サ高住の仕事はきつい?理由は?仕事内容や転職を成功させる求人探しの方法

介護の仕事 2026年7月15日
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この記事のまとめ

「サ高住の仕事はきつい?」と不安な方もいるのではないでしょうか。サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)の仕事をきついと感じる理由は、接遇やマナーに気を配る必要があったり、給与を低いと感じる場合があったりするからです。この記事では、サ高住の仕事をきついと感じる理由や仕事内容を解説します。サ高住で働くメリットややりがいもご紹介。給与事情や向いている人の特徴、求人例もまとめたので、参考にしてください。

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目次

サ高住の仕事をきついと感じる理由とは?

サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)の仕事をきついと感じるのは、接遇やマナーに気を配る必要があることや、給与を低いと感じる場合があることが理由と考えられます。以下でサ高住の仕事をきついと感じる理由を解説するので、確認してみましょう。

接遇やマナーに気を配る必要がある

サ高住は、入居者の獲得や定住を図って利益を上げるために、接遇マナーを重視する傾向にあります。お客さんとして入居者さんに接する方針の施設もあり、「介護施設と比べて細かい言動を注意されてきつい」と感じる職員もいるようです。
入居者さんやご家族が接遇に期待する場合も多く、言葉遣いや態度に対するクレームが入り、介護スキル以外の面で指導されて厳しいと感じることがあるかもしれません。

介護施設での経験がある方は、最初はこれまでの職場とは違う雰囲気に戸惑うことも考えられますが、接遇やマナーが身につけば自身の成長につながります。接遇が得意な先輩職員の対応や振る舞いを観察し、模倣して練習することでスキルアップを目指せるでしょう。

給与が低いと感じる場合がある

働くサ高住の業務範囲や前職によっては、サ高住の仕事の給与の低さをきついと感じる可能性があります。サ高住の形態の一つである「一般型サ高住」の職員は、介護業務に携わることが少ないことから、介護施設で働く職員よりも給与水準が低い場合があるようです。

また、夜勤ありの職場で働いていた介護職員の方が、「日勤のみ」や「宿直あり(夜勤なし)」のサ高住へ転職した場合、夜勤手当や深夜手当がなくなり給与が下がることがあります。
厚生労働省の「宿日直許可取得後の適切な労務管理のために(p.10)」によると、宿直手当の最低ラインは、「通常勤務の賃金の1日平均額の3分の1以上」です。たとえば、平均日給が9,000円の職員であれば、宿直手当は3,000円以上が基準となります。夜勤なしの施設へ転職する際は、手当を含めた月収の変化を考慮しましょう。

サ高住は、緊急時の連絡体制を整備していて入居者さんが安全に過ごせる場合、夜間に職員が施設内にいなくても運営できます。しかし実際は、夜勤の職員を配置する施設も多いので、自身の働き方や給与の希望に合う職場があるか調べてみると良いでしょう。

介護スキルを磨きにくい

施設によって異なりますが、サ高住は介護度の低い方や自立した方が多く入居し、職員は日々の見守りやコミュニケーションをメインに行う傾向があります。身体介護を行うことが少ないため、体力的な負担を抑えて働けるメリットがある一方で、「介護の実務経験を積みにくい」と感じる可能性があります。

介護業務にやりがいを感じる人や、介護技術・専門知識を実務を通して習得したい人は、物足りなさを感じるかもしれません。サ高住で身体介護に携わりたい場合は、介護型サ高住や訪問介護事業所を併設するサ高住などを選択すると良いでしょう。

柔軟な対応を求められる

サ高住では、併設事業所の業務の兼務や入居者さん一人ひとりに合わせたケアの調整など、現場の状況に応じた臨機応変な対応が必要です。
サービス付き高齢者向け住宅情報提供システムの「サービス付き高齢者向け住宅の現状と分析(p.8)」によると、サ高住の約4分の3が、高齢者生活支援施設を併設または同施設に隣接しています。

訪問介護事業所やデイサービスを併設するサ高住の場合、それぞれの事業所の業務を兼務する職場も少なくありません。兼務があるサ高住の職員のなかには、「想像よりも多様な仕事内容できつい」と感じる人もいるようです。

また、入居者さんの生活リズムやその日の状況に応じて、仕事内容や優先順位が変動するため、「業務の進め方が分からない」と悩むこともあるかもしれません。対応方法や手順に悩んだら、先輩職員や上司に相談してアドバイスをもらいながら進めると良いでしょう。

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夜勤があると生活リズムが乱れやすい

24時間体制でサービスを提供するサ高住では、夜勤シフトに伴う生活リズムの乱れから「仕事がきつい」と感じる可能性があります。
夜勤をする場合、深夜に働きながら交代で仮眠を取ったり、退勤後に休息を取ったりすることになるでしょう。通常と違う生活リズムによって、うまく寝付けなかったり、家で夜間に目が覚めてしまったりする場合もあります。

また、「シフト勤務で友人と予定を合わせにくい」「夜勤の影響で家族との団らんの時間に眠気が残っている」といったデメリットを感じることも。「休んでも身体の疲れがなかなか取れない」「昼夜逆転の生活になってしまう」といった悩みを抱える職員も少なくありません。

仕事内容のイメージと現実が異なる場合がある

サ高住は施設によって業務範囲が異なるため、イメージだけで職場を選ぶとミスマッチを感じるかもしれません。

たとえば、「自立している方の安否確認をメインでやりたい」という方が介護型サ高住に入職した場合、「介護業務が多く思っていた仕事と違う」と感じる可能性があるでしょう。
反対に、介護スキルを活かしたい方が一般型サ高住に入職した場合、介護業務に携わる機会が少なく、不満を感じることが考えられます。

施設の種類のほかにも、「デイサービスや訪問介護事業所を併設しているか」「兼務や夜勤はあるか」などをチェックしておくと、入職後のミスマッチを防げるでしょう。

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サ高住で働く介護職員の仕事内容

サ高住には、「安否確認」と「生活相談」の2つのサービスの提供が義務付けられています。安否確認と生活相談以外の業務は施設によって異なり、身体介護や看取りケアを行う職場もあります。
サ高住で働く介護職員の主な仕事内容を以下で解説するので、参考にしてみてください。

安否確認(状況把握)

サ高住で働く介護職員の主な仕事の一つが、定期的な安否確認です。居室への訪問や見守りセンサーによる安否確認を1日1回以上行い、入居者さんの状況を把握します。
共用スペースや食堂で、入居者さんと会話をするなかで体調を確認することも。体調の急変や転倒などの緊急時は、速やかに医療機関へ連絡を行うことが必要です。

生活相談

入居者さんの日常生活の困りごとや、医療・介護サービスの利用に関する相談などに対応するのも、サ高住の介護職員の仕事内容です。

ほかの入居者さんとの人間関係の悩みや食事の悩み、施設での生活ルールについてなど、相談内容は多岐にわたります。「1人で出掛けるのが難しくなったから介護を受けたい」「最近めまいが気になっている」といった相談を受けた場合は、医療機関や介護サービス事業者などと連携し、問題の解決を図ることもあるでしょう。
サ高住の職員は、入居者さん一人ひとりの相談に答えられるよう、柔軟に対応することが必要です。

食事の提供

サ高住で働く介護職員は、入居者さんの食事の調理や盛り付け、配膳・下膳を行う場合があります。食事提供のサービスは義務ではないものの、オプションとして対応している施設は多いようです。
配食弁当を利用したり、厨房が備え付けられていたりするなど、提供方法は施設によって異なります。食事の用意を行うサ高住は、調理師を配置しているところもあるようです。

生活援助

職場によっては、生活援助として洗濯や日用品の買い物などを行います。生活援助サービスの対応範囲や料金は、施設によってさまざまです。
訪問介護事業所を併設するサ高住の場合、ホームヘルパーとして入居者さんの家事を手伝うこともあるでしょう。

身体介護

サ高住の介護職員は、入居者さんの状況に応じて身体介護を提供します。具体的な仕事内容は、食事介助や入浴介助、排泄介助、移動・移乗介助などです。
身体介護を行う際は、ご本人ができることに着目して必要な部分をサポートする「自立支援」の視点が重要です。単なる介助に留まらず、入居者さんの生活の質を維持する役割を担います。

なお、サ高住の職員が身体介護を行う可能性があるのは、「介護型サ高住」「デイサービスを併設するサ高住」「訪問介護事業所を併設するサ高住」などです。

看取り介護

サ高住のなかには、看取り介護を行う施設もあります。看取り介護を行うサ高住は、訪問診療などの医療機関と連携するのが一般的です。看護師が常駐する施設もあります。

国土交通省の「情報提供 サービス付き高齢者向け住宅の現状等(p.17)」によると、2020年において看取り対応の実績があるのは、サ高住の38.2%です。「看取り介護にも関わりたい」という方は、入職前に職場の業務範囲をチェックしておきましょう。

夜勤・宿直の業務

すでに少し触れたように、サ高住の職員は夜勤や宿直を行うことがあります。夜勤の業務は、施設の巡回や見守り、コール対応、排泄介助、緊急時の対応などです。夜間の対応が少ない職場では、夜勤ではなく待機要員として宿直勤務をする場合もあります。

サービス付き高齢者向け住宅情報提供システムの「サービス付き高齢者向け住宅の現状と分析(令和7年8月末時点)(p.7)」によると、約4分の3のサ高住が夜間もスタッフを配置しているようです。

サ高住の夜勤の実態や仕事内容については、「サ高住の夜勤ってどうなの?仕事内容は大変?給料や働くメリットを解説」の記事をチェックしてみてください。

事務作業やそのほかの業務

サ高住の仕事内容には、電話対応や来客対応、事務作業、共有スペースの清掃、レクリエーションの企画・運営などもあります。

レクリエーションは、介護型サ高住やデイサービスを併設するサ高住が、積極的に行う傾向にあるようです。身体機能の維持・向上や入居者さん同士の交流を目的に、体操や楽器の演奏、クイズなど、さまざまなレクリエーションを実施します。

サ高住で働く介護職員の1日の仕事の流れ

ここでは、サ高住で働く介護職員の1日のスケジュール例をご紹介します。サ高住の業務スケジュールは職場や日によって異なるため、あくまで参考としてご覧ください。

サ高住の介護職員のスケジュール

  • 08:00

    出勤、夜勤職員からの引き継ぎ、申し送り

  • 09:00

    施設の巡回、共有スペースの清掃

  • 10:00

    洗濯・居室の掃除のサポート、事務作業

  • 11:00

    生活相談

  • 12:00

    食事の配膳、服薬介助

  • 13:00

    休憩

  • 14:00

    排泄介助、事務作業

  • 15:00

    生活相談

  • 16:00

    業務記録の作成、夜勤職員への引き継ぎ、申し送り

  • 17:00

    退勤

服薬介助や排泄介助などの介護業務は、入居者さんとの契約内容に応じて行います。外部の介護サービスを利用する入居者さんがいる場合、その日の様子や体調の変化といった情報をスタッフに共有することも大切です。

そもそもサ高住とは?

サ高住とは、高齢の単身・夫婦世帯が安心して暮らせる環境の賃貸住宅で、サービス付き高齢者向け住宅の略称です。2011年に「高齢者住まい法」が改正された際に創設されました。サ高住はバリアフリー構造で、安否確認や生活相談のサービス提供が義務付けられています。

サ高住の入居対象者

サ高住の主な入居対象者は、60歳以上の高齢者と、要支援・要介護と認定された40歳以上の方です。具体的な入居条件は施設によって異なり、配偶者の方も同居できる場合があります。

厚生労働省の「地域包括ケアシステムにおける高齢者向け住まいについて(p.16)」によると、サ高住を利用する方の平均介護度は1.8で、約65%が要介護2以下です。また、入居者さんの15.6%は、要支援・要介護認定を受けていない自立の方です。

サ高住に併設される介護事業所

サービス付き高齢者向け住宅情報提供システムの「サービス付き高齢者向け住宅の現状と分析(p.8)」をもとに、サ高住に併設される介護事業所の種類と割合を以下のグラフにまとめました。

サービス付き高齢者向け住宅に併設(隣接)する施設。詳細は以下

参考:サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム「サービス付き高齢者向け住宅の現状と分析(p.8)

サ高住は、訪問介護事業所やデイサービスを併設する施設が多いようです。併設する介護事業所との連携により、入居者さんのニーズに応じた柔軟なサービスを提供します。
介護サービスの提供体制が整備されているサ高住では、入居者さんが必要に応じて介護サービスを利用でき、ニーズが変化しても生活を継続しやすいでしょう。

サ高住の種類

サ高住は、「一般型サ高住」と「介護型サ高住」の2種類があります。それぞれの特徴を以下で確認してみましょう。

一般型サ高住

一般型サ高住とは、介護サービスを提供しないサ高住です。介護サービスが必要な場合、入居者さんは併設や外部の介護サービス事業所と別途契約を結びます。一般型サ高住で働く職員の仕事内容は、見守りや生活のサポートが中心です。ただし、施設によっては併設事業所の兼務があるでしょう。

サービス付き高齢者向け住宅情報提供システムの「サービス付き高齢者向け住宅の現状と分析(p.6)」によると、介護保険における特定施設入居者生活介護に指定されていないサ高住(一般型サ高住)は、サ高住の90%を占めています。

介護型サ高住

介護型サ高住は、介護保険法上の「特定施設入居者生活介護事業所」に位置づけられる施設で、職員が介護サービスを提供するのが特徴です。介護職員が24時間常駐して介護に対応しており、介護度の高い方も利用できます。
同資料(p.6)によると、介護型サ高住はサ高住全体の10%程度です。

サ高住の職員の配置基準

サ高住の職員の配置基準を、一般型サ高住と介護型サ高住に分けて解説します。

一般型サ高住の職員の配置基準

介護サービス情報公表システムの「サービス付き高齢者向け住宅について」によると、一般型サ高住では、原則として下記のいずれかに当てはまるケアの専門家を日中常駐で配置しなければなりません。

  • 社会福祉法人・医療法人・指定居宅サービス事業所等の職員
  • 医師
  • 看護師
  • 介護福祉士
  • 社会福祉士
  • ケアマネジャー(介護支援専門員)
  • 介護職員初任者研修課程の修了者

サ高住に提供が義務付けられている「安否確認」と「生活相談」に対応可能なケアの専門家を、日中に配置する必要があります。ただし、入居者さんからの同意や見守りシステムの活用などの要件を満たすサ高住は、日中に職員が常駐しなくても運営できる場合があるようです。

また、緊急通報システムなどによって緊急対応が可能であれば、夜間に職員を配置する義務はありません。

介護型サ高住の職員の配置基準

厚生労働省の「特定施設入居者生活介護・地域密着型特定施設入居者生活介護(改定の方向性)(p.16)」をもとに、介護型サ高住の配置基準を以下の表にまとめました。

職種人員配置基準
管理者1人
※兼務可能
生活相談員入居者さん100人に対して1人以上
看護職員・介護職員要支援者10人に対して1人以上
要介護者3人に対して1人以上
※夜間帯は看護職員または介護職員を1人以上配置
(要介護者等が30人以下の場合、看護職員を1人以上配置。要介護者等が31人以上の場合、看護職員を要介護者等50人ごとに1人以上配置)
機能訓練指導員1人以上
※兼務可能
計画作成担当者介護支援専門員(ケアマネジャー)1人以上。要介護者等100人に対して1人以上が標準
※兼務可能

介護型サ高住では、要支援・要介護の入居者さんの人数に応じて、介護職員と看護職員が配置されます。ケアを行うスタッフに加え、生活相談員やケアマネジャーも働いており、プロが連携して介護サービスを提供する環境です。

なお、コンシェルジュや清掃員、調理員などの職種は、サ高住のタイプに限らず配置される場合があります。配置基準で定められていない職種が働いているかどうかは、職場によって異なるため、事前にチェックしましょう。

サ高住で活躍する介護職員以外の職種と仕事内容

サ高住で活躍する介護職員以外の職種と主な仕事内容を、以下にまとめました。

職種主な仕事内容
管理者施設の運営管理、提供するサービスの管理、行政・医療機関との連携、職員の採用・シフト作成、職場環境の整備、入居希望者への説明・契約手続き
看護職員入居者さんの健康管理、医療的ケア(服薬管理、インスリン注射、床ずれの処置など)、急変時の対応
生活相談員入居者さんやご家族の相談対応(日常生活の困りごとや人間関係の悩みなど)、入居希望者への説明・契約手続き
ケアマネジャー(介護支援専門員)ケアプランの作成、入居者さんやご家族との面談、定期的なモニタリング、ケアプランの見直し
機能訓練指導員リハビリや機能訓練の計画作成・実施、心身機能の維持・回復の支援

サ高住では、介護職員以外に管理者や看護職員、生活相談員、ケアマネジャー、機能訓練指導員などが活躍しています。
施設内に多様な専門職が常駐している職場では、現場で判断に迷うことがあった際にそれぞれの視点からアドバイスをもらうことが可能です。他職種との連携を通じて、幅広い視点を養えます。

サ高住の職種については、「サ高住で働く職種は?仕事内容や役立つ資格、転職の注意点を解説」の記事をご一読ください。

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サ高住のケアマネジャーの仕事内容とは?施設の特徴や求人例、働き方も紹介

サ高住の仕事のメリットややりがい

サ高住の仕事は大変な面がある一方で、「介護業務の負担が少ない」「仕事内容が分かりやすい」といった魅力があります。
サ高住で働くメリットややりがいを以下で解説するので、「サ高住の仕事は楽?きつい?」と気になる方は参考にしてみてください。

一般型サ高住は介護業務による身体的な負担が少ない

先述したように、サ高住は自立した方や介護度の低い方が入居する傾向があるため、特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)や介護老人保健施設などの仕事に比べて、体力的な負担が少ない傾向があります。一般型サ高住では、食事介助や入浴介助などの介護業務を行わない場合もあるようです。

入居者さんを1人で支えて介助する機会が少ないので、腰痛のリスク軽減も期待できます。体力に自信がない方や介護業務のブランクがある方にとっても、無理なく長く働きやすい環境といえるでしょう。

一般型サ高住は仕事内容が明確で分かりやすい

サ高住では、安否確認と生活相談を中心にサービス提供するため、仕事が明確で分かりやすいのが魅力です。仕事内容がシンプルで全体像を把握しやすく、比較的スムーズに業務に対応できるでしょう。

また、併設する訪問介護事業所のホームヘルパーを兼務する場合、サ高住の業務と訪問介護の業務に対応する時間がそれぞれ決められています。援助内容や所要時間が明確に決まっているため、メリハリをつけて働けるのもメリットです。

サ高住の訪問介護はほかの職員に相談しやすい

前述したように、サ高住の職員は併設事業所で訪問介護の仕事を行うことがあります。サ高住で訪問介護を行う場合、単独型の訪問介護事業所とは異なり、周囲の職員にすぐ相談できるのがメリットです。

単独型の訪問介護事業所では、1人で利用者さんの自宅を訪問するため、緊急時の一次対応を自分のみで行う必要があります。一方、サ高住は施設内にほかの職員が常駐しているため、困ったときは相談してすぐに協力を仰ぐことが可能です。
「高齢者の在宅生活を支えたいけど単独行動には不安がある」という方も、サ高住の訪問介護業務は安心して取り組みやすいでしょう。

無資格・未経験から働ける

入居者さんの身体介護の機会が少ないサ高住は、無資格・未経験から応募できる求人も珍しくありません。職場によっては、専門的な介護技術よりも、入居者さんの状況を把握する観察力や、相談に乗る傾聴力を重視することもあります。
接遇スキルを重視する職場では、介護業界での実務経験がなくても、これまでの人生経験で培ったコミュニケーション能力を活かして活躍することが可能です。

ただし、従事する業務や職場によっては、資格の保有を求められる場合があるため、求人の募集要項を確認しましょう。たとえば、訪問介護事業所の仕事を兼務する場合、身体介護に携わるには介護職員初任者研修の資格を取得する必要があります。生活援助のみに携わる場合でも生活援助従事者研修の修了が求められるので、ご注意ください。

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入居者さんから直接感謝の言葉をもらえる

サ高住で働く魅力の一つに、入居者さんへの貢献を直接感じられる点があります。たとえば、掃除や洗濯などの生活援助を終えた際や、困りごとを一緒に解決した際に「あなたのおかげで助かったよ」と笑顔で声をかけてもらえることもあるでしょう。

入居者さんから感謝の言葉を直接もらえると、仕事のモチベーションアップにつながります。入居者さんとの交流を通じて「人の役に立っている」と実感でき、やりがいを感じる職員は多いようです。

コミュニケーションを楽しめる

自立度の高い入居者さんが多いサ高住では、言葉を通じた意思疎通を比較的スムーズに行えます。日常の会話はもちろん、趣味の話やこれまでの人生経験についてなど、さまざまな話題で会話が弾むのも魅力です。
日々の何気ない会話が、入居者さんとの信頼関係を深めるきっかけになることも多いでしょう。

サ高住で働くメリットややりがいについては、「サ高住で働くメリットとは?やりがいや仕事内容、働き方も解説」の記事もご覧ください。

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サ高住で実際に働く介護職員の声

ここでは、サ高住で働く介護職員の体験談を紹介するので、仕事がきついか心配な方は参考にしてみてください。

介護職が初めての私にとって、看護師やほかのスタッフと連携が取りやすい環境はとても心強いです。何か困ったことがあっても周囲に相談しやすい雰囲気で、1人で悩みを抱え込むことはありません。
日々の業務は体力が必要で大変なこともありますが、その分、チームで協力して入居者さんの生活を支える一体感があります。未経験からのスタートでしたが、周囲のフォローのおかげでやりがいを持って働けています。(20代男性・未経験)

サ高住業務と訪問介護業務が両方あるので、慣れるまでは気持ちを切り替えながら働くことが難しいと感じました。
ただ、サ高住の業務と訪問介護の業務のスケジュールは分かれているので、何をすれば良いのかが明確なところは動きやすいと感じています。(30代男性・介護福祉士)

入居者さんとの会話が楽しいです。特別養護老人ホームに勤務していたときは、寝たきりで会話が難しい方が多かったので、サ高住で入居者さんから声をかけていただけたのが新鮮でした。(40代女性・介護福祉士)

自立に近い方だと、お手伝いが必要でも職員が忙しそうにしていると遠慮してしまう方がいるので、職員からの声かけも大切だと感じます。
ご本人が自分でできることと手助けが必要なことをしっかり見極めて、自立度を落とさないサポートをすることが職員に求められていると思います。(30代女性・介護福祉士)

サ高住で訪問介護を兼務する場合、「気持ちの切り替えが難しい」と感じることがある一方で、「スケジュールが明確に区別されていて働きやすい」という面もあるようです
また、介護施設との違いとして、「入居者さんの自立度が高く会話が活発なこと」が挙がりました。

サ高住で働く介護職員の平均給与

厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.129)」をもとに、2024年における月給制・常勤の介護職員の平均給与を介護事業所別にご紹介します。(百の位以下切り捨て)

サ高住に限ったデータはありませんが、介護型サ高住が該当する「特定施設入居者生活介護事業所」で働く介護職員の平均給与を、参考としてチェックしてみましょう。

サ高住に併設されることが多い「訪問介護事業所」や「デイサービス」の給与データもまとめました。

【サービス種類別】介護職員の平均給与額(月給制・常勤)詳細は以下

参考:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.129)

介護型サ高住が含まれる「特定施設入居者生活介護事業所」で働く介護職員(月給制・常勤)の平均給与は、36.1万円でした。介護職員全体の平均より、2.3万円ほど高いことが分かります。
サ高住で働く介護職員の給料については、「サ高住の給料はどれくらい?介護職の平均給与や年収、資格による違いを解説」の記事をご一読ください。

なお、仕事内容や併設する事業所の種類、夜勤の有無、働く地域などによって、サ高住の職員の給与は異なります。

サ高住の仕事に向いている人の特徴

サ高住の仕事は、以下のような人に向いています。

  • 高齢者と接するのが好き
  • 接客業・サービス業の経験がある
  • 介護職の経験がある
  • 家事が得意
  • 事務作業が苦ではない

高齢者の方と話すのが好きな方や接客業の経験がある方は、入居者さんと上手くコミュニケーションを取って、信頼関係を築けるでしょう。介護職の経験があれば、介護業務に役立つだけではなく、入居者さんの心身の変化に敏感に気づくこともできます。

また、掃除や洗濯などのサービスを提供するサ高住では、家事のスキルを活かすことが可能です。サ高住によっては、窓口業務や電話対応などもあるので、事務作業が苦にならない方に向いているでしょう。

なお、上記の特徴にあまり当てはまらなくても、『自分には向いていない』と決めつける必要はありません。慣れない仕事が多いと最初は大変に感じるかもしれませんが、前向きに取り組めば、働きながらスキルを身につけられるでしょう。

サ高住への転職を成功させる求人探しのポイント

ここでは、サ高住の求人を探す際のチェックポイントを解説します。入職後に仕事がきついとミスマッチを感じないよう、求人情報の下記の項目をしっかりとチェックしてから転職先を選びましょう。

応募条件や職場の教育体制

サ高住の求人を探す際は、まず応募条件や職場の教育体制を確認することが大切です。サ高住によっては、介護資格や一定の実務経験を応募要件として設けている場合があります。
施設側が求める条件を満たしていないと、応募しても採用される可能性は低いでしょう。入職後のミスマッチを防ぐためにも、施設が求める人物像と自分の状況を照らし合わせることが不可欠です。

また、福祉の仕事が未経験の方や経験が浅い方は、「初心者歓迎」「未経験者歓迎」などの記載があるかもチェックしておくと良いでしょう。未経験者を歓迎する職場は、教育体制が整っていたり資格取得支援の実績があったりするなど、スキルアップ支援が充実している傾向があります。

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仕事の範囲

身体介護や生活援助・家事サービスなどをどこまで行うのかを、事前に調べておくと良いでしょう。サ高住の職員の仕事内容は、安否確認や生活相談がメインですが、詳細は施設によって異なります。兼務する業務があるかをチェックすることも重要です。

サ高住は施設による仕事内容の違いが大きいため、身体介護に関わりたい人は「介護型サ高住」、体力に自信がない人は「一般型サ高住」というように、自分に合った施設形態を選ぶのもポイント。転職後に「イメージしていた仕事内容と違った…」と不満を感じないよう、事前にリサーチしておきましょう。

シフト体制

求人票を見る際は、具体的なシフト体制を細かくチェックします。日勤帯が早番・遅番と分かれていることもあるため、希望の時間帯に働けるのか確認が必要です。夜間の勤務がある場合、夜勤・宿直の区分や勤務時間などを具体的に調べておくと、実際の働き方をイメージしやすいでしょう。

また、人員が少ないと1人あたりの業務負担が大きい可能性があるため、何人体制でシフトを組んでいるのかも確認しておくと安心です。

「求人の見方がよく分からない」という方は、転職エージェントを活用する方法もあります。レバウェル介護(旧 きらケア)では、介護・福祉業界の転職支援実績のあるキャリアアドバイザーが職場から直接情報を集めるので、働き方や仕事内容を詳しく知ることが可能です。
職場見学で実際の業務や職場の雰囲気を確認してから、応募するか決められるのも魅力。複数の求人を比較して、自分に合った転職先を見つけましょう。

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サ高住の求人例

ここでは、サ高住の介護職員の求人例をご紹介します。

【職種】介護職員
【施設形態】サービス付き高齢者向け住宅
【雇用形態】正社員
【勤務地】東京都
【仕事内容】安否確認、生活相談、身体介護、身の回りのケアなど
【勤務時間】早番:午前7時~午後4時、日勤:午前8時~午後5時、遅番:午後1時~午後10時、夜勤:午後4時~午前8時 ※シフト勤務、週休2日制
【給与】月給23万円~

【資格・経験】無資格OK、未経験可、学歴不問 【歓迎条件】介護職員初任者研修、介護福祉士実務者研修、介護福祉士など資格保有者
【福利厚生】各種社会保険完備、有給休暇制度、産休・育休制度、各種手当(残業手当、通勤手当、資格手当、住宅手当など)、資格取得支援制度、昇給あり、賞与あり、制服貸与

サ高住の待遇や福利厚生は、運営母体や施設規模によっても異なるため、施設を運営している企業や法人のWebサイトを確認してみるのも職場を知る一つの方法です。
また、経営理念や方針に共感できる職場であれば、入職後のギャップが少なく、安心して働けるでしょう。

サ高住の仕事についてよくある質問

ここでは、サ高住の仕事についてよくある質問に回答します。「無資格からサ高住で働ける?」「介護型サ高住と介護付き有料老人ホームの違いが知りたい!」という方は、参考にしてください。

サ高住は資格なしでも働けますか?

サ高住で働くのに必須の資格はなく、無資格・未経験の方も求人に応募して採用されれば働けます。ただし、介護や福祉に関する資格の保有を応募要件にしている施設もあるため、要件を満たしているか確認してから応募しましょう。必須要件が設けられていない職場でも、介護・医療系の資格や経験があると、選考で有利になる可能性があります。
無資格からサ高住で働くことを考えている方は、「サ高住は資格なしでも働ける?応募要件や求人例、転職成功のコツを解説!」の記事をチェックしてみてください。

介護型サ高住と介護付き有料老人ホームの仕事内容の違いは?

「介護型サ高住」と「介護付き有料老人ホーム」で働く介護職員の仕事内容に、大きな違いはありません。介護型サ高住や介護付き有料老人ホームは、要介護認定を受けた方に向けて、身体介護や生活援助、レクリエーションなどの介護サービスを提供します。どちらも介護保険上の「特定施設入居者生活介護」に指定されており、人員基準・設備基準・運営基準などは同様です。なお、介護型サ高住は住まいをベースに介護を選択する仕組みですが、介護付き有料老人ホームは、住居と介護が一体的に提供される施設という違いがあります。
有料老人ホームについては、「有料老人ホームとは?入居対象者やほかの施設との違い、介護職の仕事を解説」の記事をご覧ください。

サ高住の仕事は楽?

サ高住の仕事を楽と感じるかどうかは、働く人の価値観や職場環境によって異なります。入居者さんが比較的自立しており、身体介護の負担が少ない傾向にあるため、「サ高住は楽だ」と感じる職員もいるでしょう。一方で、介護スキルを磨きにくいことや、接遇やマナーが重視されることから、働きにくさを感じる可能性も。メリットとデメリットを理解して、自分に合う職場を選ぶことが大切です。
サ高住の仕事は楽なのか気になる方は、「サ高住の仕事を楽と感じやすい理由は?ほかの施設との違いや仕事内容を解説」の記事をご一読ください。

サ高住の介護職員の働き方とは?

サ高住の介護職員の働き方は、職場ごとにさまざまです。正社員やパート・アルバイト、派遣社員など、多岐にわたる雇用形態があります。
また、勤務形態は、夜勤がある場合「日勤・夜勤」の2交代制や、「日勤・準夜勤・深夜勤」「早番・遅番・夜勤」の3交代制といったシフトが多い傾向があります。

まとめ

「サ高住の仕事がきつい…」と感じる理由として、接遇やマナーに気を配る必要があったり、給与を低いと感じる場合があったりすることが挙げられます。
サ高住で提供が必須とされているサービスは、安否確認と生活相談の2つです。そのため、介護業務が少ない一般型サ高住の場合、介助スキルを思うように磨けないことにもどかしさを感じるかもしれません。

一方で、身体介護による体力的な負担が少ないことをメリットに感じる人もいます。仕事内容がシンプルで全体像を把握しやすいため、未経験の方も業務に馴染みやすいでしょう。

併設事業所の訪問介護の業務を行う場合、一般的な訪問介護とは異なり、周囲にすぐ相談できるスタッフがいるのも魅力です。

「サ高住で働きたい!」「無資格や未経験から働ける職場はある?」という方は、レバウェル介護(旧 きらケア)にご相談ください。キャリアアドバイザーが、ヒアリングをもとにあなたの希望条件に合った求人をご紹介いたします。求人票だけでは分からない実際の業務やシフト体制、人間関係といったリアルな情報もお伝えすることが可能です。
サ高住は職場ごとに仕事内容や特徴が大きく異なるため、「職場の情報を比較したいけど時間がない…」という方もぜひご利用ください。

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執筆者

  • 「レバウェル介護」編集部

    お役立ち情報制作チーム

介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点

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※この記事の掲載情報は2026年7月15日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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