
この記事のまとめ
- サ高住の職員が「辞めたい」と思う理由は、仕事内容に対する不満など
- 円満に退職するためには、はっきりと辞意を伝えることが大切
- サ高住の職員が転職先を選ぶ際は、定着率や研修制度をチェックする
「サ高住を辞めたい」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。サ高住で働く介護職員のなかには、「入職前にイメージしていた仕事内容と違った」などの理由から、辞めたいと感じてしまうことがあるようです。この記事では、サ高住を辞めたいと感じる主な理由を解説します。また、現在就職しているサ高住からほかの介護施設へ転職する際のポイントもまとめているので、辞めたいと感じている人は、ぜひ参考にしてみてください。
サ高住は簡単にいうとどんな住宅?種類や入居対象者、仕事内容を解説!目次
サ高住を辞めたいと感じる7つの理由
サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)を辞めたいと感じる理由には、入職前と入職後のイメージギャップや職場への不安といったものが挙げられます。
ここでは、サ高住を辞めたい理由としてよく挙がるものを7つご紹介するので、転職を考えている方は参考にしてみましょう。
「サ高住の仕事を辞めたい…」と悩んでいる方は、後述する「サ高住からの転職先を選ぶ4つのポイント」もチェックしてみてください。
1.介護スキルを活かせず、やりがいを感じない
サ高住の利用者さんは自立した方が多いので、安否確認やコンシェルジュの役割だけで1日の業務が終了する場合があります。介護サービスは外部に委託している場合もあり、介護職としてのスキルを発揮したい人は仕事に物足りなさを感じてしまうことがあるようです。
最近では要介護者や認知症の方を受け入れている施設も増えており、介護スキルを活用できる場合も。現在の仕事から転職したいと考えている人は、業務内容をしっかりと確認することが重要です。
2.入居者さんとのコミュニケーションが大変
利用者さんとのコミュニケーションに問題が生じている場合も、サ高住を辞めたいと感じる理由になります。自立している利用者さんが多いサ高住では、生活スタイルなどへのこだわりが強い方も珍しくなく、利用者さん同士や職員とのトラブルに発展してしまうこともあります。利用者さん同士の揉め事の場合は、間に入らなくてはいけない場面もあるでしょう。頻繁にトラブルが生じる場合、モチベーションが下がってしまうのも無理はありません。
3.仕事内容にギャップを感じる
自分が思っていた仕事内容と実際の業務が異なり、そのギャップから辞めたいと感じてしまう人もいます。サ高住の運営方針は多様化しており、手厚い介護サービスを提供している職場も。介護をほとんどしないというイメージでそのようなサ高住に就くと、イメージしていた業務内容にギャップを感じ、ストレスを抱えてしまうこともあるでしょう。また、入社前の説明が不十分で、「事前に聞いていた仕事内容と異なる」と感じるパターンもあります。
自分のイメージや聞いていた仕事内容と実際の業務内容が異なると、心身への負担を大きく感じるので、辞めたくなってしまうようです。
4.人手不足でしんどい
一般型のサ高住では、利用者さんに対しての職員人数に規定がなく、ケアの専門家を1人以上配置すれば問題ありません。そのため、職員の人手不足に悩まされる場合があります。利用者さんの人数や状況によっては、日々の業務が手一杯になってしまうことも考えられるでしょう。
多忙な日々が続くとミスが発生しやすく、利用者さんや職員の怪我・事故につながりかねません。人手不足による不安から、サ高住を辞めたいと考える人もいるようです。
5.他業務との兼務が必要な場合がある
サ高住は、利用者さんの安否確認と日常生活の相談を基本にしていますが、実際に働いてみると他業務と兼務しなければならない場合も少なくありません。利用者さんが介護サービスを受ける際には、個別での契約が必要です。その契約先がサ高住と同じ法人だと、職員が介護サービスを兼務する場合もあります。その結果、仕事内容の切り替えや業務時間の線引きが難しくなり、仕事を辞めたいと感じてしまう人もいるでしょう。
6.サ高住の運営が不安定
サ高住は、ほかの介護施設と比較すると開設しやすいため、介護に精通していない個人経営者が事業を立ち上げる場合もあります。そのため、利用者さんや収益の管理不足を理由に、閉鎖や倒産に追い込まれる施設もあるようです。
経営悪化により人件費削減が始まると労働環境が悪化するため、安心して働ける体制が整備されていないことも、辞めたいと考える理由の一つといえます。
7.スケジュールの予想が立てにくい
介護サービスを兼務しているサ高住では、1日のスケジュールが変動しやすい傾向にあります。慣れないうちは、サ高住の職員としてのサービスと介護職としてのサービスが混ざって混乱してしまう場合も。業務スケジュールが変動的だと予定を立てにくくなり、ストレスから辞めたいと考えてしまう人もいます。
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サ高住の仕事に向いている人の特徴
ここでは、サ高住の仕事に向いている人の特徴をご紹介します。自分には向いていないと思っても、客観視すると向いている場合もあります。自分がサ高住から転職すべきかどうか判断する際の参考にしてください。
レクリエーションに活かせる特技がある人
サ高住では自立している人が多いこともあり、レクリエーションの時間は大切な時間です。場を盛り上げるのが得意な人やピアノをはじめとする楽器が弾ける人は、サ高住で重宝されるかもしれません。レクリエーションを通じて利用者さんに有意義な時間を提供できれば、仕事に対するモチベーションアップにつながるでしょう。
臨機応変に対応できる人
サ高住で利用者さんの怪我や体調変化が発生した場合、職員間でトラブルへの対応が求められます。トラブルが発生した際に落ち着いて効率的に動ける人は、サ高住で長期活躍できるでしょう。
まだサ高住での仕事に慣れていない人は、業務をこなしていくうちに仕事に向いているかどうかを判断できます。働き始めたころは、「向いていないかも…」と悩むかもしれませんが、安易に判断しないようにしましょう。
コミュニケーション能力が高い人
サ高住で活躍を続けるには、職員と利用者さんが良好な関係を築くことが大切です。元気な利用者さんが多いサ高住だからこそ、人とコミュニケーションを取るのが得意な人は円滑に業務を進められます。利用者さんの気持ちに寄り添ってサポートできれば、サ高住での仕事に充実感を見いだせるでしょう。
円満にサ高住を退職するコツ
サ高住を退職したいと考えている場合は、まず「辞めたい…」と感じる理由を明確にしましょう。そのうえで、抱えている問題を退職せずに解決する方法がないか考えます。
「辞めたい」と感じる問題を解決することが難しい場合は、円満に退職をすることを考えましょう。退職の意思が固まったら、直属の上司に辞意を伝えます。上司に伝える場は、事前にアポイントを取っておきましょう。上司に伝える際に、曖昧に退職する旨を伝えると引き止められる可能性が高まるので、しっかりと辞意を伝えることが大切です。退職希望日の1ヶ月前までに伝えるのが一般的ですが、事前に就業規則を確認しておきましょう。
退職届が受理されたら、業務の引き継ぎを行います。後任者がいる場合は、直接伝えられますが、後任者が業務を確認したり、新人職員が仕事を覚えたりするためにも、マニュアルを作成しておくと良いでしょう。引き継ぎが済んだら、有給休暇の消化や返却する物・受け取る書類を確認して、円満に退職できるようにします。
辞意を伝えても、引き止められたり、なかなか退職させてもらえなかったりする可能性もゼロではありません。スムーズに退職させてもらえない場合は、労働基準監督署に相談してみましょう。労働基準監督署は、労働基準関係法令に基づき、労働者の労働条件や安全などが守られているか監督し、問題があれば指導や勧告を行う役割があります。
サ高住からの転職先を選ぶ4つのポイント
現在勤めていているサ高住から別の介護施設へ転職する際は、職員の定着率や職場の体制をチェックすることが大切です。サ高住のサービス内容は、施設の運営方針によって異なります。働いてから「イメージと違っていた…」ということがないよう、下記のポイントを事前にチェックしましょう。
1.長く働いている職員が多く、人材の定着率が高い
現在勤めているサ高住よりも働きやすい職場を探す場合は、職員の定着率に着目してみましょう。長く働いている人が多い職場は、職員へのサポートが充実している職場である可能性が高いことも。求人が繰り返し出ている介護施設は職員の出入りが激しいことも考えられるため、求人を掲載している背景を調べるのが重要といえます。
2.研修制度が豊富で、スキルを身につけられる
介護資格を有していない人や経験が浅い方は、研修制度が充実している職場の求人を探してみましょう。教育体制がしっかりとしている施設に入職できれば、先輩職員によるサポートを受けながら着実にスキルを身につけられます。施設によっては資格取得支援制度を取り入れているので、働きながらスキルアップを実現できるでしょう。
3.自分に合った仕事内容である
転職を成功させるには、自分に合った仕事内容の職場に転職することが重要です。志望先の1日のスケジュールや業務内容、勤務時間などを確認するようにしましょう。志望先と希望する勤務スタイルが異なると、早期離職につながる可能性があります。
体力に自信のない方や変動する業務が苦手な人は、日勤のみのデイサービスや訪問介護、グループホームなどの仕事が向いているかもしれません。介護スキルを活かして働きたい人は、特別養護老人ホームや有料老人ホームに応募してみるのも良いでしょう。
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4.現場と経営側の仕事への向き合い方が揃っている
より良い環境で働くためにも、現場と経営側が同じ方針で仕事をしているかをチェックしましょう。経営側が現場に対する理解を示していないと齟齬が生じ、やりたい仕事を実現できない場合があります。転職活動の際は、利用者さんやサービス提供について、経営側がどのような視点を大事にしているかを掴むことが大切です。
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求人探しに悩んだら転職エージェントを活用しよう
求人の探し方や自分に合った職場が分からないという方は、転職エージェントを活用しましょう。転職エージェントでは、専任のキャリアアドバイザーがヒアリングをもとに希望条件に合った求人をご紹介。「面接が苦手…」「転職活動の時間が取れない…」「職場の雰囲気を知りたい」など、どのような悩みや相談にも寄り添い、転職成功のためにサポートします。
レバウェル介護(旧 きらケア)は、介護業界に特化した転職エージェントで、アドバイザーが求人探しから入職後のフォローまで一貫したサポートを提供します。「サ高住の仕事が合うか分からない…」とお悩みの方もお気軽にご相談ください。
その悩み、解決できるかも
サ高住についてよくある質問
ここでは、サ高住についてよくある質問にお答えします。サ高住の仕事に興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。
サ高住の仕事がきついって本当?
サ高住の仕事は必ずしもきついというわけではありません。向き不向きがあるため人によっては、「きつい」と感じるようです。また、事業所によって仕事内容が異なるので、サ高住の仕事を一括りにして判断するのは難しいでしょう。
応募先の仕事内容をしっかりと聞き、自分に合う仕事かどうか判断することが大切です。「サ高住の仕事に向いている人の特徴」で紹介した、向いている人の特徴を参考にして、サ高住の仕事が自分に合っているのか考えてみましょう。
サ高住でも身体介助をすることがあるの?
サ高住によっては訪問介護やデイサービスが併設しており、介護業務を兼務する場合があります。また、介護型のサ高住では身体介護が業務に含まれることがあるでしょう。
サ高住の訪問介護については、「サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)での訪問介護の仕事内容を解説」で詳しく解説しているのでご一読ください。なお、「身体介護をあまりしたくない…」という方は、見守り業務・生活援助のみのサ高住やデイサービス、グループホームなどに転職すると良いでしょう。
サ高住の仕事は楽しいの?
サ高住は、特養や老健と比較すると利用者さんの自立度が高い傾向があります。利用者さんと会話を楽しんだり、レクリエーションで一緒に身体を動かしたりすることを楽しいと感じることがあるようです。
サ高住の仕事内容については、「サ高住の仕事は楽?きつい?仕事内容や働くメリットをご紹介」の記事でも解説しているので、あわせてご一読ください。
まとめ
「サ高住を辞めたい…」と感じる理由には、入社前に想像していた仕事とイメージが違ったり、兼務が負担になったりすることなどが挙げられます。無理して働き続ける必要はありませんが、スキルや適性次第ではサ高住での仕事に合っている場合もあるので、安易に退職を決めないようにしましょう。
サ高住の仕事が向いている人は、レクリエーションの企画力がある人や臨機応変な対応ができる人、コミュニケーション能力が優れている人です。
サ高住から転職をする際は、「離職率が低いこと」「スキルを身につけられる環境が整っていること」「仕事内容が自分に合っていること」「介護職員と運営側の仕事への向き合い方が一致していること」という4つのポイントを重視しましょう。
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執筆者

「レバウェル介護」編集部
お役立ち情報制作チーム
介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点


