
この記事のまとめ
- 介護福祉士がフリーランスとして働く方法は、「業務委託契約を結ぶ」など
- フリーランスとして働くには、実務経験を積んだり人脈を広げたりすると良い
- フリーランスとして働くメリットは、勤務時間や職場を自由に選べること
「介護福祉士がフリーランスとして働くことは可能なの?」と興味をお持ちの方もいるのではないでしょうか。結論から言えば、介護福祉士がフリーランスになることは可能です。しかし、フリーランスは自分で仕事先を開拓するなど、地道な努力が必要です。この記事では、介護福祉士がフリーランスとして働く方法やメリット・デメリット、向いている人の特徴などを解説します。ぜひ介護業界でのキャリアの参考にしてみてください。
介護福祉士とはどんな資格?取得方法や受験資格、試験の概要を解説目次
介護福祉士はフリーランスになれるのか
介護福祉士がフリーランスとして働くことは可能です。フリーランスとは、どの法人・企業にも属さない個人事業主です。エンジニアやライターなどに多くみられます。クリエイター職に多いフリーランスですが、働き方改革の推進により、介護福祉士もフリーランスとして働ける風土ができつつあります。
1つの職場に留まるのではなく、複数の事業所でさまざまな経験を積み、より広い視野で介護の仕事に従事できるのがフリーランスの魅力です。
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介護福祉士がフリーランスで働く方法
ここからは、介護福祉士がフリーランスとして仕事をする方法や働き方を紹介します。
介護福祉士がフリーランスでできる仕事
介護福祉士がフリーランスとしてできる仕事は4つあります。1つずつ見ていきましょう。
施設と業務委託契約を結んで介護の仕事をする
1つ目は、施設と直接業務委託契約を結び、契約内容に沿って介護現場で働く方法です。業務委託契約は、事業所が外部に業務の一部を委託する契約形式です。雇用契約ではなく、委託者と受託者は対等な関係として扱われます。
利用者さんと直接契約して日常生活を援助する
2つ目は、利用者さんと直接契約を結ぶ働き方です。介護保険外のサービスにも対応できるので、細やかなニーズにも応えられるのが特徴です。自費サービスを提供する場合、介護保険の訪問介護では難しい、ペットの散歩や庭の草むしりなどの援助にも対応できます。
スキマ時間を利用して単発の仕事をする
「週に3日」「午前中だけ」など、自分のスケジュールに合わせて、スキマ時間に単発の仕事を見つけて働く方法もあります。複数の仕事を掛け持ちする場合は、スケジュール管理をしっかり行わなければなりません。
介護福祉士の資格を活かして介護以外の仕事を受ける
フリーランスの介護福祉士は、介護の知識や現場経験を活かして、介護以外の仕事をすることもできます。具体的には、介護に関する記事を書くライター業務やインタビュー対応、アンケート回答などの仕事があるようです。
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フリーランスの仕事の見つけ方
ここでは、フリーランスの介護福祉士がどのように仕事を探せば良いかを紹介します。さまざまな方法があるので、ぜひ参考にしてみてください。
知人に仕事を紹介してもらう
知り合いのケアマネジャーやソーシャルワーカーから仕事を紹介してもらう方法があります。自分がどのように利用者さんに貢献できるのか明確にするためには、スキルアップに努めることが大切です。
自分で直接介護事業所に営業する
介護事業所などに自分から「フリーランスで介護福祉士として働いている」と営業する方法もあります。直接訪ねるのは勇気がいるかもしれませんが、フリーランスとして働く場合、フットワークの軽さや営業力も必要です。
全く知らない介護事業所よりは、付き合いのある事業所のほうが、仕事をもらえないかという相談に応じてもらいやすいでしょう。
求人サイトで業務委託契約の求人を検索する
フリーランスの介護福祉士の仕事は、求人サイトでも検索できます。業務形態を「業務委託」に絞って探してみましょう。求人サイトは手軽に希望条件に合致した仕事を探せるので、空いた時間を仕事探しに活用できます。
エージェントやクラウドソーシングに登録する
介護福祉士の資格を活かして働きたい場合、エージェントやクラウドソーシングへの登録も検討すると良いでしょう。希望条件に合う求人に出会えたり、事業所側からスカウトの連絡が来たりする可能性があります。
介護業務のみを取り扱うフリーランス向けエージェントやクラウドソーシングは数が少ないので、地域や求める条件によっては希望の仕事を見つけるのが難しいかもしれません。しかし、介護業務だけではなく、介護福祉士の資格を活用できる別の仕事と出会える可能性があります。
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フリーランスの働き方
フリーランスの働き方には「1つの仕事に集中して働く」「パラレルワーカーになって複数の仕事を受託する」という2つの方法があります。パラレルワーカーの働き方では、異業種の仕事と両立でき、新しい価値観を知ったり見聞を広げたりできます。
受ける仕事を選び、働き方を自分で自由に決められるのがフリーランスの良いところです。案件や目標収入、プライベートの事情などによって柔軟に調整すると良いでしょう。
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介護福祉士がフリーランスで働くために必要なこと
ここでは、介護福祉士がフリーランスで仕事をするうえで必要な条件を解説します。
介護の実務経験を積む
フリーランスの介護福祉士としてやっていくなら、実務経験をしっかり積んでおきましょう。介護福祉士を持っている時点で、ある程度のスキルがあることは証明できますが、フリーランスになるなら、それを上回る経験やスキルをアピールできなければなりません。
そのため、介護業界で働いた実績を作り、質の高い介護を提供できることを示すと良いでしょう。いきなりフリーランスになるのではなく、まずは基礎を固めて信頼できる材料を作ることも大切です。
介護福祉士以外の資格を追加で取得する
介護系の資格を取得し、スキルの高さを見える化しましょう。資格を取得すれば、「これだけのスキルを持っている」とアピールしやすくなります。
認知症介護実践者研修や認知症ケア専門士など、認知症のスペシャリストであることを示せる資格や、ケアマネジャー・社会福祉士など、相談援助の知識を示せる資格があれば、専門性のアピールにつながるでしょう。
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人脈を広げる
介護福祉士として仕事を獲得するためには、日ごろからボランティアや地域のイベントなどに参加し、多くの人とつながって人脈を作るようにしましょう。
フリーランスには後ろ盾がないので、仕事を獲得するのが大変な傾向があります。そのため、自らいろいろな場所に出向き、フリーランスの介護福祉士であるとアピールしておくと良いでしょう。SNSなどで発信するのもおすすめです。
契約先とのやりとりでは接遇や言葉遣いに気を遣う
仕事を継続してもらうためにも、契約している介護事業所や利用者さんとの関わり方に気を配りましょう。フリーランスは、自分の振る舞いや仕事ぶりが今後の依頼に直結します。介護職に求められる接遇マナーを守ると同時に、一般的なビジネスマナーもしっかり守りましょう。丁寧な仕事ぶりや質の良い接遇をアピールできれば、新しい仕事につながる可能性が高くなります。
確定申告など税務処理について学ぶ
特に、これまで税務処理に縁がなかった方は、年度末の確定申告で大変な思いをしないよう、税務処理について早めに学んでおきましょう。
簿記の知識がなくても、今は自宅からインターネットで確定申告の手続きが簡単にできます。日々の取り引きを記帳(会計ソフトに入力)しておくのが、確定申告をスムーズに行うためのコツです。
スケジュール管理を徹底する
フリーランスは複数のクライアント(利用者さんや事業所)と契約するため、スケジュール管理を怠るとダブルブッキングになってしまう可能性があります。契約先から信頼を得るためには、仕事の予定をきちんと組み、遅刻などがないように管理することが重要です。手帳やスマホのアプリを利用して、抜け漏れがないようスケジュール管理を徹底しましょう。
介護福祉士がフリーランスで働く5つのメリット
ここでは介護福祉士がフリーランスで働くメリットを5つ紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
勤務時間や職場を自由に選べる
介護福祉士がフリーランスで仕事をする場合、職場や時間帯を自由に選択して働けます。「午前中だけ」「平日だけ」など、自分の時間を大切にしながら働き方を変えられるのが、フリーランスのメリットです。
仕事内容によっては在宅ワークができる場合もあるので、通勤時間の削減につながり、使える時間を増やせるでしょう。子育てなどで外に出る時間を取りにくい方も、仕事を見つけやすくなる可能性があります。
希望に沿った介護ができる
利用者さんや事業所の希望に合わせた介護がしやすいのも、フリーランスならではの魅力です。たとえば個人との契約であれば、時間に追われることなくじっくり向き合えます。また、介護保険外のニーズにも対応でき、満足度の高いケアを提供することが可能です。
収入アップを目指せる可能性もある
フリーランスは固定給の会社員とは違い、頑張った分だけ収入が上がります。多くの仕事を受注できれば、会社員時代より収入を増やせる可能性があるでしょう。
満足度の高い介護を提供できれば、リピートにつながる場合もあります。リピーターが増えると安定して仕事を獲得できるので、利用者さんや事業所のリピーターが付くようにスキルを磨いていきましょう。
人間関係が固定化されない
フリーランスになると、決まった人と毎日一緒に働く形ではなくなります。職場内の派閥を気にしてほかの職員に気を遣うことがないので、ストレスフリーな働き方ができるでしょう。契約先の施設とはビジネスライクな付き合いができます。
また、複数のお仕事を経験する度に新しい人と出会うことができ、人間関係が広がるメリットも。仕事を通してさまざまな人と出会いたい方は、フリーランスの働き方を楽しめるはずです。
定年がなく何歳まででも働ける
フリーランスには定年がないため、自分が希望すれば何歳まででも働けます。そのため、生涯現役で活躍したい方は希望を叶えすい環境です。自由な働き方を長く続けたいなら、日常的に体調管理に気を配ったり、新しい知識や技術を積極的に取り入れたりする姿勢も重要といえます。
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介護福祉士がフリーランスで働く5つのデメリット
介護福祉士がフリーランスで働くことには、メリットだけではなくデメリットもあります。ここでは5つのデメリットを解説するので、チェックしてみましょう。
収入や仕事量が安定しにくい
フリーランスで働く場合、毎回自分で仕事探しをしなければなりません。思うように仕事が見つからなかったり、契約が更新されなかったりすると、収入が途絶えて生活が不安定になるリスクがあります。また、独立したては目に見える実績を示しにくいため、最初の段階では仕事を得るのが難しいと感じやすいようです。
社会保険料の負担が大きい
フリーランスは会社員と違い、自分で保険料や年金を納める必要があります。健康保険が社会保険から国民健康保険に変わると、全額自己負担になるでしょう。雇用保険や労災保険に加入しなければ、休業時のリスクが高くなります。
年金は国民年金への加入となり、将来の受給額が減ることになるでしょう。そのため、将来の蓄えを考えて生計を立てる必要があります。
確定申告など手続きが多い
会社員として働いていると、職場が社会保険や税金の処理などを行ってくれますが、フリーランスになると自分で対応しなければなりません。保険料や税金の処理、確定申告をすべて自身で行う場合、税務処理に慣れていないと最初はきついと感じやすいでしょう。
トラブルが起こったら自分で解決しなければならない
フリーランスは個人事業主、つまり自営業者です。会社勤めであれば上司や先輩がトラブルの対応を助けてくれることもありますが、フリーランスはすべて自分が対応・解決しなければなりません。そのため、自発的に問題解決に取り組むスキルが必要です。
社会的な信用を得にくい
会社勤めの方と違い、フリーランスは毎月決まった額の収入が得られるとは限りません。そのため、社会的信用が低くなりやすく、ローンを組むときや賃貸契約の際に審査に通りにくい場合があるようです。特に1年目は、源泉徴収票や住民税の課税証明書などの公的書類を用意できず、収入の安定性を証明する術がないため、苦労する可能性があります。
フリーランスの介護福祉士に向いている人の特徴3つ
ここでは、どのような人がフリーランスの介護福祉士に向いているのかを解説します。
フットワークが軽い
フットワークの軽い人は、フリーランスの介護福祉士として活躍しやすいでしょう。いつでも利用者さんのところに駆け付けられる体制を整えておけば、突発的な仕事を任せてもらえる可能性があります。
フリーランスは職場の業務時間にとらわれないので、早朝や深夜も希望があれば対応しやすいのが強みです。急な依頼にも応じられるフットワークの軽い方は、フリーランスの働き方が向いている傾向があります。
自己管理ができる
フリーランスの介護福祉士は、1人ですべての仕事をこなさなければなりません。失敗をカバーしてくれる人はいないと心得て、体調管理やスケジュールの調整など、自己管理をしっかり行う必要があります。
スケジュール管理を怠り遅刻するなどの失敗をしてしまうと、信頼を失うリスクが大きいでしょう。契約を更新してもらえなかったり、今後の依頼が減ったりするかもしれません。ミスをフォローしてくれる人がいないフリーランスを選ぶ場合、常に気を引き締めて、自身の健康や毎日のスケジュール調整を行うことが求められます。
柔軟性がある
状況に合わせた柔軟な対応ができる方も、フリーランスに向いているでしょう。フリーランスの介護福祉士には、職場ごとの理念や介護の方法に対応する姿勢が求められます。職場によって介護の方向性や業務内容は異なるため、個人的なこだわりを捨てなければならないこともあるでしょう。そのため、契約先の職場に合った介護職員として対応する柔軟性が必要です。
フリーランスを検討している介護福祉士によくある質問
ここでは、フリーランスとして働こうと検討している介護福祉士が抱えがちな疑問にお答えします。
介護業界は個人でやるならどんな仕事があるの?
介護業界で個人事業主になる場合、フリーランスの介護福祉士として働くことが可能です。そのほか、ブログやSNS運営、介護施設のコンサルティング、オンラインサロン、介護に関する相談サービスなど、介護業務以外の仕事も請け負える可能性があるでしょう。
訪問介護はフリーランスで働けますか?
利用者さんと個人で契約を結ぶことで、利用者さんのご自宅で働くことが可能です。ただし、介護保険の訪問介護サービスを提供するには、人員配置などの基準を満たす必要があります。フリーランスで介護保険の指定を受けられない場合、介護保険外の自費の在宅サービスを提供することになるでしょう。
まとめ
介護福祉士がフリーランスとして働くことは可能です。働き方改革により、多様な働き方が定着しつつあります。ただし、フリーランスになるには、相応の知識や介護技術が必要です。利益を上げるためには、独立する前にしっかりと経験を積んでおくと良いでしょう。
介護施設で経験を積みたい方は、転職エージェント「レバウェル介護(旧 きらケア)」にご相談ください。キャリアプランをアドバイザーに伝えれば、あなたに合った介護施設を紹介してもらえます。サービスはすべて無料で、相談するだけでも大丈夫です。
「いつかフリーランスの介護福祉士として活躍したい」と考えている方は、まずは土台を固めるところから始めていきましょう。
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執筆者

「レバウェル介護」編集部
お役立ち情報制作チーム
介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点



