
この記事のまとめ
- 介護職の転職理由として多いのは、人間関係や給与、仕事内容への不満など
- 面接で転職理由を伝える際は、前向きな表現を心がけて仕事への意欲を示そう
- 介護職の面接では、退職理由と志望先で働きたい理由をセットで話すと良い
「面接で転職理由を聞かれたらどうしたら良いの?」と不安な介護職の方もいるでしょう。転職したい理由は、退職理由とセットで伝えると説得力が増します。面接では前向きな表現を心がけて話すようにしましょう。この記事では、介護職の転職理由を、ランキング形式でご紹介します。採用担当者が面接で転職理由を聞く目的も解説。転職理由の伝え方や例文もまとめています。介護業界での転職を成功させたい方は参考にしてください。
目次
介護職の転職理由ランキング
レバウェル株式会社の「きらケア介護白書2022(p.30)」によると、介護職員として転職をした理由のランキングは次のとおりです。

介護職の転職理由として多いのは、人間関係や労働条件への不満です。ここでは、ランキング上位に挙がった介護職の転職理由について解説するので、ぜひ参考にしてください。
【介護職の転職理由1位】職場の人間関係が悪かった
多くの介護職員が、転職理由として職場の人間関係の悪さを挙げています。同僚と円滑にコミュニケーションを取れないと、業務の連携ができません。人間関係が仕事に影響することにストレスを感じて、転職を検討する人もいるようです。
利用者さんに良質な介護サービスを提供するためにも、介護職の人間関係のトラブルは少ないほうが良いでしょう。
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【介護職の転職理由2位】給与が低かった
給与条件や待遇面への不満から転職を考える介護職も多くいます。給与などの待遇は、仕事のモチベーションを保つための大事な要素の一つです。「思うような収入を得られなかった」「昇給制度や手当が整備された環境で働きたい」という気持ちから、転職活動を進めることも考えられるでしょう。
転職で給与アップを狙いたい介護職の方は、「【介護】転職で年収アップは可能?給与アップのポイントとリスクを解説」をチェックしてみてください。
【介護職の転職理由3位】仕事内容への不満があった
「利用者さんと接する時間が少ない」「介護業務に専念したいのに雑務が多い」など、働き始めてから感じたギャップが転職理由になる場合もあります。
仕事内容に不満を抱えていると、「理想のキャリアを積めない…」といった不安を感じることもあるかもしれません。介護職は需要が高く、比較的転職しやすいので、希望するキャリアが叶う職場に移る方もいます。
【介護職の転職理由4位】労働条件が悪かった
職場の労働条件が悪く、「この環境で働き続けるのは厳しい」という判断をする介護職もいます。職員が対応しきれないほど多くの利用者さんを受け入れたり、十分な休みを確保できなかったりなど、労働条件の悪い職場の特徴はさまざまです。
残業が多く、オンオフの切り替えがうまくできない環境の場合、「大変だから転職したい」と考える介護職もいるでしょう。
【介護職の転職理由5位】上司と馬が合わなかった
仕事を続けるためには、上司と良好な関係を築くことも必要になります。上司に自分の意見を尊重してもらえなかったり、ケアの方向性が合わなかったりして、転職を決意する介護職もいるようです。
上司との人間関係に悩みがある方は、「介護職の上司に対する不満や悩みはどうすれば良い?対処法をチェック!」も参考にしてくださいね。
出典
レバウェル株式会社「介護士のキャリアや外国人雇用などに関するレポート「きらケア介護白書2022」を公開しました」(2025年9月30日)
介護職に多いそのほかの転職理由
「介護職として仕事の幅を広げたい」という前向きな転職理由の人もいます。また、結婚や出産による環境の変化を機に、「働き方を変えたい」「家の近くの職場を見つけたい」などと考えて転職する方も少なくありません。
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介護職の採用面接で転職理由を聞くわけ
介護職の採用面接のときに、面接官が転職理由を聞くのは、「同じ理由で退職しないか」「仕事内容とキャリアプランにミスマッチはないか」などを確認するためです。以下で解説するので、チェックしてみましょう。
職場で長期的に活躍してくれる人材か見極めるため
面接官は、転職理由を聞いて、同じ原因で退職しないかを判断します。採用側にとって、短期離職せず職場に定着してくれる人材かどうかは重要です。退職理由を話すときは、転職先で長く働く意欲があることも同時に伝えると、良い印象を与えられるでしょう。
仕事内容や労働条件の希望を確認するため
仕事内容や労働条件に不満を感じさせることがないよう、面接の際に求職者の希望を聞くこともあるでしょう。「身体介護のスキルを磨きたいけど、見守りがメインの施設では難しかった」「夜勤に負担を感じるため、日勤のみで勤務したい」など、働き方の希望をチェックして、職場環境と求職者がマッチするかを確認します。転職先と求職者の求める条件が一致していると、早期離職のリスクを減らせるでしょう。
介護の仕事への熱意を探るため
面接では、介護の仕事に対する考え方や熱意を確認するために、転職理由を聞くこともあるようです。転職理由は、「利用者さんへのリスペクトはあるか」「介護職に向いているのか」などの判断基準にもなります。
たとえば、利用者さんとのトラブルが原因で退職していたり、介護業務に強い苦手意識があったりする場合は、採用を懸念される可能性が高いでしょう。
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介護職の面接における転職理由の伝え方のコツ
介護職が面接で転職理由を伝えるときは、前向きな表現を心がけることが重要です。下記のポイントを参考に、好印象を与える転職理由の伝え方を掴みましょう。
退職理由と転職理由はセットで伝える
転職理由を伝える際は、退職理由とセットで話すと説得力が増します。次の3点を意識すると、転職理由を組み立てやすいでしょう。
- 前職で問題に感じていたこと
- 問題を解決するために必要な働き方
- 応募先へ転職することで問題が解決する理由
まずは前職で問題に感じていたことや、その課題に対してどのように努力したのかを伝えます。そして、転職によって状況が改善する理由と、志望先でスキルを活かして働きたい熱意をアピールしましょう。
採用担当者から、「弊社なら退職の原因になった問題が発生しないから、長く働いてくれそう」と思ってもらえるように話すのがポイントです。
ネガティブな退職理由はポジティブに言い換える
転職理由は、ポジティブな表現で伝えることが大切です。人間関係や給与、仕事内容への不満といったネガティブな退職理由をそのまま述べてしまうと、「不満があればすぐに辞める人」と思われてしまう可能性があります。面接では、下記のような転職理由はそのまま伝えないのが無難です。
- 給料が低過ぎてモチベーションが上がらなかった
- 苦手な先輩との人間関係が悪かった
- 仕事をしない同僚を見て、もうやっていられないと思った
- 毎日残業が発生して体力的に厳しかった
前職のネガティブな話を、転職先に愚痴のように伝えるのはNGです。事実を客観的に伝えることや、できるだけポジティブな表現を使うことを意識してみてください。
たとえば、忙しさが理由で転職する場合、「今の職場が忙しくて嫌になった」と感情的に伝えるのは良くありません。「利用者さんと向き合って、より手厚い介護がしたい」「プライベートの時間を確保することで、気持ちに余裕を持って仕事に取り組みたい」など、前向きな表現に言い換えるのがおすすめです。
嘘の転職理由を伝えるのは避ける
介護職が転職理由を伝える際に、嘘をつくのは避けましょう。転職理由で嘘をついてしまうと、面接が進むうちに矛盾が発覚し、不信感を与える可能性があります。転職理由を聞かれたときは、前向きな言い回しを心がけながら、正直に事実を話すことが大切です。
「でも」「しか」などのマイナスな表現は使わない
「介護の仕事でもしようかと思った」「自分には介護の仕事くらいしかできない」というように、介護職を軽視するような転職理由を伝えると、マイナスなイメージを与えてしまいます。介護職には、利用者さんに対する責任感が必要です。
「高齢者の方と関わる仕事に興味があった」「介護職として経験を積んで人として成長したい」など、転職して介護にまっすぐ向き合いたいことを伝えると、好印象を与えられるでしょう。
待遇の条件だけを転職理由にしない
「給与が高かったから御社に転職したいと思いました」「家から近かったので希望しました」など、待遇や条件だけで選んだ印象を与えないよう注意しましょう。待遇面だけで志望したと伝えると、「もっと条件の良い職場があれば、また転職してしまうのでは?」と思われてしまうかもしれません。
労働条件や待遇に触れるときは、「通勤がしやすいので家庭と両立して長く働ける」など、長期就業につながる形で伝えるようにしましょう。また、転職先の条件面だけではなく、経営理念といった魅力についても言及することが大切です。
自分にとって好条件の転職先に対して志望動機を伝えるときの例文は、「【例文】家庭の事情が転職理由の介護職の志望動機」で後述しています。
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介護職の転職理由や志望動機の例文
ここまで、転職理由を伝える際のポイントを解説してきましたが、「具体的にはどうしたら良いの?」と悩む方もいるでしょう。以下では、介護職が面接で転職理由を聞かれたときや志望動機を伝えるときの例文を、退職理由別にご紹介するので、参考にしてください。
【例文】人間関係が原因で転職する介護職の志望動機
【例文】給与アップのために転職する介護職の志望動機
【例文】仕事内容への不満から転職する介護職の志望動機
【例文】家庭の事情が転職理由の介護職の志望動機
【例文】スキルアップのために転職する介護職の志望動機
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介護職が働きやすい職場とは
レバウェル株式会社の「きらケア介護白書2022(p.19)」によると、介護職員が「現在の職場に満足している理由」のランキングは次のようになっています。

ここでは、上記のように不満なく働ける職場の選び方や探し方を解説していくので、「転職を成功させたい」という介護職の方はご一読くださいね。
人間関係が良好な職場の選び方
可能であれば、面接の際に施設見学を行うと、志望先の人間関係をチェックできるでしょう。施設見学では、挨拶が返ってくるかといったスタッフの様子や、職場の雰囲気が自分に合っていそうかを見ます。詳細な人間関係まで把握するのは難しいですが、良い人間関係が構築できそうな環境かどうかは、見学することである程度判断できるでしょう。
希望の勤務地の求人の探し方
勤務先の場所も、求人情報でチェックすべき項目です。希望の勤務地の転職先を探す際は、地域や電車の路線を指定して求人を検索する方法があります。無理なく通える距離なのか、通勤にかかる時間はどれくらいかといった部分に目を向けましょう。
また、駐車場の有無や通勤手当のルールは職場によって異なるので、通勤手段も意識して求人を見るのがおすすめです。
福利厚生が充実している職場の見つけ方
福利厚生が整っているのかを確認したいときは、求人票だけではなく、介護施設のWebサイトなどもチェックすると良いでしょう。「OJT制度によって手厚い教育を受けられる」「資格取得支援の制度を利用できる」など、福利厚生が整備されているかどうかは、長く働くうえで重要なポイントです。なかには、住宅手当や育児手当、アミューズメント施設の割引といった福利厚生を利用できる職場もあります。
福利厚生によって生活や働き方が改善される場合もあるため、求人情報はしっかりと確認しましょう。転職先について、求人票より詳しく知りたい方には、転職エージェントの利用もおすすめです。
「自分にとって働きやすい介護施設を見つけたい」「希望条件に合った求人を探したい」と考えている方は、レバウェル介護(旧 きらケア)にご相談ください。レバウェル介護(旧 きらケア)は、介護業界に特化した転職エージェントです。介護業界に詳しいアドバイザーがヒアリングを行い、あなたの希望に沿った求人をご提案いたします。
ここにしかない施設情報や実際の労働環境などもお伝えするので、転職後のミスマッチを防げるでしょう。すべてのサービスは無料なので、転職に興味がある介護職の方は、レバウェル介護(旧 きらケア)を活用してみませんか?
出典
レバウェル株式会社「介護士のキャリアや外国人雇用などに関するレポート「きらケア介護白書2022」を公開しました」(2025年9月30日)
その悩み、解決できるかも
介護職の転職理由に関するよくある質問
ここでは、介護職の転職理由に関するよくある質問に回答します。介護業界での転職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
介護職から介護職へ転職するのにはどんな理由があるの?
介護職の転職理由で多いのは、「人間関係が悪かった」「労働条件が悪かった」「上司と馬が合わなかった」などです。介護職は人と接する機会が多い仕事なので、相性が合わない人と出会ってしまうこともあり、人間関係が原因で辞める方は少なくありません。また、業務量が多かったり、仕事に対して給与が見合わないと感じたりして転職する方もいます。
介護職の転職理由については、この記事の「介護職の転職理由ランキング」でも解説しているので、ぜひご覧ください。
介護職が面接で転職理由を伝えるときのポイントは?
人間関係や待遇面への不満など、ネガティブな転職理由はそのまま伝えず、ポジティブな表現で伝えるようにしましょう。前職の不満や愚痴を伝えると、採用担当者に「何かあったらすぐに辞めてしまうかもしれない」と思われる可能性があります。退職の理由を話すときは、前職を悪く言わないよう気をつけることが大切です。
面接で転職理由を聞かれたときの答え方は、「介護職の転職理由や志望動機の例文」でご紹介しているので、参考にしてください。
介護職への転職を考えている方に対してのアドバイスは?
介護職への転職を考えている方は、仕事内容をしっかりと確認したうえで職場を選びましょう。自分に合った介護施設を見つける方法としては、事前に職場見学をするのがおすすめです。介護業界は、昔は働く環境の整備ができていませんでしたが、今では職場環境や労働条件の改善が進んでいます。
無資格や未経験から介護職を目指したい方は、「介護職への転職を考えている方に対して。業界の実情や失敗しないコツを解説」の記事もチェックしてみてくださいね。
まとめ
介護職に多い転職理由は、職場の人間関係や労働条件の悪さ、仕事内容への不満などです。理想の介護ができなかったり、職場環境が悪かったりすると、働くモチベーションを保つのは難しいでしょう。
求職者に対して面接官が転職理由を聞くのは、意欲や適性があるのかを確かめるためです。面接で転職理由を聞かれたときは、ポジティブな表現にすることや、嘘をつかないことを意識しましょう。採用担当者に好印象を抱いてもらえるよう、介護の仕事への熱意を伝えることも重要です。
介護業界で転職するときは、人間関係や勤務地、福利厚生をよく確認しましょう。求人票を見るだけではなく、施設のWebサイトや転職エージェントも活用するのが、転職成功のコツです。
「今の職場を辞めても大丈夫?」「転職したいけど、履歴書の書き方や面接が不安…」という介護職の方は、ぜひレバウェル介護(旧 きらケア)をご利用ください。退職に関する相談への対応や、施設見学の日程調整、面接対策など、転職活動を総合的にサポートいたします。「自分の住むエリアの求人を見てみたい」という方の利用も歓迎です。介護業界で「転職してみようかな?」と思ったら、まずは気軽にご相談くださいね。
その悩み、解決できるかも
執筆者

実
元介護士ライター
グループホームに2年、訪問介護事業所に3年勤務。多くの高齢者や、障害のある方の介護に携わる。訪問介護事業所では、サービス提供責任者の業務も担当した。2022年に介護福祉士を取得。現在は、知識や経験を活かして、介護職員の方に役立つ情報を発信している。


