介護士っていくらくらい貰ってるの・・・?

仕事 2016/06/22
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介護士の給料は本当に安いの?


「介護士の給料は安い!」と思っていませんか?確かに大企業の給料と比べると、低いこともあるでしょう。ですが、現在日本の平均年収は2014年版で約415万円。この数字くらいの年収は、仕事を続けていけば十分に到達可能です(1)。

とはいえ、具体的な例を見てみないとわからないかもしれません。ここでは、2つの例を紹介しましょう。もちろん今回紹介する例はあくまで一例であり、施設の運営状況や地域によっても大きく異なることはあらかじめ言っておきます。ですが、この例はどちらも実例であることを、強調しておくことにしましょう。では、どうぞ。

24歳(女性)。専門学校卒。勤続年数4年


まずは、福祉の専門学校を出て、介護業界に就職したケースを見てみましょう。これはいわば、王道ともいえるでしょうか。

基本給は約17万円とやや安い印象を受けるかもしれません。しかし介護の業界は、基本給が抑えられ、手当が充実しているケースが多く見られるようです。

この職員の場合、毎月平均して4回の夜勤をしており、夜勤の手当が6,000円×4回=24,000円がつきます。

加えて資格手当もあります。専門学校を卒業して介護福祉士の資格を取得していますから、資格手当が10,000円つくことになります。

さらに、処遇改善交付金もあります。これは介護士の給与面の改善を目的としたもので、毎月2万円程度の支給が原則とされています(もっとも、これは施設の運営状況に左右されており、1万円〜2万円程度の幅があるようです)。

これが基本的な支給額になります。これで約22万円。ここに毎月の残業代(5Hほど)や交通費がついてきます。施設によっては家賃補助があるところも(1万5,000円〜2万円程度が多いようです)。これらすべてを足すと、毎月の総支給額は24万円程度になるでしょう。手取りでは約18万円になります。年収は350万円ほど。いかがでしょう、少なく感じますか?

35歳(男性)。他業種より転職。介護主任。勤続年数5年(介護経験10年)。扶養家族あり(妻・子供2人)


もう一つの例をみてみましょうか。他業種より介護業界に転職して10年。現場での経験が長く、業界内で一度の転職を経て介護主任(現場統括の役割)をしています。

基本給は約20万円。夜勤もしており、24,000円は同じです。資格手当は介護福祉士に加えてケアマネージャーも持っており、2万円。処遇改善交付金も同じ額です(ここでは1万円としておきましょう)。

ここに主任としての役職手当が1万円ほど上乗せされます。さらに、扶養家族がいるため、扶養手当が2万5,000円ほど。基本的な支給額は約29万円。これに残業代(10Hほど)や交通費がつきますから、毎月の総支給額は30万円前後になります。手取りは23~24万円です。年収は450万円ほどでしょう。

介護士の給料が安いのは、頻繁な転職も一因


いかがでしたか?意外と高いというのが多くの人の感想ではないでしょうか?

実は介護士の給料の安さは、頻繁な転職も原因となっています。多くの介護士が3年と持たず職場を転々とするために、最初の低賃金の状態を脱することができない、というのも一因にあると考えられます。

他の仕事と同様、根気よく続けていくことでしっかりと給与に反映され、更にはステップアップのチャンスも多くあるのが介護の仕事。これを読んで、みなさんの「介護士は薄給」というイメージが変われば幸いです。


引用元
(1)国税庁ホームページ、平成26年分民間給与実態統計調査、平成27年9月発表、https://www.nta.go.jp/kohyo/tokei/kokuzeicho/minkan2014/pdf/000.pdf、2016/2/23引用

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