介護福祉士の履歴書の書き方!項目別のポイントや志望動機の例文も解説

転職ノウハウ 2020年11月2日
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履歴書
介護福祉士を目指すために、これから履歴書を書くという人もいるでしょう。履歴書には資格や職歴、志望動機といった項目がありますが、間違った書き方をすると「マナー意識の低い人」といった印象を与えるため、気をつけなければなりません。このコラムでは、これから履歴書を作成する介護福祉士の方に向けて書き方のポイントをまとめました。志望動機の作成例もご用意していますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

履歴書に介護福祉士や実務者研修の資格はどう書く?

履歴書の免許・資格欄に介護福祉士や実務者研修の資格を書く際は、以下のように書きます。

資格は正式名称で書く

免許・資格欄に記載する資格は、必ず正式名称で書きましょう。国家資格である介護福祉士の場合はそのまま「介護福祉士」ですが、実務者研修の場合は「介護福祉士実務者研修」が正式名称です。正確にいえば、介護福祉士実務者研修は免許でも資格でもありません。資格欄に記載するときは、「介護福祉士実務者研修課程修了」と記載すると丁寧です。介護業界では、実務者研修を資格として扱うことが多いため、スキルをアピールするためにもしっかり記載しておきましょう。

日付は登録日ではなく取得日を記入する

免許・資格欄には日付を記載する枠がありますが、ここには資格の取得日(合格日)を記入するのがマナーです。介護福祉士の場合、介護福祉士国家試験に合格すると合格証書と登録手続き関係の書類が送られてきます。手続きを行い、登録証を交付されなければ介護福祉士を名乗ることはできません。そのため、「登録日を記載するの?」と疑問に感じるかもしれませんが、合格証書や登録証に記載されている合格日を書けば大丈夫です。

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【項目別】介護福祉士の履歴書の書き方

ここでは、履歴書全体の書き方を項目別に解説します。介護福祉士の方だけでなく、ほか介護職の方も参考にしてみてください。

日付

履歴書の上部に記載する日付は、提出日を書きます。履歴書を作成した日ではありませんので、注意してください。なお、日付を書くときは、履歴書全体で和暦(令和◯◯年)か西暦(20××年)に統一するのがマナー。提出日は西暦なのに学歴・職歴欄は和暦…とバラバラにならないよう気をつけましょう。

基本情報

基本情報は、履歴書のはじめに記載する氏名や住所、電話番号などを記載する欄です。氏名は戸籍どおりに書き、住所は略さず正式名称で記載します。氏名や住所のうえに「ふりがな」「フリガナ」といった記載がある場合は、それぞれひらがな・カタカナの表記を合わせてください。電話番号は固定電話でも携帯電話でもかまいませんが、つながりやすいものを選びます。

証明写真

証明写真は、3ヶ月以内に撮影したものを選び、枠内に収まるよう丁寧にノリ付けしてください。剥がれたときのために裏面には氏名を書いておきましょう。証明写真は履歴書のなかでも第一印象を左右する大切な部分。スマートフォンで自撮りするより、写真館や証明写真機で撮影したほうがきれいに仕上がります。写真館であれば、身だしなみの乱れや表情、姿勢をプロ目線でアドバイスしてくれることも。証明写真のサイズをあらかじめ指定しておけば、カットする手間も省けます。

学歴・職歴

まず1行目中央に「学歴」と記載し、2行目から中学卒業以降の学歴を書いていきます。学校名は「○○区立○○高等学校」のように正式名称で書き、学部や学科、専攻、コース名なども忘れず記入してください。

続けて職歴を書くときは、学歴から1行あけて中央に「職歴」と記載し、次の行から今までの経歴を書いていきましょう。原則として、職歴に記載するのは正社員や契約社員、派遣社員の経歴とされていますが、応募先の業務に関わる場合はアルバイトやパートの経験を書いてもOK。会社名は正式名称で記載し、配属先や担当業務も書きましょう。すでに退職した場合は「一身上の都合により退職」、現在も勤務している場合は「現在に至る」か「在職中」と記載します。すべて書き終えたら、1行下に右寄せで「以上」と書いてください。

免許・資格

免許・資格欄は正式名称で取得順に記入します。枠に対し、保有している資格が多い場合は、応募先の業務に関係するものを優先してください。現在勉強中の場合は、「◯◯の資格取得に向けて勉強中」「令和◯◯年◯◯月に◯◯資格を取得予定」と記載して意欲をアピールするのも手です。

趣味・特技

趣味・特技欄は、ギャンブルやネガティブな内容でなければ自由に書いてかまいません。採用担当者は趣味・特技から候補者の人柄をイメージするほか、アイスブレイクとして話のきっかけにすることも。「特になし」は極力避け、できるだけ記入しましょう。趣味・特技欄を書くときは、「読書(年間20冊以上のSF小説を読みます)」「登山(百名山を制覇しました)」など、一言添えると分かりやすくなります。

長所・短所

長所や短所を書くときは、そう思う具体的な根拠も説明してください。履歴書は、採用の判断材料の一つになるもの。「臨機応変に対応できる」など、業務に活かせる長所を選ぶと好印象です。また、短所はネガティブな印象にならないよう、「克服するために努力している点」を添えるのがコツ。たとえば「マイペース」を短所にするなら、「マイペースになり過ぎないよう5分前行動を意識している」などと工夫点を伝えるとマイナス印象になりません。

志望動機

志望動機は、採用で重視される項目の一つ。「応募先だからこその動機」「入社後の活躍をイメージできる内容」にするのがポイントです。前職の不平不満を口にしたり、他社にもいえる内容だったりすると、採用担当者には響きません。志望動機の具体的な例文を後述していますので、ぜひ参考にしてみてください。

自己PR

自己PRも志望動機と同じくらい見られる項目です。自己PRのポイントは、アピール内容が応募先が求める人物像とマッチしているかどうか。仮に「介護福祉士」の採用面接で「フォークリフト免許があり技術も申し分ない」とアピールしても、業務で発揮する場面はイメージできないため、「本当にうちに就職したいのか」と疑念を抱かれてしまう可能性
があります。アピール内容は、応募先の業務で活かせるものを一つ選び、簡潔に答えるのが効果的です。

本人希望欄

本人希望欄は、シフトや勤務地の希望がある場合など、企業にどうしても伝えておきたいことを書きましょう。本人希望欄に書くことがない場合は、「特になし」ではなく「貴社規定でお願いいたします」と記載します。また、在職中に求職活動を行う場合、なかなか電話に出られない時間帯もあるはず。そんなときは、本人希望欄に「連絡は14時以降でお願いいたします」などと連絡の取りやすい時間帯を書いておくのも手です。

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そもそも履歴書を書く理由って?

履歴書を作成するときは、採用担当者の視点を考慮するのが効果的です。なぜ履歴書が必要なのか疑問に感じている人は、以下を確認しましょう。

会社と候補者の相性を知りたい

採用担当者は履歴書から会社と候補者の相性を見ています。「介護福祉士の業務に必要な資格やスキルを持っているか」はもちろん、「通勤可能な範囲に住んでいるか」「入社後にやりたいことは自社で達成できることか」など、細かい点も評価の対象です。

人間性に問題がないか確認したい

採用担当者は履歴書の内容から候補者の人間性に問題がないかもチェックしています。たとえば、雑に仕上げた履歴書は「ご利用者にも雑な対応をしそうだ」というマイナス印象を与え、ギャンブルや犯罪につながりそうな趣味・特技は、「採用リスクあり」と評価される可能性があるでしょう。

面接の質問内容を考えたい

採用担当者は履歴書の内容をベースに、面接の質問内容を考える場合もあります。志望動機欄から「なぜうちの施設を希望するのか詳しく聞きたい」、職歴欄から「なぜ早期離職をしたのか知りたい」というように、質問内容を事前に整理しておけば面接をスムーズに進められるためです。

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履歴書を書くときのポイント

履歴書を作成するときのポイントには、以下のようなものがあります。社会人として把握しておくべきマナーなので、しっかり目を通しておきましょう。

1.見やすく分かりやすい書類にする

履歴書は、誰が読んでも見やすく分かりやすい書類に仕上げましょう。見やすい履歴書にするには、丁寧にきれいな字で書くのはもちろん、読みやすい大きさ、適度な改行を意識するのがポイント。短すぎても長すぎても良くないので、適度な文字量に収めてください。

2.誤字脱字に注意する

誤字脱字のないよう、作成後は必ず見直しチェックを行いましょう。間違ったまま提出してしまうと、マナーに対する意識が低い印象を与える恐れがあります。

3.空欄をつくらない

履歴書は、空欄にしたり「特になし」と書いたりすることはできるだけ避けましょう。空欄をつくると、「入社意欲が低い」「書き忘れている」と思われる可能性があるので、すべての欄を埋めてください。

4.指定がなければ手書きでもパソコンでもOK

応募先からの指定がなければ、手書きとパソコンどちらで作成してもかまいません。とはいえ、人柄重視の施設では手書きが好まれる場合も。応募先の社風を考慮して、どちらが適切なのかを判断すると良いでしょう。

5.手書きの場合は黒のボールペンで書く

履歴書を手書きで作成する場合は、黒のボールペンで書きましょう。下書きは鉛筆やシャープペンシルを使ってもかまいませんが、清書する際はボールペンを使用してください。また、消せるボールペンはNGです。摩擦や温度変化などにより消えてしまう場合があるためです。また、強調したい箇所だからといって、色つきのペンを使うのも避けましょう。
ボールペンは0.5~0.7ミリほどの太さが読みやすいようです。

6.修正テープや修正ペンを使わない

履歴書は、採用の判断を行う正式な文書。そのため、修正テープや修正ペンは使用してはいけません。間違えてしまったときは、新しい履歴書に書き直しましょう。「もったいない」と思うかもしれませんが、万全の状態で履歴書を提出したほうが好印象を得られるはずです。

7.履歴書のサイズはA4がおすすめ

履歴書は指定がない限りどのようなものを選んでも問題ありませんが、介護福祉士を目指している人ならA4サイズを選ぶのがおすすめ。A4以外にはB5サイズがありますが、A4サイズのほうが枠が大きく設定されているため、内容を充実させられます。これまでの介護経験をアピールしやすい履歴書を選びましょう。

8.履歴書の使いまわしはしない

求職活動中は、複数の企業や施設に応募することもあるはず。めんどうでも、ほかで使った履歴書の使い回しは避けたほうが無難です。履歴書は応募先ごとに作成し、より良いものを完成させるようにしましょう。

9.コピーを取っておく

履歴書が完成したら、コピーをとっておくのがおすすめ。先述したように、面接時は履歴書の内容をベースに質問される場合もあります。面接対策を万全にしておくためにも、提出後に履歴書の内容を確認できる状態にしておきましょう。

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介護福祉士希望者の志望動機作成例

ここでは、先述した志望動機のポイントを押さえた例文をご紹介します。志望動機に自信のない方は、解説とあわせて確認してみてください。

例文

一人ひとりのご利用者さまとじっくり向き合う介護をしたいと思い、貴施設を志望しました。私は6年間、地元のデイサービスで介護士として働いています。毎日のサポートはもちろん、自分の考えたレクリエーションを楽しそうにやってくださるご利用者さまと過ごすのはやりがいでしたが、昨年末に念願だった介護福祉士の資格を取得したことで、より深く介護の仕事に関わっていきたいと思うようになりました。貴施設は有料老人ホームとして、豊富なサービスを提供していらっしゃいます。採用されましたら、レクの企画経験などを活かしつつ、じっくりご入居者さまと向き合い、心のこもったサポートをしていく所存です。

解説

志望動機は、例文のように「結論→根拠→ビジョン」の順で伝えるのが効果的。最初に志望動機を伝えることで、「これから何を伝えたいのか」を明確にできます。

また、志望動機は熱意を伝えることが大切です。根拠には、ほかではなく応募先だからこそ働きたいと思った理由を入れましょう。応募先のWebサイトやパンフレットなどを見て、施設の特徴や魅力を調べておけば、スムーズに考えられるはずです。

最後は、「○○の強みを活かして○○していきたい」といった一文を入れると、入社後の活躍をイメージしてもらいやすくなります。抽象的な表現では分かりにくいので、アピールしたい内容は具体的に考えるのがポイントです。

志望動機のNG例

志望動機には、前職の愚痴や不満といったネガティブな要素を入れないこと。「スタッフ同士の中が悪かったから転職しようと考えた」「前職では残業が多かったので待遇の良い貴社を志望した」といったマイナスの志望動機は避けましょう。「同じ不満が出ればまた辞めてしまうのでは?」と思われてしまうため逆効果です。

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履歴書の提出マナー

履歴書を作成したあとは、応募先へ提出するときのマナーを確認しましょう。状況別にポイントを解説しているので、自分の状況に合わせた項目をチェックしてください。

郵送する場合

郵送する場合は、履歴書をクリアファイルに入れたうえで封筒で送ります。A4サイズの履歴書を送るなら、角型A4号か少し大きめの角型2号の白色封筒を選ぶのがおすすめ。履歴書が折らずに入り、茶封筒より丈夫で目立ちやすいメリットがあるためです。

封筒に住所や応募先名を記入するときは、略さず正式名称で書きます。宛名は、施設や組織名の場合は「御中」、人の場合は「様」をつけるのが基本。縦書きの場合は、左端に「履歴書在中」と記載しておくと丁寧です。裏面には「〆マーク」と差出人の住所、氏名を書き、切手は過不足のないように貼りましょう。

手渡しする場合

履歴書を手渡しする場合も、折れや汚れを防ぐために封筒を用意します。封筒の選び方やクリアファイルを用意するのは郵送の場合と変わりません。表面に宛先や宛名を書く必要はありませんが、裏面には自分の氏名を明記してください。なお、切手や「〆マーク」はいりません。

面接官に直接手渡しする際は、封筒から取り出し、履歴書を相手のほうへ向けて「履歴書です」と渡しましょう。そうすることで、面接官がすぐに履歴書を確認できるはずです。

メールで送付する場合

メールで履歴書を送付する指示がある場合は、あらかじめパソコンで書類を作成します。履歴書は、PDF形式で作成し、パスワードを設定しておきましょう。ファイルを送付する際は、パスワードとは別に送るのがマナー。はじめに「履歴書ご送付の件 氏名」と件名を付けて履歴書を送り、次に「【パスワード】履歴書ご送付の件 氏名」と送ると分かりやすいでしょう。

履歴書作成後は面接対策も徹底しよう

履歴書を無事に用意できたら、次は面接に備えた準備・対策を行いましょう。

面接当日までの準備

面接当日までに、身だしなみや持ち物の準備をしておきます。面接の身だしなみの基本はスーツですが、それに準ずるものでもOK。介護業界の場合は、シャツにジャケットを羽織るくらいのオフィスカジュアルが適しているかもしれません。清潔感も大切なので、ヘアスタイルや爪、靴の汚れなどにも注意してください。

また、持ち物のなかに履歴書のほか、職務経歴書といった応募書類が必要な場合は忘れずに準備しましょう。職務経歴書は、これまでの経歴を詳しく記載した書類。応募先によっては求められる場合があるため、事前に確認しておきましょう。

面接時のマナー

面接に遅刻するのはマナー違反です。前もって面接会場までの交通機関や道のり、所要時間を調べておき、ある程度余裕を持って出発することをおすすめします。応募先に到着したら、入る前にコートを脱ぎ、スマートフォンをオフにしましょう。受付では、「◯◯時から面接を予定しております◯◯(氏名)です」と要件と名前を伝えます。待合室に通されたら静かに待ちましょう。

面接会場へ入室する際は、必要があればノックをして「失礼します。本日はよろしくお願いいたします」とあいさつします。着席するときは自分から座らず、「どうぞ」と促されてから座ってください。面接中は、面接官の指示に従い、丁寧な受け答えを心がけましょう。面接が終了したら、「本日はありがとうございました」とお礼を伝えて退出します。

よく聞かれる質問と回答のポイント

面接でよく聞かれる質問には以下のようなものがあります。

・前職の担当業務について簡単に教えてください
・当施設を志望する理由を教えてください
・介護福祉士を目指したきっかけは何ですか?
・自己PRをお願いします
・何か質問はありますか?

介護福祉士の求人に応募する場合、前職について問われる可能性があります。前職で介護の仕事についていた人は、どのような業務を担当していたのかを明確に答えられるようにしておきましょう。介護の仕事にブランクのある人は、正直に話してかまいません。復帰する理由はできるだけ前向きなものを選び、仕事に対する熱意を伝えれば好印象です。また、最後に「何か質問はありますか?」と聞かれたときは要注意。これは逆質問といって、候補者の意欲を図る意図もあり、「特にありません」と答えるのはNGです。業務や応募先について調べたうえで、質問をあらかじめ2~3個考えておくとベターでしょう。

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まとめ

介護福祉士や介護福祉士実務者研修の資格を履歴書に書くときは、正式名称で記載するのが基本です。年月の部分は、取得月(合格月)や研修課程が修了した月を書きましょう。ほかにも履歴書マナーには、年号をそろえることや、修正テープ・修正液の使用を控えることなどがあります。正しく理解して、見やすく分かりやすい履歴書を完成させてくださいね!

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