いた環境で介護を提供したい」という方におすすめの職場です。

認知症ケアのスキルが身につく

グループホームは、認知症の方に特化している介護施設なので、認知症ケアの知識やスキルを身につけることが可能です。認知症の方は不安やイライラを感じやすかったり、突然興奮して声を上げたりといった特有の症状が見られることも。介護職員として働きはじめたばかりのときは戸惑う場面も多いものですが、経験を積むことで相手の気持ちを汲み取り、冷静に対応できるようになるでしょう。
認知症の高齢者の数は今後ますます増えると予想されています。そのため、認知症ケアの知識の需要が高まり、身につけておけば役立つでしょう。

グループホームで好条件で働くには?

グループホームで好条件で働きたいという方は、転職エージェントを活用すると良いでしょう。
転職エージェントを利用すると、専門のアドバイザーが好条件の求人を紹介してくれます。アドバイザーに施設の雰囲気を聞くことができたり、施設との連絡や日程調整をしてくれたり、効率的な転職活動が可能です。
面接対策や書類選考対策のアドバイスももらえるので、選考も通過しやすくなるでしょう。非公開求人を紹介してもらえることもあり、就職の選択肢が広がります。

まとめ

グループホーム(認知症対応型共同生活介護事業所)とは、認知症の方を対象とした地域密着型の入居型施設です。グループホームは、寝たきりの方や医療ケアが必要な方は基本的に入居していません。入居者さんの生活をサポートするのが主な仕事で、身体介助を行うことはほぼなく、生活援助がメインです。

グループホームで働く介護職員の平均給与は、常勤が29万1,460円、非常勤が18万9,600円です。ほかの施設より平均給与が低い傾向がありますが、平均給与が低いのは、未経験・無資格でできる仕事が多く、給与が高い有資格者の職員が少ないことが理由でしょう。

グループホームの職員が給料アップのためにできることは、上位の資格を取得したり、夜勤の回数を増やしたりすることです。派遣社員やパートとして勤務している方は、正社員になることで給料アップが狙えます。ほかにも、勤続年数が長くなるように勤めることや給料の高い施設に転職するのも効果的です。

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