老健の夜勤の仕事内容とは?介護職の働き方やスケジュール、人員基準を解説

介護の仕事 2026年9月8日
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この記事のまとめ

老健への転職を検討している人のなかには、「老健の夜勤はどのような業務があるの?」「仕事がきつくないか心配」と考える方がいるかもしれません。老健の夜勤の主な仕事内容は、排泄介助や体位変換といった身体介護と、巡回やナースコールの対応です。この記事では、老健の夜勤の仕事内容や働き方を解説します。夜勤の人員基準やメリットもまとめました。夜勤をこなすコツもご紹介するので、参考にしてみてください。

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目次

老健の夜勤の仕事内容

老健(介護老人保健施設)において夜勤で働く介護職員の仕事内容は、食事介助や排泄介助、体位変換といった身体介護や巡回などです。以下で老健の夜勤の仕事内容を解説するので、参考にしてみてください。

夕食・朝食の食事介助

老健で働く介護職は、自分で食事の動作をするのが難しい利用者さんをサポートします。身体機能や認知機能の低下により介助が必要な方が、安全に食事が取れるように支援するのが役割です。

利用者さんの噛む力や飲み込む力の状態によって、常食やきざみ食、ミキサー食など食事の形態は異なります。食べ物が誤って気管に入ったりのどに詰まったりしないよう、利用者さんの食事の姿勢にも気を配り、食事に適した環境を整えることが大切です。

排泄介助

排泄介助は、利用者さんの衛生や健康を保つうえで大切なケアです。夜勤の介護職が行う身体介護において、メイン業務の一つといえるでしょう。
トイレで排泄ができる方には、トイレまでの案内や見守りを行い、必要に応じてリハビリパンツやパッド交換を実施。トイレまでの移動や立位の保持が困難な方に対しては、ベッド上でオムツ交換をしたり、尿器やポータブルトイレの使用を補助したりします。

排泄に関するケアをする際は、トイレのドアを開けっ放しにしない、カーテンを閉める、声掛けの仕方に気をつけるなど、利用者さんの羞恥心や自尊心に配慮することが重要です。

体位変換

介護職は、自力で寝返りを打つのが難しい利用者さんが姿勢を変えられるよう、定期的に体位変換を行います。
身体を自分で動かせないと、就寝中に長時間同じ姿勢になりがちです。同じ部位が圧迫され続けると血流が悪くなり、床ずれといった皮膚トラブルにつながるおそれがあります。定期的に体の向きを変えることで、利用者さんの身体にかかる負担を軽減できるので、体位変換は重要なケアの一つです。

巡回・見守り

夜勤中は、2時間に1回など定期的に巡回を行い、利用者さんの安否や状態を確認します。巡回・見守りは、夜間に介護職が担当する主な業務の一つです。利用者さんの就寝中の様子を観察し、呼吸状態などに異変が見られないかをチェックします。
眠れない利用者さんがいれば、声掛けを行うこともあるでしょう。万が一、利用者さんの体調が急変した場合は、看護師に報告して判断を仰ぎます。

なお、業務負担を軽減して少ない人員で対応できるよう、居室を巡回する代わりに見守りセンサーを活用する施設もあるようです。

ナースコール対応

老健の夜勤では、利用者さんからナースコールで呼ばれることも少なくありません。トイレの付き添いや体調不良などの理由で呼ばれる傾向があるので、必要に応じて介助や看護師への報告を行います。
また、不眠を訴える利用者さんがいることもあるでしょう。利用者さんが眠れず不安を感じているときは、ほかの利用者さんの眠りを妨げないように配慮しながら、会話をしたり温かい飲み物を提供したりして、安心して過ごせるように支援します。

介護記録の記入

夜勤中に行ったケアや利用者さんの状態は、介護記録に正確に記載しましょう。食事や排泄の状況、体調不良の訴えなどの内容を、簡潔かつ具体的に記録するのがポイントです。介護記録を残して職員間で情報共有をすることで、利用者さんに適切なケアを提供できます。

介護記録は、利用者さんに提供しているケアの内容をご家族の方に説明したり、介護保険請求の根拠を示したりする際に使用されるものです。
夜勤の介護記録の書き方については、「夜勤時の介護記録の書き方を例文付きで紹介!効率的な記録方法も解説」の記事で解説しているので、参考にしてみてください。

就寝介助

就寝介助では、歯磨きやパジャマへの着替え、排泄、服薬など、利用者さんが寝る前の準備をサポートします。ベッドの角度や枕の高さ、室温などを調整し、利用者さんが快適に眠れるよう環境を整えることも大切です。

起床介助

起床介助は、利用者さんの起床に伴う朝の一連のサポートです。起床時間になったら利用者さんに声掛けを行い、着替えや洗顔、整容、トイレ介助などを実施。体調不良が見られないかも確認します。利用者さんが起床する時間帯は介護業務が集中しやすいため、職員同士の連携とスムーズな介助が必要です。

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老健の介護職の夜勤の働き方

老健の介護職として夜勤を行う場合、交代制か夜勤専従のどちらかの勤務形態で働くことになります。以下で解説するので、働き方を選ぶ際の参考にしてみてください。

2交代制や3交代制の場合

老健のシフト体制は、勤務時間を日勤・夜勤の2パターンに分ける2交代制や、早番・遅番・夜勤の3パターンに分ける3交代制があります。
2交代制・3交代制の夜勤の勤務時間の例は、下記のとおりです。

  • 2交代制の夜勤:午後5時~翌午前10時
  • 3交代制の夜勤:午後10時~翌午前7時

勤務時間は施設によって異なりますが、2交代制を採用する介護施設が多い傾向があります。日本医療労働組合連合会の「2025年介護施設夜勤実態調査結果(p.17)」によると、老健34施設のうち3交代制が4施設、2交代制が30施設という結果でした。老健は2交代制の施設が多いといえます。

2交代制の夜勤は、1回の勤務時間が15~16時間程度と長いのが特徴です。1回に2日分の労働時間になるため、一定の体力が必要になります。

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夜勤専従の場合

夜勤専従とは、夜勤帯のみに勤務する働き方のことです。老健では、日勤や夜勤、早番、遅番を組み合わせてシフトが組まれますが、夜勤専従は夜勤帯のみ働きます。

たとえば、2交代制の老健で夜勤専従で働くなら、出勤回数は週に2〜3回、月9回程度となるでしょう。1日8時間以上働く場合、原則として1週間の労働時間の平均を40時間以内に収めなくてはならないため、出勤日数が過度に増えることは少ないようです。施設によっては、夜勤協定を設けて月の夜勤回数の上限を規定している場合もあります。

夜勤専従の働き方やメリット・デメリットについては、「介護の夜勤専従は楽?きつい理由は?仕事内容や勤務時間、メリットを解説」の記事で解説しているので、気になる方はチェックしてみてください。

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老健で働く介護職の夜勤のスケジュール

ここでは、2交代制の場合の老健の夜勤のスケジュール例をご紹介します。細かいスケジュールや業務内容は施設によって異なるため、参考としてご覧ください。

老健の夜勤スケジュール

  • 16:00

    出勤、日勤からの申し送り

  • 18:00

    夕食の食事介助、口腔ケア

  • 19:00

    就寝準備

  • 21:00

    消灯・事務作業

  • 23:00

    2時間おきに巡回し、体位変換や排泄介助を実施

  • 01:00

    交代で休憩

  • 05:30

    起床介助

  • 07:30

    朝食の食事介助、口腔ケア

  • 10:00

    日勤へ申し送り、退勤

夜勤の介護職員も、日勤と同じように他職種と連携して業務を行うことが必要です。たとえば、利用者さんの体調急変時には、看護職員と連携して適切に対応します。また、日勤者との申し送りで情報共有することも重要です。夜勤の休憩時間は1~2時間程度で、休憩時間の長さは職場によって異なります。

老健の夜勤の人員基準と配置される職種

夜間の職員の人員基準は、施設の定員や見守り機器の導入状況などによって異なります。下記の表に、老健の夜勤の人員基準をまとめました。

老健の種類夜間の配置基準
通常型(介護保健施設サービス費lまたはlVを算定する施設)・原則、介護職員または看護職員2人以上
・「見守り機器を利用者さんの数以上配置」「夜勤で働く職員同士が情報通信機器を活用して連携促進を図る」「見守り機器を活用する際の利用者さんの安全体制やケアの質の確保、職員の負担軽減を実施し検討する」という条件を満たす場合は1.6人以上
・利用者さんの合計が40人以下で、常時、緊急時の連絡体制を整備している場合は1人以上
介護療養型(介護保健施設サービス費llを算定する施設)・通常型と同様(病院が転換により開設した施設であることや利用者数などの要件を満たす場合1人以上)
・上記に加え、夜勤を行う看護職員の数が利用者さんの人数を41で割って得た数以上

参考:厚生労働省「厚生労働大臣が定める夜勤を行う職員の勤務条件に関する基準」

老健の夜勤の人員基準は、介護職員または看護職員2人以上が原則ですが、一定の条件を満たす場合は1~1.6人で対応可能です。また、医療ニーズの高い利用者さんが入所する療養型の施設は、夜勤の看護職員の配置が義務づけられています。

日本医療労働組合連合会の「2025年介護施設夜勤実態調査結果(p.21)」によると、老健の2交代制夜勤が1人体制の職場は少なく、2~4人体制の職場が多いようです。また、81.5%の老健では、夜勤職員として看護師を配置しています。

夜勤では、日勤よりも少ない人員で利用者さんに対応する場合が多いでしょう。老健の利用者さんは、夜間に心身の状態が変化することもあるため、気を引き締めて対応することが必要です。

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老健の夜勤をするメリット

ここでは、老健で夜勤を行うメリットをまとめました。ほかの施設との違いや夜勤の働き方の特徴を確認してみましょう。

ほかの介護施設より仮眠や休憩が取りやすい

老健の夜勤は複数名で対応する場合が多いため、交代で仮眠や休憩を取りやすい傾向があります。1人で夜勤に入る施設では、「何かあれば自分が対応しなければならない」という気持ちから、気が休まらないこともあるでしょう。その点、老健ではほかの職員を頼れるため、身体的にも精神的にも負担が少ないといえます。

また、日本医療労働組合連合会の「2025年介護施設夜勤実態調査結果(p.31)」によると、老健の休憩・仮眠時間の平均は、2交代制が2時間8分、3交代制が1時間11分です。16時間前後の長時間労働となる2交代制において、2時間以上の休憩・仮眠時間を確保できれば、体力的・精神的な負担を軽減できるでしょう。
なお、上記は実際に取得された休憩時間ではなく、あくまでも就業規則で定められている休憩時間である点にご留意ください。

緊急時対応で看護師を頼りやすい

老健の夜勤は、緊急時に介護職が看護師に判断を委ねられる連絡体制が整っています。医療的な観点で看護師が対応するため、介護職が利用者さんの体調に関わる判断を行うことは少ないでしょう。老健の夜勤は、介護職に精神的なプレッシャーがかかりにくい環境といえます。

夜勤手当の支給で日勤より高い給料を狙える

夜勤で働くと、夜勤手当や深夜手当が支給されることで、日勤だけの勤務よりも高い収入を得られるでしょう。e-Gov法令検索の「労働基準法 第三十七条第四項」によると、午後10時から午前5時までの間の労働に対しては、通常の賃金より最低25%上乗せした賃金を支払うことが義務づけられています。

施設によっては、深夜割増賃金とは別に夜勤手当が支給され、夜勤で働いた回数分の手当がつく場合も。高給与を狙いたい方は、日勤だけではなく夜勤を含めた働き方をすることを検討してみると良いかもしれません。

2交代制ならまとまった休みを確保しやすい

2交代制の夜勤の場合、日勤のみで働くよりも次の出勤までの時間が長くなる傾向があるため、自由時間を確保しやすいでしょう。
たとえば、夜勤明けの日の翌日が休みなら、1日の休みでも夜勤明けの朝から次の日の夜まで時間をつくれます。気分転換をするために遊びに行ったり、資格取得のために勉強したりできるので、まとまった休みが欲しい方にはうれしいポイントです。

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老健の夜勤をするデメリット

夜勤をする場合、「生活リズムが乱れやすい」「2交代制は拘束時間が長い」「緊急時に一時対応をすることが不安」といったデメリットを感じる可能性があります。自分に向いているかどうか判断するために、老健の夜勤のデメリットもチェックしてみましょう。

複数の勤務帯で働くと生活リズムが乱れやすい

日勤と夜勤の両方に対応する場合、生活リズムが乱れて体調不良を招くおそれがあります。特に3交代制では、夜勤明けの翌日が必ず休みになるとは限りません。夜勤から日勤のシフトに入ると、生活リズムの切り替えが難しく、睡眠不足につながってしまうことも。夜勤があると毎日同じ時間帯に眠るのが難しく、体内時計が乱れやすくなり、不眠に悩む方もいるようです。

2交代制だと拘束時間が長い

2交代制の夜勤は拘束時間が長く、体力的・精神的な負担が大きくなりがちです。休憩や仮眠時間が設けられているとはいえ、長時間集中力を維持して働き続ける必要があるので、心身の疲れを感じる人もいます。

2交代制では、夜勤明けの翌日は休みになることが多いですが、家族の都合や私生活の用事で日中に休む時間を確保できない方もいるようです。夜勤の疲労を持ち越さないためには、しっかりと休息を取ることが大切といえます。

緊急時に一時対応をする可能性がある

夜間は少人数体制のため、緊急時に一時対応を求められる可能性があります。夜勤の看護師が常駐している老健もありますが、看護師が別フロアや併設する病院にいる場合も少なくありません。

利用者さんが急変した際、看護師に連絡して指示を仰げる体制は整っているものの、看護師が到着するまでの間は介護職が現場で対応する必要があります。自分1人で判断することはないとはいえ、緊急時の一時対応への不安が大きい方は、精神的なプレッシャーを感じてしまうかもしれません。

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【体験談】老健で夜勤をする大変さ

ここでは、実際に老健で夜勤を経験した方が感じた大変さをご紹介します。「リアルな感想を知りたい!」という方は、参考にしてみてください。

60人の利用者さんに看護師込みで2~3人の職員がついて対応しています。夜間の業務は排泄介助と巡視が中心で、コール対応は比較的少ないので、通常業務にそこまで大きな負担は感じていません。
ただ、書類作成やレクの企画が休憩時間に発生するケースもあるので、思うように休憩が取れないところは大変さを感じます。   (30代・介護職4年目・女性)

看取りを行っている施設では、夜勤職員が看取りを担当することもあります。職員が1人つきっきりで看取り対応を行うので、夜勤職員の人数が少ないと忙しくなります。
特に2人体制の場合、ほかの業務を1人で回すことになるので大変です。
                                                                  (40代・介護職7年目・男性)

老健の夜勤では、職員の人数の少なさや仕事量の多さを大変に感じる場合があるようです。

夜勤では単独で行う業務も多いため、資格や経験の必要性を感じる場合があります。無資格・未経験から介護職へ挑戦する場合や「夜勤が合わないかも」と不安を感じている場合は、デイサービスなどの日勤だけで働ける施設形態への転職を視野に入れてみるのも良いかもしれません。

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老健の夜勤をこなすコツ

老健で夜勤を行うにあたり、「仕事中に眠くならないか心配」「不規則な生活で体調を崩さないか不安」と感じる方もいるかもしれません。ここでは、老健で夜勤として働くうえでの負担を軽減するコツをご紹介します。

睡眠時間を確保する

眠気対策のためには、しっかりと睡眠時間を確保することが重要です。睡眠不足になると、業務に支障が出るだけではなく、慢性的な体調不良にもつながりかねません。老健の夜勤では仮眠を取れる場合もあるので、自分の身体の声を聞いてしっかりと睡眠時間を確保しましょう。

夜勤の過ごし方については、「夜勤の寝れない悩みを解決!仮眠を取るコツや睡眠時間、眠気対策などを解説」の記事で解説しているので参考にしてみてください。

夜勤中の食事を工夫する

夜勤中は、消化に良い食べ物を眠くならない程度に食べるなど、食事を工夫するのもポイントです。長時間の勤務で体力を使うので、エネルギーになりやすい食べ物を取ることを心掛けると良いでしょう。
特に夜勤に慣れる前は、疲れや緊張で消化の働きが悪くなっていることも。うどんやおかゆなど、胃腸に負担がかからない食べ物を選ぶなどの工夫が必要です。

夜勤中におすすめの食べ物については、「夜勤にオススメのご飯をタイミング別に解説!ダイエット中でも大丈夫な食事」で解説しているので、チェックしてみてください。

夜勤回数を重ねて仕事に慣れる

「夜勤は人数が少なくて不安…」という方も、夜勤の回数を重ねて経験を積むうちに、臨機応変に対応できるようになるでしょう。独り立ちまでは先輩と一緒に対応するので、不安なことは確認しながら仕事を覚えられます。

実際に夜勤をしてみたうえで、どうしても対応が不安という方は、夜勤なしの施設へ転職したり、日勤のみのパートに切り替えたりする選択肢もあるでしょう。

資格を取得してスキルアップする

夜勤を安心してこなすためには、資格取得でスキルアップすることも有効です。老健は無資格・未経験から働ける施設ですが、少人数体制の夜勤に対応するなら、介護職としてひととおり業務をこなせるほうが働きやすくなります。たとえば、介護職員初任者研修を受講すると、正しい身体介護の方法などの介護知識や技術を習得可能です。

介護職としてスキルアップをすると、業務への理解が深まり、自信を持って利用者さんにケアを提供できるようになるでしょう。施設によっては資格手当がつく場合があるため、収入面でもメリットがあります。

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老健の求人を選ぶ際のチェックポイント

老健で夜勤をしたい場合は、職場の働き方や仮眠室の有無などを確認し、無理なく働き続けられるかどうかチェックしておくことが大切です。求人を選ぶ際は、以下を参考にしてみてください。

働き方は夜勤専従か交代制か

夜勤専従と交代制のどちらで働くかは、メインとなる勤務時間帯や勤務日数などの働き方に直結する大切なポイントです。

前述したとおり、交代制は日勤・夜勤を組み合わせた働き方で、シフトによって勤務時間帯が異なります。勤務時間帯は、夜間よりも日中がメインです。勤務日数は、常勤職員の場合、2交代制で15日前後、3交代制で20日前後です。
一方、夜勤専従は夜勤のみのため、勤務時間帯は夜間固定となります。常勤で働くと勤務日数は、2交代制で9日前後、3交代制で15日前後が目安です。

たとえば、「手当は魅力的だけど、小さな子どもを家に残したまま夜間に働くのはできる限り控えたい」という方は、交代制で夜勤回数を調整して働くと良いでしょう。反対に、「時間単価の高い夜勤で効率良く稼ぎたい!」という方は、夜勤専従が適しているといえます。自分のライフスタイルや希望に合わせて働き方を見極めることが大切です。

シフトは2交代制か3交代制か

交代制で働く場合は、職場が2交代制か3交代制かもあわせて確認しましょう。前述したとおり、交代制の種類によって勤務時間や勤務日数が異なり、働き方に影響します。求人先の職場が実際にどのようなシフトを組んでいるのか確認しておくと、入職後のミスマッチを回避することが可能です。

夜勤の回数は月に何回か

夜勤ありの働き方をするなら、月に何回程度の夜勤があるのかもチェックしたいポイントです。日本医療労働組合連合会の「2025年介護施設夜勤実態調査結果(p.23、p.24)」によると、老健の夜勤回数は、2交代制で月に4~5回程度、3交代制で7~8回程度が多い傾向にあります。施設によって夜勤回数は異なるため、自分が希望する夜勤回数とずれがないか確認すると良いでしょう。

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仮眠室はあるか

夜勤中にしっかり休憩を取るためには、仮眠室が設けられているかどうかも重要です。同資料(p.31)によると、老健の33施設のうち、仮眠室があるのは30施設、ないのは3施設で、9割以上に仮眠室が設置されています。仮眠室がある場合は、静かで休みやすい環境かどうかなど、周辺環境を含めてチェックしておくと良いでしょう。

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老健の夜勤についてよくある質問

ここでは、老健の夜勤についてよくある質問にお答えします。夜勤の求人や人員配置について気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

老健に夜勤アルバイトの求人はありますか?

老健のなかには、夜勤専従アルバイトの求人を出している施設もあります。夜勤専従のアルバイトは、深夜割増賃金により日勤のアルバイトよりも給与が高くなるのが特徴です。介護職の経験やスキルがあり、夜間に働くのが苦にならない方は、夜勤専従の働き方を選択肢に入れるのも良いかもしれません。

老健の夜勤職員配置加算の要件は?

厚生労働省の「厚生労働大臣が定める夜勤を行う職員の勤務条件に関する基準」によると、老健の夜勤職員配置加算の算定要件は、「利用者さんが41人以上の場合、20人またはその端数を増すごとに1人以上の看護・介護職員を配置すること」で、最低2人以上の夜勤職員が必要です。利用者さんが40人以下の場合も、20人またはその端数を増すごとに1人以上の看護・介護職員の配置が必要で、最低1人以上の夜勤職員が求められます。なお、夜勤職員配置加算とは、夜間の配置職員数が要件を満たしている場合に適用される介護保険の加算制度です。
老健の人員配置基準については、この記事の「老健の夜勤の人員基準と配置される職種」をご覧ください。

まとめ

老健の夜勤の仕事内容は、身体介護や巡回、ナースコールの対応などです。緊急時には看護職員の指示に従って適切に対応するなど、日勤と同じく他職種と連携しながらケアを行います。

老健で夜勤をするメリットは、日勤より給与が高かったり、看護職員が勤務しており精神的な負担が少なかったりすることです。一方で、生活リズムが乱れたり、業務量が多かったりする面が大変という声もあります。老健で働く際は、自分のライフスタイルや希望に合う働き方を選択することが大切です。

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執筆者

  • 「レバウェル介護」編集部

    お役立ち情報制作チーム

介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点

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