
この記事のまとめ
- ショートステイで働く介護職員の仕事は、日常の生活支援やレクの企画など
- ショートステイで働くメリットは、経験が積めて対応力が身につくこと
- ショートステイは利用者さんの入れ替わりが多いため、深い関係が築きにくい
ショートステイで働くメリットの一つとして「多くの利用者さまと関わることで経験が積める」ということが挙げられます。ショートステイは、主に自宅で生活をしている利用者さまを短期間受け入れているので、入れ替わりが多いのが特徴です。この記事では、ショートステイで働くメリット・デメリットをご紹介。ショートステイを提供している介護施設の平均給与なども解説しています。ぜひ、職場選びの参考にしてみてください。
目次
ショートステイとは
ショートステイとは、主に自宅で生活をしている方が、短期間だけ介護施設に入所して生活支援や身体介護、医療的ケアなどを受けられる介護サービスです。ショートステイを利用する目的には、普段介護をしている方が「冠婚葬祭や急用などで一時的に介護ができなくなったとき」「介護から離れて休息をとるため」などがあります。
ショートステイの種類
ショートステイの利用者さまを受け入れている介護施設には、長期入所施設の一部を短期入所の利用者さまの居室としている併設型と、ショートステイのみ受け入れている単独型があります。
そのほか、提供サービスごとにも分けられており、食事や入浴などの生活支援を中心に行っているのが、短期入所生活介護。生活支援以外に、酸素療法や喀痰吸引などを必要とする方に医療的ケアも提供しているのは、短期入所療養介護といいます。短期入所療養介護では、医師や看護師と連携して働くので、医療の知識も積めるというメリットがあります。
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ショートステイで働く介護職員の仕事
ショートステイで働く介護職員の主な仕事内容は、食事介助や排泄介助、入浴介助といった日常の生活支援やレクリエーションの企画・実行です。短期入所療養介護の場合は、介護福祉士が喀痰吸引や経管栄養といった医療的ケアを行うこともあります。さらに、併設型のショートステイで働く職員は、併設している施設の仕事と並行して行うことも。ショートステイで働きたい場合には、採用担当者にその旨を伝えると良いでしょう。
ショートステイで働くメリット
ここでは、ショートステイで働くメリットをご紹介。就職・転職をする際の参考にしてみてください。
多くの利用者さまと関われる
ショートステイでは、利用者さまの入れ替わりが早いので、長期入所施設と比べて多くの方と関わり、経験を積めるメリットがあります。利用者さまがショートステイに滞在できるのは、基本的に1日~30日程度。短期間で利用者さまの人柄や体調、適切なケア方法を理解しなければならないので、コミュニケーションスキルも鍛えられるでしょう。
臨機応変に対応する力がつけられる
臨機応変に対応する力を身につけられるのも、ショートステイで働くメリットの一つです。長期入所施設では、入居している利用者さまが頻繁に変わらないのでルーティンの仕事が多い傾向にあります。一方で、利用者さまの入れ替わりが多いショートステイでは、そのときに入居している利用者さまの人柄や身体の状態によって柔軟に対応する力が必要です。また、その日の利用者さまの人柄や体調を素早く把握する力も鍛えられるでしょう。
ショートステイで働くデメリット
ショートステイへの就職・転職を考えている方にとってはデメリットが気になる方も多いでしょう。ここでは、ショートステイで働く際のデメリットをご紹介します。
利用者さまと深い関係が築きにくい
利用者さまと親密な関係を築きながら、丁寧な介護をしたいという方は、「自分が理想とする介護ができない」と、もどかしさを感じる場合もあるようです。上記で述べたとおり、ショートステイは利用者さまの入れ替わりが多い介護施設です。そのため、利用者さまと関われる時間は長くても30日ほど。「時間をかけて利用者さまに寄り添う介護をしたい」という方は、長期入所施設のほうが向いているでしょう。
ショートステイで働く介護職員の1日
ここでは、ショートステイ(短期入所生活介護)で働く介護職員の仕事内容をご紹介します。介護施設によって仕事のスケジュールは異なりますが、ここの記事で働くイメージをしてみてください。
8:00 出勤
夜勤の職員から申し送りを受けて引き継ぎ。利用者さまの情報共有や1日の流れを確認します。
8:30 食事介助・口腔ケア
朝食の準備と介助が必要な方のサポートをします。食事が終わったら口腔ケアです。
10:00 入浴介助
利用者さまの体調の確認をしてから、入浴介助を行います。
12:00 食事介助・口腔ケア
昼食の時間です。食事介助が必要な利用者さまのサポートをします。
13:30 レクリエーション
介護士が中心になって、身体機能に合わせたレクリエーションを行います。
15:00 おやつ
食事介助が必要な方のサポートをします。
16:00 送迎
帰宅される利用者さまがいれば、介護士も同乗して自宅に送り届けます。
17:00 引き継ぎ
利用者さまの1日を記録し、夜勤の職員に引き継ぎます。
ショートステイで働くのに資格は必要?
資格が無くても、介護職員としてショートステイで働けます。ただ、「介護職員初任者研修」や「実務者研修」「介護福祉士」といった資格を持っていると、就職・転職で有利です。なかには、資格取得に掛かる費用を負担する「資格支援制度」を取り入れている介護施設も。介護施設で働きながら資格を取得を目指せるので、着実にスキルアップできます。
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ショートステイで働く介護職員の給料
短期入所生活介護を受け入れている施設は「有料老人ホーム」や「介護老人福祉施設(特養)」「小規模多機能型居宅介護事業所」。短期入所療養介護を受け入れている施設には、「介護老人保健施設(老健)」や「介護医療院」「介護療養型医療施設」があります。下記では、ショートステイで働く介護職員の平均給与をご紹介。介護施設の形態や運営施設によって平均給与額は異なりますが、就職・転職する際の参考にしてみてください。
【短期入所生活介護】
| 施設名 | 平均給与額 |
| 特養 | 350,430円 |
| 有料老人ホーム | 322,020円 |
| 小規模多機能型居宅介護事業所 | 287,980円 |
引用:厚生労働省「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果(p131)」
【短期入所療養介護】
| 施設名 | 平均給与額 |
| 老健 | 338,920円 |
| 介護医療院 | 312,600円 |
| 介護療養型医療施設 | 306,420円 |
引用:厚生労働省「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果(p131)」
厚生労働省の「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果」によると、特養で働く介護職員の平均給与が350,430円ともっとも高くなっています。また、令和2年度における労働者全体の平均給与額は307,700円なので、ショートステイを提供している介護施設の平均給与は高い傾向にあるといえるでしょう。また、保有資格によっては、資格手当が支給されるので、給料を上げたいという方は資格取得を目指すのがおすすめです。
出典
厚生労働省「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果第83表 介護職員の平均給与額等(月給の者),サービス種類別,勤務形態別p131」(2021年11月10日)
厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査 結果の概況」(2021年11月10日)
ショートステイで働くメリットに関する質問
ここでは、ショートステイで働くメリットに関する質問を、Q&A形式でお答えします。
ショートステイで働くのに向いている人の特徴とは?
幅広い利用者さんを介護したい人や、人とコミュニケーションを取るのが得意な人に向いています。ショートステイは、頻繁に利用者さんが入れ替わるため、多様な経験を積めるのがメリットです。長期入所できる介護施設と比較すると入れ替わりの機会が多いため、利用者さんの気持ちに寄り添える人が活躍できます。
ショートステイの職員体制について知りたいです
介護職員または看護職員の配置基準は、常勤換算方法で3:1となっています。ユニット型・従来型といった施設形態や夜間帯などの条件によって勤務体制は変化するので、ショートステイで働くことを検討している方は、詳細を確認するようにしましょう。
まとめ
利用者さまの入れ替わりが多いショートステイで働くメリットには、より多くの方と関わりながら経験を積めるといったことが挙げられます。また、短期間で利用者さまの身体の状態や人柄を把握し適切なケアを行うため、コミュニケーション能力や臨機応変に対応する力が鍛えられるのもメリットの一つです。ただ、「長い時間を掛けて信頼関係を築きながらケアにあたりたい」という介護士さんにとっては、もどかしさを感じることも。そのため、自分がどのように利用者さまと関わっていきたいのかを明確にすることが大切です。自分に合った介護施設が分からないという方は、レバウェル介護(旧 きらケア)にご相談ください。業界に詳しいアドバイザーがカウンセリングを行い、ご希望や適性、経験に合った求人をご提案します。
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