サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)での訪問介護の仕事内容を解説

介護の仕事 2025年7月14日
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この記事のまとめ

「サ高住の訪問介護の仕事ってどんな感じなの?」と気になる方もいるのではないでしょうか。サ高住が提供している訪問介護の仕事内容自体は、在宅の訪問介護での仕事と大きな違いはありませんが、サ高住ならではの特徴もあります。この記事では、サ高住が提供する訪問介護について解説。サ高住で訪問介護に携わるメリットや、転職を成功させるポイントもご紹介するので、ぜひご覧ください。

サ高住は簡単にいうとどんな住宅?種類や入居対象者、仕事内容を解説!

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目次

サ高住で提供する訪問介護サービスとは

サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)で提供する訪問介護サービスとは、入居している方向けに、居室を訪問して訪問介護を実施するサービスのことです。

サ高住は、安否確認と生活相談を基本サービスとして提供している住宅のこと。サ高住には、「一般型」「介護型」の2種類あります。一般型のサ高住では、入居している方が介護が必要になった場合、外部サービスを利用するのが基本です。しかし、施設によっては、介護が必要な方向けに、オプションとして訪問介護サービスを提供していることもあります。

サ高住で訪問介護を実施する理由

サ高住で訪問介護を実施する理由は、入居者さんに介護が必要になった際、新たに外部の介護サービスを探す手間がかからないからです。入居者さんは、サ高住の訪問介護を利用することで、顔見知りの職員にケアをしてもらえます。住み慣れた自宅で介護を受けられるので、安心して生活できるでしょう。

施設側も、すでに信頼関係が築けている方に対応するため、スムーズにケアを提供できます。利用者さんの自宅をまとめて訪問できるため、単独型の訪問介護事業所よりも効率良く業務を進められるメリットもあるようです。

サ高住の訪問介護サービス内容

サ高住の訪問介護サービスの内容は、主に身体介護や生活援助です。

身体介護

身体介護とは、食事介助や入浴介助、排泄介助、更衣介助、整容介助など、利用者さんの身体に直接触れて行う介護を指します。サ高住の訪問介護の業務は、軽介助の割合が高い傾向があるようです。

生活援助

生活援助で行うのは、食事の調理や配膳、掃除、洗濯、買い物代行などです。家事代行の業務に似ていますが、あくまで利用者さんの生活のサポートが仕事。利用者さん以外のご家族に対して、生活援助のサービスを提供することはできません。

サ高住で訪問介護を利用する2つの方法

訪問介護を利用する場合、入居者さん自身が依頼先の事業者を決めなくてはなりません。サ高住で訪問介護を受けるには、地域の訪問介護事業所を利用する方法と、サ高住に併設された訪問介護事業所を利用する方法があります。

1.地域の介護事業者が訪問する

サ高住に入居する前に利用していた訪問介護を継続して利用するケースや、サ高住入居後に地域の訪問介護事業所と利用契約を結ぶケースがあります。サ高住とは違う運営会社の訪問介護事業所で働いていても、サービス契約を結んでいる利用者さんが住んでいれば、サ高住の居室へ訪問することがあるようです。

2.サ高住併設の訪問介護事業所が対応する

訪問介護事業所を併設しているサ高住は、入居者さんの訪問介護を担当することがあります。併設された訪問介護事業所は、地域の訪問介護事業所に比べて、利用者さんの情報共有がしやすいという特徴も。職員は、サ高住の業務と訪問介護の業務を兼務することが多いようです。

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サ高住で訪問介護を兼務するときの働き方

サ高住と訪問介護を兼務する場合、業務スケジュールによって、サ高住の業務に従事する時間帯と訪問介護に入る時間帯が決められる傾向にあるようです。そのため、時間によって業務内容が変わる働き方をします。

サ高住職員と訪問介護の兼務

サ高住の仕事と訪問介護の仕事を兼務する場合、業務スケジュールに合わせて実施するのが基本です。

サ高住の仕事は、安否確認や生活相談への対応、食事の提供、フロント業務など。施設によっては、イベントを開催したり、サークル活動を行ったりすることもあるようです。
また、生活支援サービスをサ高住として実施している場合、サ高住の職員として掃除や洗濯、買い物代行などを行うことも考えられます。24時間体制で入居者さんを見守るサ高住では、夜勤を行うこともあるようです。

サ高住に併設するデイサービスと訪問介護の兼務

サ高住に併設しているデイサービスの仕事を兼務することもあります。その場合、デイサービスでの介護業務やレクリエーションの準備などに対応することも。サ高住の入居者さん以外の利用者さんがいるデイサービスの場合、送迎業務を行う可能性もあります。

訪問介護とデイサービスが併設されているサ高住で働く職員は、サ高住の仕事に加え、訪問介護とデイサービスのすべての業務を兼務することも考えられるでしょう。

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サ高住の訪問介護と在宅の訪問介護の違い

ここでは、サ高住の訪問介護と在宅の訪問介護の違いを解説します。訪問介護の仕事に興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。

職員が訪問する場所

サ高住で行う訪問介護では、サ高住の入居者さんの居室をメインで訪問します。建物内に利用者さんが集まっているので、車や自転車などで利用者さんの自宅を一軒一軒訪問する必要はありません。一方で、在宅の訪問介護では、地域にある利用者さんの自宅を訪問します。

移動時間の負担の大きさ

サ高住は、外部の利用者さんの訪問がなければ、施設内で訪問介護が完結するため、効率良く訪問できる特徴があります。一方、在宅の訪問介護は、利用者さん一人ひとりの自宅を訪問するための移動が必要なので、時間がかかってしまうようです。1件あたりの移動時間は、利用者さんの自宅の場所ごとに異なるので、職員の負担の大きさにも違いがあるでしょう。

サ高住の訪問介護と一般的な在宅の訪問介護では、移動時間の違いがあるため、1日に訪問する件数も異なるようです。

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サ高住で訪問介護をするメリット

サ高住で訪問介護をするメリットは、ほかの職員に業務の相談がしやすいことや居室が整っていること、利用者さんとの関わりが深いことなどです。

ほかの職員に業務の相談がしやすい

サ高住は、職場にほかの職員がいるため、身近な人に仕事の悩みを相談しやすい環境です。同じ敷地内にほかの職員がいるので、1人での対応が難しい場合、すぐに相談したり手伝ってもらったりできるでしょう。サ高住での訪問介護は、「1人で訪問するのは不安…」という人におすすめです。

一方で、在宅の訪問介護は基本的に1人で訪問するので、対応に困った場合は事業所にいるサービス提供責任者に電話で相談する必要があります。

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居室の設備や環境が整っている

サ高住には設備基準があるため、居室の設備や環境がある程度整っています。一般的な訪問介護では、利用者さんの自宅の設備が整っておらず、介護業務がやりにくいことも。訪問先の設備や環境面がネックで訪問介護に挑戦できなかった人は、サ高住の訪問介護を検討してみるのも良いでしょう。

入居者さんに感謝されてやりがいを感じる

訪問介護では、身体介護や生活援助を行うため、利用者さんとの関わりが密接になります。加えて、サ高住で生活をサポートすることで、直接感謝の言葉をもらえることもあり、仕事のやりがいにつながるでしょう。

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介護のスキルを身につけられる

訪問介護の仕事をすることで、サ高住の安否確認や生活相談の業務だけでは身につけられない、実践的な介護の知識やスキルを身につけられます。介護の知識やスキルを習得すると、転職する際に有利になるなど、キャリアアップを目指すことにもつながるでしょう。

サ高住の訪問介護に必要な資格

無資格だと1人で身体介護ができないので、サ高住で訪問介護に携わるには、基本的に介護職員初任者研修以上の資格が必要です。介護福祉士実務者研修や介護福祉士の資格がある方も、訪問介護に携われます。なお、身体介護を行わない場合も、生活援助従事者研修以上の資格が必要です。

サ高住の通常業務は無資格の方も担当できるため、訪問業務に携わりたい方は、働きながら資格取得を目指すのも良いでしょう。

初任者研修の取得を検討している方は、「介護職員初任者研修とはどんな資格?受講費用を抑える方法や取得のメリット」の記事もあわせてご覧ください。

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訪問介護を併設するサ高住への転職を成功させるポイント

ここでは、訪問介護を併設するサ高住への転職を成功させるポイントを解説します。サ高住で訪問介護を行いたいと考えている方は、ぜひチェックしてみてください。

併設する介護サービスを確認する

サ高住は、訪問介護サービスやデイサービスなどを併設している施設が多い傾向にあります。まず、自分がどのような働き方をしたいのかを明確にして、希望の働き方を叶えられる職場かどうか確認しましょう。サ高住で訪問介護の仕事を兼務したい場合は、訪問介護事業所が併設されているかチェックすることが大切です。

スタッフの仕事内容を確認する

サ高住の仕事内容は施設によって違いがあります。見守りや安否確認のみのサ高住もあれば、訪問介護員と同様の業務が含まれている場合もあるので、入職後にギャップを感じないために仕事内容をしっかり確認しましょう。

労働条件や資格要件を確認する

サ高住への転職を成功させるには、給与や勤務時間、夜勤の有無、資格要件を確認することが大切です。給与や勤務時間などに不満があると、退職につながってしまう可能性があるので、よく確認して長く働き続けられる職場かどうか判断しましょう。なお、サ高住の求人は、「コンシェルジュ」や「介護職」など、募集職種の名称が統一されていないことがあります。

また、訪問介護を兼務する際は、初任者研修以上の資格を求められるのが基本。無資格の方は、資格取得支援制度のある求人に応募するのもおすすめです。

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転職エージェントで情報収集する

転職エージェントを利用すると、アドバイザーが施設の情報を教えてくれます。仕事内容や職場の雰囲気、給与、残業の有無など、基本的な情報から施設に直接利きにくい内容まで教えてもらえるので、効率的に情報収集が可能です。
働きながらの転職で、転職活動の時間を多く取れない場合も、転職エージェントを活用することで希望に合った求人を見つけやすくなります。

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サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)の訪問介護のよくある質問

ここでは、サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)の訪問介護に関するよくある質問に回答します。「サ高住で訪問介護をしたい」と考えている方は、ぜひご一読ください。

サ高住の訪問介護の仕事内容は?

サ高住の訪問介護の仕事内容は、身体介護や生活援助などです。サ高住内に利用者さんの自宅が多く集まっているので、移動しやすいという特徴があり、訪問件数は一般的な訪問介護より多い傾向にあります。また、サ高住に併設している訪問介護事業所で働く場合、サ高住の入居者さんの安否確認や生活相談の業務を兼務することがあるようです。

サ高住の仕事ってきついの?

サ高住の仕事をきついと感じるかどうかは人によります。一般型サ高住の仕事は、「身体的な負担は少ないものの、逆にやりがいを感じられずきつい」と感じる場合があるようです。また、「介護業務が少ないイメージで入職したから、デイサービスの兼務にギャップを感じてきつい」と感じることもあるかもしれません。仕事できついと感じるポイントは人それぞれなので、事前に仕事内容を確認し、納得して就職することが大切です。
サ高住の仕事できついと感じることは、「サ高住を辞めたいと思う7つの理由とは?転職を成功させるポイントを解説!」の記事で解説しています。

サ高住の訪問介護はなぜ減算になったの?

サ高住の敷地内にある訪問介護事業所は、同一建物減算の対象となります。同一建物減算とは、同一敷地内もしくは隣接する敷地内の建物で介護サービスを提供する際に、介護報酬が減算される制度です。
厚生労働省の「令和6年度介護報酬改定の主な事項について(p.40)」によると、サ高住の入居者さんに訪問介護サービスを提供する場合、状況に応じて10~15%介護報酬が減算になります。減算される理由は、単独型の訪問介護事業所との間に収支率が生じないように配慮するためです。サ高住併設の事業所で入居者さんに訪問介護を行う場合、移動に時間や費用がかからないため、単独型の訪問介護事業所と公平な運営になるよう、減算の規定が設けられています。

まとめ

サ高住の訪問介護サービスでは、主にサ高住に入居している方を対象として介護サービスを提供しています。サ高住で訪問介護を行うことで、利用者さんが顔見知りのスタッフに介護してもらえたり、職員が利用者さんとの信頼関係を築きやすかったりする利点があるようです。

サ高住で訪問介護サービスを提供する場合、サ高住の業務と訪問介護の業務をスケジュールで区切るため、時間によって業務内容が変わります。サ高住で訪問介護を行うメリットは、「ほかの職員に仕事の相談がしやすい」「入居者さんに感謝されてやりがいを感じる」「介護のスキルを身につけられる」などです。訪問介護事業所を併設するサ高住への転職を考えている方は、転職エージェントを活用すると良いでしょう。

サ高住や訪問介護の仕事に興味がある方は、レバウェル介護(旧 きらケア)へご相談ください。レバウェル介護(旧 きらケア)は、介護業界に特化した転職エージェントです。豊富な求人の中から、訪問介護の業務が行えるサ高住の求人をご紹介いたします。
専任のアドバイザーが転職活動をサポートし、仕事内容や給与などの情報を詳しく伝えるので、入職後のギャップも軽減できるでしょう。「サ高住で働きながらスキルアップもしたい」と考えている方は、お気軽にご相談ください。

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執筆者

  • 「レバウェル介護」編集部

    お役立ち情報制作チーム

介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点

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※この記事の掲載情報は2025年7月14日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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