老人ホームに就職するには?無資格で働くポイントや介護施設の種類を解説

介護の仕事 2026年8月3日
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この記事のまとめ

「老人ホームに興味はあるけど、無資格でも働ける?」と疑問に思う方もいるかもしれません。老人ホームは無資格・未経験の方でも就職可能です。この記事では、老人ホームの種類や仕事内容、無資格から就職する方法について解説します。老人ホームに就職するメリットや就職するときのポイントも紹介しているので、就職・転職を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

老人ホームは無資格者も就職できる?

老人ホームは、無資格・未経験の方も就職できます。無資格者向けの求人も多数展開されており、実際に資格なしで介護施設の内定を得た人は少なくありません。無資格や未経験から就職した場合も、周囲に教えてもらいながら経験を積めます。

介護業界は人手不足の状態なので、老人ホームの仕事への意欲や適性があれば、ポテンシャルを評価して採用される場合があるでしょう。

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就職先としての老人ホームの種類

就職先としての老人ホームには、主に介護付き有料老人ホーム・住宅型有料老人ホーム・健康型有料老人ホーム・特別養護老人ホームの4種類が挙げられます。ここでは、それぞれの介護施設の特徴をまとめました。

介護付き有料老人ホーム

介護付き有料老人ホームは、24時間365日体制で利用者さんに介護サービスを提供する施設です。65歳以上で要支援・要介護の状態にある人を、主な入居対象としています。介護職員の仕事は、利用者さんの心身状態に合わせ、身体介護や生活援助を行うことです。後述する住宅型有料老人ホーム・健康型有料老人ホームと異なり、生活援助だけではなく介護業務全般を担当するため、着実に介護のスキルを身につけたい方に向いています。

住宅型有料老人ホーム

住宅型有料老人ホームは、食事サービスや掃除、買い物などの生活支援を提供している施設です。60~65歳以上で自立している人もしくは、要支援・要介護の認定を受けている人を入居対象としています。

利用者さんに介護が必要なときは、施設からデイサービスに通ったり、訪問介護を利用したりするのが基本です。職員は家事サポートを中心に業務を行うため、介護経験が浅い方や未経験の方も安心して働けるでしょう。

住宅型有料老人ホームについては、「住宅型有料老人ホームの介護職員の仕事内容とは?活躍する職種や1日の流れ」の記事で解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

健康型有料老人ホーム

健康型有料老人ホームは、食事の提供や日常生活のサポートを行っている施設です。具体的な入居条件は施設によって異なりますが、主に60歳以上で自立した生活が送れる人を対象としています。そのため、健康型有料老人ホームの利用者さんは、介護が必要となった場合は退去を求められることも少なくありません。

施設によっては、ジムや温泉、図書館などがあり、生活を楽しむための設備やサービスが充実している傾向があります。身体介護を提供しないため、無資格・未経験の人も働きやすいでしょう。

健康型有料老人ホームについては、「健康型有料老人ホームとは?ほかの施設との違いや働くポイントを解説」の記事で解説しているので、あわせてご覧ください。

特別養護老人ホーム

特別養護老人ホームは、介護度が高い高齢者の方に対し、手厚い介護サービスを提供している施設です。主に、65歳以上・要介護3以上で、自宅での生活が難しい方が入居しています。介護付き有料老人ホームと同様、職員は24時間365日体制で介護業務に携わるのが特徴です。

民間企業による設置が多い有料老人ホームとは異なり、特別養護老人ホームを運営できるのは、社会福祉法人もしくは地方公共団体のみとなっています。特別養護老人ホームでは、介護度の高い利用者さんに対応するため、介護技術が身につくのが就職するメリットです。

特別養護老人ホームの詳細は、「特別養護老人ホーム(特養)とは?わかりやすく入居条件や施設の違いを解説」の記事にまとめています。

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有料老人ホームの主な仕事内容

ここでは、老人ホームのなかでも資格なし・未経験者の方が働きやすい有料老人ホームについて、主な業務と無資格でできることをご紹介します。具体的な仕事内容を知り、有料老人ホームへの就職に役立ててください。

身体介護サービス

要支援・要介護認定を受けている利用者さんに対し、食事介助や入浴介助、排泄介助などの身体介護を行います。介護付き有料老人ホームは、入浴回数や食事時間が決まっている傾向がありますが、施設によっては一人ひとりに合わせた柔軟な対応をしている場合もあります。利用者さんがいつでも介護サービスを受けられるように見守ることも、介護職員の重要な仕事です。

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食事提供サービス

老人ホームでは、栄養バランスに配慮した食事を提供します。利用者さんの疾患や身体状況に合わせた食事の用意をすることもあるでしょう。施設によっては、複数のメニューから選択できたり、外部から料理人を派遣して目の前で料理を作るイベントがあったりすることも。利用者さんが安全に楽しく食事ができる環境を整えることが、職員の役割です。

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生活支援

生活支援は、身体介護とは異なり、利用者さんの身体に触れない業務のことを指します。具体的な内容としては、居室の掃除や洗濯、買い物代行、外出時の送迎、郵便物の管理、安否確認などです。

レクリエーション・アクティビティ

レクリエーションやアクティビティは職員が企画し、歌や工作、ゲーム、体操などの幅広いメニューを行います。利用者さんが元気な健康型有料老人ホームで特に盛んです。充実したアクティビティを用意することで、利用者さんの充実した生活につながるでしょう。

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健康管理

有料老人ホームでは、医療機関と連携を図りながら、利用者さんの健康管理を行います。24時間看護師が常駐している施設では、胃ろうや経管栄養に対応している場合もあるようです。利用者さんが有料老人ホームで健康的に過ごせるよう、食事や運動に気を遣う必要があります。

介護施設で無資格者ができること

有料老人ホームで働く無資格者は、食事の配膳や入浴の準備、生活支援、レクリエーションなどを行うことが可能です。
有資格者とは異なり、専門的な知識や技術を必要としない業務に携わります。基本的に無資格者は資格のある介護職員のサポートに回ることが多いでしょう。また、有資格者の指導を受けながら身体介護に携わる場合もあります。

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有料老人ホームに就職するには

より良い条件で有料老人ホームに就職するには、資格を取得したり施設の違いを理解したりすることが重要です。以下では、有料老人ホームにおける仕事探しのポイントを解説します。

好条件の求人を見つけるなら資格を取得する

好条件の有料老人ホームの求人を見つけるなら、無資格よりも介護資格を取得しているほうが有利です。介護資格を有していれば、申し込める求人が増え、資格手当を受け取れる場合もあります。また、就職活動の際に介護職として働く意欲をアピールできたり、担当できる仕事内容の幅が広がったりするのもメリットです。

無資格から介護資格を取得するなら、介護業界の入門ともいえる「介護職員初任者研修」の修了を目指すと良いでしょう。詳しくは、「介護職員初任者研修とはどんな資格?取得費用・期間やヘルパー2級との違い」の記事をご覧ください。

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施設の違いをしっかりと理解する

有料老人ホームと一口にいっても、施設形態に違いがあります。施設の違いをしっかりと理解したうえで就職活動をしなければ、入社後にミスマッチを感じるおそれがあるでしょう。自身が納得して働けるようにするためには、各施設形態の特徴を掴んでから応募することが重要です。

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老人ホームに就職する3つのメリット

老人ホームに就職すれば、スキルアップやキャリアアップを実現できます。老人ホームに就職する具体的なメリットは、以下のとおりです。

1.諸手当や福利厚生が充実している

老人ホームの運営状況によっては、諸手当や福利厚生が充実している場合があります。社内託児所や家賃補助、特別休暇制度などが設けられているところもあるようです。また、資格手当以外にも、処遇改善手当や皆勤手当、役職手当などの諸手当が豊富な老人ホームもあります。

2.スキルアップが実現できる

老人ホームでは多くの利用者さんの生活を支えるため、介護スキルに磨きをかけられます。就職先によっては、資格取得支援制度を導入しているところもあるので、働きながら明確なスキルアップが可能です。また、高齢者のニーズに寄り添ったサポートをする経験を重ねれば、接遇のスキルも身につけられます。

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3.キャリアアップが期待できる

老人ホームはキャリアアップ制度が整えられているところが多い傾向にあります。キャリアアップの流れが整備されているので、介護職は働きながら介護福祉士やケアマネジャーを目指しやすいでしょう。同じ法人で経験を積めば、施設の管理者や施設長として声をかけられる場合もあります。

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老人ホームへの就職に向いている人

老人ホームへの就職は、コミュニケーション能力の高い人や、接客経験のある人に向いています。以下でチェックしてみましょう。

コミュニケーション能力が高い人

老人ホームでは利用者さんに手厚いサービスを提供するため、コミュニケーション能力が高い人が向いています。コミュニケーション能力があれば、一人ひとりの不安や悩みに寄り添い、適切なサービスを提供できるでしょう。利用者さんが快適な生活を送るためには、コミュニケーション能力を発揮して支援を実行することが大切です。

接客の経験がある人

これまでに接客の経験がある人は、老人ホームの就職に向いています。介護施設によっては、ホテルのようなおもてなしを重視しているところもあるため、接客マナーが身についている人は重宝されるでしょう。正しい言葉遣いやマナーが備わっている人なら、利用者さんやご家族から安心して介護サービスを任せてもらえます。

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老人ホームに就職するときのポイント

老人ホームに就職するときは、介護施設の方針や人材育成制度のチェックが必要です。以下では、老人ホームの仕事を探すときのポイントをご紹介します。

施設の方針や理念を調べる

介護施設の求人をチェックするときは、応募先の方針や理念を調べましょう。応募先が共感できる方針や理念を掲げて行動していれば、モチベーションを維持しながら働けます。反対に、自分が目指したい介護と施設の方針が合わないと、就職できても早期離職につながる懸念があるでしょう。

人材育成制度の有無をチェックする

老人ホームに就職するときは、人材育成制度が整備されているかを確認することが大切です。スキルアップやキャリアアップがしやすい環境であれば、明確な目標を設定して向上心を持って働けます。
具体的には、無資格からでも資格取得を目指せる支援が充実しているか、経験が浅くても専門的な技術を身につけられる環境が整っているかといったポイントをチェックしましょう。

求人を比較検討する

気になる求人を見つけたら、周辺地域の求人と比較検討することが重要です。より良い条件の就職先を見つけるためにも、給料や福利厚生、職場環境などを求人ごとに調べましょう。周辺地域の相場と大きく異なる求人は、良い条件だけを見せて人を集めていて、人材の定着率が低い可能性もあるので注意が必要です。

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老人ホームへの就職を検討している方によくある質問

ここでは、老人ホームへの就職を考えている方が感じる疑問に回答します。介護業界への転職・就職を検討している方は、ぜひご一読ください。

有料老人ホームは給料が高いですか?

厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.129)」によると、介護付き有料老人ホームを含む「特定施設入居者生活介護事業所」で働く常勤の介護職員の平均給与(月収)は、36万1,000円でした。非常勤の平均給与は23万360円です。介護職員全体の平均給与は、常勤33万8,200円、非常勤19万6,060円なので、介護付き有料老人ホームは給与が高い傾向にあるといえます。
有料老人ホームで働く介護職員の給料については、「有料老人ホームの給料相場とは?平均給与や年収、収入アップの方法を解説」の記事で解説しているので、気になる方はチェックしてみてください。

老人ホームで働くにはどんな資格が必要ですか?

老人ホームに就職するために必須の資格はありません。しかし、「介護職員初任者研修」や「介護福祉士実務者研修」などの資格があると、無資格よりも就職に有利になります。どちらも無資格・未経験で挑戦できる資格なので、余裕があれば取得しておくと良いでしょう。

まとめ

老人ホームは無資格・未経験から就職可能です。無資格者の場合は配膳や入浴準備、生活支援など、介護職員のサポートを中心に業務を行います。

より良い条件で老人ホームに就職するには、資格を取得したり施設の違いを理解したりすることが重要です。「介護職員初任者研修」といった資格を取得すると、無資格よりも就職に有利になるでしょう。応募先施設の方針や理念をしっかりと調べ、求人を比較検討すれば、ミスマッチを防げます。

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執筆者

  • 「レバウェル介護」編集部

    お役立ち情報制作チーム

介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点

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※この記事の掲載情報は2026年8月3日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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