短期入所生活介護とは?【ショートステイで働きたい介護士さんへ】

ニュース 2016/07/08
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「短期入所生活介護」というと少し難しく聞こえますが、ショートステイと言えばなじみがある、という方も多いでしょう。でも実は、「ショートステイ=短期入所生活介護」ではないんですよ。
ここでは、「短期入所生活介護」とは何か、介護士さんはどんな仕事をしているのか、詳しく解説していきます。


短期入所生活介護とは?


在宅で暮らす方が家族のケアを受けられない時などに、一時的に入所する在宅サービス「ショートステイ」のうちのひとつ。自宅でケアに当たっているご家族の心身のリフレッシュを図る「レスパイトケア」を目的に生まれたサービスです。
ショートステイは、障害児や障がい者向けのサービスも含めた呼称ですが、高齢者介護におけるショートステイは、1970~80年代にかけて作られた「ねたきり老人短期保護事業」が始まり。その後、2000年に施行された介護保険法で、高齢者介護ショートステイの定義は、居宅サービスのうちの「短期入所生活介護」と「短期入所療養介護」の2つと決められました。
短期入所生活介護は、主に日常生活の介護を行なうサービス。主に特別養護老人ホームなどでサービスを行なっていますが、近年は短期入所生活介護のみを提供する民間の施設も登場しています。
短期入所療養介護は、介護老人保健施設や介護療養型医療施設で医学的管理の下にリハビリなどを行ないます。こちらは「医療型ショートステイ」「療養型ショートステイ」と呼ばれることもあり、一般的に「ショートステイ」とだけ言った場合は短期入所生活介護を指すことが多くなっています。


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短期入所生活介護での介護士さんの仕事


ここでの介護士さんの仕事は、食事、入浴、排泄、レクリエーションなど。通所ではなく宿泊する施設なので、夜勤が発生します。入所・退所時の送迎を行なう事業所では、車の運転をすることもあるでしょう。
また、短い期間の入所ですから、特別養護老人ホームや有料老人ホームなどの長期入居施設に比べて、入所・退所の手続きや荷物チェックなどをひんぱんに行なう必要があります。出入りが激しいので、利用者の方の顔や名前などを覚えるのに最初は少し苦労するかもしれません。
繁忙期があることも特徴的。お盆や年末年始などは家族の方が家を空けることが多く、その間の介護を外部に委託するためにこのサービスを利用する方が増加します。人気のある事業所では、数ヶ月先まで予約が埋まっているということもあるようです。
介護士さんにとってやや難易度が高い施設形態にも思えますが、短期間でアセスメントを行なう力がつくなど、スキルの向上が望めるやりがいのある施設です。

利用基準


要支援1~要介護5までの方が利用できます。
入所できる日数は、要介護度ごとに定められた区分支給限度額によって決められていて、1週間程度~30日の幅があります。ただし、実際に利用できるのは要介護認定有効期間のおおむね半数まで。短期入所生活介護はデイサービスや訪問介護と組み合わせて利用することも多いので、区分支給限度額に注意が必要です。
また、連続利用は1ヶ月のうち30日が限度。これを超えると全額を自己負担することになります。

施設のタイプ


短期入所生活介護の施設には、併設型と単独型があります。
併設型は、特別養護老人ホームなどに併設されたタイプ。母体となる施設のノウハウを活かして、連携を取りながら運営されています。長期入居者の方用の空きベッドを短期入所生活介護のベッドとして利用する「空床利用」というシステムを採用している施設も多く、効率的にスペースを活用できます。スタッフも、母体である施設と短期入所生活介護を兼任していることがあり、人員の確保という点でもメリットがある形態です。
単独型は、短期入所生活介護のみを提供しているタイプ。民間で運営されているので、施設ごとに多彩なサービスが提供されています。併設型と違い、スタッフは短期入所生活介護専任になるので、利用者の方にとっては安心感があるのではないでしょうか。併設型と比べて空きベッドのやりくりに悩むことが少ない分、利用が多い時期と少ない時期の波が大きくなります。定員は20~50名ほどと小規模であることが多いようです。最初の項でご紹介したとおり、併設型より歴史が浅く、まだ数はそれほど多くありません。これから伸びていくことが予想されます。


在宅介護のご家族の負担を軽減する短期入所生活介護。2015年で全国に10,251事業所、年々増加している業態です。介護士さんにとっても、「短期入所」という他の施設にはない介護を経験できる場所と言えるのではないでしょうか。あなたも短期入所生活介護で働いてみませんか?

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