
この記事のまとめ
- ケアマネの給料は、介護事業所で働くほかの職種に比べて安いわけではない
- ケアマネが給料を低いと感じる理由は、業務に報酬が見合っていないから
- 勤続年数を重ねたり介護職を兼務したりすると、給与アップを目指せる
「ケアマネジャーの給料は安い?」と気になる人もいるのではないでしょうか。常勤で働く施設ケアマネジャーの平均月収は約38万円で、介護事業所で働くほかの職種に比べて特別安いわけではありません。この記事では、ケアマネジャーの給与事情や、安いと感じる理由を解説します。居宅ケアマネジャーの給料もご紹介。給与アップを目指す方法や働くやりがいもまとめているので、就職・転職の参考にしてください。
ケアマネジャー(介護支援専門員)とはどんな仕事?業務内容や役割を解説!目次
ケアマネジャー(介護支援専門員)の給料は安い?
ケアマネジャーの給料は、介護業界で働くほかの職種に比べて安いわけではありません。
厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.126)」をもとに、介護職員等処遇改善加算を取得している事業所における、ケアマネジャーとほかの職種の平均給与額をまとめました。
なお、こちらは処遇改善加算の対象となる介護事業所の調査で、居宅ケアマネジャーは含まれていません。
| 職種 | 平均給与額(月給制・常勤) | 平均給与額(月給制・非常勤) |
| ケアマネジャー(介護支援専門員) | 375,410円 | 233,490円 |
| 介護職員 | 338,200円 | 196,060円 |
| 看護職員 | 384,620円 | 220,800円 |
| 生活相談員・支援相談員 | 353,950円 | 292,750円 |
| 理学療法士、作業療法士、言語聴覚士または機能訓練指導員 | 362,800円 | 290,460円 |
| 事務職員 | 317,620円 | 166,590円 |
| 調理員 | 272,240円 | 120,460円 |
| 管理栄養士・栄養士 | 323,810円 | 264,580円 |
参考:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.126)」
月給制のケアマネジャーの平均給与は、常勤が375,410円、非常勤が233,490円でした。常勤の場合、ケアマネジャーより平均給与が高いのは看護職員のみです。ケアマネジャーの給与は、介護事業所で働く職種のなかでは比較的高いことが分かります。
看護師や准看護師からケアマネジャーへキャリアチェンジする場合、給料が下がって「安い」と感じることがあるかもしれません。一方で、介護福祉士や生活相談員、リハビリ専門職が介護業界でキャリアチェンジしてケアマネジャーになると、給料が上がる傾向があります。
出典
厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果」(2025年11月4日)
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ケアマネジャーが「給料が安い」と感じる理由
ケアマネジャーの給料は介護事業所で働く職種のなかでは高水準ですが、「仕事の大変さと見合っていなくて安い」と感じる方は少なくありません。ケアマネジャーが仕事を大変に感じる理由は、慣れないデスクワークが多かったり、突発的な仕事に対応しなければならなかったりするためです。
ケアマネジャーが「仕事に対して給料が安い」と感じる理由を、以下で解説します。
デスクワークが多くて疲れる
デスクワークの多さを大変に感じるケアマネジャーもいるようです。ケアマネジャーの業務は、利用者さんやそのご家族、関係機関との連絡やケアプランの作成などで、事務作業や調整が中心です。
特に介護職や看護職員からケアマネジャーになった人は、書類作成や連絡・調整といったデスクワークが中心の仕事になると、現場で身体を動かす仕事とのギャップに戸惑う人も。「対応する事務作業が多いことに対して給料が見合っていない」と感じることもあるかもしれません。
ただし、特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)などで働く施設ケアマネジャーは、介護業務を兼務することもあります。転職する場合は、事前に業務内容を確認すると良いでしょう。
突発的な仕事への対応が忙しい
利用者さんの体調が急変したり、緊急入院が必要になったりといった予期せぬ事態が発生した場合、ケアマネジャーは迅速に対応しなければなりません。医療機関や関係機関との連絡や調整、ご家族への説明、提供する介護サービスの調整などを行う必要があります。
緊急の業務が発生した場合、残業や休日出勤で対応することも。急な呼び出しが頻繁に起きる職場では、ワーク・ライフ・バランスを保ちにくいため、「この給料では割に合わない」と感じてしまうのも無理はありません。
利用者さんの対応が難しい
ケアマネジャーは、利用者さん一人ひとりの状況に合ったケアプランを作成する必要があり、専門性が求められる仕事です。質の高いケアマネジメントを行うために研修に参加したり勉強したりしても、努力が思うように評価に反映されず、「給料が上がらない」と悩む人もいます。
また、クレームが発生した場合は、現場スタッフへの事実確認や関係機関との調整を、正確かつ速やかに行うことが必要です。責任や精神的な負担のある仕事なので、「もっと頑張りを認めてほしい」と感じる場合があります。
他職種や関係機関との連携が大変
異なる視点を持つ他職種や関係機関の間に入って調整役を担うことを、大変に感じる人もいるでしょう。利用者さんの状態が変化するなかで、常に最適なケアプランを提案するには、他職種や関係機関との連携が不可欠です。状況に応じてサービス担当者会議を調整したり、関係機関との情報交換の場を設けたりすることが求められます。
経験や知識の異なる職種の意見をまとめることは簡単ではないため、「大変な割にもらえる給料が安い…」と感じることがあるのかもしれません。
資格取得や更新が大変
ケアマネジャーの資格を取得して維持するには、試験への合格や定期的な研修の受講が必要なので、「ケアマネジャーとして働くための条件が厳しいのに給料が安い」と不満に感じる場合があるようです。
ケアマネジャーとして働くには、国家資格に基づく業務などの専門的な実務経験を5年以上積んだうえで、介護支援専門実務研修受講試験(ケアマネジャー試験)を受験し、合格することが必要。ケアマネジャー試験は福祉系ほかの公的資格よりも合格率が低く、難易度は高めです。
また、介護支援専門員の資格の有効期限は5年間で、資格取得後も更新のために研修を受講しなければなりません。そのため、「資格の取得や更新が大変なのに給料が安い」と感じるケアマネジャーがいるのも無理はないでしょう。
ケアマネ資格の更新については、「ケアマネ資格を更新しないとどうなる?必要な手続きや研修、失効時の対処法」の記事をご覧ください。
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ケアマネジャーの給料事情
ケアマネジャーの基本給や月収・年収・手取りなどをご紹介するので、確認してみましょう。なお、こちらの項目で使用しているデータは「ケアマネジャー(介護支援専門員)」が調査対象で、施設ケアマネジャーと居宅ケアマネジャーの両方を含みます。
ケアマネジャーの基本給(所定内給与額)
政府統計の総合窓口(e-Stat)の「職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計):表番号1」によると、ケアマネジャー(介護支援専門員)の2024年の所定内給与額は、291,400円でした。
所定内給与額とは、きまって支給する現金給与額から、時間外勤務手当や深夜勤務手当といった「超過労働給与額」を差し引いた金額です。きまって支給する現金給与額とは、労働契約や就業規則で定められている支給条件に基づいて支給された現金給与額を指します。
ケアマネジャーの月給・賞与・年収
同資料をもとに、ケアマネジャーの月給(きまって支給する現金給与額)、平均賞与等(年間賞与その他特別給与額)、平均年収をまとめました。なお、平均年収は「きまって支給する現金給与額×12+年間賞与その他特別給与額」で算出しています。
| 平均月給 | 平均賞与等 | 平均年収 |
| 301,600円 | 676,700円 | 4,295,900円 |
参考:政府統計の総合窓口(e-Stat)「職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計):表番号1」
2024年のケアマネジャーの平均月給は301,600円、平均賞与等は676,700円でした。ここから算出したケアマネジャーの平均年収は、約430万円です。
ケアマネジャーの手取り
一般的に、手取りは給与の8割程度といわれています。平均年収に0.8を掛けて算出すると、ケアマネジャーの手取り年収の目安は約344万円。手取り月給が約24万円、賞与等が約54万円です。
なお、実際の手取り額は、給与と控除額によって異なるので、上記はあくまで参考としてご覧ください。
【男女別】ケアマネジャーの給料
政府統計の総合窓口(e-Stat)の「職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計):表番号1」をもとに、ケアマネジャーの平均月給(きまって支給する現金給与額)を男女別にまとめました。
| 平均月給(企業規模計10人以上) | |
| 男性ケアマネジャー | 332,800円 |
| 女性ケアマネジャー | 288,800円 |
| 男女計 | 301,600円 |
参考:政府統計の総合窓口(e-Stat)「職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計):表番号1」
企業規模が10人以上の職場における平均月給は、男性ケアマネジャーが332,800円、女性ケアマネジャーが288,800円でした。男性のほうが44,000円高い結果です。
ケアマネジャーに限らず、女性より男性のほうが給与が高い傾向があります。性別だけを理由に賃金に差をつけることは違法なので、給与差は働き方の違いなどが理由と考えられるでしょう。
【年齢別】ケアマネジャーの給料
政府統計の総合窓口(e-Stat)の「職種(小分類)、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計):表番号5」をもとに、ケアマネジャーの平均月給(きまって支給する現金給与額)を年齢別にまとめました。
| 年齢 | 平均月給(企業規模計10人以上) |
| 25~29歳 | 230,100円 |
| 30~34歳 | 283,900円 |
| 35~39歳 | 289,400円 |
| 40~44歳 | 302,500円 |
| 45~49歳 | 317,300円 |
| 50~54歳 | 312,600円 |
| 55~59歳 | 308,300円 |
| 60~64歳 | 282,700円 |
| 65~69歳 | 270,900円 |
| 70歳以上 | 273,300円 |
参考:政府統計の総合窓口(e-Stat)「職種(小分類)、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計):表番号5」
ケアマネジャーのきまって支給する現金給与額は、20代後半から徐々に上がり、40代後半がピークです。60歳以上で給与が下がる傾向があるのは、定年をきっかけに管理職から退いたり、定年後の再雇用で業務内容や契約内容が変わったりするなどの要因が考えられるでしょう。
【経験年数別】ケアマネジャーの給料
政府統計の総合窓口(e-Stat)の「職種(小分類)、性、経験年数階級別所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計):表番号14」をもとに、経験年数別のケアマネジャーの所定内給与額をまとめました。
| 経験年数 | 所定内給与額 |
| 0年 | 278,600円 |
| 1~4年 | 267,000円 |
| 5~9年 | 284,500円 |
| 10~14年 | 280,400円 |
| 15年以上 | 302,900円 |
参考:政府統計の総合窓口(e-Stat)「職種(小分類)、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計):表番号14」
ケアマネジャーの所定内給与額は、経験年数0年(1年目)の場合278,600円、15年以上の場合302,900円で、約25,000円の差があります。経験やスキルに応じて、ケアマネジャーの基本給や賞与が上がる職場は少なくありません。
出典
政府統計の総合窓口(e-Stat)「令和6年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種」(2025年11月4日)
施設ケアマネジャーと居宅ケアマネジャーの給料
ケアマネジャーは、主に「施設ケアマネジャー」と「居宅ケアマネジャー」の2種類に分類されます。施設ケアマネジャーは、特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)や、介護老人保健施設などで働くケアマネジャーのことです。居宅ケアマネジャーは、主に居宅介護支援事業所で働くケアマネジャーを指します。
施設ケアマネジャーの給料
「ケアマネジャー(介護支援専門員)の給料は安い?」でご紹介したように、月給制・常勤の施設ケアマネジャーの平均給与は、375,410円です。施設ケアマネジャーの給与は、事業所によってどのように違うのでしょうか。
厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.161、162)」をもとに、介護職員等処遇改善加算を取得している事業所におけるケアマネジャーの平均給与を、サービスごとにまとめました。
なお、こちらはケアマネジャー(介護支援専門員)の資格を保有する介護職員の平均給与のデータなので、ケアマネジャーの配置がない事業所も記載しています。
| サービスの種類 | 平均給与額(月給制・常勤) |
| 特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設) | 416,060円 |
| 介護老人保健施設 | 403,680円 |
| デイサービス(通所介護事業所) | 341,800円 |
| 小規模多機能型居宅介護事業所 | 354,020円 |
| グループホーム(認知症対応型共同生活介護事業所) | 358,900円 |
| 訪問介護事業所 | 391,040円 |
参考:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.161、162)」
ケアマネジャーの資格を持つ介護職員の平均給与は、デイサービスが最も低く341,800円でした。特別養護老人ホームが416,060円で、最も高い結果です。
施設ケアマネジャーは、介護業務を兼務したり夜勤による手当の支給があったりするなどの理由から、居宅ケアマネジャーより給与が高い場合があります。ただし、施設によってケアマネジャーの給与や業務範囲は異なるので、入職前に確認しておきましょう。
施設ケアマネジャーの給料については、「施設ケアマネの給料はいくら?居宅との違いや年収を上げる方法を解説」の記事をチェックしてみてください。
出典
厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果」(2025年11月4日)
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居宅ケアマネジャーの給料
公益財団法人介護労働安定センターの「令和6年度介護労働実態調査 介護労働者の就業実態と就業意識調査 結果報告書:資料編(p.82)」によると、居宅介護支援事業所の職員の通常月の税込み月収の平均は、245,776円です。こちらは居宅介護支援事業所のデータで、主な職員である居宅ケアマネジャーの給与もおおよそ同程度と考えられます。
なお、通常月の税込み月収には、交通費といった毎月決まって支給される手当は含まれますが、賞与や残業代、休日出勤手当は含まれません。
出典
公益財団法人介護労働安定センター「令和6年度 介護労働実態調査結果」(2025年11月4日)
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ケアマネジャーが給与アップを目指す方法
ケアマネジャーが給与アップを目指すには、一つの勤務先で経験を積んだり、介護職を兼務したりする方法があります。
一つの勤務先で経験を積む
一つの勤務先で長く働いて経験を積むと、給与アップにつなげやすいでしょう。「【経験年数別】ケアマネジャーの給料」でご紹介したように、ケアマネジャーの給料は勤続年数を重ねることで上がる傾向があります。
同じ職場で長く働くと、任される業務の幅が広がり、スキルアップできることも。スキルアップにより、職場からの評価が高まると、昇給や賞与に反映されるかもしれません。
介護職を兼務する
ケアマネジャーと介護職を兼務すると、給与が増える可能性があります。入居施設では24時間体制でサービス提供をしているので、介護職を兼務して夜間帯に働くと、日勤のみの働き方に比べて給与アップを目指せるでしょう。
ただし、兼務をすると業務量が増える可能性があるので、自身の体力や時間、ワーク・ライフ・バランスを考慮し、無理のない範囲で検討することが重要です。
管理職へのキャリアアップを目指す
居宅介護支援事業所や介護施設の管理職になることで、給与アップが期待できます。管理職は、事業所の運営や人事管理、予算管理といった幅広い業務を担当する責任がありますが、その分やりがいも大きい仕事です。
施設によって管理職になるための要件は異なるため、確認しておきましょう。介護施設で管理者になる方法については、「介護施設で管理者になるには何が必要?資格要件や仕事内容を解説」の記事をご一読ください。
主任ケアマネジャー(主任介護支援専門員)の資格を取得する
主任ケアマネジャーの資格を取得すると、資格手当や役職手当によって給与がアップする可能性があります。主任ケアマネジャーとは、ケアマネジャーの指導や育成、地域の多職種連携の推進など、幅広い役割を果たす専門職です。
株式会社日本総合研究所の「令和5年度 老人保健事業推進費等補助金 老人保健健康増進等事業 介護支援専門員の養成に関する調査研究事業 報告書(p.98)」から計算すると、主任ケアマネジャーのの55.1%が、現在の給与(年収)を350万円以上と回答しています。主任ケアマネジャー資格を保有していないケアマネジャーで350万円以上と答えたのは31%で、24%ほど低い結果です。
主任ケアマネの年収については、「主任ケアマネジャーの年収はどれくらい?手当相場や給料アップの方法も解説」の記事をご覧ください。
出典
株式会社日本総合研究所「厚生労働省 老人保健健康増進等事業 令和5年度」(2025年11月4日)
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最短で主任ケアマネジャーになる方法とは?受験資格や研修費用も解説
転職して環境を変える
現在の職場の給与規定や昇給制度で給与アップを目指すことが難しい場合、転職して環境を変えるのも一つの方法です。給与水準の高い地域で働いたり、経営母体が大きい職場に転職したりすると、より良い条件で働ける可能性があります。
転職活動を進める際は、転職エージェントを活用するのも有効です。介護業界に特化した転職エージェントである「レバウェル介護(旧 きらケア)」では、専任のキャリアアドバイザーが、希望条件に合った求人情報をお伝えします。待遇の交渉も代理で行っているので、ぜひご相談くださいね。
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ケアマネジャーの給料は今後上がる?
ケアマネジャーの給料は、今後も上がることが期待できるでしょう。厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.126)」によると、介護職員等処遇改善加算を取得している事業所における、月給制・常勤で働くケアマネジャーの平均給与は、2024年が375,410円。前年2023年は363,760円で、1年で12,000円ほど上がっています。
ただし、居宅介護支援事業所は処遇改善加算の対象外なので、居宅ケアマネジャーは処遇改善加算の恩恵は受けられません。介護業界では少子高齢化による働き手不足が問題となっており、人材確保が喫緊の課題です。
厚生労働省の「ケアマネジメントに係る諸課題に関する検討会 中間整理(p.7、p.8)」によると、ケアマネジャーの人手不足は深刻で、「人材の確保を目的に処遇改善を進める必要がある」と議論されています。ケアマネジャーという職業をより目指しやすく、継続して働きやすくするための施策の実施が今後期待されるでしょう。
ケアマネジャーの今後の給料については、「ケアマネジャーの給料は今後上がる?処遇改善や収入アップの方法をご紹介!」の記事を参考にしてみてください。
出典
厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果」(2025年11月4日)
厚生労働省「ケアマネジメントに係る諸課題に関する検討会 中間整理」(2025年11月4日)
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ケアマネジャーのやりがい
ケアマネジャーとして働くと、以下のようなやりがいがあります。
- 専門知識や経験を活かして利用者さんの生活の改善に貢献できる
- 利用者さんやご家族から直接感謝の言葉をもらえる
- 他職種と連携した一体的なサポートが提供できる
専門知識を活かして利用者さん一人ひとりに最適なサービスを提案できることは、ケアマネジャーならではのやりがいです。利用者さんやそのご家族が抱える課題や悩みに寄り添い、適切なケアプランを作成することで、生活の質の向上に貢献できます。
ニーズに沿ったサポートを行った結果、利用者さんやそのご家族から直接「ありがとう」という感謝の言葉をいただける機会も少なくありません。
また、介護職や看護師、リハビリ専門職といった他職種と連携して一体的なサポートができると達成感が得られ、モチベーションアップにつながるでしょう。
ケアマネジャーの仕事のやりがいについては、「ケアマネジャーの仕事のやりがいは?メリットや魅力・資格の取得方法も解説」の記事をご一読ください。
ケアマネジャーについてよくある質問
ここでは、ケアマネジャーについてよくある質問に回答します。「ケアマネジャーとして働いて年収1,000万円を目指すことは可能?」「ケアマネジャーに向いている人はどんな人?」と気になる方は、参考にしてください。
ケアマネジャーで年収1,000万円は目指せる?
ケアマネジャーとして働いて、年収1,000万円を目指すのは難しいでしょう。「ケアマネジャーの月給・賞与・年収」でご紹介したとおり、ケアマネジャーの平均年収は約430万円です。年収1,000万円を稼ぐのは難しいですが、介護職を兼務したり管理職へキャリアアップしたりすることで、収入アップを目指せます。
ケアマネジャーの年収や、給与アップの方法については、「ケアマネ(介護支援専門員)で年収1000万円は可能?給与アップの方法」の記事をチェックしてみてください。
ケアマネジャーに向いている人は?
ケアマネジャーに向いている人は、柔軟な対応ができる人やコミュニケーションスキルがある人、スケジュール調整が得意な人です。最適なケアプランを提案するためには、利用者さんやご家族の悩みや要望を聞き出す必要があり、相手に応じたコミュニケーションが求められます。ケアプランの作成をはじめ、利用者さんの自宅の訪問や関係機関との連絡・調整など、業務が多岐にわたるため、スケジュール管理が上手くできると活躍できるでしょう。
ケアマネジャーに向いている人・向いていない人については、「ケアマネに向かない人の特徴は?必要なスキルや悩んだときの対処法をご紹介」の記事をご一読ください。
ケアマネジャーになるにはどうしたら良い?
ケアマネジャーになるには、要件を満たしたうえで「介護支援専門員実務研修受講試験」を受験して、合格しなければなりません。試験への合格後、介護支援専門員実務研修を修了し、各都道府県に資格登録をすることでケアマネジャーとして働くことが可能です。
なお、「介護支援専門員実務研修受講試験」を受験するには、「指定の国家資格等に基づく実務経験が5年以上かつ900日以上ある」「相談援助業務の経験が5年以上かつ900日以上ある」のいずれかの要件を満たす必要があります。
最短でケアマネジャーになる方法については、「ケアマネジャーになるには最短で何年?介護支援専門員の受験資格を解説」の記事をチェックしてみてください。
まとめ
ケアマネジャーの給料は、介護事業所で働くほかの職種に比べて安いわけではありません。しかし、「求められる業務内容やスキルに対して給料が合わない」と感じる人もいるようです。
ケアマネジャーが給料を安いと感じる理由としては、業務の大変さが挙げられるでしょう。デスクワークの業務量が多いことや突発的な仕事に対応しなければならないこと、利用者さんの対応が難しいことを大変に感じるケアマネジャーもいます。他職種や関係機関との連携を負担に感じる人もいるかもしれません。
ケアマネジャーが給与アップを目指すには、一つの勤務先で経験を積んだり、介護職を兼務したりする方法があります。また、キャリアアップや資格取得をすると、手当が支給されて収入が上がる可能性があるでしょう。
「ケアマネジャーとして安定した収入を得たい」「希望条件に合う職場はある?」という方は、レバウェル介護(旧 きらケア)にご相談ください。「レバウェル介護(旧 きらケア)」では、経験豊富なキャリアアドバイザーが、あなたの悩みや希望を丁寧にヒアリングしてぴったりの求人をご紹介します。
待遇や仕事内容、勤務時間など、気になることがあればキャリアアドバイザーが直接事業所や施設に確認することも可能です。サービスはすべて無料なので、安心してご利用ください。
今の職場に満足していますか?
執筆者

「レバウェル介護」編集部
お役立ち情報制作チーム
介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点


