介護福祉士の資格手当の相場は?取得すると給与がいくらアップするのか解説

介護職の給料 2025年12月3日
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この記事のまとめ

介護業界で働いていると、「介護福祉士の資格手当はどれくらいなの?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。介護福祉士の資格手当の相場は1万円程度ですが、職場によって手当の有無や支給金額は異なります。この記事では、介護福祉士の資格手当の平均やもらっている人の割合をご紹介。資格取得で給与がいくら上がるのかもまとめました。介護福祉士以外の資格手当についても触れているので、介護職の方はご覧ください。

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目次

介護福祉士を取得すれば資格手当がつくの?

2023年10月にレバウェル介護(旧 きらケア)が行ったアンケートによると、介護福祉士179人のうち124人が「資格手当をもらっている」と回答しました。職員に資格手当を支給するかは介護事業所ごとの判断ですが、国家資格の介護福祉士を持っていると手当がつく職場が多いようです。

介護福祉士の資格手当の相場

公益財団法人社会福祉振興・試験センターの「介護福祉士就労状況調査結果報告書(p.52)」によると、介護福祉士の資格手当の平均額は9,055円でした。

前述したレバウェル介護(旧 きらケア)のアンケートにおける資格手当の金額の分布を以下のグラフにまとめたので、確認してみましょう。

介護福祉士の資格手当の金額。詳細は以下

介護福祉士の資格手当は「5,000円以上1万円未満」と答えた方が最も多く55人、次いで「5,000円未満」が33人、「1万円以上1万5,000円未満」が24人でした。介護福祉士の資格手当の相場は1万円程度ですが、職場によって金額に幅があるようです

パートで働く介護福祉士の資格手当

パートの方に資格手当がつく介護施設は少なくありません。資格手当が別途でつかない代わりに、介護福祉士の時給が高めに設定されている場合もあるようです。

パートで働く介護福祉士の資格手当は、労働時間によって金額が異なる可能性があります。介護福祉士の方がパートとして転職する際は、求人票で手当の有無や金額をチェックしておきましょう

パート勤務の介護福祉士の給与事情は、「パート勤務の介護福祉士の時給相場を施設別に紹介!給料アップの方法は?」の記事で解説しています。

資格手当がつかない介護福祉士がいる理由

資格手当の支給は法律で定められているわけではありません。介護施設が支給の有無や金額を決めるので、介護福祉士の資格手当がない職場もあります。

処遇改善加算を資格手当として支給する場合もあるので、資格手当の金額だけでは介護施設の給与水準を判断できません。資格手当の支給はないものの、処遇改善手当やボーナス、昇給により、介護福祉士に十分な給与を支払っている職場もあります。介護福祉士の方は、資格手当の有無だけではなく給与全体を見て、自身の待遇を確認しましょう

年収に満足していない場合、資格手当や処遇改善手当が充実している職場に転職することで改善する可能性があります。転職で給与が上がるかどうか知りたい方は、介護業界専門の転職エージェント「レバウェル介護(旧 きらケア)」にご相談ください。

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介護福祉士を取得すると給与は上がるの?

レバウェル介護(旧 きらケア)の調査では、介護福祉士を取得してよかったこととして「給与が上がった」という意見が多くありました
なお、厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.161)」によると、2024年の介護福祉士(月給制・常勤)の平均給与は35万50円でした。

介護福祉士とそれ以外の資格の給与の違い

同資料(p.161)を参考に、介護福祉士とほかの資格を持つ介護職員の平均給与を比較してみましょう。なお、平均給与は、資格手当や処遇改善手当などを含む金額です。

介護職員の保有資格別の平均給与。詳細は以下

参考:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.161)

介護福祉士の平均給与は、介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修を保有する介護職員よりも2万円以上高い結果。無資格者と比較すると、介護福祉士の平均給与は6万円程度高いようです。
介護福祉士の資格手当の相場は1万円程度と前述しましたが、基本給や賞与などにも、資格に対する評価は反映されています。

介護福祉士を取得すれば、最短5年でケアマネジャー試験の受験資格を得られるので、さらなる給与アップも目指せるでしょう。ケアマネジャーの資格に興味がある方は、「介護福祉士からケアマネになるには?受験資格や取得の流れを解説」の記事をご覧ください。

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介護福祉士以外の資格につく手当の相場

ここでは、レバウェル介護(旧 きらケア)の調査をもとに、介護福祉士以外の資格手当の相場をご紹介します。介護業界の資格手当について解説するので、資格取得を検討している方は参考にしてみてください。

介護職員初任者研修の資格手当

介護職員初任者研修の資格手当は5,000円未満が相場です。介護の基礎的な知識や技術を学ぶ入門資格なので、別途で資格手当がつかない職場も少なくありません。
しかし、「介護福祉士とそれ以外の資格の給与の違い」で触れたように、介護職員初任者研修を修了した方は、無資格の方より平均給与が3万円以上高くなっています。

介護職員初任者研修には、ホームヘルパーとして働けるようになったり、転職で有利になったりするというメリットも。無資格の方は取得することで活躍の幅が広がるでしょう。

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介護福祉士実務者研修の資格手当

介護福祉士実務者研修の資格手当の相場は、3,000円~8,000円程度です。資格手当をもらえない職場もありますが、5,000円以上支給される職場もあります。

介護福祉士実務者研修は、働きながら介護福祉士を取る際に必要な資格なので、介護福祉士になりたい方は修了を目指すと良いでしょう。介護福祉士を取得したい方は、「社会人として働きながら介護福祉士になるには?資格取得のルートを解説!」をチェックしてみてください。

介護支援専門員(ケアマネジャー)の資格手当

介護支援専門員(ケアマネジャー)の資格手当は、0~3万円程度が相場です。ケアマネジャーとして資格を活かして働いている方は、介護福祉士より多く手当が支給される傾向にあります。介護職として現場で働いているなど、ケアマネ業務に従事しない方には資格手当が出ない場合があるので、注意しましょう。

ケアマネジャーは、介護サービスに関する相談対応やケアプランの作成を行う、専門性が高い職種です。介護福祉士としての実務経験が受験資格の一つになっているので、介護職からキャリアアップする方も多くいます。
ケアマネジャーの仕事については、「ケアマネジャー(介護支援専門員)とはどんな仕事?業務内容や役割を解説!」の記事を参照してみてください。

そのほかの資格手当については、「【介護職の資格手当一覧表】相場はいくら?給料アップに繋げる方法を解説!」の記事で解説しています。

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介護福祉士は資格手当以外にも手当がつくの?

介護福祉士がもらえる可能性がある手当は、資格手当だけではありません。介護業界にはどのような種類の手当があるのか、下記で確認してみましょう。

処遇改善手当

処遇改善加算を取得している介護事業所で働いている場合、基本給や賞与に上乗せする形で処遇改善手当が支給されます

介護職員等処遇改善手当の仕組みの画像

2024年6月より、新しい加算制度として「介護職員等処遇改善加算」が始まりました。介護職員等処遇改善加算の配分方法は事業所が決めますが、介護職員への配分を基本として、特に技能や経験のある介護職員(具体的には勤続10年以上の介護福祉士など)に重点的に配分するよう周知されています。
そのため、加算を取得している事業所で働くスキルの高い介護福祉士は、優先的に手当をもらえる可能性があるでしょう。

なお、取得している加算の種類や職員への配分方法は介護施設ごとに異なるので、事前に確認することが大切です。

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役職手当

介護職の指導や管理を行う役職に就けば、役職手当がもらえる可能性があります。訪問介護事業所のサービス提供責任者や、介護施設のリーダー・管理者などに対し、役職手当がつく職場は少なくありません。介護福祉士の資格があると役職に就くチャンスが増えるので、給与アップを目指せます。

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研修手当

業務に必要な研修を受ける際に、手当が支給される職場もあります。資格取得に協力的な介護事業所は多く、費用を負担してくれるだけではなく、研修日に給与を支払ってくれる職場もあるようです。
資格取得支援に力を入れている職場を選べば、手当が支給される以外にも、働きながら資格を取得してキャリアアップしやすいというメリットがあります。

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夜勤手当

24時間対応の介護事業所で夜勤を行う場合、夜勤手当が支給されるのが一般的です。資格取得には時間がかかるので、すぐに給与をアップさせたい人は、夜勤の回数を増やす方法もあります。ただし、夜勤は生活習慣が乱れる原因になる場合があるので、無理のない範囲で行いましょう。

夜勤の給与については「夜勤専従の介護職の手取りはいくら?年収の目安や仕事内容、働くメリット」の記事で解説しているので、あわせてご一読ください。

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休日手当

カレンダーどおりに休みが取れない入所型の介護施設などでは、土日・祝日・年末年始などの出勤に手当がつくことがあるようです。土日やお正月は、家庭の事情などで出勤できない職員もいるので、人員を確保するために手当を支払う職場もあります。

移動手当

訪問介護事業所で働く場合、利用者さんの自宅までの移動にかかる時間にも給与が発生するのが一般的です。
厚生労働省の「訪問介護労働者の移動時間等の取扱いについて(周知徹底)」によると、仕事に必要な移動は業務の一環と認められています。訪問介護事業所で働く際は、移動時間の取り扱いを確認しておきましょう。

時間外手当

残業をした場合、職場は時間外手当を支給する必要があります。原則として、1日8時間・週40時間を超える労働に対しては、25%以上の割増賃金を時間外手当として支給するのが基本です。
ただし、みなし残業代や固定残業代として、初めから時間外手当を給与に含めている職場もあるので、事前に確認しておきましょう。

通勤手当

介護業界に限らず、通勤の交通費として手当を支払う職場は多いでしょう。ただし、通勤手当の支給は義務ではないので、通勤手当のない職場や、上限が決まっている職場もあります。雇用形態によって交通費支給のルールが異なる職場もあるので、事前の確認が必須です。

家族手当・扶養手当

扶養家族がいると、家族手当や扶養手当が支払われる職場もあります。家族手当・扶養手当は、家族構成によって支給額が決まることが多いようです。手当といった福利厚生の種類は介護施設ごとに異なるので、転職の際は求人票をしっかりと確認しましょう

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介護福祉士が資格手当を増やす方法は?

介護福祉士が資格手当を増やす方法は、追加で専門性の高い資格を取得することや、転職することです。下記で解説するので、「今より給料を上げたい」という介護福祉士の方は参考にしてみてください。

キャリアアップに役立つ資格を取得する

介護福祉士は、介護に関する専門的な資格を取得することで資格手当アップを狙えます。介護福祉士の給与アップの対象になる可能性があるのは、介護支援専門員(ケアマネジャー)、社会福祉士、喀痰吸引等研修、認知症ケア専門士、認知症介護実践者研修などの資格です。
自分の職場で手当の対象になっている資格を確認して取得すれば、資格手当を上げられるでしょう。

資格手当が多く支給される職場に転職する

今の職場の資格手当に不満があるなら、給与が高い職場へ転職する選択肢もあります。介護福祉士が転職する際のポイントを、以下でチェックしてみましょう。

転職先は資格手当だけで決めない

介護福祉士が転職する際は、資格手当だけではなく、年収の総額を比較して職場を選びましょう。資格手当の支給額が高くても、基本給や賞与額が低ければ年収は低くなります。基本給や各種手当などの給与面に加え、労働条件もしっかりと確認することが、転職成功のためのポイントです。

想定年収で求人を選ぶなら転職エージェントを活用する

転職エージェントは、過去に転職を支援した実績から、どの程度の年収が見込めるかを調べることができます。手当や賞与額など、給与に関する細かい情報も応募前に確認してもらえるので、転職に失敗したくない方は活用するのがおすすめです

レバウェル介護(旧 きらケア)では、介護求人に詳しい専任のキャリアアドバイザーが転職の相談に乗るので、ぜひ利用してみてください。

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介護福祉士の資格手当についてよくある質問

ここでは、介護福祉士の資格手当についてよくある質問に回答します。給与アップを目指す介護職の方は、ぜひ参考にしてみてください。

介護福祉士の処遇改善手当はいくらですか?

介護福祉士の処遇改善手当の金額は、職場が取得している処遇改善加算の種類や配分方法によって異なります。
厚生労働省の「一本化概要・全体説明資料(p.2)」によると、国は介護現場で働く職員にとって、2024年度に2.5%、2025年度に2.0%のベースアップへと確実につながるよう加算率の引き上げを実施しました。同省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要(p.17)」によると、2024年の介護福祉士の(月給制・常勤)の平均給与は35万50円で、前年の33万7,160円から1万円以上アップしています。
この記事の「介護福祉士は資格手当以外にも手当がつくの?」では、処遇改善手当について解説しているので、気になる方はぜひご一読ください。

介護福祉士の資格手当はいつからもらえるの?

介護福祉士を取得した職員にいつから資格手当を支給するのかは、職場によって異なるでしょう。介護福祉士国家試験に合格すると合格証書が届き、資格登録の申請をして登録が完了すると登録証が届きます。資格手当をもらうために、合格証や登録証のコピーが必要な職場もあるので、資格登録の手続きは早めに行いましょう。
「資格手当がいつからもらえるのか分からない」といった疑問や不安がある方は、職場に確認してみてください。

まとめ

2023年にレバウェル介護(旧 きらケア)が行った調査では、179人の介護福祉士のうち124人が「資格手当をもらっている」と答えました。介護福祉士の資格手当の相場は1万円程度です。資格手当の支払いは介護事業所の義務ではないので、支給の有無や金額は職場ごとに異なるでしょう。

実際に介護福祉士を取得した方の多くは、給与が上がったことを実感しています。介護福祉士の平均給与は、介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修の保有者よりも2万円以上高いので、取得するメリットは大きいでしょう。介護福祉士は、資格手当だけではなく、処遇改善手当や役職手当ももらえる場合があります。

「今の給与に不満がある」という介護福祉士の方や、「働きながら介護福祉士を取得したい」という方は、レバウェル介護(旧 きらケア)にご相談ください。介護業界の給与事情に詳しいキャリアアドバイザーが、あなたの希望に合った求人をご紹介します。資格取得に協力的な職場を選べば、将来的にさらなる給与アップも可能です。サービスはすべて無料なので、ぜひ気軽に利用してみてください。

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執筆者

  • 「レバウェル介護」編集部

    お役立ち情報制作チーム

介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点

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※この記事の掲載情報は2025年12月3日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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