
この記事のまとめ
- 介護職の女性によくある転職理由は、人間関係の悩みや給与への不満など
- 転職すべきかは、メリットとデメリットを理解して判断することが大切
- 転職を成功させるには、自己分析や資格取得をすると良い
女性の介護職の転職理由が気になる方もいるのではないでしょうか。介護職員の転職理由は、職場の人間関係や給与への不満、仕事内容のミスマッチなどさまざまです。この記事では、介護職の女性の転職理由や、転職するメリット・デメリットを解説します。転職を成功させるためのポイントもまとめました。実際の面接を想定したポジティブな伝え方も紹介するので、介護業界での転職を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
目次
介護職の女性によくある転職理由
レバウェル株式会社の「きらケア介護白書2022(p.30)」によると、介護職員として2回以上転職したことがある方の転職理由の1位は「職場の人間関係が悪かった(29.8%)」でした。次いで「給与が低かった(16.3%)」、「仕事内容への不満があった(14.7%)」となっています。

1位と5位の理由から、対人関係を理由に転職を考える介護職の方が多いことが分かります。同ページによると、転職をしたことがある介護職員は77.2%で、8割近い方が転職経験者です。
なお、上記の調査は女性に限ったデータではありません。介護職の女性が経験している転職理由については、下記で詳しく解説します。
出典
レバウェル株式会社「介護士のキャリアや外国人雇用などに関するレポート「きらケア介護白書2022」を公開しました」(2025年9月30日)
人間関係の悩み
介護業界での転職理由としてよく耳にするのが、職場の人間関係です。人間関係の悩みと一口にいっても、スタッフ・上司・他職種など相手はさまざま。「スタッフ間に派閥がある」「上司との馬が合わない」など職場の人間関係の悩みは多岐にわたります。
また、介護職は施設内で働くスタッフと連携しながら業務にあたるのはもちろん、自治体の職員や利用者さんのご家族など、多くの人と関わる仕事です。直接関わる人との折り合いだけではなく、施設全体の人間関係の状態や雰囲気にストレスを感じ、転職を視野に入れる人もいます。
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給料や待遇への不満
どの職場でも、給与や待遇に不満を感じる人は少なくありません。現状よりも良い環境で働きたいという理由で転職を考える方もいます。求人を確認すれば、現在の給与より高いのか低いのか確認できるので、転職の軸にする際は比較的判断しやすい条件です。
よくある待遇の不満としては、「業務範囲が広がったのに給料が上がらない」「適切な評価を受けられずキャリアアップできない」「残業などの拘束時間が長い」などが挙げられます。
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体力的な問題
介護の仕事は、身体的な負担が大きいといわれることもあります。利用者さんのケアやサポートが力仕事であることに加え、夜勤や早番・遅番など、シフトも不規則になりがちです。疲れが十分にとれないまま、仕事に向かわなければならない状況が続くと、「仕事は続けたいけど、身体がついていかないから転職しなくては…」と感じても無理はありません。
また、慢性的な人手不足の介護施設では、十分な人員が確保されず少人数で仕事を分担することになり、体力的な負担を感じる人もいるようです。きちんと休みがとれなかったり、希望の日に休みがとれなかったりすることで、精神的なストレスや疲労が溜まってしまい、転職を考える人もいます。
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家庭の事情
結婚や出産、家族の転勤、家族の介護などを理由に転職する方もいます。ライフステージに対応した働き方をするために、産休・育休の制度が充実した職場や、時短勤務ができる職場に転職することもあるでしょう。
女性も男性も、育児のステージによってライフスタイルが変わることは多く、対応した働き方を見つけることが、ワーク・ライフ・バランスをとることにつながります。また、家庭の事情による転職理由は、やむを得ない事情として判断されることが多く、引き止められにくい転職理由です。
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スキルアップのため
今よりさらに技術を高めるために転職する人もいます。要介護度が高い利用者さんが多い施設で高い介護知識や技術を身につけたり、専門的な資格を有している人が働いている施設で学んだりと、転職によってスキルアップを目指すことも可能です。
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別にやりたい仕事ができた
介護業界以外に興味を持ったり、介護業界の中でも別の職種に興味を持ったりなど、別にやりたい仕事ができて転職を考える人もいます。また、実際に働いてみて、「自分のやりたい仕事はこれじゃないかも…?」と感じ、転職を考える人もいるようです。
介護業界は多数の職種が同じ職場で働いており、介護職以外にも、生活相談員や介護支援専門員(ケアマネジャー)など多様な職種があります。そのため、ほかの職員の仕事を実際に見ることで、別の職種に興味が湧くことも少なくありません。
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今の職場に満足していますか?
転職するメリット・デメリット
ここでは、転職するメリット・デメリットについて解説します。メリットとデメリットを比較し、転職すべきかよく考えてから決断すれば、後悔のないキャリアを選択できるでしょう。
メリット
転職する1つ目のメリットは、職場の人間関係の問題や給与・待遇の不満など、抱えている問題を解決できる可能性があることです。悩んでいた問題がなくなれば、新しい職場では前向きに働けるでしょう。嫌なことを我慢し続けることは大きなストレスとなるので、問題が大きい場合は身体に影響が出る前に決断することが大切です。
2つ目のメリットは、転職することでキャリアアップ・スキルアップが狙えること。新しい職場で適切な評価を受けられれば、現職の立場よりも昇進する可能性もあります。また、新しいスキルや知識を身につけられるのも、転職するメリットです。
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デメリット
転職する1つ目のデメリットは、現在抱えている問題を解決できない可能性があることです。たとえば、人間関係の問題を理由に転職しても、新しい職場にも馬の合わない人がいることも考えられます。
2つ目のデメリットは、人間関係を一から構築したり、新しい仕事を覚えたりしなければならないこと。新しい環境に飛び込むことにストレスを感じる人もいるでしょう。
女性が転職を成功させるポイント
転職を成功させる主なポイントは、「自己分析をする」「キャリアプランを具体的に考える」「有利になる資格を取得する」の3つです。新しい職場で長く働くためにも、転職を繰り返さないためにも、以下のポイントをしっかり押さえておきましょう。
自己分析をする
自己分析は、転職を成功させるための重要なポイントです。自身の長所・短所や仕事に求めることを把握することで、企業とのマッチング率が高まります。就職後にギャップを感じないためにも、自己分析は徹底的に行いましょう。自己分析を行うことで、志望動機も明確になり、より具体的なアピールが可能です。
自己分析のやり方は、「介護士さんの自己分析!業界の転職で効果的にアピールするコツを解説」の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
キャリアプランを具体的に考える
「自分はどのように仕事をしたいのか」「5年後、10年後に達成したい目標は何か」といったキャリアプランを具体的に考えておきましょう。キャリアプランは面接でも聞かれやすい内容なので、具体的なイメージを持っておくことで、質問にしっかり答えられます。
有利になる資格を取得する
資格を取得しておくことで採用に有利になることもあります。介護業界で有利になる資格は、「介護職員初任者研修」「介護福祉士実務者研修」「介護福祉士」「社会福祉士」などです。介護職員初任者研修は、介護の資格の中でも比較的難易度が低く、働きながら取得しやすい資格なので、取得を目指してみるのも良いでしょう。
国家資格である介護福祉士や社会福祉士は、実務経験や学歴が求められるため、受験資格のハードルが高い資格です。試験でも専門知識が問われるため、取得が難しい資格ですが、その分魅力的な人材であることをアピールできます。
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レバウェル介護の資格スクール面接における転職理由のポジティブな伝え方
面接で転職理由を伝える際は、ネガティブな内容を伝えるのではなく、「これから、どんなことにチャンレジしたいのか」「転職で何を叶えたいのか」に焦点を当て、前向きな気持ちを伝えることが大切です。
「何かあったときにまた辞めてしまうかも」と思われるような転職理由は、ポジティブな内容に言い換えて伝えましょう。また、前職への不満や愚痴はマイナスなイメージを与えてしまうので言わないほうが無難です。
たとえば、人間関係の問題が理由で転職する場合は、「前職では個人で仕事に取り組むことが多かったため、チームワークを活かして働きたいと考え、転職を決意しました」というように言い換えると良いでしょう。
給与が低いことが転職理由の場合は、「評価制度が整っている環境でキャリアアップを目指したいと考え、退職を決めました」というように、仕事を頑張る意欲があることをアピールするのがポイントです。
女性の転職理由に関するよくある質問
ここでは、女性の転職理由に関するよくある質問にお答えします。転職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
女性が仕事を辞める理由は何ですか?
厚生労働省の「転職入職者の状況(p.2)」によると、女性の退職理由は「その他の個人的理由(25.1%)」を除くと、「職場の人間関係が好ましくなかった(13.0%)」が最多です。次いで、「労働時間、休日等の労働条件が悪かった(11.1%)」という結果でした。
この記事の「介護職の女性によくある転職理由」でも女性の転職理由を解説しているので、あわせてご覧ください。
出典
厚生労働省「令和5年 雇用動向調査結果の概要」(2025年8月12日)
転職理由としてダメな例は?
転職先に転職理由を伝える際に、「ネガティブな内容を伝えること」はNGです。たとえば、「給料や役職が上がらないことが不満だった」「上司とうまくいかなかった」などと伝えると、良い印象は与えられません。「努力が評価される職場で働きたい」「職員とコミュニケーションを取りながら、チームワークを活かして働きたい」など、ポジティブな理由に言い換えることが大切です。
退職理由の伝え方は、「介護職の退職理由を例文付きで解説!面接でポジティブな印象を与える伝え方」の記事でも解説しています。退職理由別に例文も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
介護職の女性は、人間関係や仕事内容への不安、労働条件などを理由に転職を考えることがあるようです。転職を成功させるには、自己分析をしっかり行い、具体的なキャリアプランを立てておくと良いでしょう。有利になる資格を取得しておくのも効果的です。
転職理由によっては、正直に面接で伝えてしまうと、面接官に悪印象を与えてしまう可能性があります。家庭の事情などのやむを得ない理由以外は、ポジティブな内容に言い換えることが内定獲得のコツです。
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執筆者

「レバウェル介護」編集部
お役立ち情報制作チーム
介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点


