介護職に向いている性格とは?現場で必要な能力やおすすめの転職先もご紹介

介護の仕事 2025年6月11日
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この記事のまとめ

自分の性格は介護職に向いているのか不安に感じている人もいるのではないでしょうか。介護職に向いているのは、思いやりがある人やオンオフを切り替えられる人などです。この記事では、介護職に向いている性格と向いていない性格をご紹介します。また、介護職に必要な能力や活躍できる就職先もまとめました。これから介護業界へ挑戦しようと検討している方は、ぜひ参考にしてください。

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目次

介護職に向いている性格

思いやりがあったりオンオフをうまく切り替えられたりする人は、介護職に向いています。ここでは、介護職に向いている性格をご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

高齢者に対する思いやりがある

高齢者の気持ちを尊重し、思いやりをもって対応できる人は、介護職として働くのに適しているでしょう。介護職として活躍するには、高齢者に対する気配りや心配り、失礼のない言葉遣いなどが求められます。相手がストレスを感じないよう、利用者さんのペースに合わせてケアを行うことが重要です。

人とコミュニケーションを取るのが好き

積極的にコミュニケーションが取れる人は、介護職に向いています。介護職は、利用者さんやそのご家族、多職種、地域の人々など、幅広い人と関わる仕事です。利用者さんとコミュニケーションを深めることで適切な支援を行えたり、職員同士で情報共有をすることで連携を深めたりできます

オンオフを切り替えられる

仕事とプライベートのオンオフをしっかりと切り替えられる人は、介護職に向いているでしょう。仕事上のミスや後悔を引きずり過ぎると、私生活にも影響が出てしまうおそれがあります。そのため、業務の負担やプレッシャーは抱え込まず、ある程度割り切ることも大切です。気持ちを切り替えながらうまく対処できれば、介護職として長く活躍できるでしょう。

介護に対する成長意欲がある

介護に対する成長意欲は、業務を続けていくうえで必要な要素です。介護現場では、利用者さん一人ひとりの心身状態に合った対応が求められるため、日々の業務を通して学習しなければなりません
介護業界は未経験から挑戦しやすく、経験を積めば着実にキャリアアップできるので、少しずつスキルアップすることを目標にモチベーションを維持すると良いでしょう。

広い視野で対応できる

介護現場では、広い視野をもって対処できる人が活躍できる傾向にあります。日常生活における些細な変化も気に留め、利用者さんが何を求めているのか理解することが大切です。また、利用者さんだけでなく周囲の職員の動きもよく見てサポートに回れば、職場での信頼関係を深められます。

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介護職に向いていない性格

効率を優先する人や大雑把な人は、介護職に向いていない可能性があります。下記では、介護職に向いていない傾向がある性格をまとめました。

効率のみを重視する

介護現場は、利用者さんの状態によって優先すべき対応が変化します。介護は人に接する仕事のため、すべてマニュアル通りに進むわけではありません。効率ばかりを重視していると、利用者さんの状態の変化に気づけず、トラブルが発生する可能性があるので注意が必要です。

何事にも大雑把に対応する

介護現場では、利用者さんと信頼関係を築くためにも、安全に配慮してケアをするためにも、丁寧な対応が重要です。何事も大雑把に対応してしまうと、ミスや事故につながるおそれがあります。そのため、利用者さんの対応や清掃業務、事務作業などを丁寧に行うのが難しい場合は、介護職に向いていないかもしれません。

周囲と協力できない

自己中心的な考え方で、一人で仕事に取り組みたい人は、介護業務をスムーズに進めるのは難しいでしょう。介護現場では、介護職だけでなくケアマネジャーや機能訓練指導員、看護師といった職種と協力する必要があります。利用者さんにより良い支援を行うためには、関係者との情報共有やチームワークを意識することが大切です

潔癖症寄りである

潔癖症寄りの考えの人は、介護職として活躍するのが難しい可能性があります。食事・入浴・排泄などの身体介護に抵抗がある場合は、介護業務を行うことにストレスを感じるかもしれません

ただし、「排泄介助になんとなく抵抗感がある」というレベルであれば、働くなかで慣れていくことも考えられます。支援の一環として割り切って対応できるようになることも少なくないので、介護職に興味がある場合は、あまり心配し過ぎずチャレンジしてみる選択肢もあるでしょう。

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介護現場で必要な能力

介護職になるために特別な条件はないですが、資格や体力があれば活躍しやすいでしょう。以下では、介護職が仕事に活かせる能力をご紹介します。

介護に関する資格

介護に関する資格があれば、介護職として知識や技術を活かして働くことが可能です。介護資格を取得すると、無資格よりも担当できる業務の幅を広げられ、将来的なキャリアアップにもつながるでしょう。

介護資格には、介護職員初任者研修・実務者研修・介護福祉士などがあります。なかでも、介護職員初任者研修は、受講要件がなく比較的短期間で修了できるので、無資格・未経験からも取得しやすい資格です。

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体力

介護職は、利用者さんの身体を抱えたり夜勤に携わったりすることがあるため、一定の体力が必要です。また、施設内を動き回ったり、立ちっぱなしで作業したりすることもあります。限られた時間や人数で利用者さんに対応するうえで、体力がある介護職は頼りにされるでしょう。

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ニーズを汲み取る傾聴力

介護現場では、相手の立場で考えることや、利用者さんのニーズに耳を傾けることが求められます。利用者さんの悩みや不満を聞き、必要なサービスを過不足なく提供することを意識しましょう。介護職として働く際は、介護に関する知識や技術だけでなく、利用者さんに寄り添う姿勢も大切です

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介護職として活躍できる転職先

介護職として活躍できる転職先には、訪問型・通所型・入居型の施設や事業所があります。それぞれの特徴は以下のとおりです。

訪問型の介護施設・事業所

介護職が活躍する訪問型の職場は、訪問介護事業所やサービス付き高齢者向け住宅などです。訪問介護事業所では、1日に複数の利用者さんの自宅を訪問し、身体介護や生活援助を実施します。一方、サービス付き高齢者向け住宅の場合は、施設内の利用者さんをメインに訪問介護のサービスを提供するので、移動が少ないのが特徴です。

訪問介護事業所については「訪問介護とは?仕事内容や必要な資格、働くメリットをわかりやすく解説」、サービス付き高齢者向け住宅については「サ高住とは簡単にいうとどんな住宅?種類や入居対象者、仕事内容を解説!」の記事で解説しているので、興味のある方はぜひご一読ください。

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通所型の介護施設

通所介護事業所(デイサービス)では、日帰りで施設に通う利用者さんに対し、介護サービスを提供します。デイサービスは、送迎・入浴・食事・レクリエーションなどの支援を行い、有意義な1日を送れるようサポートする施設です。基本的に日勤のみのため、ワーク・ライフ・バランスを整えながら働けます。

詳しくは「デイサービスとは簡単にいうとどんな施設?介護職向けに基本を解説します」でも紹介しているので、興味がある方はあわせてチェックしてみてください。

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入居型の介護施設・事業所

入居型の施設・事業所には、特別養護老人ホームや介護付き有料老人ホーム、グループホーム、介護老人保健施設などがあります。入居施設には、ケアマネジャーや機能訓練指導員、看護師などの幅広い職種が在籍しているため、周囲と連携を図りながら介護業務に専念することが可能です。また、入居施設では夜勤に携わることもあるので、夜勤手当で収入アップを目指せます。

特別養護老人ホームについては、「特別養護老人ホーム(特養)とは?わかりやすく入居条件や施設の違いを解説」の記事で解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。

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介護職の性格に関するよくある質問

ここでは、介護職の性格に関するよくある質問に回答します。

介護職に向いている人の性格は?

介護職に向いている人の性格は、「人とコミュニケーションを取るのが好き」などです。介護職は、さまざまな利用者さんや職員と関わるので、相手に思いやりをもって接することのできる性格の方は向いているでしょう。また、気持ちの切り替えが上手なこともポイントです。仕事のミスや後悔を引きずると、私生活にも影響が出かねません。ネガティブな気持ちを抱え込まない性格の方は、介護職として長期的に活躍しやすいでしょう。
詳しくは「介護職に向いている性格とは?自信がないときの対処法も解説」の記事でも解説しているので、参考にしてみてください。

介護職が「性格悪い」と言われないためには?

介護職が「性格悪い」と言われないためには、利用者さんにも周りの職員にも思いやりをもって対応することが基本です。高齢者や認知症を患う方は、スムーズに意思疎通を図るのが難しい場合があるため、相手の気持ちを考え寄り添う姿勢が求められるでしょう。職員同士では、円滑に業務を実施するためにも協調性が必要です。ミスをした場合などは、言い訳や責任逃れをせず素直に指摘を受け入れることが、自身の成長のためにも周囲と関係を築くうえでも大切になります。

まとめ

介護職に向いている性格としては、「高齢者への思いやりがあること」や「コミュニケーションが得意なこと」などが挙げられます。また、仕事とプライベートのオンオフをしっかりと切り替えられる人は、介護職として長く活躍できるでしょう。

反対に、利用者さんのニーズよりも効率を重視したり、大雑把に対応したりする人は、介護職に向いていない可能性があります。介護職として活躍するためには、前向きに業務に取り組む姿勢が必要です。介護業界は施設形態によって働き方が異なるので、自分の希望にあった就職先を見つけることもポイントといえるでしょう。

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執筆者

  • 「レバウェル介護」編集部

    お役立ち情報制作チーム

介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点

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※この記事の掲載情報は2025年6月11日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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