
この記事のまとめ
- 介護職は、同じ仕事の繰り返しや肉体的な疲労から飽きたと感じることがある
- 半年以上勤務した人や介護資格を有している人は、転職する選択肢もある
- 介護職に飽きたときの対処法は、体を休めたり資格を取得したりすること
介護職を続けていると、「仕事に飽きた」と感じてしまうこともあるのではないでしょうか。介護職は同じ業務を繰り返すことに飽きてしまう方がいるようです。仕事に飽きたと感じたときは、感情的に行動せず転職すべきかしっかりと考えましょう。この記事では、介護職に飽きてしまう理由や対処法を解説します。転職すべきかどうかの考え方も紹介するので、「介護職に飽きたから転職したい」と考えている方は、参考にしてください。
目次
介護職に飽きたと感じる7つの理由
介護職の方は、日々の業務をこなすなかで、ふとしたときに「介護の仕事に飽きた、辞めたい」と思う場合があるようです。ここでは、介護職に飽きたと感じる7つの理由について解説します。
1.毎日同じ仕事の繰り返しに思える
介護職を3~4年以上と長く続ければ、普段の業務はもちろん、ある程度のトラブルにもあまり動じなくなります。相談業務や来客対応を兼任していれば新鮮味があるかもしれませんが、介護業務しか行っていない場合、「毎日同じことの繰り返しで飽きた」と思うことがあるようです。
2.施設内で介護職以外の職員が活躍している
施設内で働く介護職以外の職員の活躍を目の当たりにすることで、「介護職に飽きた」という気持ちが芽生える方もいるようです。
介護施設では、介護職以外にも看護職員やケアマネジャー、栄養士、機能訓練指導員など多くの職種が働いています。これらの職種はいずれも公的な資格が必要ですが、介護職は無資格からできる仕事です。もちろん介護職も重要な役割を担っていますが、「他職種と比較して専門性が薄い」と感じてしまい、飽きにつながる場合があるのかもしれません。
3.仲の良い職員が転職してしまった
職場で仲良くしていた職員が転職してしまい、介護職の仕事へのモチベーションが下がることもあります。仕事内容や業務量に多少不満があっても、一緒に頑張る仲の良い職員がいればさほど苦にならないこともあるでしょう。その支えがなくなった途端に仕事が楽しくなくなり、飽きたと感じてしまう方もいるようです。
4.家と職場でやることが変わらない
「家と職場でやることが変わらない」と感じるのも、介護職に飽きてしまう理由の一つです。グループホームや訪問介護事業所で働いている場合、仕事内容に料理や洗濯、掃除などの生活援助が含まれます。そのため、出勤前や帰宅後、休日などに家事をしていると「家と職場でやることが一緒だから飽きた…」という考えが頭をよぎることがあるようです。
5.仕事の楽しさより人間関係の苦労が勝っている
介護施設のなかには、職員や利用者さんとの人間関係が良くない職場もあります。苦手な人に気を遣って仕事に集中できないと、やがて介護職自体が嫌になったり飽きたと感じたりすることもあるでしょう。
レバウェル株式会社の「きらケア介護白書2022(p.30)」によると、介護職員として 2回以上転職したことがある方の転職理由は、「職場の人間関係が悪かった(29.8%)」が最も多い結果でした。3割程度の方が人間関係を理由に転職しています。
人間関係が原因で介護職を辞めたいとお悩みの方は、職員同士の仲が悪い場合の対処法を掲載している「介護職員の人間関係が悪いのはなぜ?改善方法や転職先選びのポイントを解説」の記事を参考にしてみてください。
出典
レバウェル株式会社「介護士のキャリアや外国人雇用などに関するレポート「きらケア介護白書2022」を公開しました」(2026年4月6日)
6.肉体的な疲労が精神面に影響している
業務量が多い、仕事で腰を痛めたなどの疲労が精神面に影響し、一時的に「介護職に飽きた」と感じてしまうこともあるでしょう。疲れが溜まっているときは、気持ちがネガティブなほうへ流れがちです。
7.介護職として成長を感じられなくなった
ある程度勤続年数を重ねたベテランの方に多いのが、「介護職としての成長を感じられなくなって飽きた」という悩みです。普段の業務で分からないことがなくなり、後輩に指導ができるレベルになると、自分で新たに目標を作らないと仕事にやりがいを感じられなくなることがあるでしょう。
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「介護職に飽きた」という理由で転職しても良い人
「仕事に飽きたら転職しても良いの?」と迷う方は多いのではないでしょうか。ここでは、「介護職に飽きた」と感じたときに、転職しても前向きに検討しても良い人の特徴を解説します。転職を決めかねている介護職の方は、判断材料の一つとして参考にしてみてください。
20代や30代の若年層
20~30代の若年層は、転職活動において有利な年齢です。介護職から介護職への転職は年齢を問わず採用されやすい傾向にありますが、それでも若手のほうがより希望条件に合う職場を見つけやすいでしょう。
また、20~30代の若手は異業種への転職も叶いやすい年齢です。介護職に飽きた方と感じ、転職の意思が固まっている場合は、早めに行動を開始しても良いかもしれません。
介護職として半年以上勤続した人
介護職として半年以上働いていれば職歴として評価されるので、ある程度勤続した方は、転職活動に移っても比較的次の職場を見つけやすいでしょう。従事期間が長いほど培ったスキルを評価されやすいので、あと1~2ヶ月で勤続△年になるという方は、キリの良い時期まで転職を待つのも選択肢の一つです。
介護関連の資格がある人
介護関連の資格を持っていて、次の職場も介護施設が良いと考えている方は、現在の職場を辞めても転職先が見つかる可能性が高いでしょう。特に、介護福祉士やケアマネジャーなど、専門性や信頼性の高い資格を取得している方は、経験豊富な介護職として転職市場で重宝される傾向にあります。
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「介護職に飽きた」という理由で転職しないほうが良い人
ここでは、前項とは反対に「介護職に飽きた」という理由で転職しないほうが良い人について解説します。以下のような方は、仕事に飽きたことだけを理由に転職するのは避けたほうが無難です。
給与に不満がない人
現在の給与に不満がない人は、介護職に飽きたからといって安易に転職しないほうが良いでしょう。勤続年数が長い方や役職に就いている方は、転職すると給与が下がる可能性があります。給与が下がることを覚悟してでも本当に転職したいのか、よく考えてみましょう。
入職前に説明された契約内容と現在の状況が異なる人
入職前に説明された契約内容と現在の状況が異なる人は、「介護職に飽きたし、契約違反もあるし…」と転職を決める前に、人事や総務の責任者に確認をとりましょう。もし誤解や手違いがあった場合、安易に転職すると後悔する可能性があります。
契約内容の不履行が分かった場合、「労働契約書には△△と記載されており入職時に説明も受けたのですが、△△が反映されていないので確認していただくことは可能ですか?」というように聞いてみてください。それでも適切な対応がなされなかった場合は、我慢して仕事を続けず転職に向けて動くと良いでしょう。
短期間に何度も転職をしている人
短期間に何度も転職を繰り返している方は、介護職に飽きたと思っても一度思いとどまってみてください。短期間での転職回数が多いと「入職してもすぐに辞めるのでは?」と思われてしまい、経験のある介護業界を選んでも採用されにくくなります。
短期間で転職を繰り返した人は、半年以上勤続してから転職したほうが、職歴の評価につながって次の職場を見つけやすいでしょう。
介護職に飽きたと感じたときの対処法
ここでは、介護職に飽きたと感じたときの対処法をご紹介します。「介護職に飽きて辞めたい」という気持ちが一時的な疲れや悩みからきている場合は、以下を実践することで解消される可能性があるでしょう。
体を休める
疲れているときは、転職について考える前にしっかり体を休めてみてください。「6.肉体的な疲労が精神面に影響している」でも触れたように、疲労が蓄積していると「介護職に飽きた、辞めたい」といったネガティブな気持ちが芽生えてしまうことがあります。
しっかり睡眠をとって体を休めれば、翌朝には「どうして介護職に飽きたと思っていたんだろう」と考えが変わっている可能性もあるので、ぜひ試してみてくださいね。
新しい人間関係を築く
仲の良い職員がいなくなったことで介護職に飽きたと感じている方は、新しい人間関係を築く努力をしてみましょう。新たに仲良く話せる人ができれば、また仕事を楽しく思える可能性があります。
普段あまり話さない人と関わりをもってみたり、介護職以外の職員とも話してみたりすることで、仕事の視野が広がるきっかけにもなるでしょう。
普段から感謝の気持ちを意識する
飽きたと感じるほど介護職の仕事に慣れてしまった方は、利用者さんや職員に対し改めて感謝の気持ちをもつことを意識してみましょう。感謝の気持ちを忘れると、「自分がやってあげている」「お世話をしてあげている」といった慢心を抱きやすくなり、仕事の飽きにもつながります。
普段から利用者さんや職員への感謝を意識することで、一つひとつの仕事に張り合いをもてるようになるかもしれません。
資格を取得する
介護職に飽きた方は、介護の知識や技術をより深めるために資格を取得するのも一つの方法です。はじめは「介護職員初任者研修」や「介護福祉士実務者研修」など取得しやすい資格から勉強し、ゆくゆくは「介護福祉士」や「ケアマネジャー」などに挑戦するのが良いでしょう。資格を取得することで、給与アップやキャリアアップも目指せます。
どうしても気持ちが変わらないときは転職を検討する
「どうしても気持ちが変わらない」「今の職場が苦痛だ」という場合は、転職を検討してみても良いでしょう。しかし、次の職場でもまた仕事に飽きてしまっては、転職を繰り返すことになってしまいます。
そのため、転職活動に移るのは「なぜ飽きたのか」と「どうすれば仕事を飽きずに続けられるか」をはっきりさせてからにしましょう。
また、飽きずに続けられそうな仕事を見つけるために、転職エージェントを利用するのもおすすめです。転職エージェントは、自身の適性や希望条件などに沿って求人を紹介してくれるので、「次の職場でもすぐに飽きてしまうかも…」といった不安を解消したうえで転職に臨めます。
「転職エージェントとは?ほかのサービスとの違いや活用するメリットを解説」では、転職エージェントの利用方法やメリットを解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
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介護職に飽きたときによくある質問
ここでは、介護職に飽きたときによくある質問に回答します。仕事に対するモチベーションを保てなくなってお悩みの方は、チェックしてみてください。
介護職に飽きる理由は?
介護職に飽きたと感じる理由は、「毎日同じ仕事の繰り返しに思えてしまうこと」が挙げられます。介護業務は基本的に食事や入浴、排泄など、利用者さんの日常生活を支える仕事のため、慣れると新鮮味を感じられなくなることがあるようです。
また、職員や利用者さんとの人間関係が良くない職場では、ストレスから介護職に飽きたと感じる場合も。業務量の多さや夜勤による肉体的疲労が精神面に影響することもあるので、疲れを感じたら息抜きをして、冷静になってから仕事を続けるべきか考えましょう。
介護職に飽きてもう無理と感じたときの対処法は?
介護職に飽きて辞めたくなったときには、まずは休日を利用して心身共に仕事から離れ、リフレッシュすることが大切です。疲労が和らぐと、前向きな気持ちで的確な判断ができるでしょう。また、職場で新しい人間関係を築くことも、仕事が楽しくなるきっかけになるかもしれません。
モチベーションを向上させるには、介護の資格取得に挑戦することも効果的です。詳しくは「介護職に飽きたと感じたときの対処法」で紹介しているので、退職の判断を下す前に、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
介護職に飽きてしまう理由は、「毎日同じことの繰り返しに思えるから」「仲の良い職員が辞めてしまったから」など人によってさまざまです。
介護職に飽きたと思っても、給与に不満がない人や短期間に転職を繰り返している人は、簡単に辞めないほうが良いでしょう。どうしても今の職場で働くことを苦痛に感じる場合は、介護職に飽きた理由やどうすれば飽きずに仕事を続けられるかをはっきりさせたうえで、転職を検討してみてくださいね。
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また、転職に関して不安なことや疑問に感じていることもキャリアアドバイザーに相談することが可能です。「次の職場でもすぐに飽きて辞めそう…」と不安な方も、まずは気軽にご相談ください。
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執筆者

「レバウェル介護」編集部
お役立ち情報制作チーム
介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点


