
この記事のまとめ
- 介護職に向いている性格は、「人と関わるのが好き」「思いやりがある」など
- 多くの人と関わるのが好きな人は、介護老人保健施設の仕事に向いている
- 介護職に向いていないと悩んだら、リフレッシュしたり目標を立てたりしよう
「介護職に向いている性格とは?」と自分に適性があるか気になる方もいるのではないでしょうか。人と関わるのが好きな人や、思いやりがある人は、介護職に向いている傾向があります。この記事では、介護職に向いている性格と向いていない性格について解説。職場によって異なる適性や、悩みやすい時期などもまとめました。介護職に向いているか不安に感じている方や、介護職に興味がある方は、参考にしてみてください。
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介護職に向いている性格の特徴
介護職として働くことを考えている方は、「自分に向いているのか知りたい」と気になるのではないでしょうか。以下で紹介するような性格に当てはまる方は、介護職に向いているといえます。
人と関わるのが好き
介護職は人と関わって行う業務が多いので、世話好きな性格な人やコミュニケーションが好きな人は向いているといえます。介護職は利用者さんやご家族、周囲の介護職と接しながら質の高い介護サービスを提供することが求められ、親身になって寄り添うことも重要です。
相手の気持ちに寄り添った介護を続けると、「ありがとう」と感謝されたり喜んでもらえたりするため、やりがいを感じられます。
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思いやりがある
利用者さんの目線に立った介護を行える思いやりがある人は、介護職に向いている性格といえます。利用者さんのなかには、はっきり意思表示を行えない人もいるため、小さな変化も見逃さないように職員が気を配らなくてはなりません。思いやりがある人は、日々のコミュニケーションのなかで利用者さんやご家族の気持ちを汲み取り、不安や悩みを失くせるようにサポートできるでしょう。
裏表がない
介護職は素直で裏表がない性格の人にも向いています。本音で利用者さんやご家族と話せる職員は信用を得やすく、頼られることも多いはずです。また、素直な感情表現をすると、利用者さんにも一緒に働くスタッフにも好印象を与えられます。ミスはしっかり謝る、嬉しいことがあったら喜ぶといった素直さは、介護職の仕事において有利に働くでしょう。
切り替えがうまい
介護職には相手に寄り添う気持ちや思いやりが大切ですが、度がすぎると自分が疲れてしまうため、気持ちの切り替えを行うことも重要です。仕事とプライベートは切り離す、ストレスを溜めないように息抜きを行うといった切り替え上手な性格の方は、介護職に向いているといえます。
視野が広い
介護の現場では、職員より利用者さんのほうが人数が多いため、アクシデントが起きないように視野を広く持つ必要があります。また、介護職は人と関わる仕事なので、常にスケジュール通りに動けるとは限りません。イレギュラーな事態にも、広い視野を持って冷静に判断して対応できる人は、介護職に向いているといえます。
成長意欲が高い
介護職は未経験・無資格から始められる仕事ですが、覚える知識が多いので、熱心に学べる成長意欲が高い人に向いているでしょう。利用者さんは、一人ひとり異なる悩みや疾患を抱えているため、適切に介護を行うには知識や技術を身につけなければなりません。そのため、積極的に資格取得を目指したり、研修に参加したりする成長意欲が高い人は、介護職に向いている人材といえるでしょう。
聞き上手
「傾聴」というコミュニケーション技法で相手の気持ちに寄り添い、不安を軽減させたり本音を聞き出したりするのも、介護職の役割です。介護の現場では、自分の話をしたり聞きたいことを質問したりするだけではなく、相手の話を親身になって聞くことが重要です。聞き上手な人は、利用者さんが不安や悩みを安心して話せるような雰囲気を作れるでしょう。
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介護職に向いていない性格の特徴
介護職に向いている性格がある一方で、向いていないといわれる性格もあります。以下で紹介する性格に当てはまる人は、「介護職に向いていない」と悩むことが多いかもしれません。今までの経験を振り返りながら、チェックしてみましょう。
協調性がない
介護職は職員が一丸となって業務をこなすことが多いため、協調性がない性格の人は向いていないと感じるかもしれません。身勝手な行動をしてしまうと、利用者さんが怪我を負うような思わぬ事故につながるリスクもあります。利用者さんやご家族に安心してもらうためには、施設の方針や周囲の行動に合わせて働くことが大切です。
神経質な潔癖症
介護職は利用者さんの排泄介助や入浴介助を行うため、神経質な性格や潔癖症の人には「つらい」と感じることがあるかもしれません。働くなかで慣れてきたり、仕事だと割り切れるようになったりすることも多いですが、自分が許容できるか検討しておきましょう。
せっかちで効率重視
せっかちな性格の人や効率を重視して働きたい人は、「思うように仕事が進められない」「利用者さんとの関係をうまく築けない」と悩むことがあるかもしれません。介護を必要とする方に対応する仕事なので、計画通りに業務を進められないこともあります。介護職は、自分のペースを重視するのではなく、利用者さんに合わせて対応することが大切です。
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介護施設別の向いている性格
介護職は、働く場所によっても向いている性格が異なります。もし「介護に向いていない」と感じている場合、今の職場があっていないだけかもしれません。ここでは、それぞれの職場ごとに、向いている性格と仕事内容をご紹介します。
介護老人福祉施設(特養)
特養とも呼ばれる介護老人福祉施設は、主に要介護認定を受けている高齢者の方が入居する介護施設。入浴介助や排泄介助、日常生活のサポートが主な仕事内容です。
特養の利用者さんは、認知症が進行していたり寝たきりだったりする人もいますが、コミュニケーションを取るのが好きで職員との会話を楽しみにしている人もいます。そのため、人と接するのが好きな人や思いやりがある人、聞き上手な性格の人は向いている可能性が高いでしょう。また、病気や障がいに関する知識や身体介護のスキルが求められるため、成長意欲が高い人も、特養で働くのに向いています。
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介護老人保健施設(老健)
老健とも呼ばれる介護老人保健施設は、病院を退院した方が自宅復帰を目指して入居する施設です。介護職員は利用者さんが自宅復帰できるように、リハビリや介護を通じてできることを増やすサポートを行います。
老健の入所期間は3~6ヶ月と短めで、利用者さんの入れ替わりが激しいのが特徴です。そのため、多くの人と関わるのが好きな性格の人や、視野が広く冷静な判断ができる性格の人は、自宅復帰を目的とした老健で働くのに向いているでしょう。
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訪問介護事業所
訪問介護は、利用者さんの自宅に伺って介護を行う仕事で、マンツーマンで身体介護や生活援助を行います。介護職のなかでは珍しく1人で利用者さんと関わる仕事なので、介護職員初任者研修以上の資格がないと働けません。
訪問介護は、利用者さんと1対1で関わる時間が長いので、一人ずつケアを行いたい人に適性があるでしょう。また、責任感がある人や失敗から学んで次に活かせる人にも向いているといえます。
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デイサービス
デイサービスは、介護サービスを利用しながら在宅生活を送る利用者さんが、日中に通う介護施設です。食事やレクリエーション、リハビリなどのサービスを提供します。
デイサービスでは多くの利用者さんが楽しく過ごせるように、職員が積極的にコミュニケーションを取りやすい雰囲気を作らなくてはなりません。そのため、人と接するのが好きな性格の人や、視野が広く冷静に状況を分析できる性格の人は、デイサービスでの勤務に向いているといえます。
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有料老人ホーム
有料老人ホームは、施設によって入居条件が異なりますが、どれも設備や環境が整ったマンションのような作りになっています。入居条件が、「自立していること」か「要介護」かによって、細かい仕組みが異なるようです。
自立した利用者さんが多い有料老人ホームは、職員の負担が少なく、接遇やレクリエーションを中心にサポート業務を行います。介護職に初めてチャレンジする人や、人と接するのが好きな性格の人は、自立度の高い利用者さんが多い有料老人ホームで働くのに向いているでしょう。
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介護職に向いているか悩みやすい時期
介護職は対人職かつハードワークなので、人によっては「自分の性格が介護に向いていると思えない…」と悩んでしまうこともあります。介護職を続けているとそのような悩みに陥りやすい時期があるようです。
下記では、どのような時期に「介護職に向いていない」と感じてしまうのかと、その理由をあわせて解説します。
入社後から3ヶ月目まで
介護職以外でも同じですが、入職直後は覚えることが多く、ストレスを感じやすい傾向があります。特に介護職の場合、利用者さんの名前や介護方法、備品の管理の仕方など、仕事に必要な情報を頭に入れるので精いっぱいになることも。介護職の経験がないと、理想と現実のギャップに不安を抱き、「介護職に向いていない…」と自信を失くしてしまうこともあるようです。
介護職の仕事で得られる知識や技術、やりがいよりも、忙しさに気を取られてしまうと、退職を考えてしまうこともあるかもしれません。
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入社2年目
心に余裕ができて、仕事を楽しめるようになったり、やりがいを感じられたりするようになる2年目は、気が緩んで小さなミスや失敗を起こしやすくなります。小さな失敗を繰り返すうちに自信がなくなっていき、入職したての1年目と比べて、「新人のほうが介護職に向いている…」と悲観してしまいやすいのが入社2年目の時期です。
気を引き締めて入念にチェックをすることで状況の改善を見込めますが、必要以上に落ち込んでしまう人もいます
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入社3年目から5年目まで
入職3年目から5年目は、徐々にマネジメント業務に回るようになり、そのプレッシャーから「介護職に向いていると思っていたけど違うかも…」と悩みやすいようです。
3年目から5年目になると、いわゆる中堅の立ち位置になり、介護職のスキルや知識を活かして後輩の指導を行う機会が増えることもあります。人によってはフロアリーダーやチームリーダーを任され、キャリアを積んでいくかもしれません。その過程で現場と経営側の板挟みにあったり、会社の問題に直面したりすることで、ストレスから「介護職を辞めたい」と考える人もいるようです。
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介護職に向いていないと悩んだときの対処法
介護職に向いていないと感じたときは、すぐに休職や退職の判断をせずに、現状を改善できないか考えてみましょう。楽しく介護職を続けるために試してほしい対処法をまとめたので、現在お悩みの方は参考にしてください。
休暇を取ってリフレッシュする
疲れているときは最適な判断をすることが難しくなるので、まずは仕事から離れて心と体をリフレッシュしましょう。
介護職には力仕事があり、施設によっては夜勤も行うので、体力面の負担と感じて疲れると、「介護職に向いていない」と思いがちです。休暇を使って体力を回復させたり、趣味に打ち込んでリラックスしたりするだけでも、十分なリフレッシュ効果が期待できます。
達成できそうな目標を立てる
介護職としてやりがいを感じながら働き続けるためには、目標を立てることが大切です。ただし、難易度が高い目標を立ててしまうと、達成する前にくじけてしまうことも。自分の現状や能力と照らし合わせて、「利用者さんに笑顔になってもらう」「スムーズに排泄介助を行う」といった小さい目標を立ててみましょう。達成できた目標が多いほど、介護職の仕事に対する自信を取り戻しやすくなります。
介護職に向いていないと感じた理由を書き出す
漠然と「介護職に向いていない」と感じる人は、そう思った理由や原因となる事柄を書き出してみましょう。自分の課題や現状を把握しやすく、解決方法を考えやすくなる方法です。
たとえば、「利用者さんの要望に応えきれないこと」を理由に向いていないと感じる人は、本来は思いやりがある優しい性格で、介護職に向いている可能性が高いでしょう。
介護には、利用者さんの要求をすべて叶えることではなく、自立してできることを増やし、生活の質向上を支援する目的があります。利用者さんだけでできそうなことは断り、自立を支援するのも一つの優しさだと考えられれば、負担を減らして介護職を続けやすくなるかもしれません。
自分の将来像を考えてみる
介護職に向いていないと感じたら、自分の将来像をイメージしてみましょう。人と接するのが好きだったり成長意欲が高かったりする人は、介護職としてのキャリアアップを前向きに考えている人もいるはずです。
5年後、10年後も楽しく利用者さんと接するイメージができるなら、十分介護職に向いているといえます。理想の将来像のために必要なことを逆算して、問題解決に励みましょう。
自分で思う向き不向きは重要ではない
介護職は、向き不向きにとらわれるのではなく、まず「利用者さんのために何かしてあげたい」と思う気持ちが大切です。「自分はこの仕事に向いていない」と思っていても、周囲から「謙虚な姿勢で丁寧な介護をしてくれるので介護職に向いている性格だ」と評価される可能性があります。
介護職に向いている・向いていないではなく、「利用者さんのために何かしてあげたい」「利用者さんの生活の質が高くなるようなサービスを提供したい」といった、介護の仕事にまじめに取り組む姿勢が大事です。
介護職に向いている性格に関するよくある質問
ここでは、介護職に向いている性格に関するよくある質問に回答します。
介護の仕事は優しい人には向いていないですか?
優しい性格の方は介護職に向いています。相手に思いやりを持ってコミュニケーションを取ることは、介護の仕事において大切だからです。ただし、度が過ぎると自分自身が疲れてしまうことがあるので、気持ちの切り替えも重要です。
「介護職に向いている性格とは?現場で必要な能力やおすすめの転職先もご紹介」の記事でも介護職の適性について解説しているので、自分の向き不向きが気になる方はご一読ください。
介護職に向かない性格を教えてください
協調性がない方や潔癖症の方、せっかちな方は、「介護職に向いていない」と悩むことが多いかもしれません。ただし、介護の仕事を続けるうえで、向き不向きよりも大切なことは、「利用者さんの生活に貢献したい」という気持ちです。職場によって求められる適性は変わるため、転職する際は自分の強みを活かして働ける施設を探すと良いでしょう。
この記事の「介護施設別の向いている性格」では、どのような人が介護職として活躍できるかを施設ごとに解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
介護職に向いている性格として、「思いやりがある」「裏表がなく素直」「聞き上手」などが挙げられます。一方で、神経質な性格の方や協調性のない方は、介護職には向いていないと感じる傾向があるようです。介護施設の形態によっても向いている性格は異なるので、働きやすい職場を見つけるためには、転職する選択肢もあります。
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執筆者

「レバウェル介護」編集部
お役立ち情報制作チーム
介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点


