介護福祉士の仕事内容とは?介護職員との違いや資格の活かし方をご紹介

介護の仕事 2025年6月24日
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この記事のまとめ

「介護福祉士の仕事内容を具体的に知りたい!」という方もいるのではないでしょうか。介護福祉士の仕事内容は、介護業務や相談対応に加え、介護職員のマネジメントや利用者さんの社会活動の支援など多岐にわたります。この記事では、介護福祉士の仕事内容や職場別の1日のスケジュールをご紹介。介護職員との役割の違いや資格の活かし方、給料事情もまとめたので、「介護福祉士になりたい!」と考えている方はぜひご覧ください。

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目次

介護福祉士とは

介護福祉士は、介護資格のなかで唯一の国家資格です。「社会福祉士及び介護福祉士法」に基づく資格で、介護福祉士国家試験に合格して資格登録をした人のみが「介護福祉士」を名乗ることができます。
介護福祉士を取得すれば、介護に関する専門的な知識や高度な技術があることの証明になる。介護福祉士は介護職として働くうえで役立つ資格で、保有していると即戦力として活躍できるので、転職の際も大きなアピールポイントになります。

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介護福祉士の主な仕事内容

介護福祉士の仕事内容は、身体介護や生活援助といった介護業務や、介護サービスを利用している方の相談対応、ご家族への助言などです。介護福祉士は、専門的な知識やスキルを活かして幅広い業務をこなします。
介護福祉士の仕事内容を以下にまとめたので、ぜひご覧ください。

身体介護

身体介護とは、利用者さんの身体に直接触れて行うケアのことです。具体的には、食事介助や入浴介助、排泄介助、移乗介助、体位変換などを指します。生活に欠かせない食事や入浴といった動作を、利用者さん一人ひとりの状態に応じて安全に行えるように支援するのが介護福祉士の仕事です。

身体介護には、「自立支援のための見守り的援助」も含まれます。自立支援のための見守り的援助は、利用者さんが日常生活に関する動作を自力で行えるように、介護職員が見守りや声かけを行う支援です。介護福祉士には、利用者さんが自身の残存能力を活かして生活できるよう、自立支援の視点でサポートを行うスキルが求められます。

生活援助

生活援助とは、掃除や洗濯、調理、買い物など、日常生活の支援を行う介護サービスです。利用者さんが自分でできない家事を手伝い、生活をサポートします。家事や身の回りのお世話に加えて安否確認や健康チェックを行い、利用者さんの状態を把握するのも、介護福祉士の仕事です。
なお、訪問介護の生活援助で行えるのは利用者さんのお世話のみで、庭や共有部の掃除など本人に関わらない家事には対応できません。

レクリエーションの企画・実施

施設で働く介護福祉士は、レクリエーションの企画・運営を行うこともあるでしょう。レクリエーションとは、工作や体操、クイズなどの余暇活動のこと。利用者さん同士の交流や気分転換、リハビリを目的としています。
レクリエーションは、利用者さんの生活の質の維持・向上につながる大事な活動です。介護福祉士が有する、高齢者の身体機能や認知機能に関する知識を活かせる仕事でもあります。

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利用者さんの相談対応

利用者さんからの介護サービスや介護保険に関する相談に対応するのも、介護福祉士の仕事内容です。介護福祉士は、利用者さんと直接関わる機会が多く、困りごとを話しやすい相手でもあります。利用者さんの相談に乗り、悩みを解消できるよう、ご家族やほかの職種と連携を図ることが必要です。

利用者さんの社会活動の支援

介護福祉士は、利用者さんの社会活動の支援も行います。介護が必要な利用者さんは、自由に活動できないことが原因で、社会から孤立してしまうことも少なくありません。
このような場合に、地域活動の情報を集め、利用者さんが地域社会に参加できるよう支援するのも介護福祉士の仕事です。地域のコミュニティと連携し、必要に応じて趣味活動のサークルや体操教室などを紹介することで、利用者さんが豊かな社会活動を行えるようサポートします。

利用者さんのご家族への助言

利用者さんのご家族に必要な助言を行うのも、介護福祉士の仕事です。利用者さんのご家族は、介護保険・サービス利用の手続きに加え、自宅で利用者さんの介護を担っている場合もあるでしょう。しかし、ご家族は介護保険制度や正しい介助方法に詳しくないことも。介護福祉士は、相談対応やアドバイスを行い、ご家族の介護負担の軽減を図ります。

利用者さんの死に直面したご家族の精神的なケア

介護福祉士は、利用者さんが亡くなったときにご家族に寄り添い、精神的なケアを行うこともあります。死別のショックを受ける人に対するケアを「グリーフケア」といい、介護福祉士の大切な役割の一つです。介護福祉士は、利用者さんのご家族だけではなく、介護職員に対するグリーフケアも行います。

介護職員のマネジメント

介護福祉士は、介護職員をまとめるリーダーの役割を担います。リーダーとしての主な仕事内容は、新人の教育や仕事に悩む介護職員の相談対応、仕事の分担といったマネジメントです。
また、シフト調整や業務効率化のための改善など、介護事業所の運営にも幅広く関わります。チームをまとめるには、年齢や経験を問わず、業務や職場環境についてスタッフと話し合うことが大切です。

介護福祉士と介護職員の役割の違い

介護福祉士も介護職員も、利用者さんに介護サービスを提供する点は共通です。しかし、介護福祉士はほかの介護職員よりも専門的なスキルを有しているため、事業所全体で質の高い介護を行えるよう、リーダーシップを発揮することが求められます。
介護福祉士の担う役割を、以下で確認してみましょう。

利用者さんのニーズに合った介護サービスを提供する

介護福祉士は、利用者さんごとに生活のニーズを把握して、必要な介護サービスを提供します。そのためには、身体介護だけではなく、精神面のケアや社会活動への支援を行うことも必要になるでしょう。
前述のとおり、介護の専門家として利用者さんやご家族に助言をするのも仕事内容の一つです。また、より良い介護サービスの提供につなげるために、ほかの介護従事者や医療職と情報共有・意見交換を行い、多職種と連携することも多いでしょう。

利用者さんが自立した生活を送れるように支援する

利用者さんが自立して生活できるよう支援するのも、介護福祉士の役割です。介護施設や事業所では、介護予防からリハビリテーション、看取りまで、利用者さんの状態に対応した介護サービスを提供します。

利用者さんが自立した生活を送るためには、できることは自分でできるように見守ることが大切です。利用者さんの普段の状況をしっかりと観察し、ケアマネジャーなどの他職種と連携して必要な介護を選択しましょう。介護福祉士には、しっかりとニーズを汲み取り、周囲と協力しながら適切な介護を提供するスキルが求められます。

教育やタスク管理を行いチームをマネジメントする

介護福祉士は、新人教育や業務の管理といったマネジメントを任されることもあります。介護サービスの質を向上させるために、介護職員への研修を実施することも。介護福祉士の専門的な知識・スキルを教えることで、職員が根拠に基づいた介護を実践できるでしょう。
介護福祉士は介護職員の業務のフォローをしたり人員配置の調整をしたりして、利用者さんに質の高い介護サービスを提供する環境を整える役割も担います。

リーダーとして介護サービスを評価・改善する

利用者さんのケアに過不足がないかを確認してサービスを改善するのも、介護福祉士の役割です。責任者が作成する個別介護計画書に沿ってサービスを提供できているかチェックします。
十分なケアを提供できていない場合や、必要以上のケアをしている場合は、サービスの見直しが必要です。介護福祉士は、個別援助計画書を作成する責任者と話し合い、サービスの改善を行います。

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介護福祉士の働く職場

公益財団法人 社会福祉振興・試験センターの「介護福祉士就労状況結果報告書(p.46~p.48)」によると、2020年度の調査において、福祉・介護・医療の分野で就労している介護福祉士は76.3%でした。なかでも、高齢者福祉関係の施設で働く介護福祉士が最も多く、81.8%です。

介護福祉士の職場は、特別養護老人ホームが最多の14.6%、次いで訪問介護事業所が13.5%、デイサービスが10.2%となっています。

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【介護施設別】介護福祉士の具体的な仕事内容

介護福祉士の仕事は、働く介護施設の種類や方針によって異なります。介護福祉士が多く働く職場の仕事内容と1日のスケジュールをまとめたので、気になる施設をチェックしてみましょう。

特別養護老人ホームで働く介護福祉士の仕事内容

特別養護老人ホーム(特養)の利用者さんは、主に要介護3以上の認定を受けている高齢者です。介護の必要性が高い利用者さんが入居する特別養護老人ホームでは、身体介護や認知症の方の対応をすることが多いでしょう。

特別養護老人ホームの介護福祉士の1日のスケジュール

入居型の施設は24時間体制で利用者さんにサービスを提供するため、夜間も介護職員が常駐して利用者さんのケアを行っています。下記は、特別養護老人ホームで働く介護福祉士の日勤のスケジュール例です。

特養の介護福祉士のスケジュール

  • 09:00

    出勤、夜勤スタッフからの申し送り

  • 10:00

    入浴介助、排泄介助など

  • 11:00

    シーツ交換、掃除

  • 12:00

    昼食の準備、食事介助、口腔ケア、服薬介助

  • 13:00

    休憩

  • 14:00

    利用者さんの見守り、書類作成

  • 15:00

    おやつの準備・提供、食事介助

  • 16:00

    レクリエーションの実施

  • 17:00

    夜勤スタッフへの申し送り、記録業務

  • 18:00

    退勤

特別養護老人ホームでは、職員のシフトが日勤と夜勤に分かれているため、出勤時と退勤前の申し送りが大切です。夜勤は「午後4時~翌午前10時(休憩2時間)」といったシフトの場合が多く、日勤が早番や遅番に分かれている施設もあります。

公益財団法人 社会福祉振興・試験センターの「介護福祉士就労状況結果報告書(p.48)」によると、特別養護老人ホームで働く介護福祉士の20.6%は、ユニットリーダーやサブリーダー、主任といった役職に就いているようです。定員が多い施設はその分職員数も多いため、特別養護老人ホームの介護福祉士はチームマネジメントを求められる傾向にあります。

特別養護老人ホームのリーダー業務について知りたい方は、「介護のユニットリーダーとは?資格は必要?役割や要件、仕事内容を解説!」もご覧ください。

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デイサービスで働く介護福祉士の仕事内容

デイサービスは、自宅で生活する利用者さんが日中に通う介護施設です。入浴や食事のサポート、レクリエーションなどの介護サービスを提供します。デイサービスは、利用者さんの社会参加や身体機能・認知機能の維持、ご家族の負担軽減といった役割がある施設です。

デイサービスの介護福祉士の1日のスケジュール

ここでは、デイサービスで働く介護福祉士の1日のスケジュール例をまとめました。

デイサービスの介護福祉士のスケジュール

  • 08:30

    出勤、利用者さんのお迎え

  • 10:00

    入浴介助

  • 11:00

    利用者さんの見守り、排泄介助

  • 12:00

    昼食の準備、食事介助、口腔ケア、服薬介助

  • 13:00

    休憩

  • 14:00

    レクリエーションの実施

  • 15:00

    おやつの準備、必要に応じて食事介助

  • 16:30

    利用者さんを自宅に送り届ける

  • 17:00

    掃除、記録業務

  • 17:30

    退勤

一般的に、デイサービスは車で利用者さんの送迎を行います。専任のドライバーがいない施設では、介護職員が運転することもあるようです。

デイサービスの利用者さんは、介護の必要性が比較的低い傾向にあります。そのため、レクリエーションに力を入れて、利用者さんが楽しめるような工夫をしている施設も多いでしょう。
また、デイサービスで働く介護福祉士は、ご家族と連携することも大切です。送迎の時間帯にご家族が不在の場合は、連絡帳や電話でやりとりをすることもあります。

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訪問介護事業所で働く介護福祉士の仕事内容

訪問介護事業所は、ホームヘルパーを利用者さんの自宅に派遣し、介護サービスを提供します。ホームヘルパーの仕事内容は、身体介護や生活援助などです。訪問介護事業所で働く介護福祉士は、ホームヘルパーとして介護を行ったり、サービス提供責任者として介護サービスの調整や職員への指導を担当したりします。

サービス提供責任者の仕事内容は、利用者さんやご家族に介護サービスの内容を説明したり、訪問介護計画書を作成してケアの方向性を決めたりすることです。公益財団法人 社会福祉振興・試験センターの「介護福祉士就労状況結果報告書(p.47)」によると、訪問介護事業所で働く介護福祉士の23.9%は、サービス提供責任者の役職に就いています。

サービス提供責任者について詳しく知りたい方は、「サービス提供責任者とは?仕事内容や給料、必要な資格と取得方法を解説!」の記事をご覧ください。

ホームヘルパーの1日のスケジュール

ホームヘルパーは、「認知症を患っていて、家事をするのに声かけや見守りが必要な方」「寝たきりでオムツ交換が必要な方」など、さまざまな状態の利用者さんに対応します。ホームヘルパーとして働く介護福祉士の1日のスケジュール例は、以下のとおりです。

訪問介護員として働く介護福祉士のスケジュール

  • 08:00

    出勤、利用者さんの情報をチェック

  • 08:30

    1件目の援助:オムツ交換・食事介助(60分)

  • 09:45

    2件目の援助:掃除(45分)

  • 10:40

    3件目の援助:排泄介助・洗濯(70分)

  • 12:00

    休憩

  • 13:30

    4件目の援助:オムツ交換(30分)

  • 14:00

    事業所で事務作業

  • 15:00

    5件目の援助:入浴介助(60分)

  • 17:00

    退勤

ホームヘルパーは、利用者さんの自宅までの距離が長い場合は自動車で移動することが多く、運転免許が必要な場合があります。住宅が密集していたり駐車スペースがなかったりする地域では、電動自転車や自転車で移動することもあるようです。また、利用者さんの自宅から直接次の利用者さんの自宅を訪問することもあれば、事業所に一度戻ってから向かうこともあります。ホームヘルパーの1日の仕事内容は、曜日や雇用契約の内容によって異なるようです。

介護福祉士は、利用者さんが生活で困っていることはないか、過不足なく適切な支援を提供できているかという視点でケアを実施します。訪問介護を利用する方は、ご家族と同じ家で生活している方も多いため、介護福祉士がご家族の悩みを聞いて介護の方法を助言することもあるでしょう。

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介護福祉士が介護現場以外でできる仕事

介護福祉士は、介護施設以外の職場でも活躍しています。ここでは、介護福祉士の資格を活かせる介護職以外の仕事をまとめました。

介護福祉士養成校教員

介護福祉士養成校で、介護職の育成を行う介護福祉士もいます。e-GOV法令検索の「社会福祉士介護福祉士養成施設指定規則第5条5項」によると、介護福祉士養成校の専任教員の要件は、以下のいずれかを満たすことです。

  • 介護福祉士、医師、保健師、助産師、看護師または社会福祉士の資格取得後、5年以上の実務経験を積んでいる
  • 大学、大学院、短期大学、または高等専門学校において、教授、准教授、助教または講師として、その担当する教育に関し教授する資格がある
  • 学校教育法に基づく専修学校の専門課程の教員として、その担当する教育に関し3年以上の経験を積んでいる

介護福祉士国家資格を取得して、5年以上の実務経験を積むことで、介護福祉士養施設の専任教員として働けます。なお、担当する分野や職場によっては、このほかの要件が求められることもあるので、事前に確認しておくことが大切です。

福祉系高校の教員

福祉系高校とは、文部科学大臣または厚生労働大臣が指定する、介護福祉士養成教育を行う高等学校を指します。福祉系高校の教員になるには、科目ごとに異なる要件を満たさなくてはいけません。

文部科学省の「福祉系高等学校等の教員要件」によると、「介護福祉基礎」「コミュニケーション技術」「生活支援技術」「介護過程」「介護総合演習又は介護実習」の教員のうち1人は、以下2つの要件のどちらかを満たしていなければいけません。

  • 介護福祉士の資格取得後5年以上の実務経験がある
  • 介護福祉士の資格を有しており、文部科学大臣および厚生労働大臣が別に定める基準を満たす研修を修了しているまたは、これらに準ずるものとして文部科学大臣に認められている

介護福祉士の資格を取得して5年以上の実務経験があれば、福祉系高校の教員を目指しやすいでしょう。

介護職員初任者研修の講師

介護職員初任者研修の講師になるには、都道府県が定めた要件を満たすことが必要です。たとえば、東京都では、介護福祉士の資格を保有していることで担当できる科目が多くあります。医学的な内容が中心の科目を教えるには、医療に関する資格や教員としての経験が求められる傾向があるようです。
介護福祉士の資格があっても、介護職員初任者研修のすべての科目の講師ができるわけではありませんが、自治体によっては一部の科目を教えることができます。

介護福祉士実務者研修の専任教員

介護福祉士実務者研修の教員は、一般教員と専任教員に分かれており、それぞれ要件が異なるようです。
厚生労働省の「制度改正の概要(p.9)」によると、介護福祉士実務者研修の専任教員になるには、以下のいずれかを満たす必要があります。

  • 介護福祉士として実務経験を5年以上積む
  • 大学等の教授、准教授、助教または講師で、介護に関する科目を教授する資格を有している
  • 養成施設、福祉系高校(一般)での教歴が3年以上あり、介護に関する科目を教授する資格を有している
  • 福祉系高校(特例)、実務者研修での教歴が5年以上あり、介護に関する科目を教授する資格を有している

実務者研修の教員になるには、上記の要件を満たすことに加え、実務者研修教員講習会(50時間)を修了することが求められます。

また、介護福祉士実務者研修の「介護過程(III)」と「医療的ケア」を教える一般教員には追加の要件があり、指定の講習会の受講や実務経験が必要です。教える科目によって異なる要件が定められているので、教員を目指す場合は注意しましょう。

病院・診療所の看護助手

介護福祉士の資格を有していると、医療現場で看護助手として活躍することもできます。看護助手は無資格で従事できる職種ですが、介護の知識や経験があるとスムーズに患者さんにケアを行えるでしょう。職場によっては介護福祉士に資格手当が付くこともあります。
看護助手の主な仕事内容は、看護師のサポートと患者さんの身の回りのお世話です。患者さんの食事介助や入浴介助、移動・移乗介助といった身体介護を行うことも多くあります。

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介護福祉士の給料事情

厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果 (p.161)」によると、介護職員として働く介護福祉士の平均給与は35万50円でした。介護職員全体の平均給与額は33万8,200円で、介護福祉士は介護職員全体より平均給与が高い結果です。

介護職員の保有資格別の平均給与を下記にまとめたので、「介護福祉士を取るとどれくらい給料が上がる?」と気になっている方は参考にしてください。

保有資格平均給与
無資格29万620円
介護職員初任者研修32万4,830円
介護福祉士実務者研修32万7,260円
介護福祉士35万50円

参照:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果 (p.161)」

保有資格別にみると、介護資格を保有する方のなかで介護福祉士の平均給与は高いので、介護福祉士を取得することで給与アップを目指せるでしょう。なお、平均給与額には手当や賞与が含まれています。施設によって細かい給与額は異なるので、参考までにご覧ください。

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介護福祉士になる方法

介護福祉士になる方法のイメージ

介護福祉士国家試験に合格して資格登録を行うと、介護福祉士として働くことが可能です。介護福祉士国家試験を受けるためには、受験資格を満たす必要があります。

介護福祉士の受験資格を得る方法は、「実務経験を積む」「介護福祉士養成施設を卒業する」「福祉系高校を卒業する」の3つと、EPA介護福祉士候補者の外国人が対象の「EPAルート」です。

介護福祉士を目指す方法として最も選ぶ人が多いのが、実務経験ルート。介護福祉士国家試験を実務経験ルートで受験する場合は、「3年以上の実務経験」「介護福祉士実務者研修の修了」の2つの条件を満たせば受験できます。

介護福祉士の受験資格については、「介護福祉士の受験資格を得るルートを解説!必要な実務経験や試験概要は?」の記事も参照してください。

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介護福祉士の資格を取得するメリット

介護福祉士を取得するメリットは、労働条件の向上につながったり、転職の際に職場の選択肢が増えたりすることです。介護福祉士を目指している方は、資格を取得するとどのようなメリットがあるのか確認してみましょう。

  • 資格手当で給与が上がる
  • キャリアアップにつながりやすい
  • ブランクができても介護業界に復職しやすい
  • 介護の業務範囲が広がる
  • 専門性を活かして利用者さんの機能改善や回復を支援できる

介護福祉士として5年以上実務経験を積めば、ケアマネジャーや認定介護福祉士へのキャリアアップを目指せます。介護福祉士の資格を取得するメリットについて詳しく知りたい方は、「介護福祉士は転職で有利に働く?資格を持つメリットと取得する方法を解説」の記事をチェックしてください。

介護福祉士の仕事のやりがい

介護福祉士のやりがいは、介護サービスの提供や相談業務を通して、利用者さんの生活を改善できることです。利用者さんやご家族から感謝の言葉をもらったときに、やりがいを感じる介護福祉士は多くいます。

また、教育した介護職員が成長する姿を見られるのも、介護福祉士の仕事の魅力です。介護福祉士は求められる役割が多い傾向にありますが、その分、良い結果につながったときに感じられるやりがいも大きいでしょう。

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介護福祉士がやりがいを感じるときは?資格取得方法や仕事の魅力も解説!

介護福祉士の仕事内容に関するよくある質問

ここでは、介護福祉士の仕事内容に関するよくある質問にお答えします。「介護福祉士の仕事内容についてもっと知りたい!」という方は、ぜひご覧ください。

介護福祉士の仕事内容を分かりやすく教えてください

介護福祉士の仕事内容は、排泄介助・入浴介助などの身体介護や、家事を手伝う生活援助などの介護業務が中心です。また、介護に関する専門性の高い知識やスキルを活かし、介護職員の教育やチームマネジメントを行うこともあるでしょう。利用者さんやご家族の相談対応やアドバイスも担います。介護福祉士はほかの介護職員よりも業務範囲が広いのが特徴です。
介護福祉士の仕事内容について詳しく知りたい方は、この記事の「介護福祉士の主な仕事内容」をご覧ください。

介護福祉士に将来性はある?

介護福祉士は将来性が高いといえます。日本では高齢化が進んでおり、介護業界は人手不足の解消が急務です。そのため、介護職の需要は年々増しています。特に、介護資格のなかで唯一の国家資格である介護福祉士を保有する人材は、介護現場に必要不可欠な存在です。
介護福祉士は、介護業務だけでなく、チームマネジメントや相談対応といった多くの役割を担っています。人材育成にも携わることがあるため、介護福祉士の需要は今後も増していくでしょう。

介護士と介護福祉士の違いは?

介護士は、介護の仕事をする人全般を指します。一方で、介護福祉士を名乗れるのは、介護福祉士国家試験に合格して、資格登録を行った人のみです。介護福祉士は専門性の高い知識やスキルを持っているため、その他の介護職員よりも業務範囲が広い傾向があるでしょう。介護福祉士の仕事内容は基本的な介護業務だけではなく、相談対応や介護職員のマネジメントなども含まれます。
介護士と介護福祉士の違いは、「介護福祉士と介護職員の役割の違い」で解説しているので、チェックしてみてください。

まとめ

介護福祉士は、介護に関する専門的なスキルを証明する国家資格。資格を保有する人のみが介護福祉士を名乗ることが可能です。
介護福祉士の仕事内容は介護業務だけではなく、利用者さんの相談対応やご家族への助言、マネジメントなども行います。訪問介護事業所のサービス提供責任者や、介護施設の主任・リーダーとして活躍する介護福祉士も多くいるようです。介護福祉士を取得すると、給与アップやキャリアアップにつながるメリットがあります。

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執筆者

  • 「レバウェル介護」編集部

    お役立ち情報制作チーム

介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点

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